多人数で神話を創る試み『ゆらぎの神話』の、徹底した用語解説を主眼に置いて作成します。蒐集に於いて一番えげつないサイトです。

八尺尺八のタバクシャラス。レストロオセの四十四騎士のひとり。
元の種族は鰭耳人

鍛え上げられた肉体はまさに筋骨隆々、それでいて肉体美と機能美が共存する芸術的実存だ。
地獄に堕ちてなお、その輝きと煌きは失われていない。
彼に呼びかけるときの掛け声は「オッス!兄貴!」と決まっている。
地獄で最もァツーィ!漢として某三兄弟からも注目されているとかいないとか。

人肉嗜好。

タバクシャラスは肉体全体や特定の部位に活力を与え、より逞しく生まれ変わらせる。

軍神タバクシャラス

ジャッフハリム、すなわち我々の知識で言うところの古代ペルシャに相当する地域で軍神の一柱としてあがめられていたこの神は、後世レストロオセが邪悪なる暴君に貶められた後悪魔の一体にまでその地位を落とす。
現存する悪魔としての資料には、タバクシャラスは同性愛と人食いを司る悪徳の存在であり、また肛門性交によって自らへの祈祷とするという記述が残されている。また生き血や穢れ無き幼児の生贄によって召還され、呼び出した者に強靱な肉体を授けるという。
極めて典型的なカタチの悪魔像ではあるが、堕落させられた神格として、このような形態は非常にチープでありまたありがちなものである。

原型としてのタバクシャラスが男性性の象徴であったことは確かであり、その肉体美や壮健さを礼賛する傾向があったのは確かであるが、当時拡大傾向があり版図を広げ続けていたジャッフハリムの性質を考えれば、軍神や武神が数多く必要とされたのも必然と言える。本来ならば大元となる一体がいれば事足りるのだが、次々と各地を征服、併合していったジャッフハリムはその土地の土着神を自らの宗教の中に取り込み、習合するという文化政策を採っていた。このため、元は一柱であった武神が多数に分裂し、起源としての武神は自然消滅し、無数の武神が乱立するカタチとなった。
オリジナルの武神が各地の神々を乗っ取り、同化したのであると見て取ることも可能だが、逆に言えば各地の神々が大元の神の要素を奪い、吸収しきってしまったのだとも言える。
いずれにせよ、タバクシャラスはそうした武神の一柱であったことは間違いない。
各地で習合された武神の群れは全てジャッフハリムの中枢でまとめ上げられた為、起源となる地点は現在は不明である。しかしながら、その同性愛、同族食いという性質からある程度の予測は可能だ。
共に現在は大神院の律法によって禁忌とされる同性愛と同族食いであるが、これは何の由来もなく付加された性質では無く、元来タバクシャラスが備えていた性質を大神院にとっての悪徳に貶めたモノであろう。
ではその性質とは何か? それは、同一性である。
同性愛、そして同族食い。

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