ゆらぎの神話百科事典

竜神信教総本山で竜導師長を務める青年。
アザミ機関?など、外部の竜神信仰関係者からは「西のお方」と呼ばれている。

彼は、ゼオーティア教圏からの竜神信教への迫害による被害を直接受けた世代でもあり。
その若さからか、大神院に対する敵意が強く、たとえ教義そのものに反していようと
ゼオートの神話に連なるものは全て切り捨てようとしているきらいがある。

実は、九頭竜の巫女の第六位である矛盾竜の巫女は彼の生別れの姉である、だが当人達はその事を知らされていない。
しかし、葛本人は無意識的にしろ何か引っ掛かるものがあるようで、彼女の奇行の尻拭いに
右往左往させられる毎日に辟易としながらも、何故か彼女を放っておくことができない様である。
因みに、その所為で六位に関わる事が多くなった彼は、彼女の従者から明確な殺意と共に剣先を向けられる事となる。

彼の竜導師長としての腕は確かなようで、祖国近辺への千呪来訪による危機を逸早く気づき
その調査を、界竜の巫女の恋人（本人達は否定するだろうが）であった閃樹に依頼した。