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【竜環教】
竜神信仰の一派。界竜ファーゾナーを円環竜と呼び、頭と尾が融合した巨竜であると信じる。
ファーゾナーの体によって全宇宙が支えているとされ、ファーゾナーの姿が見られず
信じられていないのは、あまりにも巨大で人の想像を絶した存在であるから、とする。
竜神信教で『創生竜』と呼ばれる残りの八頭の竜はファーゾナーの仔であり、
円環となったために牙を失ったファーゾナーを守護するとされる。

竜環教の教団はヌアランダーラの『株』をかくまい、彼らとのつながりを持つようになった。
しかしこのことでナルマミンガ(ヌアランダーラと同類の生物)の『株』によって
甚だしい害を受けていた大神院キュトスの姉妹から敵視されていた時期がある。

ヌアランダーラやその『株』と接触をもった以降の伝承文書には
メビウスゼロウロボロス?円環理論円槍説?(https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/movie/7039... )など聞き慣れない単語が現れるようになる。
その中には未だ意味が判然としないものも少なくない。
竜環教の教団はかつてヌアランダーラらとつながりを持ったものの、
信者がみな手放しに良い感情を抱いているわけではない。ヌアランダーラが語ったという
『天地に比類なき力をもつがゆえに退屈に苛まれ、心の底で自分の破滅を望む超越神』
(一説には、これがメビウスゼロだという)の神観の影響を受けた異端宗派が生まれたからである。
またヌアランダーラとの関わりがきっかけで大神院やキュトスの姉妹との対立が
起こったという事と合わせて、ヌアランダーラと『株』を疫病神のように考えるむきもある。

その異端が生まれたのは、終末思想の流行する乱世だった。
破滅を試練に、世界の死を楽園という形での再生に結びつけるその宗派は、
ヌアランダーラの語った神観の影響がなくても生まれていたかもしれない。
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