竜胆辰蔵

レプティリアン

秘密結社イルミナティのアデプトで竜胆辰雄の父。
竜胆うろ子の祖父だが孫娘の誕生の前に亡くなっている。
戦時中に10歳にもならない年齢で霊体そのものを強化する手術を受けさせられ、
当時並行して行われていた「霊的交戦」に参加させられる。
そこで敵対勢力の有力者ロントラ大師の舌を奪うなど
他の被験者に比べてもずば抜けた功績をあげる。
なおこの大師は舌を奪われたことで呼吸法が乱れ、
間もなく他のレプティリアンによって殺害されることになる。
そのレプティリアンにあえて花を持たせ、
自分の味方につけたとも言われている。

戦後はスズメバチ・グループの前身となる企業に入社し、
イルミナティの企業内ロッジを築くと同時に同社の成長を支えた。
高度経済成長の時代に行われた開発においては、自然を守護する
妖怪たちを屈服させたり根絶したりしてスズメバチ社の開発事業に大きく貢献した。

死の直前に儀式を行い、現世に霊魂のまま存在することに成功している。
これには霊体強化によるところが大きいとされている。

後述の性癖もあって常時爪切りを携帯している。

性癖

実力を認めた相手の体の一部をとっておきたがる性格を持つ。
体の一部ではない「思い出の品」にはあまり興味をそそられない。
爪や鱗、髪の毛などを取っておき、整理して大切に保管する。
身内からも内心で気持ち悪がられているが、彼は自分の性癖を理解できない相手のことを、
目に見える形で絆をとっておくことの尊さを理解できないかわいそうな人達だと思っている。

検査・調査の済んだロントラ大師の舌を引き取って臍の緒のように桐箱に収めたり、
自ら止めを刺した強力な化け狸龍喰丸の玉袋をなめして加工するのもこの延長線上にある。