最終更新: fugal_shimane_tama 2010年09月21日(火) 15:58:57履歴
玉湯川沿いに旅館などが立ち並ぶ。松江、出雲などの観光地にも近く、観光拠点として重宝されるが、基本的に料金設定は高く、数寄屋造りの高級和風旅館が多く並ぶ。歓楽色は一切なく、歴史を重んじた落ち着いた風格を見せる。その他、川沿いに足湯、日帰り温浴施設、温泉を兼ねた多目的ホール「玉造温泉ゆ〜ゆ」が存在する。会議室やコンベンションホールも併設した複合施設である。玉造温泉ゆ〜ゆ前では、朝市も行われる。有名な宍道湖七珍を始め、冬場はカニなどが食卓に上る。
温泉街の入り口あたりの遥か上方を、山陰自動車道が通過している。
温泉街の入り口あたりの遥か上方を、山陰自動車道が通過している。
奈良時代開湯といわれる古湯で、少彦名命が発見したと伝えられている。『出雲国風土記』抄にも記載があり、神の湯として知られた。また江戸時代には松江藩藩主の静養の地となっており、湯之介と呼ばれる温泉を管理する役職も設けられていた。玉造という名の由来は、この地にある花仙山で良質の青瑪瑙が採掘できたために、この地の人々が玉造を生業としていたことに由来していると考えられる。三種の神器の一つ、八尺瓊勾玉(やさかにのまがたま)も櫛明玉命(くしあかるだまのみこと)によってこの地で造られたと言われている。玉作湯神社にはその櫛明玉命を祀っており、多数の勾玉や管玉が社宝として保管されている。
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