風邪を引いて熱を出してしまった伊波さん、
お母さんも仕事に行ってしまい、おうちで一人寝ていました。
今日はバイトのシフトもあったのに休んじゃって、
申し訳なさと寂しさでいっぱいです。

症状も治まって、うつらうつらと心地よく眠たくなってきたところに鳴り響くチャイムの音、
ちょっぴり不機嫌になりながら玄関まで行ってみると、そこにはなんと小鳥遊君。
話を聞いて少し心配になったので、お見舞いと看病に来てくれたのだとか。

突然の訪問にドギマギの伊波さん。
頬が熱いのは、風邪のせいでしょうか。
それとも・・・・・・？


瞬間的に熱が上がってふらつくいなみん。
小鳥遊に支えられて部屋に戻ります。
すみません。具合悪いのに。と謝る小鳥遊。
いいの。と小さく言い、小鳥遊の袖を掴みっぱなしのいなみん。


とりあえず熱を、といっておでこに手を遣る小鳥遊
びっくりして殴りかかるいなみんであるが、ふらついて力が出ない。
ほっとしたがすぐそれも心配になり、
治るまで看病しますからね、と小鳥遊。

「あ、熱上がった」


「薬飲みましたか？｣
「ううん、まだ」
「ごはんは？」
「さっきまで起きられなかったから･･････。｣
「わかりました、じゃあおかゆ作ってきますね｣

「さあ、できましたよ」
「ご、ごめんね」
「いいんですよ、じゃあ食べさせてあげますね｣
「え、え？い、いいよ自分でやるから･･････｣
「病人なんだからおとなしくしててください。そうだ、冷まさないと･･････｣
ふー、ふー
「（あっ、小鳥遊くんの息がおかゆに･･････)｣ぽーーーーー
「もういいですね、さあ、あーんして」
「え？は、はい。・・・・・・あーん」

「……(パク)」
沸騰いなみん

「え、ね、熱上がってませんか？！」
「違うの、これは、その！！」
「パジャマもビッショリじゃないですか！！着替えたがいいですよ。
　一人で大丈夫ですか？」

　ルートA「タオル、取ってきて下さい」
　ルートB「だ、大丈夫よ」