少女剣士32-2

書いた人:35HR

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改造分娩台のモニター機能によって
とらえられる少女の子宮内部。

そこに、映し出されれているのは、
触手とも人間ともつかぬ、あまりにもグロテスクな奇形児の姿だった。

むしろ、完全な触手の姿をしていた方が、まだ救われたかもしれない。
しかし、その生き物は、下等生物にはありえない巨大な頭部、
異形の中にもどことなく人間を思わせる表情、
前肢の先端に生えた、5本の指のようなものを持った手、
要所、要所に色濃く残る人の面影が、間違いなく
この化け物の遺伝子の半分は、少女から受け継がれた物なのだと
イヤでも認識させられる。

少女の子宮が、化け物の精子と『共同作業』で
つくってしまった、おぞましい愛児。
異形の中にも、人の形が混じり込んでいるその姿が、
余計に嫌悪感を煽る。

そんな、醜い肉塊が、子宮という女性の聖域で、
母胎からたっぷりと栄養を与えられ
すくすくと育っていくのだ。

おぞまし化け物の母になる。
女性として最悪の陵辱に、少女は半狂乱で泣き叫んだ。



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