日本大学アメフト部のコーチ。日本大学アメリカンフットボール部は「フェニックス」という愛称があり、関東学生アメリカンフットボール連盟にも所属している。

アメリカンフットボール

アメリカンフットボールといえば皆さんはどこのチームを思い浮かべるだろうか?
アメリカNFLのチーム?社会人のチーム?大学のチーム?
たくさんあると思いますが私は、大学アメリカンフットボールである。
日本アメリカンフットボール協会によると、日本のアメフト界の中心は大学のであり、2013年度の全国登録選手約1万4700人中、大学生が半数の約7300人を占めていると発表されている。
大学の中でも私が好きなのは、日大のアメリカンフットボールのチームである。

アメリカンフットボールとは

まず、アメリカンフットボールそのもののことを説明していきたい。
アメリカンフットボールとは、フットボールの種類の一つに分類され、楕円形のボールを利用して、2つのチームで得点を競い合う競技である。略称はアメフトと呼ばれていることが多い。漢字で書くと名前は米式蹴球であることを知っていただろうか?
アメリカでは、一番人気のあるスポーツであり、アメリカの国技とも呼ばれている。
アメリカンフットボールの本場はアメリカなので、絶対的に強いと言われており、日本は世界的に見ると3位にランク付けされているのである。
ラグビーと混合される人も多くいるのですが、大きな違いは、アメリカンフットボールは、人工芝でプレーを行うことがありますし、ルール面では前にいる選手へのパスが可能ということである。攻守がはっきりしていることも大きな違いである。

アメリカンフットボールには大学日本一を決める甲子園ボウルという大会がある。
甲子園ボウルとは、全日本大学アメリカンフットボール選手権大会の決勝戦のことである。甲子園ボウルが行われる日程は、毎年決まっており、12月の第3日曜日に行われる。
甲子園ボウルが開催される場所は、兵庫県の西宮市にある阪神甲子園球場で行われており、主催しているのは、日本アメリカンフットボール協会と毎日新聞社である。
特別協賛という、協賛の中で一番多く出資を行う企業が三菱電機であり、2016年から務めているため、甲子園ボウルの現在の正式名称は「三菱電機杯毎日甲子園ボウル」なのである。

甲子園ボウル

日大はこの甲子園ボウルの出場・優勝回数が多いことより「東の日大、西の関学(関西学院大学)」と言われており東西の大学アメフトの中心でした。
2008年までは、「東西大学王座決定戦」として、関東学生リーグと関西学生リーグの王者同士が対戦する形で大学での王座を争っていたのですが、2009年のシーズンから、変更となり全国の8連盟による全日本大学選手権の開始と共に、その決勝戦としての舞台に移行となっている。
ちなみにこの関学との対決は、日大のチームカラーが赤(スクールカラーは緋色である)、関学のチームカラーが青であることから、「赤と青の対決」とも呼ばれている。
日大は71年の伝統を誇る甲子園ボウルで実に20回も優勝している。

黄金期

特に1978年から1990年までの13年間で9回の優勝をする黄金期が存在する。
この時代のスーパースターこそ、今なお日大アメフト部を支えている井ノ口忠男氏である。
井ノ口忠男さんとは日大アメフト部の黄金期をスタートさせたスーパースターの一人である。
この時期は日大が甲子園ボウルでも13年で9回の優勝を誇っていた時期であり、日大の代名詞とも言える「ショットガンオフェンス」が生まれたときでもある。
この当時は井ノ口忠男さん、QBの東野さんを中心とした、最強日大を倒すことが、東、西問わず目標だったと思われる。

近年は、2007年の第62回甲子園ボウル(大阪市長居陸上競技場で開催)にて「赤と青の対決」が実現。ただし、当時のルール上、日大が白色のジャージを着用することになった。結果は41-38で、日大の惜敗となった。また、翌2008年のヨコハマボウルでも同じカードが実現。この時は日大が勝利した。

そして、2011年12月18日に阪神甲子園球場で開催された、第66回甲子園ボウル=第3回全日本大学アメリカンフットボール選手権大会・決勝戦においては、4年前と同じカードである対関学(西日本代表)戦が行われたが24-3となり、東日本代表の日大の優勝はならなかった。なお同試合は、ルール変更および両校・関係者協議の結果、22年ぶりに両校ともカラージャージを着用した、真の「赤と青の対決」として行われた。
その2年後の、2013年12月15日に阪神甲子園球場で行われた、パナソニック杯 第68回毎日甲子園ボウルで「赤と青の対決」が実現したのであるが、9-23となり、また東日本代表の日大の優勝はならなかった。

その翌年の2014年12月14日に阪神甲子園球場で、パナソニック杯 第69回毎日甲子園ボウルにて近年で最後の「赤と青の対決」が実現をしたのですが、10-55という結果となっている。関西学院大学が日本大学を破って4連覇を成し遂げた結果となったのである。
大学アメフトは人気も関西が関東よりも高いので、会場は歓声に包まれていた。
最近の試合では、関西学院大学が強く、日本大学が負けている傾向にあるが、応援している身として、今後も頑張ってもらいたいと思っている。

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