BBSPINKちゃんねる内で発表されたチャングムの誓いのSS(二次小説)を収集した保管庫です

   ヨンセン×ヨンノ  「愛 憎」       見習尚宮様


「ユン尚宮が亡くなりました」

知らせを受けたとき、ヨンセンは直ぐにはその事実が飲み込めなかった。
ユン尚宮… ヨンノが?
呆然とするヨンセンを心配して、ミン尚宮やチャンイが話しかけるものの
ヨンセンは返事が出来ない。そして、気づくと涙がとめどなく溢れてきた。

ヨンノ、あなたは幼い頃から私やチャングムに散々意地悪してきたわね。
憎くて憎くてたまらなかった子のはずなのに、何故こんなに涙が出るのかしら?
ヨンセンの脳裏には、センガクシ時代からのヨンノとの様々な思い出が浮かんできた。

そしてあの夜の出来事も…


   
ハン尚宮とチャングムが宮中から追放され、失意の日々を送っていたヨンセンは
偶然にも王の犬と遊んでいたところ、王に見初められ承恩尚宮として迎えられたのである。
それからしばらく経ったある晩、ヨンノが改めてお祝いを申し上げたいと、
ヨンセンの住まいを訪れ目通りを願った。ヨンセンはヨンノを部屋に招き入れ、
2人は久しぶりに向かい合って座った。

「イ尚宮様、この度は誠におめでとうございます。これはささやかな贈り物でございます。」
「本当にそう思っているのかしら?」
「幼い頃から苦労を共にして参りましたのに、あんまりなお言葉でございます。」
「そう思うのだったら、チャングムを返して!チョン尚宮様やハン尚宮様を返して!」
「イ尚宮様…」 痛いところを突かれたヨンノは黙り込んでしまった。
そんなヨンノを見たヨンセンは、心の奥に封じ込めていた怒りが抑えられなくなり
今まで感じたことのない邪悪な感情が、ふつふつと沸き上がってきた。


ヨンセンはお付きの女官に酒と肴を持って来させると、今夜は久しぶりに友人と
積もる話をするので、もう下がってよいと申しつけた。

「王様のお相手をするうちに、私もかなりお酒が飲めるようになったの。
さっきは感情的になってごめんなさい。ヨンノ、今夜はあなたと一緒に飲みたいわ。
それに、ここでは尚宮様なんて呼ばなくていいわよ。」
「で、でも尚宮様。申し訳ありませんが私はお酒をあまり飲めません。」
「そうなの? だったら私が飲ませてあげる…」
ヨンセンは自分の口に酒を含ませると、ヨンノに口移しで流し込んだ。

「はっ!!」 ヨンノは驚きで目を見開いた。「尚宮様、何をなさるのですか?」
「幼い頃からの仲なのだからいいでしょ? あなたをもっと知りたいわ。」
ヨンセンは酒の味が残る唇を再びヨンノの唇に押しあてると、
舌をこじ入れ、ヨンノの舌をからめ取ってしばらく味わった。
ようやく唇を離すとヨンセンは、ヨンノを床に押し倒しチョゴリに手をかけると
ひと思いにはぎ取った。露になった上半身を見てヨンセンは息を呑んだ。

「な…何て立派な胸をしているのかしら。まるで瓜のようだわ。
小柄なこの子がこんな大きな胸をしていたなんて、今まで知らなかった。」
「尚宮様お許し下さい。お恥ずかしゅうございます。」 ヨンノは涙目で懇願した。
「こんなに素晴らしい胸を持っているのだから、もっとよく見せて」
ヨンセンが胸に顔を寄せようとすると、ヨンノが手で胸を覆って抵抗したため
「邪魔をするとは悪い子ね。あっ!そうだわ。」
ヨンセンはそばにあった紐を手に取ると、無理やりヨンノの手を上げさせ
万歳の格好にさせると手首を縛った。

ヨンセンはゆっくりとヨンノの乳房をもみ始めた。
柔らかく包み込まれたかと思えば、時にはぎゅっと握り締められたり
ヨンセンの手の中でヨンノの乳房は思うままにされた。
「尚宮様、おやめ下さい。」 ヨンノは初めてのことに恐怖さえ感じていた。
「大丈夫よ。段々気持ちよくさせてあげるから」

ヨンセンは、ツンと上を向いている両方の乳首を摘むとそっと擦り上げた。
「はぁ… あん…」 ヨンノの艶やかな唇が半開きになり、思わず吐息が漏れた。
「感じてきたみたいね。」 ヨンセンはしばらく乳首を弄ぶと
チマも脱がせ、とうとうヨンノは一糸纏わぬ姿になった。
今度は乳首に唇を寄せ、吸い上げたり舌でチロチロと舐め上げたりすると
「うぅ… あぁ… はぁん」 ヨンノが切ない声を上げた。
(憎たらしい子だけど、こうして見ると可愛いわね)

ようやく乳首から唇を離したヨンセンだったが
「そういえば、昔あなたは寝ている私に筆をくわえさせたってチャンイから聞いたっけ。
遅くなったけどお返しをさせてもらうわ。」
ヨンセンは文机から筆を持ってきて、ヨンノの脇腹をつーっとなぞり上げると
「ひぃっ…」 ヨンノは鳥肌が立った。
「さ、尚宮様! 何をなさいますか!悪ふざけはおやめ下さい。」
ヨンセンは構わず、左の乳房から乳首に向かって外側からそっと円を描き始めた。
「ん… はぁ…」ヨンノは抵抗しようにも、両手の自由を奪われているので
ヨンセンのなすがままである。

筆の先がとうとう乳首に達すると、ヨンノは悲鳴を上げた。
指とも舌とも違う感触に戸惑いながらも感じてしまう。
思わず「ヨンセンお願い、もう許して。ねぇ お願い… 」 と懇願しながらも
快感のあまり腰がくねってしまうのを止められない。
ヨンセンは、執拗に乳首への愛撫を続けていたがようやく筆を離した。
ヨンノの体の奥から太腿を伝って熱いものが溢れ出しているのを見ると
ヨンノの脚の間に割って入り、ぐっと太腿を押し開いた。

「いやです。見ないで下さい。」泣き声になっているヨンノを無視して
ヨンセンはまたもや筆で、既に開きかかっている部分の入り口をす〜っと撫でた。
筆は湿り気を帯びてヨンノの中をかき回し、敏感な部分に触れて
その部分を執拗に責めるとヨンノは屈辱であるはずなのに、
いつの間にか悦びの声を上げていた。
「はぁ… あぁん… ひぃ… 」

(もうそろそろいい頃ね) ヨンセンは筆を置き、手首の紐を解いてやった。
足首を掴んで両脚を大きく開かせると、人差し指をヨンノの熱くなっているその場所に
一気に差し入れた。
ヨンノはイヤイヤをするように首を振ったが、中はヨンセンの指を締め付ける。
ヨンセンは指を出し入れしながら、もう片方の手で乳房を掴み乳首を弄んだ。
「ヨンノ、どう? こうするともっと気持ちがいいでしょ?」と言いながら
指を更に奥に進めて激しく出し入れすると
「あぁぁ! もう駄目です! いやぁぁ…」 ヨンノは悲鳴を上げると
体を大きくのけぞらせ、果ててしまった。

しばらくは放心状態であったヨンノが落ち着くと、ヨンセンは言った。
「私から親友のチャングムを奪ったあなたが憎い。絶対に許すことができない。」
ヨンノが口を開いた。
「私は宮中に入った時から孤独でした。孤独さ故に権力のある者に取り入って
自分を守るしか術はありませんでした。チェ尚宮様やクミョンが私のことを
蔑んでいることもわかっています。それでもあの人たちの手となり足とならなければ、
私はこの宮中では生きていけません。チェ一族に捨てられたら、
私の生きる場所はどこにもないのですから」

「だからと言って、無実の人に罪を被せていいと思うの?」
(それには答えず)
「損得のない純粋な友情で結ばれた、あなたやチャングムが羨ましい。
母のように慈しみ、導いてくれたお師匠様を持ったあなたたちが羨ましい。」
ヨンノはむせび泣いていた。

ヨンセンは黙って体を拭いてやると、髪を優しく梳いてやった。
そして、その夜が2人の今生の別れとなった…

「ヨンノ… 哀れな子。」ヨンセンは呟いた。
意地悪で、大嫌いだったはずなのに…。
「ヨンノ、今夜はあなたを想っているから安らかに眠って…。
今度会ったら、また喧嘩でもしようか?」
ヨンセンは泣き笑いのような表情で語りかけていた。

【終】



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