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ネタ元:

• ASCII.jp / 2016-12-06: インフラ屋さんの週刊ブックマーク ― 第195回 筆者の目線から1週間の出来事を振り返る 12月4日〜12月10日 山奥で使うDash Button、トレジャーデータOSS、グーグル100％再エネへ

以下のような記事を見かけた。

• ITmedia / TechTarget Japan / 2016-12-05: 「ダークWeb市場」掃討に挑む世界の法執行機関 匿名通信「Tor」ユーザーの身元は“ほぼ確実”にばれる――専門家が忠告

専門家に指摘されるまでもなく原理上は、プロバイダ責任法があるんだから、捜査機関が所定の手続きに基いて請求すればログは出て来るはずだし、入口である Tor ノードへのアクセスさえ見張れれば、出口である掲示版等への書き込みのタイムスタンプと付き合わせる事で、個人特定は可能。ビッグデータがどうとか言っている昨今だと、ログが手に入っている前提なら、難易度が高いと考える方が難しいだろう。
まぁ、それ以前に Tor なんて使ってる時点で、私はやましい事がありますと言ってるような物だし、使っている人自体がかなりレアなはずなので、見る人が見れば悪目立ちしてるのはほぼ確実なわけで、自分から目を付けてくださいと言ってるような物なんじゃないかと思う。

そもそも Tor なんて何のために使うんだよって言うか、プライバシー云々のために匿名化どうこうとか言う理由はさっぱり意味が分からない。
逆に Tor の出口ノードになって、犯罪の片棒を担がされた結果、余計な嫌疑をかけられて時間を無駄にするとか、そっちのリスクの方がよほど大きいわけで、それを考慮に入れてない点が不思議極まる。
つぅことで、訳が分かってない善良な市民が、訳分からんまんま手を出すような類の代物じゃない気がしてるんだが、少なくとも Wikipedia 辺りではそういう類の議論は全く見られない。

• Wikipedia / Tor

そればかりか、上記のような啓蒙記事でさえそういう点には全然触れてないんだよね。
自分の認識が何か間違っているのだろうか？
非常に不思議でならない。