みんなの練習帳

最近、近くのショッピングモールに新しくオープンしたアダルトショップがあり、特に女性向けの商品をメインに扱っているということを聞いて、興味を持ちました。そこで、親しい女友達を誘って、夜に一緒に行ってみることにしました。大人のおもちゃの店なんて、以前はあまり足を踏み入れることがなかったけれど、最近はその存在も身近なものになりつつあるように感じます。

その店に入ってまず驚いたのは、店内の装飾がとても可愛らしく、清潔感がある雰囲気だったことです。薄いピンクやパステルカラーが店内に広がり、柔らかな照明が心地よい空間を作り出していました。まるでアパレルショップにでも来たかのようで、アダルトショップ特有の独特な雰囲気とは一線を画していました。私たち以外にも、店内にはちらほらとお客さんがいて、みんな新しい商品に興味津々の様子で店内を見回っていました。

店内を少し歩いていると、一人の可愛らしい女性スタッフが、商品のディスプレイの前でお客さんに説明をしている姿が目に入りました。彼女は人気商品の一つである「吸うやつ」について説明していました。私はその名前を聞いたことはありましたが、実際にどんなものかはよく知らなかったので、女友達の腕を引いて一緒に説明を聞いてみることにしました。

そのスタッフはとても親切で、「吸うやつ」は女性のクリトリスを優しく刺激するデバイスであり、近年では非常に人気がある商品だと教えてくれました。彼女が話すと、それがただの機械ではなく、女性の体を大切に考え、快感を追求するために作られた商品であることが伝わってきました。「これなら安心して使えそうだね」と友達と顔を見合わせて、少し興味をそそられました。

その後、店内をもう少し見て回ると、目の前に透明やピンク色のディルドが並んでいるのが目に入りました。今まで見たことがあるディルドといえば、黒っぽいものや、かなりリアルで少し大げさなものばかりだったので、こういった透明でかわいらしいデザインのものを見るのは初めてで、思わず「こんなディルドもあるんだね」と驚いてしまいました。確かに、リアルで男性的なデザインよりも、こういった温かみのある、柔らかい印象のもののほうが、多くの女性に受け入れられやすいのかもしれません。

友達も、「こういうデザインなら、気軽に使えそうだし、家に置いてあっても見つかってもあまり恥ずかしくないかも」と言っていて、私も同感でした。見れば見るほど、アダルトグッズも進化していて、昔のイメージとは全く違うことに感心しました。

結局、私たちはそれぞれ気に入った小さなおもちゃを一つずつ買うことにしました。私は、見た目が可愛くて使いやすそうな小型の「吸うやつ」を、友達はディルドを選びました。店員さんのおすすめもあり、それぞれ自分に合いそうな商品を手に入れることができて大満足でした。

家に帰る途中、友達と今日の出来事を振り返りながら、「まさかアダルトショップでこんなに楽しめるとは思わなかったね」と笑い合いました。女性にとっての性の健康や快楽は、まだまだオープンに語られることが少ない分野ですが、こうして女性が気軽に楽しめる商品やお店が増えることは、とても良いことだと思いました。何よりも、こうした場所で友達と一緒に商品を選んだり、話し合ったりすることで、性に対する考え方も前向きに変わっていくのではないかと感じました。