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路次楽

路次楽
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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路次楽(るじがく)は、琉球王国の中国伝来の宮廷音楽。俗に「ガク」「ガクブラ」「ピーラルラー」などとも呼ばれる。宮廷の室内楽であった御座楽(うざがく)に対して、路次楽は、国王の行列が行進しながら吹奏する「道中楽」であった。

16世紀、琉球王国の尚真王の時代、慶賀使として中国(当時は明)に渡った沢岻親方(沢岻盛里)が、楽器とともに演奏法を沖縄に持ち帰ったとされる。使用する楽器は、チャルメラの一種である哨吶(ツォナ)と、太鼓などの打楽器である。琉球王国では、王宮(首里城)での儀式や、琉球国王が外出するとき、また、江戸の将軍のもとに使節団を送る「江戸上り」の行列のときなどに、この路次楽を演奏した。現在でも、沖縄県今帰仁村(なきじんそん)の湧川(わくかわ)などで伝承されており、祭りなどの折には琉球王国時代の行列を復元して演奏される。沖縄県の県選択無形民俗文化財に指定されている。
2007年05月20日(日) 18:50:32 Modified by maboroshimaboro




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