ソクラテス

ソクラテス

ソクラテスは、古代ギリシアの哲学者で、紀元前469年頃に、アテネ近郊に彫刻家の父と助産婦の母に生まれたとされているけど、前半生は不明です。
 ソクラテスの後半生はペロポネソス戦争とそれに続くアテネの衰退期にあたります。
 ソクラテスはペロポネソス戦争に参戦したといわれています。
 従軍したのは、3回だったといわれています。
 そして、ソクラテスは「ダイモンの合図」と述べた一種の神の信託を受けました。
 信託の内容というのが、「ソクラテスより賢者は無し」というもので、その信託を試すべくアテネの賢者を巡りました。
 その結果、「無知の自覚」という点で、誰よりも自分が勝っていたことを確信したのです。
 それに、加えてソクラテスは口だけではなく、行動しました。
 街頭で「問答法」によって、アテネの人々の思想を徹底的に吟味して、真理に導こうとしました。
 しかし、プロタゴスらのソフィスト(弁論・修辞の職業的教師)たちが、真理を相対的なものとしたのに反対したのです。
 プロタゴスらは、自分に都合よく論理を摩り替えるなどの詭弁を弄することを生業とした人々ですが、ソクラテスは、彼らに対して、普
遍的、客観的真理の探究をフィロソフィア(愛智)をもって対抗しました。
 ソクラテスは、アポロン神殿の格言「汝、自らを知れ」を自分自身の戒めとしたほか、人々にもそう説きました。

WRITER:呟き尾形
(注:呟き尾形の解釈です)
2006年03月20日(月) 21:00:25 Modified by tubuyaki1




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