北方の辺境リラー
十七風季の大半を氷と雪で覆われた白銀の世界
旅人たちはある噂を聞きつけ、この地を訪れる。
「リラーのとある街に降る雪は白一色ではないらしい」
 
朝には清浄な光に包まれ、白銀の雪が
昼には人々の息遣いを感じる桃色の雪が
 
夕には一日の終わりを暖かく迎える夕日の橙
夜には帳の代りにカーテンをひきオーロラの七色
 
あなた方はその風景を心に宿したいと想い、その街を目指します。
 
一面の白銀の世界
 
噂どおりの絶景に心奪われながらもある違和感に気づきます。
 
「色がない」
 
そう、その街の物、人、動物、植物
全ての存在から色が抜け落ち、白と黒であらわされていたのです。

色を失った街

存在からも表情が抜け落ちてしまったかのようです。

その街の名は「ルシタニア」

そして、旅人の名は・・・

コメントをかく


「http://」を含む投稿は禁止されています。

利用規約をご確認のうえご記入下さい

どなたでも編集できます