「英雄児」

時代背景 「幕末」
書籍分類 「短編小説」
私的評価 「4」
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主人公

河井継之助

あらすじ

長岡藩士、河井継之助という異才の男の物語。幕末、藩の財政改革を断行。そして、大量の近代兵器を購入。その兵器の充実振りは、日本一だった。やがて、官軍が長岡にも押し寄せる。しかし、河井継之助率いる長岡藩軍に大苦戦をすることになる。そんな、すさまじい日本人、河井継之助を描いた作品である。

私的評価の説明

日本という国は、非常に小さな島国である。そんな中に、数多くの人が住んでいる。乱世の時代とはいえ、幕末には、多くの「英雄時」と呼べる人物が登場する。その中でも、河井継之助は、相当個性的な部類に入る「英雄児」であろう。しかし、生まれた場所が悪かっただけに、この本に活躍する姿が、凄いと感じるし、また、滑稽にも見える。時勢に流されぬほどの天才を描いた小説は、読んでいて楽しいものだ。
2006年08月03日(木) 09:59:54 Modified by naniwa_siba




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