南京大虐殺は
  1.中立的立場の南京在住の外国人による資料・証言
  2.加害者・日本軍人による資料・証言
  3.被害者・中国人による資料・証言
から証明されています。

歴史は文献資料と証言によって書かれるものであり、虐殺の「証拠」という言い方は俗な言い方です。

歴史家であって南京大虐殺がなかったというものはほとんどおりません。また、日本以外で南京大虐殺がなかったというものもほとんどいません。

被害者総数は
  1.中国(中華民国、中華人民共和国)の30万人説
                (=ほぼ南京軍事法廷で主張された数)
  2.日本人研究者による10数万人から20万人説
  3.日本人研究者秦郁彦氏による4−6万人説
  4.日本人否定派(歴史学者はいない)による、1−2万人説、
      3000−6000人説、それ以下説
があります。

私の被害者総数についての意見は2.の10数万人です。
  1.の中国の30万人説は、どこそこの地区で何万人虐殺されたという数字の
    積み上げによっていますが、その一次資料がありません。
  2.の日本人研究者による数字は、日本軍の資料が非常に精緻に研究されています。   「大虐殺」という、事件の性格上、中国側には数字的な裏付けのある資料は比較的    乏しいのです。
  3.秦郁彦氏の数字は資料をよく当たっていますが、
    資料にある数字に根拠が不明な、係数をかけて算出している点が難点です。
  4.否定派の数字もあいまいな根拠によって係数をかけていますし、
    資料を曲解しています。

否定する側の心情として、1970年代においては旧軍人を擁護したいという気持ちからされたものが主流でしたが、最近は中国が嫌いだから反射的に虐殺はなかったという言説に飛びつくものが増えています。

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