EBM、ガイドライン
ステップ1:患者の問題の定式化
PECO
ステップ2:問題についての情報収集
二次資料を利用
Clinical Evidence(www.clinicalevidence.com)
UpToDate(www.uptodate.com)
DynaMed(www.ebscohost.com/dynamed)
infoPOEMs(www.infopoems.com/)
PDAも利用
ステップ3:得られた情報の批判的吟味
ステップ4:情報の患者への適応
ステップ5:1−4のプロセスの評価
今回は、PDAの紹介をします。
Personal Digital Assistants、日本語では、個人用の携帯情報端末ということになりますね。
EBMのステップ2は問題についての情報収集ということですが、
どう情報収集するか、
いつ情報収集するか、
どのくらい情報収集するか、
ということが、臨床上問題となります。
臨床的疑問が起こる際に常に、書籍、パソコンにアクセスできる場所であればいいのですが、
複数の場所を行ったり来たりしている臨床医は不可能で、
結局、その臨床的疑問を調べるのがわずらわしくなったり、しまいには忘れたり、結局知っている限りの記憶を頼りにしてしまうのですよね。
そこで、PDAを使おう!ということになります。
具体的には、PDAとしては、ちょっと前まではソニーのClieを使用している方が多かったが(私も)、生産中止となった。
現在私は、W-ZERO3を使用していますが、他に、HP iPAQシリーズを使用されている方もおられますし、スマートフォン(PDA機能のついた携帯電話)を使用する方も増えてくるでしょう。Appleから 8GBのメモリを乗っけたスマートフォンのようなものも発売予定だそうで今後楽しみです。
W-ZERO3
https://store.willcom-inc.com/ec/faces/lstlscp0009...
HP iPAQ
http://h50157.www5.hp.com/is-bin/INTERSHOP.enfinit...
Softbank X01HT
http://mb.softbank.jp/mb/product/X/
Apple iPhone
http://www.youtube.com/watch?v=-5qGn7kIkMA
こういった端末なら胸ポケットあたりには十分収納可能です
さて、どういったソフトを入れておけば有用でしょうか
治療については二次資料が役に立ちます
UpToDate, Clinical Evidence, infoPoemsなどはすべてPDA対応しており、診断がついた後であれば、どのような治療にどの程度のエビデンスがあるかは一目瞭然です。
UpToDateは教科書的な使い方もでき、また、エビデンスがない場合は、その旨、著者の意見の記載もあります。
Clinical Evidenceは、絶対に確実なレベルでのエビデンスレベルが羅列してあり、今しようとしている治療の確実性が確認できますが、新しいエビデンスについては情報が少なかったり、網羅性も高くない難点があります。
infoPoemsは、教科書的な内容は箇条書きですが、ガイドラインがそのまま乗っていたり、臨床ツールが豊富です。
さらに具体的な薬剤となると、
PDAに乗っけている熱病(や、Epocrates)や、今日の治療薬を読んで、適切な抗菌薬を選択したり、投与方法を確認します。
熱病
http://www.sanfordguide.com/
Epocrates
http://www.epocrates.com/
今日の治療薬
http://www.m2plus.com/mproducts/06pda/pda.html
毎回使うものであっても、見ながらやると、これはリスクマネジメント的な意味合いも出てきます。
予後、リスクについても、それぞれ有用です。
診断については、Clinical Evidenceは使えません。ここに、Diagnosaurusが、入ります。
http://books.mcgraw-hill.com/medical/diagnosaurus/...
患者さんを相手にした場合の臨床疑問以外でも、臨床検討会で疑問に思った際に、ちょこちょこ調べると、大体、抜けている部分を指摘できたりして、ちょっと、人目置かれます。
例えば、大腸が著名に拡張したが原因が不明だった場合、
megacolonで調べると、obstruction of large intestineが上位概念で、
病因として、
mechanical onstruction,,,,e.g. malignancy,,,
Toxic megacolon due to IBD or C. difficile colitis
Megacolon due to Chagas' disease, Hirschsprung's disease, MS, sacral nerve damage, Myxedema
Chronic intestinal pneudo-obstruction
Acute colonic pneudo-obstruction associated with:
Trauma...
Respiratory failure
Malignancy
Myocardial infarction of CHF
Pancreatitis
Stroke..
Intestinal ischemia
Drugs e.g. opioids..
こんな感じです。
参考文献としては、こんな感じでしょうか
http://www.j-amia.org/cgi/content/abstract/10/6/60...
http://www.journals.uchicago.edu/CID/journal/issue...
http://pediatrics.aappublications.org/cgi/content/...
http://www.pubmedcentral.nih.gov/articlerender.fcg...
http://www.theannals.com/cgi/content/abstract/37/2...
http://www.psychservices.psychiatryonline.org/cgi/...
PECO
ステップ2:問題についての情報収集
二次資料を利用
Clinical Evidence(www.clinicalevidence.com)
UpToDate(www.uptodate.com)
DynaMed(www.ebscohost.com/dynamed)
infoPOEMs(www.infopoems.com/)
PDAも利用
ステップ3:得られた情報の批判的吟味
ステップ4:情報の患者への適応
ステップ5:1−4のプロセスの評価
今回は、PDAの紹介をします。
Personal Digital Assistants、日本語では、個人用の携帯情報端末ということになりますね。
EBMのステップ2は問題についての情報収集ということですが、
どう情報収集するか、
いつ情報収集するか、
どのくらい情報収集するか、
ということが、臨床上問題となります。
臨床的疑問が起こる際に常に、書籍、パソコンにアクセスできる場所であればいいのですが、
複数の場所を行ったり来たりしている臨床医は不可能で、
結局、その臨床的疑問を調べるのがわずらわしくなったり、しまいには忘れたり、結局知っている限りの記憶を頼りにしてしまうのですよね。
そこで、PDAを使おう!ということになります。
具体的には、PDAとしては、ちょっと前まではソニーのClieを使用している方が多かったが(私も)、生産中止となった。
現在私は、W-ZERO3を使用していますが、他に、HP iPAQシリーズを使用されている方もおられますし、スマートフォン(PDA機能のついた携帯電話)を使用する方も増えてくるでしょう。Appleから 8GBのメモリを乗っけたスマートフォンのようなものも発売予定だそうで今後楽しみです。
W-ZERO3
https://store.willcom-inc.com/ec/faces/lstlscp0009...
HP iPAQ
http://h50157.www5.hp.com/is-bin/INTERSHOP.enfinit...
Softbank X01HT
http://mb.softbank.jp/mb/product/X/
Apple iPhone
http://www.youtube.com/watch?v=-5qGn7kIkMA
こういった端末なら胸ポケットあたりには十分収納可能です
さて、どういったソフトを入れておけば有用でしょうか
治療については二次資料が役に立ちます
UpToDate, Clinical Evidence, infoPoemsなどはすべてPDA対応しており、診断がついた後であれば、どのような治療にどの程度のエビデンスがあるかは一目瞭然です。
UpToDateは教科書的な使い方もでき、また、エビデンスがない場合は、その旨、著者の意見の記載もあります。
Clinical Evidenceは、絶対に確実なレベルでのエビデンスレベルが羅列してあり、今しようとしている治療の確実性が確認できますが、新しいエビデンスについては情報が少なかったり、網羅性も高くない難点があります。
infoPoemsは、教科書的な内容は箇条書きですが、ガイドラインがそのまま乗っていたり、臨床ツールが豊富です。
さらに具体的な薬剤となると、
PDAに乗っけている熱病(や、Epocrates)や、今日の治療薬を読んで、適切な抗菌薬を選択したり、投与方法を確認します。
熱病
http://www.sanfordguide.com/
Epocrates
http://www.epocrates.com/
今日の治療薬
http://www.m2plus.com/mproducts/06pda/pda.html
毎回使うものであっても、見ながらやると、これはリスクマネジメント的な意味合いも出てきます。
予後、リスクについても、それぞれ有用です。
診断については、Clinical Evidenceは使えません。ここに、Diagnosaurusが、入ります。
http://books.mcgraw-hill.com/medical/diagnosaurus/...
患者さんを相手にした場合の臨床疑問以外でも、臨床検討会で疑問に思った際に、ちょこちょこ調べると、大体、抜けている部分を指摘できたりして、ちょっと、人目置かれます。
例えば、大腸が著名に拡張したが原因が不明だった場合、
megacolonで調べると、obstruction of large intestineが上位概念で、
病因として、
mechanical onstruction,,,,e.g. malignancy,,,
Toxic megacolon due to IBD or C. difficile colitis
Megacolon due to Chagas' disease, Hirschsprung's disease, MS, sacral nerve damage, Myxedema
Chronic intestinal pneudo-obstruction
Acute colonic pneudo-obstruction associated with:
Trauma...
Respiratory failure
Malignancy
Myocardial infarction of CHF
Pancreatitis
Stroke..
Intestinal ischemia
Drugs e.g. opioids..
こんな感じです。
参考文献としては、こんな感じでしょうか
http://www.j-amia.org/cgi/content/abstract/10/6/60...
http://www.journals.uchicago.edu/CID/journal/issue...
http://pediatrics.aappublications.org/cgi/content/...
http://www.pubmedcentral.nih.gov/articlerender.fcg...
http://www.theannals.com/cgi/content/abstract/37/2...
http://www.psychservices.psychiatryonline.org/cgi/...
2006年12月22日(金) 14:43:41 Modified by ndigerg