最終更新:ID:marMOpw3Sw 2010年08月23日(月) 05:09:33履歴
ライデン 「ロベルト、
そろそろ軍議の時間だ。」
ロベルト 「え、そうだったか?
…そういえばそう聞いていたような…」
ライデン 「昨日ジェイガン殿に言われたろう、
もう忘れたのか?」
ロベルト 「おかしいな…。
そんなつもりはなかったんだけど。」
ライデン 「お前は昔から時々抜けてるな。」
ロベルト 「そうだろうか?」
ライデン 「ボタン掛け違えたままだったり
両方右の手ぶくろ持ってきたり…
抜けてないと言えるか?」
ロベルト 「そんなことあったろうか…?」
ライデン 「あった。
おれは両方右しか持ってなかったお前に
左手ぶくろ貸したぞ。
で、それもどこかに
置き忘れてきたじゃないか…。」
ロベルト 「あ!
思い出した。」
ライデン 「うん?
軍議のことか?
置き忘れた手ぶくろか?」
ロベルト 「その手ぶくろ、
ジェイガン殿が預かっているから
軍議のついでに取りに来るよう
言われていたんだった。」
ライデン 「…。
ジェイガン殿は
左右で違う手ぶくろを
さぞいぶかしんだだろうな。」
ロベルト 「ライデン、何でもかんでも
捨てたらだめだろう。」
ライデン 「?
なんのことだ。」
ロベルト 「自分がいらないと思ったものは
すぐ捨ててしまう…。
以前古い本を
汚いといって捨てて、
ひどく怒られたことがあったな。
とても貴重な教本をお前は…!!
って。」
ライデン 「あぁ…思い出したくもない記憶だ。
あの時はひどい目にあった。
だがそれは
故郷にいた頃の話じゃないか。
私物を整理しただけだぞ。
捨てたら駄目なものなんてあったか?」
ロベルト 「…この本、
ジェイガン殿のじゃないのか。
私もお借りしたことがある。」
ライデン 「!
本当だ…。
…危ないところだった。」
ロベルト 「全く、物に未練を持たないのは
ライデンの
いいところかもしれないけど、
もう少しであの大目玉が
再現されるところだ。」
ライデン 「確かにジェイガン殿は…
怒ると怖そうだな…。」
ロベルト 「あ、ジェイガン殿!」
ライデン 「!!!」
ロベルト 「…人違いだったようだ。」
ライデン 「お前という奴は…」
ライデン 「ロベルト?
戻るのは日が暮れるころと
言っていなかったか?」
ロベルト 「途中で抜け道を見つけてね。
おかげでかなり早く戻れた。」
ライデン 「知らない土地でよく迷わないな…
クリス殿にその方向感覚を
分けてやったらどうだ。」
ロベルト 「まぁ、
人は得手不得手があるから。
でもクリス殿は
どこに行ってもそれなりに
生きていけそうな気はする。」
ライデン 「はは、
そうかもしれんな。」
ロベルト 「ライデンは騎士じゃなかったら
ただの面白みのない
堅物といわれかねないけど…。」
ライデン 「なんだと。
言い過ぎだろう。
お前も騎士でなければ…
いや案外自給自足して
生きていけるのかもな。」
ロベルト 「なんだい、
それは。」
ライデン 「まぁ…そんなことありはしない。
この戦争が終わっても、
安定には時間がかかるだろう。」
ロベルト 「私たちの働く場は
なくなりはしない…か。」
ライデン 「そういうことだ。
さぁ今は目の前の戦いを見なければ。
訓練の相手を頼めるか?」
ロベルト 「もちろん。」
このページへのコメント
優等生ぶってるお前みたいな奴が一番気持ち悪い
そうすか
でもパッと見不快に感じるのはどっちかな?
自分の落ち度を認めることができないから一方的に小学生レベルの悪口や過大妄想をぶつけて貶すしか能がないんですって素直に白状したらどうだい?プークスクス
このコメントの返信2つ自演してるきっしょ
気持ちはわからんでもないがそんな言葉遣いを公共の場で平気でできる時点で同じ穴の狢なんだぜ
10年以上前だが言わせてくれきっしょいから死んでくれのりりん
ロベルトちゃんとライデンの会話、うけた。ロベルトちゃん、メチ可愛い!!でも、ライデンは睨んでるような目つきしてるから嫌い!!