ゴリオアイス

http://www.penancecomic.com/2007/05/28/2-12-stupid...
「なんだそんなに長く時間かかるんだ？　キャラクター生成で20分もかからないだろ！」
Lucky(画面外):キャラクターの来歴を書いてるんですよ。ハーフトロルはかなりレアだし、ボクはうまくロールプレイをできるようにしたいんです。
「おい、Mythbandはロールプレイングのところにはないぜ。モンスター殺し（killing things）ものだっての」
Lucky(画面外):マルチプレイヤーゲームの全体的なポイントはロールプレイですよ。もしボクがただモンスターを殺したいのだったらDiablolicをプレイしてもっといいグラフィックでやりますよ。
「いいグラフィック？！　お前」
Lucky(画面外):オーケイ、準備できました。
「どんなもんですか？」
「ふん、悪くはない。ランタンにオイルにスリング……なんでローブを着てるんだ？」
「メイジにはヨロイを着るのは間違ってそうだからです」
「メイジには？　お前ハーフトロルのメイジなのか？！」
「戦士でやりやがれって言ったろ！」
「戦士でやりたくなるように感じさせられなかったんです！」
「このゲームの最悪の種族／クラスの組み合わせ選んでるぞ！」
「それはボクがすぐ死んでいなくなろうとしてるってことですか？」
「違うが、無理難題だってことだ！」
「お前が俺のいってることをやらないんじゃあ師になるのは難しいな！」
「あなたは全然ボクの視点で見ようともしてくれないじゃないですか！」
「そりゃお前の視点が馬鹿げてるからだ！」
「じゃあボクはこんなゲームをわざわざプレイすべきじゃないってことだろうね！」
「そうだきっとプレイすべきじゃない！」
「わかったよ！」
「わかった！」

http://www.penancecomic.com/2007/06/01/2-13-jerks/
「ジャッカルか！」
「大丈夫。そのスリングを使え。やつらに近接戦闘はさせられないからな」
「ほんとうにもう行かないと。では、また会いましょう」
「行くって？！　行くとこじゃ無いだろ！　ジャッカルもいるのに？！」
「ああクソッ」
「Nissa？　来ないで何やってるんだ？」
「はーい、今降りてるところ」
「なんかのゲームのせいだな、お前は決して夕食に遅れたりしない」
「そう、そのつもり。一部のプレイヤーたちはホントに嫌なやつらだったりするけど」

http://www.penancecomic.com/2007/06/05/2-14-low-hi...
「アアァッ！」
「うおぁ！　こいつは重いぞ！」
「うまくいかない！　俺の何がマズいってんだ？」
「ここから出て行くことにした！」
「うおぁ！」
「ぐゥッ！」

http://www.penancecomic.com/2007/06/09/2-15-rest/
「何か食うもんが欲しい」
「食料ひとつ、おまちどう――　Ranger！　あんた出血してるぞ！」
「ああ、ジャッカルの群れから逃げる最中に頭を打ち付けた。あれが俺の脚から離れるまで矢を撃ってるべきだったな」
「それならあんたがこれを食べてもしょうがないな」
「おい、それくれよ！　腹が減ってるんだ！」
「あんたにとってなにも良いことはないぞ。あんたには本当の食べ物が必要だ。私はあんたに関して正解だったぞ――あんたは実際にここにいる」
「それはいったいどういう意味だ？」
「それだが、私はすべてを正しく説明はできないんだ。もちものはどこへやった？」
「階段の底でLuckyが俺を見捨てていったすぐそこだよ。背中刺し糞チビ野郎が！　あいつはこれ以上もう二度とMythbandをプレイしないほうがいい、じゃなかったら俺はあいつをPKしそうだ」
「落ち着け。階段の下に簡易ベッドがある。少し休憩を取ってみるといい、何か食うものも持って行ってあげよう」
「どうも」
「こいつは全部Luckyのせいだ。あいつが俺を捨て置くまではうまくいっていた……あとメンテナだ……あいつのせいでもある……」

http://www.penancecomic.com/2007/06/13/2-16-hello-...
「おい、起きてくれ！」
「……あ？」
「あんたの持ち物とあと食べ物を少しもってきた。そら、食べなよ」
「ありがとう、だがなんでそんなにいそいでるんだ？」
「あんたに会うというひとがいる」
「誰だ？」
「やあ、Leon！」
「な――？！」

http://www.penancecomic.com/2007/06/17/2-17-rememb...
「Leon！俺の名前だ！思い出したぞ！全部思い出した！」
「あんたは俺の部屋に押し入ってきて、俺をあんたの薄っぺらのセキュリティのことで非難したんだったな！」
「それであんたはある種の――触手のオバケになって――」
「触手のオバケ？　わしはこれが気に入っているつもりなんだがな」
「俺のことをいい気味だと思ってるな！　こんな――この苦しい落とし穴――うちの床の、そこへ俺を落としたんだな！」
「だれか他のヤツもそこにいた……」
「説得力を出してみろ、Leon」
「つぎに俺が知ったのは裸で宿屋の前に転がってたってことだ。何が起こりやがってるのか教えやがれ！」
「なぜお前がそんなに怒っているのかわしには理解できないな、お前はMythbandへ無制限に接続したがっていただろうに！」

http://www.penancecomic.com/2007/06/21/2-18-penanc...
「そんな本気でな意味じゃあない！　なんであんたは俺にここまでする？　俺を送り戻せ！」
「戻せ？　やれやれだ、Leon。お前はわしのルールに長いこと不法侵入して練り歩いたんだぞ。お前はMythbandで贖罪をするという判決を下されたのだ」
「贖罪？」
「お前は、この町の下に深く降りていって“悪者”を殺すまでこのこの領域に監禁されるのだ。もし家に帰りたいなら、ゲームをチートなしで打ち負かさなくてはならん。本気でな」
「ああ、それでこうなってるのはそういうわけなのか、あん？　復讐のうちの薄切れ一枚か？　いいだろう！　Mythbandなんてどうってことない。数日で出て行ってやるぜ」
「ほうそうかね？　それなら、そこのRingoがお前のもとにアーティファクトが落ちないようにしておくぞ。それでお前は価値ある挑戦ができるだろう」
「まて――アーティファクトなし？　それはフェアじゃない！」
「アーティファクトなし、チートなし。死をチートしてゴマカすこともなしだ」
「じゃあ俺が死んだら――」
「お前は死ぬ」
「なんてこった」
「もちろん、もしお前がLuckyのとても良い師であれるなら、わしは早めにお前を解放するかもしれんぞ」
「うぅ……Luckyってお前……」
「Lcuky！　あなたが来てるとは思わなかった！　あのゲームをやってるのかと」
「うん、もうやろうとは思わないけどね」
「いいコスチュームね、Aaron！」
「ありがとう」

http://www.penancecomic.com/2007/06/25/2-19-farewe...
「う……Luckyはもうプレイするとは思えないんだが……」
「お前は利口な小さい重罪人だ。道を見つけることだろう。いつでもヘルプファイルに泣きついて相談できるしな」
「おはよう」
「おはよう、あなた」
「Luckyの考えを変えるようにしたらいいんじゃないかな」
「それをどうやって俺がやれっていうんだ？」
「Leonの名前を彼に返したの？」
「そうだ、こいつについてはお前の言うとおりだったぞ。わしが名前を大声で言ったとたん、こいつの記憶もこいつに返っていった」
「よかった、心配だったわよ」
「ああ、そしてTim――今後バーガースターを持ち込んでわしがお前を抑えるなんてことがないようにしてくれよ」
「ごめんなさい、現実の食べ物が宿屋にはなかったってだけでして」
「そのとおりね。私がここから持ってくわね」
「Leon？」
「Leon？　だいじょうぶ？」
「そして俺はチートなしでなんてmythbandで勝てないのにそれを今回は現実にやらなくちゃいけなくてメンテナはアーティファクトも持たせてくれなくてまるで鉄人プレイやるみたいでなんで俺はあんな傲慢な口をきかずにいなかったんだ？」
「Leon――」
「俺は死にたくないそして俺は“？”キーなんてないそんでメンテナの犬が朝食を食っちまった！」
「犬が彼のだなんて言ったかしら？　Ringoは私のよ！　彼は猫を飼ってるの！」

http://www.penancecomic.com/2007/06/29/2-20-the-ha...
「Lucky！　Luckyと話をしてみる気になったぞ！　あんたは自分がヘルプファイルだと言ってたな――どうすればいい？」
「おちついて、Leon。教えてあげます、でもまず顔の血を拭かせてちょうだい」
「おっと、それをもとうか。Leonに“IMポータル”を見せるつもりかい？」
「ふん？　ええ、そうよ。ありがとう。ついてきて、Leon」
「俺たちはどこにいるんだ？」
「これが“入り口（ポータルズ）の館”。沢山の領域が存在するの、あなたの“地球”の領域もその一つ。ポータルは領域同士の間に繋がっているの。これからいくのは、私の夫がMythbandで人々がインターネットを介して話しあうことを可能にしているものよ」
「うおぉ！　それでこいつは地球にまで繋がってるんだな？」
「そうよ、でも――」
「さらばだ、クソやろうども！」
「Leon、待って！」

http://www.penancecomic.com/2007/07/03/2-21-terms-...
「Leon！　そのポータルは言葉専用なのよ！」
「まだ縛りつけられてる！」
「縛りつけられててよかったわ！　あなたを喪失するところだった！」
「俺を喪失する？」
「ポータルは危険なのよ！　これらは決められた目的地と通過するものだけに用意されているの！　あなた用になっていないポータルを通ったら、あなたはどこからもいなくなるわ。もし生き残れても、またあなたを見つけるのには一生以上の時間がかかるでしょうね」