宇宙人がパライソタウンから去って(上手く言えば撃退して)約数日後、夏休みだというのに、私達は何故か旅館にいた。
まあ、話せば長くなるけど…。旅館に出発する前の前日、
「また宇宙人が襲来した時の為に、僕達は対策を立てておかなければならない!」
という大神の一言から始まって、クラスの皆を集められ、結果的に大神のお父さんが経営する旅館で会議を行う事になった。
とはいっても、皆は結局大神の会議には参加せず、タダの旅行の気分を満喫している。

そして今、私は旅館の自室で夏菜、ふっきー、委員長の三人とくだらない世間話をしていた。
旅館に着いた時、グループを決めておいたのだが、男女別々のグループで、四人二組で分けられる事になった。
因みに、越後はどうやら旅行の事を忘れていたみたいで、来ていなかった。
そして、皆は勧めるかのように、私と夏菜を推薦し、その後ふっきーと委員長を私と夏菜のグループに入れてきた。
どうやら付き人の位置付けらしいけど、気にしない事にしている。


そうやって考えていたら、
「ーコ、リコ!」
ーえ?
「リコ!どうしたんだ、さっきからボーっとして。」
気がつくと、夏菜が心配そうな顔で私を呼んでいた。
「ああ、御免。ちょっと考え事をしててね。」
「全く…折角、タダの旅行だっていうのに、何もしないでいると損だぞ!」
と、夏菜に怒られた。「夏菜の言う通りよ。どうしたの、リコらしくない。」
「まあ、リコでも考える事があるんじゃない?」
続くかのように、ふっきーと委員長にも言われた。
今気付けば、昼過ぎ。夏菜とはまだ何も遊んでいない。
「よーし!考え事をしたから、なんかモヤモヤしちゃった!夏菜!一緒に旅館を探検しよう!」
私は急に立ち上がると、夏菜の手を引っ張り、部屋を飛び出した。
「うえぇ!?ちょ、まだふっきーや委員長と話してる途中…」
夏菜の反論を無視して、私は夏菜の手を引っ張りながら廊下を走っていった。
「全ーっく、元気なバカップルね…。」
委員長が呆れたように言う。
「別にいいんじゃない?ああいうのも萌えるし。」
白瀬は見守るかのように微笑んでいた。
そして、日が暮れるまで私と夏菜は旅館を探検し、自分達の部屋に戻る頃には、へとへとになっていた。


「あ〜…、疲れた。」私はベッドの上に倒れこむ。
それに対して、夏菜は元気な姿で私を見つめていた。
「ははは、どうしたんだリコ!恋人の私より体力が無いなんて、情けないなぁ〜。」
ニヤニヤしながら見つめる夏菜に対し、私は頬をプクッと膨らませながら睨みつける。
「あはは、怒らない、怒らない。暫くしたら、お風呂に入りに行こ?」
「んん〜…、別にいいよ〜。」
私は体をゴロゴロさせながら、夏菜のリクエストに答えた。
そして数十分後、私と夏菜は露天風呂に入りに行った。
ここでさっきの仕返しをしようと考えていたが、そこには一緒に入ろうと思っていたのか、ユイやエリ、るりかの姿があったので仕返しをしようにもできなかった。
「あ、リコと夏菜だ〜!」
「全く、女と女が付き合うなんて…ビックリです!」
「ちょ、二人とも私の胸を見ないでよ!恥ずかしいよ〜。」
三人の言ってる事から耳を背けつつ、私と夏菜は露天風呂を満喫していった。

風呂から上がり、浴衣を着て自分達の部屋に戻ると、ふっきーと委員長が風呂場へ行く準備をしていた。
「あれ?今から入りに行くの?」
夏菜が疑問に感じながら二人に問う。


「え?うん…まあね。皆には素を見られたくないから。」
二人はそう言い残すと、部屋から出ていった。
「…さて、どうしようかな〜」
夏菜は悩みながら呟いていたが、その悩みは一瞬で吹き飛んだ。
「…疲れたからさ、一緒に寝よ。」
私は夏菜に甘えるように言った。
「え?でも、今はまだ10時ー」
「明日、早いかもしれないんだよ?夜更かしはいけないって!」
「そ、それは…そうだけど…」
夏菜は戸惑いながらも、私の欲望に答えてくれた。

この部屋にはベッドが二つしかなく、当然ながら片方のベッドで私と夏菜が寝る事になった。
「う〜ん。基地のベッドと比べると、やっぱりこっちの方がいいね。」
「やっぱり?基地のベッドは寝心地が少し悪かったもんね。」
私は抱き寄せながら、夏菜と色々語り合っていると、ふっきーと委員長が帰ってきた。
そして二人は、突然こんな事を言い出した。
「二人共、ごめん。エリが怖い、怖いって言うからこっちで寝れないわ。」
「私はこないだのテストで赤点を取ったるりかやユイに徹夜で勉強するから、リコ達と寝れないの。ごめん。」
どうやら、二人とも急用ができたのでこっちの部屋では寝れなくなったようだ。


二人はそう言った後、必要な物だけを持って部屋から出ていった。

「…二人きりになっちゃったね。」
「大丈夫。恋人を一人にしないよ。」
二人きりになった部屋で、私と夏菜は喋る。そして、私はこれがチャンスと見た。
「じゃあ、さっき馬鹿にしたお仕置きといかますか!」
「えぇっ!?こんな時間に!?」
「当たり前でしょ?私が怒りを納めたとでも思った?」
そう言った後、私は夏菜の上半身の浴衣を半ば強引に脱がし、そして片方の手を下半身の浴衣の中に忍びこませ、下着を脱がせる。
脱がせ終えた時の夏菜の状態は、胸を含む上半身がはだけ、片足を上げて股間の秘拠が丸見えになっていた。
「リコ…なんか恥ずかしいよ。」
「五月蝿い。主導権は私だから、反論は認めないからね。」
私はそう言い返した後、夏菜の乳首を舐めつつ、夏菜の秘拠を指で器用に刺激していた。
ピチャ、ピチャ、クチュ、クチュ…
二つの音が混ざりあい、その中に夏菜の声がさらに混ざっていく。
「いやあぁ…くぅっ…」
夏菜は快楽に溺れながらも、私と会話しようと理性を保っているみたいだった。
「どう?私を馬鹿にした事を謝る?」
「んあぁっ…ご、ごめんなさい…許して…ください。」


夏菜は謝るが、当然、私はやめるつもりは無い。
乳首を舐めまわした後、私は刺激した夏菜の秘拠へと顔を近づけた。
そして、愛液まみれの秘拠を私は舌で舐め始めた。
「ん〜?夏菜のアソコ、結構熱いぞ?」
「う、五月蝿いっひゃああっ!?」
私の欲望は増し、夏菜の秘拠の中へと舌を挿入した。

ズニュ、ズニュ…ピチャピチャ

水っぽい音が部屋に響き渡り、夏菜の甘ったるい声が籠る。
「んあぁっ…ひゃあ…くぅ、んっ…」
「夏菜、イキそう?」
私は夏菜の心配をしながら、秘拠の中へと入れた舌をかきまわす。
「リコっ…私…イくっ!」
そう言うと、大量の愛液を出した後、夏菜は気絶してしまった。
私は一瞬震えたが、すぐに愛液を手で救う。
「うわぁ…沢山出たよ。夏菜…夏菜?」
私は夏菜の様子を見る。
「あちゃあ…イっちゃったか。」
私はペシ、と自分の頭を叩くと、何かを思いついた。
「そうだ…どうせ寝るなら、お互いの体温を感じながら寝よう。今なら夏菜も気絶してるし。」
私はそう言った後、浴衣や下着を脱いで全裸になり、夏菜の浴衣も脱がせて、全裸の状態にさせた。
そして、私は夏菜を強く抱き寄せて、お互いに生の体温を感じながら眠りに入っていった。

翌日、部屋に戻ってきたふっきーや委員長に全裸で寝ている状態を見られて、大問題が起こったが、それは別の話。
そして時は変わって、帰りのバス。私は疲れて寝ている夏菜にそっとキスをして、パライソタウンに着くまで夏菜を抱き寄せて眠りに墜ちていった。

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