「小波君、小波君」
最愛の彼女が声をかけてくる。
「どうした?麻美」
「今日、小波君の家に泊まってもいいかな?」
「はあ?」
「だって…今日は、クリスマスだし」
12月24日、クリスマス・イブ。
だが今日は雪が降っているのでホワイト・クリスマスだ。
「でも、両親の許可はー」
「大丈夫!小波君の家で医学の勉強を泊まり込みでするって言っておいた」
「おいおい…」
とんだ言い訳をした麻美に苦笑しながら、俺は麻美の要望を承諾した。
母さんは友達とのお茶会で、父さんは出張で自宅には誰もいないだろうし。
「ところで…麻美さん」
おそるおそる敬語で話しかける
「なんだい?小波君」
「外…結構、雪が降ってるんですけど傘を持ってますか?」
「まさか、傘を忘れたの?」
「はい…」
実は今日、寝坊したので天気予報を見る暇もなく急いで登校したのだ。
無論、傘は持ってきていない。
夕方からこんなに雪が降るとは、思いもしなかったのだ。
「全く…小波君もドジだねぇ」
「すみません…」
「仕方ないなぁ…私が一緒に入れてあげー…あ!」
「どうした?」
何かを思い出したかのように声を上げる。
まさか…
「私も傘、忘れてきちゃったんだ!」
「………」

ああ…ドジっ子な麻美に期待したのが間違いだった。
こうして俺と麻美は雪が降り積もる中、傘をささずに自宅へと走り続けた。


所変わって、自宅
「あうう…寒いよ〜」
「大丈夫か?今暖房を入れるからな」
降り積もる雪の中を走り抜けた俺と麻美は雪まみれだ。
今は、居間で体を暖めている。
「ふあぁ…暖かい……命の灯火だ…」
エアコンの前に立ち、麻美はぬくぬくと羽を休める。
「命の灯火は大袈裟だぞ。たかがエアコン、電気が無いとただの機械なんだぞ」
「でも電気があれば、エアコンも…ヘクシッ!」
喋っている途中で麻美は嚔をした。
無理はない。あの雪の中を走ってきたんだからな…
「大丈夫か?早めに風呂に入った方が…」
「うぅ…そうさせてもらうよ」
とか言いながら、麻美はエアコンの前から動かなかった。
「……麻美さん?」
「やっぱり、小波君が先に入って…私は少しここにいる」
「え?別にいいけど」
炬燵に入ってる猫のようにエアコンの前から動かない麻美を後にして、俺は入浴する事にした。

「あぁ〜体が生き返る…」
風呂に腰から浸かった俺が一言。
絶対零度にも等しい雪の中を走り抜けた体には、命の湯と言ってもいい程暖かかった。

「ふう…早めに風呂から出ないとな。麻美も待ってるだろうし」
十分に暖まった俺は、体を洗う為に湯船から出ようとした。
その時、ドアが開いてーータオルを巻いた麻美が入ってきた。
「あ、麻美?」
「うわあ〜小波君の体、引き締まってるね。」
いきなり入ってきた麻美は堂々と湯船に入ってきた。
「う〜ん、ちょっと恥ずかしいね」
「お前…まさかこれを狙って…」
「はて?何の事でしょうか?」
麻美はとぼけた顔をするが、一緒に入りたかったのは丸分かりだ。
それよりも、麻美のあらゆる場所に視線が行ってしまう。
綺麗な素肌、整った美脚ーー
タオルを巻いてるとはいえ、男の性は抑えられない。
視線に気付いたのか、麻美がそっと俺の息子に触れる。
「うっ!」
「小波君のエッチ。変な所に目を付けてたでしょ〜?」
図星を突いた麻美は、お仕置きをせんと俺の顔に唇を寄せる。
「お仕置きの代わりに、キスで……ってひゃああ!?」
「うおっ!」
足を滑らせた麻美は、俺に抱きつくように倒れてきた。

バッシャーーーーーン!

……ゲホッゲホッ…痛っ…頭を打った上に鼻に水が入った…
あれ…?何が起こった?
麻美が倒れてきて、俺は思いっきり湯を被って頭をー…
麻美はーまだ俺にのしかかっている。
ん?両手に別々の感触を感じる。
右手は何か締め付けるような感触が、左手は何か柔かい物を掴んでるような感触がーー
「はあぁん…」
麻美が短い悲鳴を上げる。
…え?……え!?
そっと目を開けるとー

のしかかっている麻美の胸を揉み、秘部の中に指を入れている自分の姿があった。
巻いていたタオルは取れ、麻美の素が丸見えになっている。
「あ…麻美、ごめん!」
素早く手を放すと、麻美は俺にのしかかったまま話しかけてきた。「…エッチ」
「わ、わざとじゃないぞ!ラッキースケベって奴で…」
慌てて弁解をするが、麻美は険しい表情を変えなかった。
「私の大切な所を触って…謝れば済むと思う?」
「えっと…じゃあ、どうすればいい?」
「セックスをして」
罪悪感に包まれている俺を突然の爆弾発言が降りかかった。
「おま…セックスって…」
「私をこんな気持ちにさせたのは、小波君のせいだよ?いくらラッキースケベでも、何もしないのは酷いと、思うな」


麻美はそっと開脚をし、俺の息子を受け入れる体制に入る。
一方で、俺の息子はガチガチに膨れあがっていた。
…先程のラッキースケベや麻美の裸を見ている影響だろう
「…麻美がいいなら構わないけど、いいのか?こんな所で」
「構わないよ…始めても、教室でやったし」
早くして、と言わんばかりに麻美はねだるような表情を浮かべる。その表情を引き金に、息子を麻美の秘部へと突き刺し、一気に奥へと侵入させた。
「がはっ……い、イクぅ…!」
「麻美…前より……凄いキツっ…」
教室で始めてした時より膣圧が高い。
湯船の中でしている為か、余計に熱く感じる。
「あ、麻美っ!動くぞ!」
「う、うん!」
腰を動かすと同時に両腕を麻美の背中に回し、尻を撫でる。
「あ、あんっ!そんな、とこ!ふあぁっ!触らない、でよぉ!」
「だ、だって気持ちよく、なりたいんだろっ!」
膣圧が高まる中、触り心地の良い尻を愛撫し続ける。
尻を攻められているからか、奥を突かれた時の喘ぎ声に余計色っぽさを感じる。
「あふぁ、あっ!奥に!当たって!あん!あぁ!」
「やばいっ!麻美の中、凄く気持ちよすぎて、出そうだっ、あぁ!」


湯船の中でセックスをしていて、互いの裸を見ている為か、前よりも感じやすくなっていた。
「っ、麻美!このままイク…ぞ…っ!」
「分かったよ…小波君…!」
射精をする瞬間、俺は麻美をギュッと抱きしめてキスをした。
「ふあぁぁぁぁっ!!はあぁ…ああぁ……」
欲望が放たれると、麻美は深く呼吸をする。
「麻美〜、大丈夫か?」
「はあ、はあ…大丈夫だけど逆上せそうだよ〜」
軽く笑いながら言葉を返してくる。
…よかった。あのまま気を失ってたら大変だったに違いない
「じゃあ、体を洗うか…」
「うん!体を洗いっこして、頭を洗ったらまたしようね!」
「…湯船の中で?」
「うん!」
「俺に拒否権は?」
「残念ですが、ありません!」
この後、俺と麻美は仲良く逆上せました。

場所は変わってベッドの中。
「…結局、勉強しなかったな」
「いいじゃん、本当は小波君といたかっただけなんだし」
体を向き合わせ、互いの顔を唇がくっつく寸前にまで寄せる。
「麻美…」
「え?」
「これからも…ずっと一緒にいよう…」
「当たり前だよ…小波君」
甘いキスをすると、そっと二人して眠りについた。

管理人/副管理人のみ編集できます