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餅田の罪

※この小説は雨崎千羽矢SS『[[後悔なんて、あるわけない>後悔なんて、あるわけない]]』シリーズの番外編です。 餅田浩紀には罪があった。 それは、二年前の5月の末。小波の身に起こった大怪我。 その事件の犯人であるという事。 黒幕が裏に居た事は事実であり、騙されていた面もある以上、彼に同情すべき点が無い訳では無いが 彼が実行犯である事には変わりない。 その罪の意識を餅田はあの日から、ずっと持ち続けている。 事の起こりは、事件の起きる前日。 餅田は練習後、部室の裏に呼び出されていた。 「何…

https://seesaawiki.jp/w/pawapokeeroparo/d/%cc%df%c... - 2011年07月26日更新

タナバタドタバタ

「さーさーの葉 さーらさらー♪」 日付が変わって1時間程経った深夜。 何となく寝つけず船の見回りをしていると、ユウキが船の縁に腰をかけながら歌を歌っていた。 また危ないトコに座ってるなぁちょっと押したら落ちるぞアレ。 「なんだユウキ?その歌は」 「ん?ありゃキャプテン。これは恥ずかしい所を見られちゃったね」 照れ笑いを浮かべながらこちらに振り向くユウキ。 「ヒノモト国の歌?」 部屋を出た所で偶然会って、一緒に見回りをしていたエンゼルが再度聞く。 「あぁ。とは言ってもそもそもの伝わりは大陸か…

https://seesaawiki.jp/w/pawapokeeroparo/d/%a5%bf%a... - 2011年07月20日更新

天使の願い

※この作品は「[[タナバタドタバタ>タナバタドタバタ]]」をエンゼル視点で描いた物です。先にそちらを読む事を推奨します。 ○月×日 AM5:03 「うー眠い………」 ふっと油断すると飛びそうな意識を、目蓋をこする事でつなげとめる。 現在の時刻は5時。 いつもならまだぐっすり…とはいかない事も多いけど、寝ている時間だ。 なのに何故起きていたのかというと。 昨晩、ユウキから聞いた「七夕」という行事の話。 それをキャプテンと二人きりで行う為に、私は徹夜でそれに必要な笹竹について調べていたという…

https://seesaawiki.jp/w/pawapokeeroparo/d/%c5%b7%b... - 2011年07月20日更新

終章:あとがき

※これは雨崎千羽矢小説「後悔なんて、あるわけない」シリーズのあとがきのようなものです。  宜しければ、そちらを全て読み終わった後に、もしよかったら御一読下さい。  最後におまけ短編もありますが、基本は蛇足かもしれない裏話をダラダラ語ってるだけなので、そういうの無理な方はスルー推奨。 おぉ、この隠しページを発見するとは…!! て、最新更新画面から来られた人には関係ないですね。いずれそのページから消えれば隠しページ風になるハズです。 できれば最初からそうしたかったのですがorz えー皆さん、…

https://seesaawiki.jp/w/pawapokeeroparo/d/%bd%aa%b... - 2011年05月26日更新

17:732-736

「ねえねえ、こんなのはどうカナ?」 「えっ?」 いたずらっぽく笑うチハヤの瞳を覗き込んだ瞬間、 ちゅるりとした感触が俺の右手を這い上がってきた。 こ、この感触は…触手!? 「うわっ、お前っ何するつもりだ!」 チハヤは小悪魔っぽい顔でチロリと舌を出した。 「えへへ〜、しょ・く・しゅ・プ・レ・イ!」 うげえ〜っ!?  今度は全身にぬるっとしたものが巻きついてきた。 これはきっとアレだ。 餅田が持ち込んでた漫画を見たのがきっかけに違いない。 「それは、女が攻められるものであって、男が攻め…

https://seesaawiki.jp/w/pawapokeeroparo/d/17%3a732... - 2011年06月03日更新

第四章:ライバルと覚悟

「ストライク!バッターアウト!チェンジ!」 今日の俺は絶好調だ。誰にも打たれる気がしない。 それ位で無くちゃあ、千羽矢には敵わない。 今迄で最高のピッチング、ヘタすると人生最高のピッチングかもしれないと 手ごたえを感じながらマウンドを降りて、ベンチへ向かうと浮かない顔のマネージャーが スコアブックと睨めっこしていた。 「強い…事は知ってたけど、ここまでとは予想外ね」 冴花がスコアブックに並んだゼロを眺めながら嘆息する。 「雨崎君の実力は、そりゃ私だって良く知ってたけど、それ以外の選手もデータの3割…

https://seesaawiki.jp/w/pawapokeeroparo/d/%c2%e8%b... - 2011年05月05日更新

しっと

「学園祭?」 朝ごはんを食べにきませんか、と誘われ、丸テーブルの前で典子ちゃんの料理を待っていた俺はふと、部屋にポンと投げてあったパンフレットを見た そこには「第84回南中学校学園祭」と見えた 「おまたせしました、今日は卵と焼き鮭が安かったから朝から豪勢でs…ってきゃー!!」 普段の落ち着きからは想像もできない取り乱しっぷりに一瞬ひるんだ俺から、かつてない俊敏さでパンフレットを奪い取る典子ちゃん ハァハァ…と息を荒げてそれを握りつぶしているが、やがてまるで何もなかったかのように俺に向き合っ…

https://seesaawiki.jp/w/pawapokeeroparo/d/%a4%b7%a... - 2011年05月27日更新

第十一章:さいごの笑顔

「開拓高校小波投手!ナイスピッチング!甲子園決勝というこの大舞台で、堂々たる姿を見せています!」 TVから聞こえてくる音は、私の最愛の彼氏の活躍を告げてくれていた。 あはは…カッコ良いなぁ。 もうその投球フォームを見る事が出来ないのは残念だけど、見なくても分かるよ。 これだけの大観衆を沸かす事が出来るんだ、やっぱり小波君は日本一だよ。 「アハハ…全く、これでまたファンが増えちゃうね。彼女の座、守れるかな…」 「何弱気な事言ってるんだよ、らしくないぞ。小波が他の女になびくもんか。  そんな事になった…

https://seesaawiki.jp/w/pawapokeeroparo/d/%c2%e8%b... - 2011年05月10日更新

19:395-401

「小波君!次はあれに乗ろうよ!」 「おいおい…そんなに急ぐと転ぶぞ。」 今、俺はあさみとナマーズパークに来ている。 どうやらまた川田さんが運よく持っていたらしく、 チケットには「非売品」と書いてあった。 「おーい!早くしないとおいて…きゃっ!」 あ。転んだ。 本当にコイツはドジだ。 2年前は[[スケボー>http://indecks.jp/]]を真っ二つにしたし、この前はフライパンとフランスパンを間違えていた。 両親にも諦められているようで、俺がしっかりしないとといつも思う。 …

https://seesaawiki.jp/w/pawapokeeroparo/d/19%3a395... - 2011年05月25日更新

第十三章:エピローグ

――幸せにならなきゃいけない。絶対に。何が何でも。 ――結局、アイツを救う事が出来なかった。 ――だから、だからせめて・・・・・・・・・ 20××年8月23日 雨崎千羽矢の墓の前には、二人の男の姿があった。 小波と雨崎優輝。 元々丁寧に手入れされているそれを、更に磨きあげながらどちらともなく二人は話し始める。 1年前の、熱かった夏の話を。 「丁度今日で一年になるのか…千羽矢が亡くなってから」 「何を今更、だから今ここに居るんだろ?」 「いや、俺は暇さえあればしょっちゅう来てるし」 「…

https://seesaawiki.jp/w/pawapokeeroparo/d/%c2%e8%b... - 2011年05月23日更新

雨崎千羽矢

|タイトル|作者名| |[[へたれユウキくんと小悪魔チハちゃん]]|| |[[主導権は私のモノ!]]|| |[[17:728]]&color(#FF0000){※触手注意}|| |[[17:732-736]]&color(#FF0000){※触手注意}|| |[[17:787-789]]&color(#FF0000){※触手注意}|| |[[Loveletter]]|| |[[至福の時]]|| |[[後悔なんて、あるわけない]] [[2章>第二章:父親]] [[3章>第三章:もう一人の主人公]…

https://seesaawiki.jp/w/pawapokeeroparo/d/%b1%ab%b... - 2011年05月21日更新

第十二章:延長戦

ザッ 決め球は――― ビシュッ! カーブ! ズバンッ!! 「ストラーイク!バッターアウト!ゲームセット!」 俺の渾身のカーブが詰井の構えたミットに、邪魔するもの無く吸い込まれ 審判は試合終了を告げた。 泣き笑いの顔を浮かべた皆が、俺の所へ駆け寄って来て歓喜を爆発させる。 勿論俺も、子供の頃からの夢が叶った嬉しさは半端じゃ無いものだったが、それ以上に気掛かりな事があり 仲間と喜び合うのもそこそこに、ベンチへ、外へと急ぐ。 「お、おい小波。どこ行くつもりだ?これからお前にはインタビューとか…

https://seesaawiki.jp/w/pawapokeeroparo/d/%c2%e8%b... - 2011年05月21日更新

第三章:もう一人の主人公

「やれやれでやんす。ホント小波君はどこまでも主人公体質のヒーローでやんすねえ。  あそこまでいくと逆に虫酸も走らないでやんすよ」 ベンチに座ってイメージトレーニングをしていると、餅田がぼやきながら話し掛けて来た。 「まぁそれには同感だね。つくづく凄い奴だよ」 「オイラはこれでも甲子園にも行った混黒のエースでやんすよ?傍目から見れば主役と呼んでも  差し支えないハズでやんすのに…あんな事されたらとてもそうは思えないでやんす」 ぼやくのも分かる。本当は餅田みたいな奴こそ、主人公に選ばれるべきなのかもね…

https://seesaawiki.jp/w/pawapokeeroparo/d/%c2%e8%b... - 2011年05月05日更新

後悔なんて、あるわけない

――もうすぐ、試合が始まる。 私の大好きな二人の男の、運命を決める試合が。 いや…三人かな?まぁモッチーは兄貴の付け合わせみたいな物だから この際省いてもいいかな。 ゴメンね、モッチー。まぁでもどうしたって主役を張る柄じゃないでしょ。 混黒高校マネージャーとして、出来る事は全てやった。 残っている数少ない力を全て、全力で、余す事無く注いだ。今日までの行動に後悔は無い。 もし負けたって笑って小波君を祝福出来るだろう。 いや…どうなのかな? 全力を尽くしたんだから負けても悔いは無いっていう…

https://seesaawiki.jp/w/pawapokeeroparo/d/%b8%e5%b... - 2011年05月09日更新

第十章:再戦

「さーて、この試合最大の山場がやって来たぞ」 「さっきのメガネの子の三振は何だったんだろうね?」 「分からないが、あれ程の気力を感じる見逃し三振もそうは無い。  色々な想いの末の行動だったんだろうな…」 「何その抽象的な解説…テキトーな事言ってれば騙せると思わないでよ?」 「まぁ決して意味の無い行為では無かったって事だよ。  現にあの三振の後、混黒の四番の纏う空気は明らかに変わった。サムライのオーラを感じる」 「はぁー船に居たら一日中ゴロゴロしてそうな顔してるけどねぇ」 「船?…

https://seesaawiki.jp/w/pawapokeeroparo/d/%c2%e8%b... - 2011年05月10日更新

第九章:決戦へ臨む

(何のつもりだ…?) 小波は困惑していた。 原因は目の前のバッターボックスに居る、餅田浩紀だ。 左打者の彼が小波から見て、左奥隅ギリギリに立っている。 そこに立っていてはどうしたってアウトコースには手が届かないのに…だ。 プロ野球で打撃の得意でない投手が、死球を避ける為にわざとそこに立って三振するというのは 無い事では無いが、これは高校野球である。 投手と野手にそこまで打撃力に差は無いし、餅田は雨崎が戻るまでは混黒で四番を張っていた。 今でも三番であり、打撃力はチーム2位。 七回表。…

https://seesaawiki.jp/w/pawapokeeroparo/d/%c2%e8%b... - 2011年05月10日更新

第八章:混黒の救世主

どこまでも続くかと思われた均衡は、意外な所からあっさりと崩れた。 七回の表、混黒高校の攻撃。 一死ランナー無し、二番ライト池田の打席。 失投では無かった。 今日の小波が失投をするなんて事は有り得ない。 失投というのは、集中を欠いた時に投げられたボールの事だ。 小波の投げるボールが仮に思った所へ行かなくても、それは生きたボールである。 ボクシングにラッキーパンチは無い。倒すつもりの無い拳では、人は絶対に倒れたりはしないという文句があるが それと同じ事だ。 だからこそ…マズいとも言える…

https://seesaawiki.jp/w/pawapokeeroparo/d/%c2%e8%c... - 2011年05月06日更新

第七章:エースと四番の後悔

「まだ、まだオレは届かないのか…小波には」 雨崎優輝はふがいない自分に対し、人生で初めてハラワタが煮えくりかえる思いというのを感じていた。 思い出すのは5回表の第二打席。1-2からの四球目。インハイの直球、と雨崎は読んだ。 自分が開拓を出る際に、チームの要たる捕手の離脱。その責任を取る意味を込めて、詰井にはリードを教え込んだ。 自分が8年間バッテリーを組んで磨いた、小波を生かすリードを。 その為、詰井のリード、特に小波と組んでいる時の詰井のリードは、あれから独学で学んだとはいえ 雨崎の…

https://seesaawiki.jp/w/pawapokeeroparo/d/%c2%e8%b... - 2011年05月06日更新

第六章:独白

試合はもう中盤が終わり、終盤へと突入しようとしていた。 残念だなぁもうすぐ終わっちゃうのか。こんなに楽しい事が。 ずっと戦っていたいな、もっとずっと見ていたいな、もっともっとずっと………生きていたいな。 なんて、ね。 そんな気持ちはここで燃やすんだ。その為に小波くんが、頑張ってくれてるんだから 頑張ってくれたんだから。 あのお人好しが、私の死を受け入れた上で、それでも自分に出来る事をーってやってくれたんだ。 それがどれ程辛かったか…私には想像も出来ない。 残される方が辛い。そんな事は…

https://seesaawiki.jp/w/pawapokeeroparo/d/%c2%e8%c... - 2011年05月06日更新

第五章:謎の風来坊。……謎ったら謎!!

小波が謎の寒気を感じている頃、バックネット裏には一組の男女が座っていた。 それだけなら何の不思議も無い、ただの日常風景だ。 男の方がビデオカメラを回しており、女の方は膝にレポート用紙を広げているが それを加えても、そこまで珍しい光景とは言えない。 しかし、男の方の風貌を見れば、そうは言えない。 どこの浮浪者だ、という感想を誰もが抱くだろう。 実はこの二人組、コアな高校野球ファンの間で最近噂になっているのだ。 日本中の県大会決勝に出没する、怪しい野球マニアとして。 「近年稀に見る投手戦…だな。甲子…

https://seesaawiki.jp/w/pawapokeeroparo/d/%c2%e8%b... - 2011年05月06日更新

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