タグ検索で天本玲泉16件見つかりました。

秘密の二人

 ある宿の一室に、錬金術師と魔術師の格好をした二人の男女が向かい合って座っていた。 「……アマルダさん、どうしたんです? こんな場所に呼び出して」  呼び出された男、錬金術師のコナミが、呼び出した女性、魔術士のアマルダに問う。 「魔法でこの部屋は封印しました。誰にもここで話すことを聞かれたくないからです」  彼女のこの言葉を聞き、彼は表情を一瞬で変え、真剣な表情を浮かべる。 「どうやら、大事な話のようだな」  封印が確かであることを確認した彼女は話し出す。自らの生い立ち、自らの置かれた状況、全…

https://seesaawiki.jp/w/pawapokeeroparo/d/%c8%eb%c... - 2011年05月16日更新

天本玲泉

|タイトル|作者名| |[[1:535-539]]|| |[[6:486-491]]|| |[[本物の笑顔で]]|| |[[6:813-817]]|| |[[変わり始めた私]]|| |[[平穏な日々]]|[[「水道局」氏]]| |[[11:854-861]](4裏)|| |[[名前の安心感]]|| |[[泉の前で]]|| |[[勇者と悪人]](4裏)|| |[[13:224-229]]|| |[[雨林]](4裏)|| |[[19:531-533]]|| |[[秘密の二人]](12裏)||…

https://seesaawiki.jp/w/pawapokeeroparo/d/%c5%b7%c... - 2011年05月06日更新

4裏

ノコにご用心]]|| |[[イル>天本玲泉]]|[[11:854-861]]|| |[[イル>天本玲泉]]|[[勇者と悪人]]|| |[[イル>天本玲泉]]|[[雨林]]|| |[[ユイ>神木唯]]|[[剣と魔法 最後の夏の日]]|| |[[ハヅキ>葉月]]|[[テンプル神殿異聞その0]]&color(#FF0000){※凌辱・リョナ注意}|[[「◆Freege5emM」氏]]| |[[ハヅキ>葉月]] [[アキミ>高城秋生]]|[[テンプル神殿異聞その1]]|[…

https://seesaawiki.jp/w/pawapokeeroparo/d/4%ce%a2... - 2011年05月16日更新

19:531-533

「ふう…ここらでおしまいかな?」 「はい、大丈夫です。ありがとうございました。おかげで今年も無事に終わりました」 正月、日の出島にある神社で俺は神社の主、天本さんと参拝客に対応していた。 プロ球団に入団した年、オフシーズンということもあって実家に帰って来た時のことだ。 帰省直後に神社へ行くと、一人で正月のために準備をしている天本さんがいた。 一人で頑張っている姿を見て、手伝いたくなった。そして、それが毎年の恒例にもなった。 「おばあさんが亡くなってから一人でやるのは大変かなって思ってたけど本当…

https://seesaawiki.jp/w/pawapokeeroparo/d/19%3a531... - 2011年01月08日更新

平穏な日々

「むしろ、感謝するべきなのかも……」 真っ直ぐ彼女の目を見て、そう答えた。 この3年間、多くの不思議な事が起きた。 けれど、島の人達や、日の出高校の仲間たちと過ごした日々。 真紅の優勝旗を掲げてこの島に帰ってきたこと。 そして、支えてくれた彼女との記憶は決して偽物なんかじゃない。 「だから、後悔はしてないよ」 もう一度、同じ言葉を伝える。 呪いは終わった。 だが、まだ全てが終わりじゃない。 自分達の未来はこれからだ――その想いは、届かなかった。 「……本当のこと、お知りになりたい…

https://seesaawiki.jp/w/pawapokeeroparo/d/%ca%bf%b... - 2008年11月17日更新

名前の安心感

「どうぞ、上がって」 それは、本土から離れた日出島の河島家であった出来事 「お、廉也それに天本さん、いらっしゃい」 「あ、お邪魔します・・・」 これが初対面という訳では無いがかしこまってしまう、 それを見て 「ははは、そんなかしこまらなくて良いよ おっと、廉也ちょっと手伝ってくれ」 「は〜い、天本さん上で待ってて」 そう言って二人は仕事場に、天本は二階へそれぞれ向かって行った 扉が閉まる音が静かに響く。 何度か来た事がある部屋、しかし、今までとは心持が違う 心も体も共有し…

https://seesaawiki.jp/w/pawapokeeroparo/d/%cc%be%c... - 2010年05月23日更新

11:854-861

ここは剣と魔法の世界、キングダム王国である 今日もこの国は平和である、何故なら隣国との争いは 「野球人形」と呼ばれるゴーレムによって解決していたからである もう一つに勇者コナミの活躍があった、 つい最近起きた野球人形紛失事件にも活躍したのであった しかし、彼はそんな事が無かったように今日も小鳥と戯れていた。 そんなある日いつものように外に居ると不意に後ろから声がした 「だーれや」 訛りのかかった声が聞こえる、コナミは記憶の底から声の主探した そしてあやふやだが思い当たる人物の名前…

https://seesaawiki.jp/w/pawapokeeroparo/d/11%3a854... - 2009年09月23日更新

雨林

ザァー・・・ 降り注ぐ雨は旅人にとってはたびたび命取りになる 体力は取られるし風邪を引きかねない 森の中に入って来たが葉が多く茂っていて傘の役割をしてくれる 完全に防いでくれるわけではないが 焚き火に使えそうな枯れ木が濡れずすんでいたのは 運が良かったと言えるだろう、だが・・・ 「ヘクチュン」 俺の連れは不幸に見舞われている 数時間前・・・ 「あ"づい"ぃぃ」 草原の真上に上る太陽が大地を照らす、否、焦がす 「何やこの暑さ尋常や無いで」 「ああ・・・全く」 …

https://seesaawiki.jp/w/pawapokeeroparo/d/%b1%ab%c... - 2010年01月17日更新

13:224-229

姫始め・・・現在の1月2日にあたるその日には無論何かを「はじめる」 と言う意味があるのだが諸説ある之からその例を紹介しよう 「・・・・・・・・・ご飯?」 七瀬家の正月の料理に混じって白いご飯がよそられている 「そう、今日は姫始めだから姫飯つまりご飯を今年始めて食べる日なんだよ」 「・・・・そうなの?・・・・・・・・・残念」 「ん?如何したの真央?」 「・・・・何でもない」 「何か残念そうだけど・・・」 「・・・・・・・・・気のせい」 会話はそこまでで二人は行儀よく今年始めのご…

https://seesaawiki.jp/w/pawapokeeroparo/d/13%3a224... - 2010年01月13日更新

勇者と悪人

俺は本来、一介の村人でしかなかった、いつの間にか勇者と呼ばれてたという感じだ じゃあ冒険や旅が嫌いかって言ったらそうじゃない、まだ見ぬものへの好奇心は尽きないものである 今回は当ても無いが町に出れば何かネタもあるだろう   そんな気持ちでここまで来た、昼間の町は活気だっていて賑やかだ 静かな草原にも、生い茂る森にも、絶壁な山にも、そして、町にもそれぞれ 良いところと悪いところがあるものだ、例えば町の悪いところと言えば・・・ 「なんだお前もう一度言ってみろ!」 「何度でもいったるわ、邪魔や木偶…

https://seesaawiki.jp/w/pawapokeeroparo/d/%cd%a6%b... - 2009年12月22日更新

泉の前で

ろまではよく来ましたけど」 河島廉也と天本玲泉の二人は静かな森の散歩を楽しんでいた 「あれ、ここは・・・」 二人が訪れたのは森の中の泉、大きな鏡のように透き通った水を湛えていた 「そういえば、山田くんはここで幽霊が出るって言ってたっけ」 「そうなんですか?」 「うん、まあ本当か如何かは知らないけどね」 「その幽霊は美人なんでしょうね」 「うん、そういえば山田くんは自殺した女の子の霊だって言ってたけど玲泉しってる?」 「知りたいですか?」 笑顔だった天本の顔が真剣な顔になったのには河島は…

https://seesaawiki.jp/w/pawapokeeroparo/d/%c0%f4%a... - 2009年11月27日更新

変わり始めた私

「10月25日、私の誕生日…」 教室に掲げられているカレンダーを見ながら呟いていた。 人から見れば普通の日で当人から見れば嬉い日だろう。 しかし私はそんな気持ちなどにはなることはなかった。 嬉しい思い出のことなんてなかったから…。 『変わり始めた私』 父の顔をみたことはない。 私が生まれる前から既に父は母から姿を消していたからだ。 島に戻った母は既に私を身篭っていた。 父の性は矢部と母から聞いてはいたがそれ以上母は何もいわなかった。 とくに私の誕生日となっても祖母も母も私を祝おうと…

https://seesaawiki.jp/w/pawapokeeroparo/d/%ca%d1%a... - 2008年10月30日更新

6:813-817

「おーい!天本さん!」 日の出島の海岸沿い、沈没船の側に自分は一人でぼうっとしていた。 そんな自分を見つけたのか、元気な青年の声が聞こえる。 「あら?河島さんではないですか」 彼の名前は河島廉也。 一年前にこの日の出高校に転向してきて、野球部に入った男だ。 そして慰霊碑を倒して呪いをかけられた者…。 「偶然ここを通りかかったら天本さんを見つけてね。 天本さん、何をしているの?」 「私は…、ちょっと散歩にきていました。 そしてここで海を見ていたんですよ」 「そう…、だったら一緒に見ても…

https://seesaawiki.jp/w/pawapokeeroparo/d/6%3a813%... - 2008年10月13日更新

本物の笑顔で

をして逝った。 日の出島に帰還した彼に天本玲泉はすべてを話した。 「だから俺に甲子園に行って欲しかったのか…」 そして自分の本音もすべて吐き出した。 (私は野球部に勝って欲しくなかった。 若い頃のロマンスに依存する祖母が…大嫌いだった…。 勝手に命を削って、勝手に死んでしまわれて…。 一人だけ幸せそうに逝ってしまわれて……) 「天本さんは、結局おばあちゃんが好きだったんだよ。 本当は全部、おばあちゃんのためにやったんだろう? 全部おかしな呪いのせいだよ…」 「す…すみません……」 …

https://seesaawiki.jp/w/pawapokeeroparo/d/%cb%dc%c... - 2008年09月07日更新

6:486-491

少女がそっと声をかける。少女の名前は天本玲泉。 不吉ババアと呼ばれる天本セツを祖母に持つ物静かで笑顔が絶えない少女だ。 「ああ、この大会が、最後のチャンスなんだな・・・・」 彼が慰霊碑を倒したことにより起きた呪い。 甲子園に行くことができなければ神隠しにあってしまうという呪い。 昨年の大安高校に惨敗の後、部員の一人が周囲の人々の記憶ごと消滅。 呪いは彼を少しずつ追い詰めていたのだ。 しかし、彼は臆することもなく自らの運命を打ち破るために弱小野球部を立て直した。 その努力の甲斐あって…

https://seesaawiki.jp/w/pawapokeeroparo/d/6%3a486%... - 2008年08月30日更新

1:535-539

慰霊碑を倒したことから全てが始まり、当時のキャプテンが神隠しを被り、 部室が真っ赤に燃え上がり、悪夢で眠れなくなった高校一年生の秋。それから 部員確保のため島中を走り回り、どうにか試合をできる状態にまで作り直した。  二年生になり、俺は事実上のキャプテンになり、練習を休んでまでバイトを して稼いだ汗の結晶である金で部室を改築――ほぼ新築だったけど――したり、 しかし山本くんが消え、つい天本さんに当たったこともあった。  対外試合初勝利を果たし、しばらくたって、俺は天本さんに告白した。  天本…

https://seesaawiki.jp/w/pawapokeeroparo/d/1%3a535%... - 2007年11月30日更新

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