タグ検索で連作48件見つかりました。

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終章:あとがき

※これは雨崎千羽矢小説「後悔なんて、あるわけない」シリーズのあとがきのようなものです。  宜しければ、そちらを全て読み終わった後に、もしよかったら御一読下さい。  最後におまけ短編もありますが、基本は蛇足かもしれない裏話をダラダラ語ってるだけなので、そういうの無理な方はスルー推奨。 おぉ、この隠しページを発見するとは…!! て、最新更新画面から来られた人には関係ないですね。いずれそのページから消えれば隠しページ風になるハズです。 できれば最初からそうしたかったのですがorz えー皆さん、…

https://seesaawiki.jp/w/pawapokeeroparo/d/%bd%aa%b... - 2011年05月26日更新

第十一章:さいごの笑顔

「開拓高校小波投手!ナイスピッチング!甲子園決勝というこの大舞台で、堂々たる姿を見せています!」 TVから聞こえてくる音は、私の最愛の彼氏の活躍を告げてくれていた。 あはは…カッコ良いなぁ。 もうその投球フォームを見る事が出来ないのは残念だけど、見なくても分かるよ。 これだけの大観衆を沸かす事が出来るんだ、やっぱり小波君は日本一だよ。 「アハハ…全く、これでまたファンが増えちゃうね。彼女の座、守れるかな…」 「何弱気な事言ってるんだよ、らしくないぞ。小波が他の女になびくもんか。  そんな事になった…

https://seesaawiki.jp/w/pawapokeeroparo/d/%c2%e8%b... - 2011年05月10日更新

第十三章:エピローグ

――幸せにならなきゃいけない。絶対に。何が何でも。 ――結局、アイツを救う事が出来なかった。 ――だから、だからせめて・・・・・・・・・ 20××年8月23日 雨崎千羽矢の墓の前には、二人の男の姿があった。 小波と雨崎優輝。 元々丁寧に手入れされているそれを、更に磨きあげながらどちらともなく二人は話し始める。 1年前の、熱かった夏の話を。 「丁度今日で一年になるのか…千羽矢が亡くなってから」 「何を今更、だから今ここに居るんだろ?」 「いや、俺は暇さえあればしょっちゅう来てるし」 「…

https://seesaawiki.jp/w/pawapokeeroparo/d/%c2%e8%b... - 2011年05月23日更新

第十二章:延長戦

ザッ 決め球は――― ビシュッ! カーブ! ズバンッ!! 「ストラーイク!バッターアウト!ゲームセット!」 俺の渾身のカーブが詰井の構えたミットに、邪魔するもの無く吸い込まれ 審判は試合終了を告げた。 泣き笑いの顔を浮かべた皆が、俺の所へ駆け寄って来て歓喜を爆発させる。 勿論俺も、子供の頃からの夢が叶った嬉しさは半端じゃ無いものだったが、それ以上に気掛かりな事があり 仲間と喜び合うのもそこそこに、ベンチへ、外へと急ぐ。 「お、おい小波。どこ行くつもりだ?これからお前にはインタビューとか…

https://seesaawiki.jp/w/pawapokeeroparo/d/%c2%e8%b... - 2011年05月21日更新

第十章:再戦

「さーて、この試合最大の山場がやって来たぞ」 「さっきのメガネの子の三振は何だったんだろうね?」 「分からないが、あれ程の気力を感じる見逃し三振もそうは無い。  色々な想いの末の行動だったんだろうな…」 「何その抽象的な解説…テキトーな事言ってれば騙せると思わないでよ?」 「まぁ決して意味の無い行為では無かったって事だよ。  現にあの三振の後、混黒の四番の纏う空気は明らかに変わった。サムライのオーラを感じる」 「はぁー船に居たら一日中ゴロゴロしてそうな顔してるけどねぇ」 「船?…

https://seesaawiki.jp/w/pawapokeeroparo/d/%c2%e8%b... - 2011年05月10日更新

第九章:決戦へ臨む

(何のつもりだ…?) 小波は困惑していた。 原因は目の前のバッターボックスに居る、餅田浩紀だ。 左打者の彼が小波から見て、左奥隅ギリギリに立っている。 そこに立っていてはどうしたってアウトコースには手が届かないのに…だ。 プロ野球で打撃の得意でない投手が、死球を避ける為にわざとそこに立って三振するというのは 無い事では無いが、これは高校野球である。 投手と野手にそこまで打撃力に差は無いし、餅田は雨崎が戻るまでは混黒で四番を張っていた。 今でも三番であり、打撃力はチーム2位。 七回表。…

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第八章:混黒の救世主

どこまでも続くかと思われた均衡は、意外な所からあっさりと崩れた。 七回の表、混黒高校の攻撃。 一死ランナー無し、二番ライト池田の打席。 失投では無かった。 今日の小波が失投をするなんて事は有り得ない。 失投というのは、集中を欠いた時に投げられたボールの事だ。 小波の投げるボールが仮に思った所へ行かなくても、それは生きたボールである。 ボクシングにラッキーパンチは無い。倒すつもりの無い拳では、人は絶対に倒れたりはしないという文句があるが それと同じ事だ。 だからこそ…マズいとも言える…

https://seesaawiki.jp/w/pawapokeeroparo/d/%c2%e8%c... - 2011年05月06日更新

第七章:エースと四番の後悔

「まだ、まだオレは届かないのか…小波には」 雨崎優輝はふがいない自分に対し、人生で初めてハラワタが煮えくりかえる思いというのを感じていた。 思い出すのは5回表の第二打席。1-2からの四球目。インハイの直球、と雨崎は読んだ。 自分が開拓を出る際に、チームの要たる捕手の離脱。その責任を取る意味を込めて、詰井にはリードを教え込んだ。 自分が8年間バッテリーを組んで磨いた、小波を生かすリードを。 その為、詰井のリード、特に小波と組んでいる時の詰井のリードは、あれから独学で学んだとはいえ 雨崎の…

https://seesaawiki.jp/w/pawapokeeroparo/d/%c2%e8%b... - 2011年05月06日更新

第六章:独白

試合はもう中盤が終わり、終盤へと突入しようとしていた。 残念だなぁもうすぐ終わっちゃうのか。こんなに楽しい事が。 ずっと戦っていたいな、もっとずっと見ていたいな、もっともっとずっと………生きていたいな。 なんて、ね。 そんな気持ちはここで燃やすんだ。その為に小波くんが、頑張ってくれてるんだから 頑張ってくれたんだから。 あのお人好しが、私の死を受け入れた上で、それでも自分に出来る事をーってやってくれたんだ。 それがどれ程辛かったか…私には想像も出来ない。 残される方が辛い。そんな事は…

https://seesaawiki.jp/w/pawapokeeroparo/d/%c2%e8%c... - 2011年05月06日更新

Loveletter

…何かをやりきったっていうのは最高だな まさか俺たちが甲子園で優勝できるなんて ほんの最近まで考えられなかったからな やっぱり何かのためとか誰かの為にとかは 良かったよな・・・ 野球部も引退してゆっくりとして 回想に浸っていた小波であるが でも今は授業中のようだった 「うう・・・周りの視線が厳しい・・・」 黒板を見てみると英語の授業のようだ なになに、自分の好きな人に向けて英語で手紙を書くのか ・・・小学生みたいな授業だな まあそういう形式のほうが頭を使わずに済むけど。 い…

https://seesaawiki.jp/w/pawapokeeroparo/d/Lovelett... - 2011年04月23日更新

遭難(後編)

「う、うーーーん!」 小波とエンゼルはほとんど同時に目覚めた。 「あ、おはよう!キャプテッ!あああん!!」 「ど、どうしたエンゼル!?」 「う、動いちゃダメ!」 そう、二人の下半身はまだつながったままなのだ。それ故、小波が身動ぎしたとき、エンゼルにはまたしてもあの快感が襲ってきたのだ。 小波は、エンゼルを持ち上げて右足を床に着かせて、左足を自分で持った。 「ちょ、ちょっと!キャプテン!ま、またぁ、あああああああ!あ、ひゃ、あ、ん、ん、ん、ぐぅ、ああん!」 小波は再び一心不乱に腰を振り続けた。立ちバックと…

https://seesaawiki.jp/w/pawapokeeroparo/d/%c1%f8%c... - 2011年03月26日更新

Another Love letter〜from Toru Yasaka

「なあ、御影くん? このプリントどうやって書く?」 いきなり話を小波から振られ、考え事をしていた俺はびっくりしたが 気持ちを落ち着かせ答えることにした。 「あー、そういうのは自分が書きたいようにすればいいんじゃないか?」 「やっぱ、そうかな。 ありがとう、御影くん。」 そう言って小波は黙々と手紙を書いているようで 当てはまる人物が居るみたいでその点では困っている様子はなかった。 そんな事を思っている自分はというともちろん書く相手は決まっている。 だがそれを手紙という形で渡すというのが…

https://seesaawiki.jp/w/pawapokeeroparo/d/Another%... - 2011年03月14日更新

Love letter〜from Chihaya Amezaki in No.12

キーンコーン カーンコーン 授業が終わってようやく解放された俺は とある待ち合わせの場所に向かっていた。 その場所に着くと、もう彼女は立っているようだった 「あっ、小波君遅いよ」 「ごめん・・・ってまだ約束の5分前だけど?」 「それでもなの!」 「わかったよ・・・ごめん」 まあこんな風にいつも俺の彼女である雨崎千羽矢に振り回されてるが 可愛らしいし千羽矢の言う恋人らしいことも結構しているわけなので 特には気にならないかな・・・ 「遅刻してきた小波君は私の言うことを聞かないといけません…

https://seesaawiki.jp/w/pawapokeeroparo/d/Love%20l... - 2011年02月15日更新

Love letter〜from Makoto Nikaido

キーンコーン カーンコーン ようやく授業が終わったか 背筋を伸ばし放課後の予定を頭の中で思い浮かべていた 「まあ、とりあえずあそこに行くか!」 思い立った俺は鞄を背負いある場所に向かった。 ・・・俺は今、混黒高校に来ている なぜかというと愛する彼女がそこに在籍しているからである 「うーん、この時間だったら終わっててもいいのに・・・」 いつまでたっても現れない彼女を探していた。 「いないとすると・・・あの場所しかないか!」 ・・・ここは武道場である。 どうして俺がそこにいるのかとい…

https://seesaawiki.jp/w/pawapokeeroparo/d/Love%20l... - 2011年02月15日更新

Love letter〜from Yurari Kawata

キーンコーン カーンコーン 今日も授業が終わったみたいだな さて、どうしようか ふとそんなことを考えていると いつの間にか俺の隣にいたゆらりが口を開いた。 「今日は小波君に渡すものがあります。」 「なんだい?」 ゆらりからそれを手渡されると 「手紙?」 「はい、いわゆる不幸の手紙ですよ。」 「えっ…それを直接渡されても…」 「冗談です」 「なんだ、びっくりしたじゃないか。 それでこれは何?」 「英語の授業で書いたあの手紙ですよ。」 「そうだったんだ。 ありがとう、ゆらり…

https://seesaawiki.jp/w/pawapokeeroparo/d/Love%20l... - 2011年02月11日更新

20:301-317

男はもたれかかる冬子の頭を優しく撫でた。冬子からは心地よい熱と愛液の匂いが伝わってきてペニスはさらにむくむくと膨れ上がる。 気持ちよく…とは言ったが具体的にどうしてほしいかは主張しない、気持ちよくする方法など知らない冬子はきょとんとした顔をした。 「どうすれば、いいの…?」 若干上ずった声で疑問を口にする、わずかに開く桜色の唇についつい見入ってしまった。 あのぷにぷにした唇、そしてねっとりとして温かい口内、ざらざらした舌…その全てを自分の舌だけではなくペニスでも楽しみたい。 小さな口いっぱいに冬…

https://seesaawiki.jp/w/pawapokeeroparo/d/20%3a301... - 2011年02月11日更新

18:214-222

『最近義妹がやけに積極的なんだが…』 もし俺が某掲示板にスレを立てていたらこんなスレを立てているだろう。 ちなみにこういうのは嘘というか釣りが相場だがこれは本当のことだ。 あの日…リンが消えた日の公園でのことだ、俺は茜に告白された。 しかし今まで妹として見てきた茜を女…として見るのはすぐには無理だ。 茜もそれは理解してくれているのかとりあえず高校卒業までは妹扱いも許してくれる… のだが最近(今はオフだからあと二ヶ月で卒業だな)やけに積極的だ。 諸君、明らかに出される料理が精力のつきそうな料理…

https://seesaawiki.jp/w/pawapokeeroparo/d/18%3a214... - 2010年11月29日更新

カズの特訓・前編

〜朱里先生のスパルタ授業〜 「はぁ…」 暖かな日差しの降り注ぐ放課後の屋上で、そびえ立つ柱が溜め息を吐いた。 否、それは柱の如き長身の少女だった。 カズこと大江和那。親切高校に通う、ごく普通の少女。 身長は190を越え、古武術の達人。 更に、自分や手に取った物の重力の方向を操る事が出来る超能力を持つ。 そんな事が出来るだけの、普通の、まっとうな高校生である。 そんな彼女が、校舎の屋上で溜め息を吐いている理由。 それは、今彼女が抱えている、ある悩みが原因だった。 「はぁ…」 再び大…

https://seesaawiki.jp/w/pawapokeeroparo/d/%a5%ab%a... - 2010年10月24日更新

カズの特訓・後編

〜お前のドリルは天を突くドリルなのか〜 ガサガサと、草むらが揺れ動く。 森の中、こそこそと、しかし急いで走る影。 やがて、整地された広場のような場所に、影―――小波は姿を見せた。 「…カズ?いるか?」 きょろきょろと周囲を見渡し、目当ての人物がいない事に肩を落とす。 「…約束、してないもんな。仕方ないか。」 一本の木を選び、寄りかかって座る。奇しくも先日、彼女が座っていた場所だ。 いや、無意識に選んでいたのかもしれない。 「ハァ…マズかったよなぁ、やっぱり…」 頭を抱え、小波は深々…

https://seesaawiki.jp/w/pawapokeeroparo/d/%a5%ab%a... - 2010年10月24日更新

紐を解く

「ああ。いいぞ」 小波は、そう答えた。 何も警戒することなく、ただ紐を解くだけだと思ってそう答えた。 にやけた顔を隠すために、振り向いた顔を元の向きに。 (二人を幸せにしなきゃな〜。しかし、嫁が二人いるなんてしあわせだな〜。ロリ巨乳の妹系の嫁に、クールなナイスボディな嫁。 しかも二人とも仲良し!われながらしあわせだなあ。さっきはアカネもリンもかわいかったなあ・・ いつもは可愛いだけのアカネがあんなにいやらしい声を出して・・・エロカッタ!) マニアポイントが15上がった! (リンもいつも…

https://seesaawiki.jp/w/pawapokeeroparo/d/%c9%b3%a... - 2009年06月03日更新

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