私はいつも危険を顧みずに航海や冒険をしているキャプテンに引かれていた。
しかし、その思いは私の為にやってくれたある一件の冒険の後、恋へと変わっている。
キャプテンの事を好きになったんだと私は自覚しているが、その思いには躊躇いがあった。
その理由は、キャプテンの周りには可愛い女の子がいっぱいいるからだ。
その中にいる私なんかの気持ちをキャプテンは受け入れてくれるかと思うと、怖くて言い出せなかった。

某日、自由行動になった際、キャプテンは一人船に残る事になった。武器の手入れらしい。
私は甲板で掃除をする事にしたのだが、頭の中はキャプテンの事以外に考えられなくて捗らずにいた。
「(なんで?なんで私、キャプテンの事を…)」
もう彼の事しか考えられなくて泣きそうになっていると、後ろから肩をポン、と叩かれる。
「ジュン?大丈夫…」
「っ……!」
この時の私は感情的になっていて、キャプテンに抱きついてしまった。
「じ、ジュン…?」
キャプテンが心配そうに話しかける。
今、ここで本当の気持ちを言うべきか?
いや、言っても無駄だ。
彼の周りには、可愛い女の子がいてーー

「一人で悩んでもしょうがないぞ。一人で解決できる問題なんて無いんだからな」
「……キャプテン」
同じ思考を循環させていると、キャプテンが優しく声をかけてくれた。
「ジュンは俺…いや、皆の仲間だろ?だから、悩んでる事があるなら言ってくれ。いつでも相談に乗ってやるからさ」
この言葉で私の心は吹っ切れて、溜め込んでいた感情が爆発した。キャプテンの服をギュッと掴む。
「私…キャプテンの事が……好き…なの!」
「え…?」
涙を溢しながらただ溜め込んでいた言葉を吐き出す。
「ずっと悩んでたの!キャプテンに今の気持ちを伝えても、キャプテンの周りには可愛い女の子が沢山いるから、私の気持ちを受け入れてもらえるかと思うと、怖くて…」
やがて足の力が抜け、その場で座りこんで手で涙を拭く。
「キャプテン…聞いていい?私の事…」
「好きだよ」
最後の言葉を言い終えようとした瞬間、キャプテンから心が解き放たれるような言葉が出された。
「俺の周りには可愛い女の子がいるけど、ジュン。お前の気持ちは誰よりも俺の心に届いたよ」
キャプテンは笑顔で答える。
そっと立ち上がると、キャプテンに問い掛ける。

「じゃあ、私と…」
「ああ、恋人になってもいいぞ」
「あり…がとう!」
嬉しさのあまり、キャプテンに飛びついてしまった。
そのまま二人して甲板へと倒れこみ、私がキャプテンを押し倒してるような状態になる。
「いたた…ジュン、ちょっと唐突すぎないか?」
「ごめん、本当に嬉しかったから…」
そのままの体制で、キャプテンは私の唇へと顔を寄せていき、そっとキスをした。
「キャプテン…」
「何だ?」
「恋人らしい…事、しない?」
いきなり誘っているかのような発言をしてしまった。
…私のバカ。こんな事を受け入れてもらえる筈がー
「いいぞ」
あった。
「い、いいの?キャプテン」
「ああ、ジュンがそれを望むなら、俺はそれに答えるまでだ」
「キャプテン…」
微笑みを浮かべると、今度は私からキャプテンにキスをした。


場所は変わって鍵の掛かった船室。
私とキャプテンは共に全裸で、私はベッドに寝かせられている。
室内には私の声が響いている。
「んぅ……あぁ…」
胸を触られる感触に声をつい上げてしまい、顔が少し熱くなる。
「き、キャプテン…少し激し…ひゃっ」
乳首をペロっと舐められると、僅かに悲鳴をあげてしまった。

「ジュン…可愛いすぎるよ」
「そんな事をされたら誰だって声をあげるよ…」
恥ずかしがって顔を横に向けると、キャプテンは頬にキスをした。
「あれ?もう濡れてるんだ。ジュンもエッチだな」
「バカ…そんな事、ひゃうぅっ!?」
いきなり秘部の中に指を数本入れられて、変な声をあげた。
「キャプテン…ちょっと待……あぁん!」
奥を押されると反射的に声をあげてしまい、何度も押されている内に私は大きく体を震えさせて絶頂を迎える。
「はあ、はあ…」
「もう入れていいか?」
キャプテンの膨張したペニスを見て、私は承諾した。
この後激痛が私を襲うと思うが、覚悟は出来ていた。
「じゃあ、いくよ」
「うん……」
合図と同時にペニスが私の胎内に入ってくる。
膜を突き破るような音がすると、戦いで受ける時よりも凄まじい痛みが私を襲った。
「あぁ…ぅああ……がはっ…」
大粒の涙を流しながらも、私はキャプテンに答える。
「き、キャプテン…遠慮しなくていいよ…気持ちいんでしょ…?」
「くっ…で、でも…」
キャプテンは快楽に耐えるように返す。
「大丈夫だって…私、キャプテンと一緒になれただけで最高に嬉しかったから…お願い」
「ジュン…!」

笑顔で答えると、キャプテンは鎖から解放されたかのようにピストン運動を始める。
「ん!ふあぁ!ああんっ!」
襲っていた痛みは徐々に快楽へと変わり、キャプテンが前へ動くと当たり前のように声を上げる。
「あぁっ!奥に、奥に!キャプテンの、大きいのが、あぁぁ!!」
奥を何度も突かれていると頭が真っ白になってきた。
もう…イっちゃいそう。
「キャプテン…私、そろそろイク…!」
「俺も…出すぞ…ジュン…!」
「分かった…一気に…あぁんっ!」
「がはっ……!」
最奥を突かれると、キャプテンの暖かいのが私の中に流れてきた。
「ふう…ぅう…はぁ……」
ドクン、ドクンと注がれる度に私は声をあげる。
キャプテンと一緒になれたと思うと、私は最高に嬉しくなった。
永久と思われた射精が止まると、キャプテンは優しく私を抱いてきた。
「ジュン…これからも一緒だ…」
「キャプテン…」
温もりを感じながら、幸福な時間を過ごしたーー

その日の夜
「キャプテン、今夜はジュンと一緒にいるけど、何があったんでやんすか?」
「…さあな」
「いいじゃないですか。今日は気分がいいんです♪」
「う〜ん…ロマンだねえ」
「ラブ♪ラブ」

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