最終更新:ID:Z2ufe3y48w 2011年06月02日(木) 15:38:00履歴
「大悟君、次はあそこの焼肉屋に行くでやんす!」
「湯田君。ちょっと待ってよ。」
俺はチームメイトの湯田君に連れられ、夜のゴールデン銀座を歩いている。
このゴールデン銀座には情報収集のため、時々来ている。
しかし、来るたびに湯田君や本田君に会ってしまうので、思ったようにはならないことが多い。
ちなみに今日も同じだ。
しばらく歩いていると、金髪でコートを羽織っている女を見つけた。
「湯田君、ごめん。急用ができたから今日は帰るよ。」
急用ってなんでやんすか〜?という声を背に受け、俺はその女に向かって走りだした。
「何の用だ?リン。」
このリンという女は俺に用がある時にしか現われない。
ちなみに前の用事は、『お金貸して。』だった。
また金を貸せと言われるのか、と俺は思っていた。
しかし今日は目つきが違う。
それは鷹のように鋭い目つきだった。
何かある。そう思った俺はもう一度聞いた。
「何の用だ?リン。」
「情報よ。」
リンはそれだけしか答えない。
「何の情報だ?」
「詳しくはあなたの携帯に電話するわ。今からもう一人の客のほうに行くから。」
リンはそれだけ言い残し、俺の前から去っていった。
ピリリリリリ!!
「う…んん?」
時計を見た。現在四時半。
携帯が鳴っている。
誰だ?こんな時間にかけてくる奴は。
湯田君とかだったら、無視してやる。そう思った俺は携帯を開いた。
その瞬間、目が覚めた。
リンからだった。リンは電話で待たされるのが嫌いだ。
長年の付き合いからよく分かっている。
「リンか。どうした?」
「…待たせるなんていい度胸してるじゃない。大悟君。」
「こんな時間にかけてくるからだろ…。それよりなんだ?」
「あなたもう忘れたの?情報よ。」
あぁそんなことあったな、そう言いそうになった俺は慌てて口を閉じた。
こんなことリンに言ったら殺される。
「違う違う。朝早いからボケてただけだよ。」
「…そう。まあいいわ。九前町の三丁目木の下という住所の家から変な声が聞こえる。これが内容よ。買う?」
「どこだよそれ。俺住所覚えられないから分からないぞ。」
俺はCCRの座標コードで覚えているから、本当に覚えられない。
「ああそうよね。座標コード58341のD。これで分かるかしら?」
「!!なんでお前がCCR専用コードを知っている?」
「私は情報屋よ。そのくらいだったらとっくに知ってるわ。」
「まぁいい。買おう。振込みはいつものところでいいんだよな?」
「ええ。」
プッ。ツー、ツー、ツー。
電話の切れた音を聞いて、俺はもう一度布団にもぐった。
今日はホッパーズの試合だ。
俺は六番サードで先発出場している。
しかし、試合中にもリンの情報のことが頭をよぎっていた。
「(あの情報は何だ?変な声?とりあえず試合が終わったら行ってみよう。)」
その瞬間、カーンという気持ちのいい打球音が響いた。
「サード!!」
しまった。反応が遅れた。
届かないと思った俺は、ダイビングキャッチを試みた。
運良くグローブにボールが入ってくれた。
ホッパーズのスタンドからは大歓声。
相手チームのスタンドからは落胆の声が聞こえる。
俺はもう一度集中しなおした。
諸星さんのサヨナラソロホームランで試合はホッパーズが勝った。
勝利投手は八回から登板していた湯田君。今季初勝利だそうだ。
「今日はオイラの初勝利を祝って焼肉でやんす!」
「あ。ごめん湯田君。今日俺用事が…。」
言い終わる前に湯田君が携帯を取り出し、焼肉屋の予約をとっている。
「これで来なければならなくなったでやんす。」
してやったり!という顔でこっちを見る。
「しょうがないなあ。」
結局、湯田君に午後十時まで付き合わされた。
「58341のD…。この辺りか…。」
現在午後十一時。
俺はリンの情報の場所にいる。もちろん暗いのでCCR製のライトを持って。
しかし、なぜか見覚えがある。
青色のベンチ、灰色の塗装がしてあるトイレ、そしてステンレス製の水飲み場…。
ここまで来てようやく思い出した。
「茜の住んでいる公園か。」
俺は身構えた。茜の住んでいる公園に妙な輩がいては困る。
そのまま歩き出す。
三分ほど歩いた。気持ちを張っていて疲れた俺はベンチに座り込む。
この公園の近くは車もあまり通らないから、少しの音でも響きそうだ。
その瞬間、確かに聞こえた。変な声が。
「ウァァン…アァン…ゥン…。」
「リンの言っていた情報はこれか…。」
その音に向かって歩き出した。
一歩歩くたびに音が大きくなってゆく。
どうやら近いようだ。
俺は電池の消耗が激しいので使わなかったCCR製ライトを取り出す。
目の前が明るく照らされる。
「これは…アカネハウス11号…。」
間違いかと思い、耳を澄ますと確かに聞こえる。
アカネハウスの前に立ち、勢いよくドアを開けた。
「おい茜どうし…!?」
そこには茜がいた。それは当たり前のことだ。
しかし、状態がいつもとは違う。
「あ…大悟さん!?」
茜は下半身が裸で、自分の股間を指で触っていた。
「あ、茜?」
俺はさすがにショックを受けた。
子供だと思っていた茜がオナニーをしていたからだ。
しかしよく考えてみると茜はもう高校生。
胸は服の上からでも充分膨らんでいることがわかるし、スタイルにいたってはもう大人である。
気付くと俺のズボンのあの部分は盛り上がっていた。
俺は慌てて、すぐに隠す。
しかし茜にはもうバレていた。
「……………。」
沈黙が続く。
茜はしばらく俺を見ていた後、ニパッ!!と笑い近づいてきた。
一方俺は茜を見ながら頭の中でどうするべきか必死で考えていた。
サイボーグを捕まえるときは体が反射的に動くのに、こういうときはいい考えが浮かばない。
そのときズボンに何かが触れた。
茜はズボンのチャックに手をかけ、こう言った。
「わかりました!大悟さんもヤリたいんですね!」
「な!?わ、ちょ、ちょっと待て茜!」
しかしもう遅かった。
俺のチンコはズボンを飛び出し上を向いていた。
俺は覚悟を決めた。
茜をベットに押し倒し、胸を揉んだ。
「アァン…大悟さんもやっとその気になってくれましたか!…ンン!」
狭いアカネハウス11号の中に茜の喘ぎ声が響く。
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「湯田君。ちょっと待ってよ。」
俺はチームメイトの湯田君に連れられ、夜のゴールデン銀座を歩いている。
このゴールデン銀座には情報収集のため、時々来ている。
しかし、来るたびに湯田君や本田君に会ってしまうので、思ったようにはならないことが多い。
ちなみに今日も同じだ。
しばらく歩いていると、金髪でコートを羽織っている女を見つけた。
「湯田君、ごめん。急用ができたから今日は帰るよ。」
急用ってなんでやんすか〜?という声を背に受け、俺はその女に向かって走りだした。
「何の用だ?リン。」
このリンという女は俺に用がある時にしか現われない。
ちなみに前の用事は、『お金貸して。』だった。
また金を貸せと言われるのか、と俺は思っていた。
しかし今日は目つきが違う。
それは鷹のように鋭い目つきだった。
何かある。そう思った俺はもう一度聞いた。
「何の用だ?リン。」
「情報よ。」
リンはそれだけしか答えない。
「何の情報だ?」
「詳しくはあなたの携帯に電話するわ。今からもう一人の客のほうに行くから。」
リンはそれだけ言い残し、俺の前から去っていった。
ピリリリリリ!!
「う…んん?」
時計を見た。現在四時半。
携帯が鳴っている。
誰だ?こんな時間にかけてくる奴は。
湯田君とかだったら、無視してやる。そう思った俺は携帯を開いた。
その瞬間、目が覚めた。
リンからだった。リンは電話で待たされるのが嫌いだ。
長年の付き合いからよく分かっている。
「リンか。どうした?」
「…待たせるなんていい度胸してるじゃない。大悟君。」
「こんな時間にかけてくるからだろ…。それよりなんだ?」
「あなたもう忘れたの?情報よ。」
あぁそんなことあったな、そう言いそうになった俺は慌てて口を閉じた。
こんなことリンに言ったら殺される。
「違う違う。朝早いからボケてただけだよ。」
「…そう。まあいいわ。九前町の三丁目木の下という住所の家から変な声が聞こえる。これが内容よ。買う?」
「どこだよそれ。俺住所覚えられないから分からないぞ。」
俺はCCRの座標コードで覚えているから、本当に覚えられない。
「ああそうよね。座標コード58341のD。これで分かるかしら?」
「!!なんでお前がCCR専用コードを知っている?」
「私は情報屋よ。そのくらいだったらとっくに知ってるわ。」
「まぁいい。買おう。振込みはいつものところでいいんだよな?」
「ええ。」
プッ。ツー、ツー、ツー。
電話の切れた音を聞いて、俺はもう一度布団にもぐった。
今日はホッパーズの試合だ。
俺は六番サードで先発出場している。
しかし、試合中にもリンの情報のことが頭をよぎっていた。
「(あの情報は何だ?変な声?とりあえず試合が終わったら行ってみよう。)」
その瞬間、カーンという気持ちのいい打球音が響いた。
「サード!!」
しまった。反応が遅れた。
届かないと思った俺は、ダイビングキャッチを試みた。
運良くグローブにボールが入ってくれた。
ホッパーズのスタンドからは大歓声。
相手チームのスタンドからは落胆の声が聞こえる。
俺はもう一度集中しなおした。
諸星さんのサヨナラソロホームランで試合はホッパーズが勝った。
勝利投手は八回から登板していた湯田君。今季初勝利だそうだ。
「今日はオイラの初勝利を祝って焼肉でやんす!」
「あ。ごめん湯田君。今日俺用事が…。」
言い終わる前に湯田君が携帯を取り出し、焼肉屋の予約をとっている。
「これで来なければならなくなったでやんす。」
してやったり!という顔でこっちを見る。
「しょうがないなあ。」
結局、湯田君に午後十時まで付き合わされた。
「58341のD…。この辺りか…。」
現在午後十一時。
俺はリンの情報の場所にいる。もちろん暗いのでCCR製のライトを持って。
しかし、なぜか見覚えがある。
青色のベンチ、灰色の塗装がしてあるトイレ、そしてステンレス製の水飲み場…。
ここまで来てようやく思い出した。
「茜の住んでいる公園か。」
俺は身構えた。茜の住んでいる公園に妙な輩がいては困る。
そのまま歩き出す。
三分ほど歩いた。気持ちを張っていて疲れた俺はベンチに座り込む。
この公園の近くは車もあまり通らないから、少しの音でも響きそうだ。
その瞬間、確かに聞こえた。変な声が。
「ウァァン…アァン…ゥン…。」
「リンの言っていた情報はこれか…。」
その音に向かって歩き出した。
一歩歩くたびに音が大きくなってゆく。
どうやら近いようだ。
俺は電池の消耗が激しいので使わなかったCCR製ライトを取り出す。
目の前が明るく照らされる。
「これは…アカネハウス11号…。」
間違いかと思い、耳を澄ますと確かに聞こえる。
アカネハウスの前に立ち、勢いよくドアを開けた。
「おい茜どうし…!?」
そこには茜がいた。それは当たり前のことだ。
しかし、状態がいつもとは違う。
「あ…大悟さん!?」
茜は下半身が裸で、自分の股間を指で触っていた。
「あ、茜?」
俺はさすがにショックを受けた。
子供だと思っていた茜がオナニーをしていたからだ。
しかしよく考えてみると茜はもう高校生。
胸は服の上からでも充分膨らんでいることがわかるし、スタイルにいたってはもう大人である。
気付くと俺のズボンのあの部分は盛り上がっていた。
俺は慌てて、すぐに隠す。
しかし茜にはもうバレていた。
「……………。」
沈黙が続く。
茜はしばらく俺を見ていた後、ニパッ!!と笑い近づいてきた。
一方俺は茜を見ながら頭の中でどうするべきか必死で考えていた。
サイボーグを捕まえるときは体が反射的に動くのに、こういうときはいい考えが浮かばない。
そのときズボンに何かが触れた。
茜はズボンのチャックに手をかけ、こう言った。
「わかりました!大悟さんもヤリたいんですね!」
「な!?わ、ちょ、ちょっと待て茜!」
しかしもう遅かった。
俺のチンコはズボンを飛び出し上を向いていた。
俺は覚悟を決めた。
茜をベットに押し倒し、胸を揉んだ。
「アァン…大悟さんもやっとその気になってくれましたか!…ンン!」
狭いアカネハウス11号の中に茜の喘ぎ声が響く。
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