11月のとある休日、俺は父の声で目を覚ました。
「ーーなみ…小波ーー…」
時間を見てみると…まだ6時じゃないか。
本能に逆らえない俺は、父の声を無視して再び眠りに落ちた。

(数十分後…)

「み……君…こな……ん」
今度は耳の近くで声が聞こえる。
父さんめ…直に起こしにきたな。
折角の安眠の時間を邪魔されまいと、押し返そうとして手を突き出した。

ふにゃ

ん?何か柔らかい物を掴んだようだ。しかも生暖かい…
何だ?コレ?
「…小波君のスケベ」
「っ!?」
聞き慣れた声に驚いて起き上がると、ジャージ姿のゆらりの姿が視界に移った。
俺の手はゆらりの胸を掴んでいて、彼女は微かに顔を赤くしている。
「ゆ、ゆらり!?どうして此処に…」
「それよりも、その手を離してもらいたいのですが」
「え?ああ、ごめん!」
慌てて胸から手を放すと、小さく揺れながら元の形に戻った。
「そ、それで…どうして家に?」
「最近の小波君、気が抜けてますから早朝から一緒にマラソンをしようとお父様にお願いをしたんですがーー」「俺はまだ寝てるから、ゆらりが俺を起こしに来たと?」
「はい。因みにお父様は小波君の部屋への入室を許可してくれました」


「(父さん、勝手に人の部屋に入れるなよ!しかも睡眠中に…)」
心の中で文句を言っていると、突然ゆらりが布団を捲って俺に跨がってきた。
「お、おい、ゆらり?」
「ところで小波君、この膨れ上がっているモノはなんですか?」
ゆらりが指差す先には、テントを形成している俺のズボンがあった。
「い、いや…これは朝起きたばかりの男性にとっては当たり前みたいなもので…」
「私の胸を触って大きくなったんじゃないんですか?」
「そんな事は無い!俺の目を見てくれ!」
「…………」
ゆらりはじっと俺の目を見つめる。

(そして数十秒後…)

「小波君の目にはスケベな心が映ってます」
「え、ちょ…」
「これは、粛正しなくちゃいけないですね」
いきなり決め付けられて、ズボンとパンツを脱がされたと思うと、反り立ったモノを口に含まれて愛撫をされる。
「うぁっ!?」
「んん…ほうほんにゃにははふひへふひゃはいへふは」
先頭の部分を重点的に攻めながらゆらりは話しかける。
「ほひはひへ、いあはひいうへへほひへはんひぁはいんへふは?」
「い、言ってる事が……くっ!」
下半身に甘酸っぱい刺激が襲ってきた。
そろそろ限界かな…
「っ……、そろそろ出る…」

「わはひはひは」
こくりと頷くと、ちゅううと吸い出すように先頭を締め上げた。
「っ!で、出る!」
一気に押し寄せた快楽に逆らえず、ゆらりの口の中に精を吐き出す。
「…ん……んくっ……」
ゆらりは精が少しも溢れないよう、ゆっくりと精を飲み込んでゆく。
そして全てを飲み込むと俺のモノにキスをした。
「どうです?目が覚めましたか?」
「覚めたけど…もうちょっとマシなやり方があったんじゃないのか?」
「スケベな心が映ってた小波君にはこれが一番だと判断しました。……あ…」
俺の質問に答えると、気付いたかのようにモノを指でつついてきた。
「…まだ堅いですね…嫌らしい事を考えてる証拠です」
「いや、本当に!もう何も考えてない!ていうか、出したばっかりなんだぞ!堅いのは当たり前だ!」
「普通の人ならもうぐーんと小さくなっている筈です。まだ堅いという事は、快楽を求めている意味です」
下着とズボンを脱ぐと、ゆらりは濡れている秘部に俺のモノを当ててきた。
「まだ粛正する必要がありますね…小波君」
「いや、本当に!やめてくれ!父さんに聞かれたら…」
「もう遅いです」


その言葉が聞こえると同時にゆらりは腰を下ろして、中に俺のモノを飲み込ませていた。
「はあああぁぁん!!」
「ぐはっ……き、きついっ……!」
ゆらりは声を上げずに唇を噛んでいるが、どうみても限界を迎えているようにしか見えない。
結合した秘部からは愛液が溢れている。
「こ、小波君。今は私の…バトルフェイズです……動いたら、声を出、しますよっ!」
「無、茶苦茶だっ…ただでさえゆらりの中は気持ちいのにっ…!」
ゆらりの膣圧が敏感になっている俺のモノを締め付ける。
「苦し、そうで…すね?このまま射精したら、声を上げずに、イってあげ、ますっ!」
「ゆ、ゆらりの……サディストっ!」
体を動かさずにいるが、ゆらりの胎内は俺の精を求めて容赦無く締め付けてくる。
理性は崩壊寸前だった。
「ぐっ!ゆらり!もう、ダメだ!だ、出すぞっ!!」
「分かり、ました…そのまま出してく、ださい!」
しかし、既に理性が崩壊していた俺は、ゆらりの言葉を聞かずに一気に突き上げた。
「ああああぁぁぁぁぁぁぁっ!!!」
ゆらりの声が部屋に響き、胎内に精が吐き出される。
「はぁ、ふうう……小波君、約束したじゃないですか…」

「ごめん、もう何がなんだか分からなくて…」
二人で絶頂に浸っていると、一階から父さんの声が聞こえた。
「小波〜〜、ゆらりちゃんに何をした?」
「い、いや、プロレス技で起こされただけだよ!声はゆらりが力んで出しただけ!」
「そうか、ゆらりちゃんに礼を言うんだぞ〜!」
父さんはそう言うと扉が閉まる音と共に居間へと戻って行った。
「さて小波君、お目覚めバッチリときた所で着替えてください」
「え?本当にマラソンをするのか?」
「当たり前です。何の為に来たと思ったんですか?」
「(俺と朝フェ…)」
「何か変な事を考えませんでしたか?」
「いいや、全然!」
「なら、いいのですが」

朝御飯を食べた後、俺とゆらりは小一時間マラソンをしてきた。
汗をかいたゆらりの姿は、どこぞなく美しかった。

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