キーンコーン カーンコーン
やっと長い授業が終わったようだ
とりあえず俺は荷物をまとめ、ある場所に向かうことにした。
途中、詰井のやつが「顔がにやけてるぞ。どこかへ行くのか」なんて言いやがるから
相手にせずに適当にあしらっておいた。
もちろんこんな状況でなかったら顔を見せてやるくらいのことはしたかもしれない
靖子さんと会った時だって一応は一緒に居させてやったし。
それに今から向かうところに連れて行くのもあいつにとって酷だしな。
なぜなら俺は

─女子高に向かうからだ─

更に正確に言うとそこの生徒会長に逢いに行くわけだが。
しかし神桜の他の生徒にも人気があるらしく
そんなとこを見たらあいつは発狂するんじゃないか
だから親切心でやってるのさ
・・・まあ九割九分九厘ほどだけ嘘だけどね。



そうして神桜の大きな校門に着いたわけなんだが
どうも緊張してしまう。
ここには何度か来ているけど
女の子ばかりだとなんだかね。

そんなこんなでなんとか待っていたわけだが
他の女生徒が俺の事を見つけると話しかけて来るんだが
その対応には困ったよ
そういうのはからっきし苦手だからね。
ようやく目的が叶いそうだ。

ツインテールの可愛らしい少女が現れたからである

そして俺は声をかけた

「よっ、若葉。待ってたよ」
「ああ、小波さんですか」
「・・・なあ若葉、俺たち恋人なんだから気軽に呼ぼうよ」
「そうですね・・・では、小波?」
「なんだい?若葉?」
「・・・やっぱり恥ずかしいですね。でも何だか楽しいです」
「そう? だったら良かったよ」
「はい。それでこれから何をしますか」
「そういえば若葉に渡す物があるんだよ」
「えっ、何ですか」
「これだよ」
「・・・手紙ですか?」
「ああ、そうだよ」
「嬉しいです。だったら私も何かお返しを・・・」
「そんなのいらないよ。これは俺の気持ちなんだし」
「そう言われても・・・」
「まあまあ、その話は保留にしておくことにして」


俺は若葉の手を引き寄せて
ある目的の場所に向かうことにした。

・・・といっても行き先は俺の家だが。




「着いたよ」
「小波さ・・・いえ、小波の家に伺うのは初めてですね」
「・・・合格だよ。まあ、とりあえず中に入ってよ」
「では、お邪魔します。」
「っていっても俺たち以外は誰もいないけどな」

こういう時に誰かいると鬱陶しいし面倒くさいしね。

それで若葉を俺の部屋に入れて
ようやく一段落つくことにした。

それにしても何か落ち着かないな
隣に若葉がいるなんて最近だったらいつものことなのに
こういう時には緊張してしまう
まあ、青春ってやつさ。

「あの・・・小波・・・」
「ん?」

そう言うといきなり俺の腕を組んで近くにきた。

「小波の傍にいると何故かわからないけど幸せな気持ちになれます・・・
あと、心が暖かくなる感じがします。」
「そうかい・・・そ、それはよ、良かったよ」

なんてことを冷静っぽく言おうと努めているが内心、心臓はバクバクだ。
とにかく何か他の事を考えないと・・・
このままだと若さゆえの劣情に身を委ねることになってしまう。

もちろんそれでも俺は大丈夫だし、若葉もきっと承諾してくれるだろうが
それでも心の準備というものはどうしても必要なのだ。

そ、そうだ!
円周率を数え上げれば!
3.14・・・・・・あれ、次は何だっけ?

「・・・小波は私を抱いてくれないんですか?」
「えっ?」
「私は小波のことが好きです。だからどんな事でも出来ます。」
「・・・・・・若葉・・・いいのか?」
「はい。構いませんよ」

そう言われて、俺は瞬間的に体が動いて
若葉のことを抱きしめてキスをした。

舌と舌を絡ませ、互いの唾液も何もかも混ざり合い
じゅるじゅると音を立て俺たちは求め合った。

「はあっはあっ」


少し離すと透明な橋が出来ていた。
名残惜しそうにしている若葉の顔は紅潮していて
それは俺の僅かに残っていた理性を砕くような
砂糖みたいに甘くて愛おしいほどの表情だった。

それでもどうにか持ちこたえようとして
飛んでしまいそうな意識を覚まして
ブラウスのボタンを一つずつ外していった。

ぷちっ、ぷちっ
解いていくたびに聞こえる音が
今、現実に起こっていることを改めて実感させる。

若葉のほうは今か今かと待っているようで
上気しきった顔で俺のことを見つめていた。

俺はそんな若葉の期待に応えるために解いていった。

ボタンが全て外れたことを確認した後
ブラを捲り上げて、たわわに実った胸をおもむろに掴み
右手は乱暴に、左は乳首を舌で入念に責めていく。

「ふぁっ、ああっ・・・」
「気持ちいいかい?若葉?」
「はい、気持ちいいですぅ もっともっとお願い・・・」
「ああ、言われなくてももっと良くさせてあげるよ。」

一つの手を胸から離し、それを今度は
パンツの中から入れ、若葉の恥丘に触れた。

それだけでも少しばかり濡れていたが
そのまま指でズボッと一気に入れた。

「はああっ、あん、ふひぃ、あっ、いいです、そこ、そこ、いい!あんっ」
「こんなに濡らすなんて若葉はエロいね」
「私は小波だけですっ。 あなたのだったら何でも好きですっ」
「嬉しいよ。俺も若葉の事愛してるから」
「私もです! ああっ、こ、小波といるとこんなにも感じてしまって・・・」
「気にすること無いよ。俺だけに普段見れない若葉をさらけ出してよ」
「あ、ありがとう・・・ございます。小波にだったら・・・はああん、もうイキそうです。」
 
いつもあんなに清楚でおとなしくて真面目な女の子が
こんなにも淫らに、深く、俺に夢中になってくれるなんて。

その姿を見ると確かに一人の少女に
愛されていることが分かって
少しでもその希望を叶えてやりたいと思った。

限界が近い若葉に俺は
指の動きを強くし、早く絶頂を迎えられるようにした。

「わ、私・・・もう!」
「イってよ・・・それでその姿を俺にだけ・・・」
「はいいっ、あああああっ!」

いきおい良くイッた若葉はパンツをびしょびしょに濡らし
太ももにもその滴が付いていた。

ひゅうひゅうと息を切らして疲れ果てた若葉の様子は
とても美しくて可愛らしかった。




「はあはあっ、可愛いよ若葉」
「ありがとうございます。でも・・・少し激しすぎです」
「ごめんごめん。だけど良かったよ」
「そうです・・・か? こちらこそです」

そう言って俺はまたキスをした。
すると若葉のほうも舌を求めてきてぴちゃぴちゃといやらしい音を響かせ
情熱的に、積極的に、また淫靡的に俺たちは舌を絡ませあった。

「ふう・・・そろそろいくけど大丈夫か?」
「はい、いつでもどうぞ」

俺はもはやその体を全く為していない
ぐしょぐしょに濡れてしまっているパンツを脱がし
ベッドの上に若葉をそっと押し倒した。

準備は万端となったわけだが
そのまま挿れるのもそれはそれでいいけどそれじゃあ面白くない
ここはやっぱり・・・

「・・・まだ、しないんですか・・・ひゃう!」

スカートの中に潜り、その割れ目に舌でなぞることにした。

しっとりと濡れている花壷は簡単にその侵入を許した。
指で穴を拡げて行きながら舌をどんどん奥へ進ませていき
さまざまな方向へ動かした。

「ふああっ、あっ、いい、また感じてます、中に・・・ああっ」

何度もそこに快感を与えられていては限界も近くなるだろう。
なので舌を勢い良く差し込み
片方の手でそのままクリを捻った。

「ああああっ!」

またしても強くイッた若葉は
その花壷に溜まった淫らな液体を
至るところに放出させながら濡らしていった。

「ふっ、不意打ちは卑怯ですよ・・・それにまだ私は小波を気持ちよくさせてませんし」
「それは悪かったよ。今度は若葉の望みどおりに!」

その直後、俺は若葉の割れ目に一物をあてがい、そのまま貫いていき
濡れた花壷は感度を敏感にさせ、ギュウと俺のを締め付けた。
これには俺も堪らなくなりイキそうになったが
それを何とか我慢し、腰を何回も何回も動かしていった。


「ああっ、小波の大きなものが私の奥深くに入って・・・気持ちいいですっ」
「俺もだよ。若葉の中、すごく熱くて締め付けられるよ」
「か、壁のような所にゴリゴリとしてて、いいですっ。」

ずぶずぶと淫らな音を鳴らして
二人は繋がっていた。

腰を打ちつける度に水音が強くなっていき
ぱちゅんぱちゅんといろんなものが混ざった音がしている。

「わ、若葉!もう俺・・・」
「私もですっ。あっ、あっ、一緒に・・・ああっ、私の全てを小波だけに・・・」
「イクぞ!」
「んんんんんっ! ふぁあああっ!」

大きくのけ反った若葉の体に
俺は真っ白な感情を中に吐き出した。


「まだ中で暴れている感じです。
それになんだか小波といると全てを忘れさせてくれる気がします・・・」
「俺も若葉に会えて良かったと思ってるよ。」



激しい情事で乱れた若葉の髪を優しく梳きながら、こう言った。

「好きだよ、若葉」

『私もです』と言ってくれた少女を
俺はいろんな想いを込めて強く抱きしめることにした。

その上でこんな事を思った。
─輝く太陽が緑を育むように、これからの日々を若葉と一緒に実らせたい─と。

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