[86]あの二人があ○ゅら男爵化した 1 ◆6BmcNJgox2 <sage>2007/08/20(月) 11:47:54 ID:9LPGYjrJ
[87]あの二人があ○ゅら男爵化した 2 ◆6BmcNJgox2 <sage>2007/08/20(月) 11:49:24 ID:9LPGYjrJ
[88]あの二人があ○ゅら男爵化した 完 ◆6BmcNJgox2 <sage>2007/08/20(月) 11:50:49 ID:9LPGYjrJ

「大変だー! 高町一等空尉とスクライア司書長があし○ら男爵化してしまったぞー!」
これは時空管理局全体を震撼させた一大事件の記録である。

「なのはとユーノが一体どうなったって!?」
「何かとにかく凄い事になってしまったんやて!」
名無し局員から事件の報告を受けたフェイトとはやては大急ぎで現場へ走った。
「なのはとユーノ大丈夫…って…。」
「な…なんでやねん!!」
現場に到着して早々、その光景を見たユーノとはやては衝撃の余り硬直してしまった。
確かになのはとユーノは無事にその場にいた。だが…その先が普通じゃなかった…。
「う…う…フェイトちゃん…はやてちゃん…。」
「何か僕達…とんでもない事になっちゃった…。」
事の重大さになのはとユーノの二人も目から涙を流しながら気まずい顔をしていた。

なのはとユーノの二人は一つの体に合体してしまった。
しかし…合体と言ってもユニ○ンとかフ○ージョンとかそう言う次元の問題じゃない。
何と右半分がなのは、左半分がユーノと言うまるであしゅ○男爵の様な姿になっていたのでる。
これは過去に存在した○しゅら男爵と言う名の右半分が女性で左半分が男性と言う不思議人間に
ちなんで「あ○ゅら男爵現象」と名付けられた。

そもそも何故なのはとユーノがあしゅ○男爵化してしまったのだろうか?
その理由も説明しなくてはならない。ある日、管理局が「何でも合体させちゃうマシーン」
とか言う名前の珍妙なロストロギアを回収した。その名の通り何でも合体させてしまう
機能を持っていると言う事が分かったのだが、そこでその何でも合体させちゃうマシーンが
誤作動を起こし、たまたまその場にいたなのはとユーノが合体。あし○ら男爵化してしまったのだと言う。

「うわぁ! 本当に○しゅら男爵みたいになってる!」
「すげぇ!」
「うわぁぁん! 見ないでよ! 私達を見ないでよぉ!」
あしゅ○男爵現象を起こしたなのはとユーノの姿を一目見んと管理局中から
人が集まって来ており、なのはは余りの恥かしさと情けなさに泣き出してしまっていた。

とりあえず何とか騒ぎが収まった後、機動六課全体でなのはとユーノの
あし○ら男爵化現象に関しての対策会議が行われていた。
「と…とにかく…この原因を作った何でも合体させちゃうマシーンの調査は他所に
お願いするとして…二人はどうやって元に戻せば良いのかな…。」
「ね…ねぇ…私達…どうなっちゃうの…?」
なのははなおも泣き続けており、皆も何とか元に戻したいと考えていたがどうにもならなかった。
「酷な様だけど…しばらくの間ユーノ君とそのままで暮らすしか無いよね…。」
「もうこうなったら犬にかまれたと思って我慢するしか無いか…。」
とりあえずユーノは妥協していたが…そこでなのはがある事に気付いた。
「ちょっと待ってよ! トイレとかお風呂とかこの場合どうしたら良いの!?」
「あ…。」
皆は沈黙した。確かになのはとユーノがそれぞれの人格を持ちつつ一つの体に融合してしまった以上、
トイレや風呂はどうすれば良いのかと言うのは非常に重大な問題であろう。
「そ…それは…やっぱりお互いに丸見られなんじゃないかな…?」
「嫌ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
なのはの絶叫が響き渡った。確かにそういうのを男に見られると言うのは実に抵抗があるだろう。
特にトイレ。だが…ユーノは冷静さを装いながらもかすかに興奮していた。
「(こ…これは結構良いかもしんない…。)」
「ユーノ君の馬鹿ぁぁ!!」
ユーノの心の中が思念通話でなのはに悟られてしまい、直後になのはの平手打ちが
ユーノの頬に直撃していたのだが、客観的に見ると自分の右手で自分の左頬を叩くと言う
シュールな光景にしか見えず、思わず笑いが込み上げていた。
「皆笑わないでぇぇ!! うわぁぁぁぁぁぁぁん!!」
なのははもう完全に泣き出してしまった。ユーノは頬を腫らしながらも今後の展開を
予想してやや興奮気味だったが…

それから一週間後、なのはとユーノは自然に元の姿に戻っていた。
これも原因は不明。もはや何でも合体させちゃうマシーンの効果が切れたのだと解釈するしか無かった。
そしてその日を境になのははしばらくの間ユーノと口を聞いてくれなくなってしまったのだと言う。
無理も無い。二人は一週間の間ずっと一つの体で行動を共にしていたのだ。無論風呂やトイレも同様。
食事から排泄まで自分の全てをマジマジとユーノに見られてしまったなのはが怒らないはずは無かった。

「これでなのはとユーノの関係も終わりか…これは私としても好都合な展開になって来たね。」
フェイトはこの状況が好機と見ていた。今回の事でなのはとユーノの関係も終わりだと見た
フェイトはこの後失意のどん底に陥ったなのはを励ましてなのはにとっての好感度を高め、
完全になのはを自分の物にするつもりだった。愛があれば性別の壁など関係ない。
…とか考えていたのだが…しかしここでフェイトは興奮のあまりとんでもない方向へ
考え方がエスカレートしてしまう。
「そ…そうだ! これだ! これでなのはと一つになるんだ!」
フェイトは何でも合体させちゃうマシーンを持ち出していた。これで今度は自分が
なのはとあ○ゅら男爵化してしまおうと考えていたのであるが…
そこで大誤算と言うかとんでもないミスが生じて何故かレジアス中将とあしゅ○男爵化して
しまうとはその時のフェイトはまだ想像も出来なかった。

あし○ら男爵化事件のせいでなのはとユーノの関係は終わったのかと思われていたが、
超意外な事にもこの事件こそが二人の結婚の最大のきっかけになろうとは誰も予想は出来まい。
結婚を決意した理由も…
「もう何もかも見られちゃったんだから結婚するしか無いじゃない!」
と泣きながら主張するなのはの姿があったりするのだが…それでも
結構二人の仲はまんざらではなかったりするから凄い。
                     おわり

著者:◆6BmcNJgox2

このページへのコメント

なのはの声的にはあしゅら男爵というより、シンメトリカルドッキングだな!!(何龍神かは不明だが…)

0
Posted by なのはの演出やりたい 2013年10月09日(水) 18:31:58 返信

なにげにアニメ化を希望。むしろアニメ化したい!!

0
Posted by なのはの演出やりたい 2013年10月08日(火) 21:03:01 返信

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