829 名前:こっちのがよっぽど厳罰だわ 1 ◆6BmcNJgox2[sage] 投稿日:2009/05/23(土) 18:11:28 ID:j74/SNOs
830 名前:こっちのがよっぽど厳罰だわ 2 ◆6BmcNJgox2[sage] 投稿日:2009/05/23(土) 18:12:08 ID:j74/SNOs
831 名前:こっちのがよっぽど厳罰だわ 3 ◆6BmcNJgox2[sage] 投稿日:2009/05/23(土) 18:15:01 ID:j74/SNOs
832 名前:こっちのがよっぽど厳罰だわ 4 ◆6BmcNJgox2[sage] 投稿日:2009/05/23(土) 18:16:18 ID:j74/SNOs
833 名前:こっちのがよっぽど厳罰だわ 5 ◆6BmcNJgox2[sage] 投稿日:2009/05/23(土) 18:17:35 ID:j74/SNOs
834 名前:こっちのがよっぽど厳罰だわ 6 ◆6BmcNJgox2[sage] 投稿日:2009/05/23(土) 18:18:59 ID:j74/SNOs

 聖王のゆりかごを利用し、時空管理局壊滅を企んだジェイル=スカリエッティであったが、
機動六課を筆頭とした管理局の猛反撃によって敗れ、逮捕されてしまった。

 こうして、軌道拘置所に拘束されると言う厳罰に処されたスカリエッティであったが…
それでもなお彼には反省の色は無く、管理局もほとほと困り果てていた。

 しかし…そのスカリエッティを恐怖のズンドコに陥れるある事件が起こるのである。それは…

「こんにちわ。」
「ん…?」

 ある日、軌道拘置所内でスカリエッティが収監されている独房に一人の女性が訪れた。
彼女の名は言わずと知れた高町なのはである。

「何の用だ?」
「いやね、軌道拘置所に閉じ込めてもなお反省の色の無いジェイルに新しい刑罰を与えようって話になってね?」
「小娘のくせに馴れ馴れしい口を叩くな!」

 いきなり『ジェイル』と名前で呼んで来るなのはにスカリエッティは馴れ馴れしさを感じ、
思わず怒鳴り付けていたのだが、なのはの表情は変わらず、むしろ優しい微笑を浮かべていた。

「言いたい事はそれだけ? ならこれからジェイルに新しい刑罰を与えま〜す。」
「ふっ…何をやっても無駄だ。私は何をされようとも管理局には………ってうぉぉぉぉ!!」

 今までと同じ様に余裕の笑みを浮かべていたはずのスカリエッティが突如として驚嘆した。
何故ならば………なのはがスカリエッティの目の前で堂々と服を脱ぎ出し、その全裸体を露としていたからだ。

「なななななな…何をするんだ………と…と…突然…。」
「何って…これからジェイルに与える刑罰をするには裸にならなきゃならないんだよ。」
「裸にって………普通こういうのは刑罰対象が服を脱がされるんじゃないのか!?
素肌に直接ムチを打ったりなんかする為に………とか。」

 なのはの行動にスカリエッティから『余裕』の二文字は完全に消滅していたが………
一糸も纏わない生まれたままの姿のなのはの肢体は美しかった。豊満な乳房…括れた腰…大きすぎず、
かつ小さすぎ無い丁度良い大きさの尻…太股……。普段のサイドポニーでも、バリアジャケット装着時の
ツインテールでも無いストレートに下ろされた頭髪はなのはを不思議と大人びて見せ、何よりも
普段から白を基調とした服装を多く着用しているが故に……なのはの全身の柔らかな素肌が
なんとも言えない美を演出していた…………。そんな彼女の無防備な肢体を間近で見せられる
スカリエッティ…………羨ましすぎる。これの何処が刑罰なんだと………。

「どう? 私のカラダ…綺麗でしょ?」
「ど…何処が…。そんな小便臭そうなの見ても誰も喜ばんよ…。」
「あら? そんな事言っちゃうの? でもそれってアンリミテッドデザイア…無限の欲望の
名が泣くとは思わないの? 女の子の裸に欲望を抱けないなんて…矛盾だよ。」
「何とでも言え。私はお前の様な小娘等に興味は無い。」

 自身の美しき肢体をアピールし迫るなのはに対し、スカリエッティは必死に冷静さを装うが…
残念ながらカラダは嘘を付けず、その股間は完全に勃起していた。

「ウフフ…そんな事言ってオチンチン勃ててるのは何処の誰かな〜?」
「こっこら! 触るな! 触るなと言っている!」

 勃起した一物をズボンの上から優しく握るなのはに対し怒鳴るスカリエッティだが、
なのはの表情に『恐れ』の文字は無い。

「あのねジェイル…。自分の立場は分かってる? 貴方は管理局に反旗を翻すも空しく敗れて
逮捕された時空犯罪者。そして私は反省の色の無い貴方に新しい刑罰を与えに来た管理局員。分かる?」
「だ…だが…しかし…それの…それの何処が刑罰と言うのだ!?」

 確かになのはの言葉には矛盾がある。『刑罰』を与えに来たと言うわりには、全裸になって
スカリエッティを興奮させるばかりで刑罰らしい事は何もやっていない。

「フフフ…。それが素人の浅はかさだよジェイル…。貴方は既に私の刑罰の術中にはまってるの。」
「な…何!? って驚いてる隙にズボンとパンツ下ろすなよ!!」

 何と言う事だろう。なのはは堂々とスカリエッティのズボンとパンツを下ろし下半身を露出させてしまった。
しかもなのははさらにスカリエッティの股間にぶら下がる一物に優しく手を添えるのである。

「あら意外と立派なオチンチンじゃない。これならクローンなんて手を使わなくても立派な
子供を作る事だって出来るのに。」
「わっ! こら! 離せ! 触るな!」

 慌て戸惑うスカリエッティだが、なのはは相変わらず優しい微笑を向ける。

「今まで貴方がやって来たクローンやその他、命を弄ぶ様な研究はもう未来永劫やらせはしないし…
貴方がナンバーズの女の子達のお腹に仕掛けていたクローンも全部処分しちゃったけど…
その代わり…私が貴方の子供を産んであげても良いよ?」
「何ぃぃぃぃぃ!?」

 なのはの爆弾発言にスカリエッティの目は大きく見開く。しかしなのはは容赦無く彼を押し倒した!

「あらあら、機械仕掛けの女の子の身体は平気で弄ったりするくせに、生身の女の子はダメ?
でも言っておくけど貴方に拒否権は無いよ! これが貴方に対する刑罰! 貴方がどんなに嫌がっても
私は産むから! ジェイルの赤ちゃん産んであげるから!!」
「な…何だと!? ふざけるな! 貴様…正気か!?」

 なのはの行動はとても正気の沙汰とは思えない。しかし…彼女は本気だった。
仰向けになったスカリエッティの上に跨り、その勃起した一物を自身の膣口へ押し当てる
なのはの目は…本気で彼の子を産むと言う強い意志に溢れていた………

「さあ行くよジェイル! って痛ぁぁ!!」
「なっ…お前………!?」

 意気揚々とスカリエッティの一物を自身の膣口に潜り込ませるなのはだが、その直後
強烈な激痛を感じたかの様に悶えた。良く見ると…彼女の膣口からは真っ赤な血が流れ出ていた…

「お…お前まさか処女だったのか!?」
「当たり前じゃない…今日が初めてなんだもん…。」
「なっ……処女なら…処女なら何でこんな事を!」

 そのやり口はとても処女とは思えないのに…処女だったなのは。女性にとって処女とは大切な物だと言うのに
時空犯罪者…しかも受刑者であるスカリエッティに対して自分から散らす様な行為を見せたなのはの
心中は……例え稀代の天才と言われたスカリエッティを持ってしても読める物では無かった。

「構わないよ! 命を弄ぶ研究ばっかりして来たジェイルに命の尊さを教えられるなら
私の処女なんて安いものだよ!」

 なのはは自分から腰を動かし始めた。初めてでそんなに勢い良く動かすのは凄い痛い事だと思うのに…
なのははその痛みに顔を歪ませながらも動かし続けて行くのである。

「アッ! アンッ! アッ! ど…どう? 気持ち良いでしょ!?」
「ふ…ふざけるなぁぁ…こんな刑罰など何処の世界にあると言うのだぁぁ! 私は負けんぞぉぉ!!」

 スカリエッティは表情を歪ませ、必死に快感に耐えていたが…その間にもなのはの膣肉は
スカリエッティの一物を強く咥え込み、耐え難い快感を与えていた……。

「私は負けん! 私は負けんぞ! こんな物………こんな物ぉぉぉ!!」

 快感は時に苦痛以上の苦痛となる。軌道拘置所に常駐する恐るべき獄卒どもによる刑罰等より………
高町なのはとのSEXの方がよっぽどスカリエッティにとっては地獄であった………

 必死に快感に負けまいと耐え続けるスカリエッティだが…残念ながらそのカラダは正直だった。
スカリエッティは強烈な射精意を感じていたのである。

「うわっ! 出る! 出る!」
「出して出して! ジェイルの精子私に頂戴!? 私のお腹の中にある子宮と言う名の
天然の培養槽にジェイルの精子が加われば…そこで新たな命が芽生えるの!
クローンとは違う、自然の摂理に則った生命本来の子孫の残し方! 私はジェイルに
それを伝える為に…………貴方の子供をこの身を持って………産むの!!」
「く…くそぉぉぉ!! これが! これが刑罰だと言うのかぁぁぁぁ!!」

                  ど び ゅ っ

「う…うあ……………。」

 出してしまった。スカリエッティはついになのはの繰り出す快感に負け…射精してしまった。
なのはの膣…子宮を自身の精子で満たしてしまった。クローンやその他、様々な生命研究を
続けて来た彼にとって……その様な原始的な行為を取り、なおかつそれに快感を感じてしまった事は
敗北も同然だった…。

「それじゃあ今日の刑罰はここでお終い。しばらくの間はこの軌道拘置所で大人しくしててねジェイル。
脱獄とかその他…変な事しちゃったら…子供の顔…見せてあげないからね!」
「ま…まさか………本当に……本当に私の子供を産むつもりか!?」

 スカリエッティはそこがまだ信じられなかった。管理局のエースともあろうお方が
時空犯罪者の子供を産む等…正気の沙汰では無い。ましてやなのは程の美人なら
男の方から寄って来てもおかしくないと言うのに……。

「私ね…こう見えてもあんまり男の人に縁が無いの。表向きは皆エース・オブ・エースって呼んで
持ち上げたりするけど…裏じゃ悪魔だの何だの酷い言い様…。おかげで私に寄って来る男の人なんて
いやしない。むしろ避けられてる位だよ。頼みの綱だったユーノ君も無限書庫の女性司書Aさんと
さっさと結婚しちゃったし……。私…嫌だよ! このまま相手も無くて…子供も作れなくて……
一人身のままシワクチャのお婆ちゃんになっちゃうなんて……嫌! そんなの絶対に嫌!」

 先程まで笑っていたと言うのに…突然泣き出すなのはに秘められた悲しみ…
それはスカリエッティも思わず黙り込む程であったが…なのはは続けた。

「でもそんな時に私はある事を知ったの。ねぇジェイル…アマゾネスって女性だけの部族…知ってる?
そのアマゾネスが子孫を残す際には、他所の部族から男の人をさらって来て、それで子供を
作らせたりしたんだって。もう相手がいないからいっそその手で行こうって思ったの。で、丁度良い具合に
貴方がここに転がり込んで来て………ならもうジェイルの子供産むしか無いじゃない!」
「何だ…何がお前をそこまで必死にさせるのだ…。」

 なのはの必死さはスカリエッティも唖然とさせる物だったが…そこでなのはは脱いだ衣服を
着ながらスカリエッティの疑問に答えた。

「クローンって、確かに近代的で先進的なイメージがあるけど…クローンでしか種の保存の出来ない様な
社会って…それは凄く悲しい事だと思う。クローンで増やしても個性が無くなるし、何より一つ一つの
『命』の価値が軽くなってしまうと思うの。どんなに科学技術が発達しても…人間もまたその根底は
動物と一緒なんだから…やっぱり自然の摂理に則って男女が身体を重ね合わせた共同作業で
種の保存を行って行く事も…大事だと思う。私はジェイルの子供を産む事でその事を貴方に伝えたい。」
「………………………。」

 なのはがスカリエッティの子を産もうとする行為は正気の沙汰では無いが………
それも全てはなのはなりの考えがあっての事かも…しれない……

「それにクローンでしか種の保存をやらなくなったりしよう物ならそれこそジェイル、貴方の
勝利みたいになっちゃうじゃない? だから私は貴方の子供を産む事でそれを否定したいの。
クローンやその他生命操作の権威なジェイルが…ただの人間の女性と子供を成すなんて………
様にならなくなると思わない?」
「くそ! お前の狙いはそれか!? それなのか!? その為だけにお前は我が身を犠牲にしようと
言うのか!? 狂ってる! 絶対に狂っている! お前の方がよっぽどおかしいぞ!!」

 なおもスカリエッティはなのはの正気を疑うが…なのはは構わず出口のドアを開いて外へ出ていた。

「じゃ、私はもう行くから。良い子にしてないとダメだよジェイル。」
「ふんっ…それもこれも全部私を脅す為のポーズで…時空犯罪者の子供なんて産んでたまるか
ってのが本音だろうに…………。」

 それから数ヶ月近い月日が流れたある日、何時もの様に軌道拘置所内の独房にいたスカリエッティに
対し管理局員や看守が数人やって来ていた。

「ジェイル=スカリエッティ、出ろ。貴様の処刑が決まった。」
「ほう…それはまた突然だな。」

 ついにスカリエッティが処刑される日が来た。と言うのに…意外に彼は冷静だった。
まるで自分が死ぬ事等恐れてはいないと言わんばかりに………

 処刑台に立たされ、金属製の柱に括り付けられるスカリエッティ。そして彼に対して
死刑執行を行う者達がデバイスを向ける。銃殺ならぬ魔法殺刑だ。

「これよりジェイル=スカリエッティの処刑を行う。はじめぇ!!」

 死刑執行を伝える声が響き渡ると同時に魔法のチャージが開始され……スカリエッティを撃ち抜く…
と思われていたはずなのに……響き渡るのは魔法の発動する派手な音だけで…スカリエッティの体には
傷の一つも出来はしなかった。

「ん? どうした? どうしたと言うのだ!?」

 彼等の行動にわけの分からないスカリエッティだが…

「今この瞬間、ジェイル=スカリエッティは処刑された!」
「何!?」

 スカリエッティは無傷だと言うのに…スカリエッティは処刑されたと叫ぶ死刑執行人達…
全くわけが分からない。

「何故だ!? 何故私を撃たない!? 処刑する気があるならさっさと処刑しろ!!」
「ジェイル=スカリエッティの処刑ならば既に完了している。」
「だが私は………。」
「我々はジェイル=スカリエッティの処刑をするとは言ったが、高町ジェイルの処刑をするとは言っていない。」
「何!? って高町ジェイルって!?」

 いきなり変な事を言われて頭が混乱しかけるスカリエッティだが…

「今日から貴方は高町家の婿養子になるんだよ。」
「おっお前はぁぁぁ!」

 そこへ現れたは高町なのは。しかし、少し様子が違った。何故ならば…彼女は一人の小さな
赤ん坊を優しく抱き抱えていたからである。

「ほら見てジェイル、貴方の子供よ。パパに似てこの悪そうな目付きが凄く可愛いでしょ?
でもクローンじゃないんだよ。私の卵子をジェイルの精子で受精させて、子宮で育てた
正真正銘の私達の子供。凄いね〜。まさに生命の神秘だよね〜。」
「うわああああああ!! 本当に産んでやがるぅぅぅぅぅ!!」

 なのはは本当にスカリエッティの子供を産んでいた。もう正気の沙汰では無い!

「何故だ!? 何故なんだ!? お前等一体何がしたいんだよぉぉぉ!!」

 スカリエッティは叫ぶしか無かった。こんな悔しさは今まで感じた事が無かった………。
しかし、なのははもとより他の局員もまたそんな彼を笑顔で見つめていた。

「貴様は今日から高町一等空尉殿の夫となり、高町ジェイルとして生きるのだ。
下手な刑罰等よりこっちの方が貴様にはよっぽど厳罰に値すると分かったからな。」
「私はシングルマザーでも構わなかったんだけど〜、こっちの方が面白いと思ってOKしちゃった!
この子にとってもパパがいた方が良いと思うしね。」
「な…なんだと…。」

 これで分かった。今までのなのはの正気の沙汰とは思えない奇行の数々を初めとした
スカリエッティに対する仕打ち…。全てはこの日の為。変に艱難辛苦を与えるより、
むしろ幸せを提供した方がスカリエッティに対しては毒になると管理局は考えたのだ。
人間…苦痛には耐えられても…快楽には…脆い。

「さらに貴様がその頭脳を管理局の為に尽くしてくれると言うのならば…ある程度の自由も約束しよう。」
「そんな勝手に私を信用しても良いのかな…? 私は管理局を内側から壊滅させるかもしれないぞ。」
「だから〜! そうさせない為に私がいるんじゃない! ねぇ! あ…な…た…。」
「うあああああ!! 私に寄るなぁぁぁ!! 触れるなぁぁぁぁぁ!!」

 何でこんな事になっちまったのか…とても正気の沙汰では無く得体の知れない
なのはの行動は彼にとって何者以上に恐ろしい物となっており、その慌てふためく姿に
管理局も安心と言わんばかりの顔をしていた。

「やはりな。高町一等空尉と暮らす事は奴にとって何よりの刑罰の様だ。精々仲良くするんだぞ!」
「じゃあ行こっか! これから貴方を私達の愛の巣に案内してあげる! これからも頑張ろうね!
クローン研究なんて二度とさせないけど…その代わり私が貴方の子供沢山産んであげるから!」
「うあああああ!! やめろぉぉぉ!! 離せぇぇ!! 嫌だ! そんな事するならいっそ殺せ!
私を殺せぇぇぇぇぇぇぇ!!」

 高町ジェイルと改姓させられたスカリエッティは…こうしてなのはに引張られるまま…軌道拘置所から姿を消した。

 こうして、美しくも恐ろしい若妻を手に入れたジェイル=スカリエッティ改め高町ジェイルは、
彼女に見張られ、また愛されながら管理局の為の研究に生涯を捧げざるを得なくなり…

 なのはの産んだ沢山の子供達もまた、二人の子供に相応しい才能豊かな人材に育ち
管理局の様々な分野で活躍しているそうな………

                   おしまい


著者:◆6BmcNJgox2

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