[466]224  ◆Nw9Ad1NFAI <sage>2007/07/30(月) 05:00:51 ID:LCPlfjcC
[467]224  ◆Nw9Ad1NFAI <sage>2007/07/30(月) 05:13:29 ID:LCPlfjcC
[468]224  ◆Nw9Ad1NFAI <sage>2007/07/30(月) 05:28:02 ID:LCPlfjcC
[469]224  ◆Nw9Ad1NFAI <sage>2007/07/30(月) 05:28:55 ID:LCPlfjcC
[470]224  ◆Nw9Ad1NFAI <sage>2007/07/30(月) 05:37:14 ID:LCPlfjcC
[471]224  ◆Nw9Ad1NFAI <sage>2007/07/30(月) 05:52:27 ID:LCPlfjcC
[472]224  ◆Nw9Ad1NFAI <sage>2007/07/30(月) 05:55:21 ID:LCPlfjcC
[473]224  ◆Nw9Ad1NFAI <sage>2007/07/30(月) 05:56:54 ID:LCPlfjcC
[474]224  ◆Nw9Ad1NFAI <sage>2007/07/30(月) 05:57:57 ID:LCPlfjcC

【エリキャロSS "グリフィス×シャーリーの場合"】

 機動六課管制室はエリオの服選びで、遂に『Blood in 管制室♪』になっていた。
 モニターに張り付く血しぶき。
 コンソロールを使い物ならなくする血潮。
 部隊長の机の上は、部隊長本人の血液で一部の隙間なく塗装されていた。
 そして床を埋め尽くす、血塗れのティッシュの山、山、山!!

「メディーク!メディーク!ってシャマル先生はどこですか〜〜!」
「だめです!出血が止まりません!!」
「あ、あかん……。ティッシュが……切れてもうた……」
「アパム!アパーム!はやく次のボックスティッシュをッ!」
「ティッシュをくれ!!ティッシュだ!!ティッシュよこせ!!」
「テッシュだ!!ティッシュをくれ!!」
「動くな。今鼻に詰める。死んじまうぞ」
「機動一課から返信"そろそろ戦闘が起こりそうだからそっちに救援は送れない。鼻血くらいトイレットペー(略"だそうです」
「……あ、あの……ウォー・モンガーども……」
「ハァハァ……部隊長!!こいつを!!このポケットティッシュでカンバンです」
「もうお終いだ!」
「黙ってろ」
「救援要請なんか出したら全員なぶり殺されるぞ!今回は特にフェイトから!!」
「相手はオーバーSだ!!食われちまう!!」
「まるであの時と一緒です。遊園地!!高町隊長とユーノ君のデート追跡監視研究作戦!!」
「あの時はヴァイスとグリフィスの買出しが間に合いました。今回は……クソ、駄目ですか」
「アホ抜かせヴィーt……」

 声を荒げた途端、鼻から勢いよく噴出す鮮血。
 
「クッあの時と違い、コッチには追跡に出したヴァイスとティアナ、スバルの他に、グリフィスとシャーリー、ついでにシグナムも……おらへん。あの三人に有給だしたんはマズ……かった……(ガク)」



 エリオの服選びが佳境に入り(面長の男性の肖像画がプリントされたシャツを選び出されそうになって必死に別なのを探していた)、
ヴァイスとティアナが公衆のトイレで互いの愛を確かめ合っている頃、スバルはクレープ屋台で買った美味しそうな大量のクレープを頬張っていた。
 地下の食品コーナの混雑の中を掻き分けて、なんとかバレない位置でエリオ達の会話の盗聴に成功した喜びもあって、クレープが美味しい。
 苺生クリーム、ショコラアイス、マカロニ&マッシュポテト、チョコクリーム、ツナマヨネーズ、バナナチョコカスタード、ツナカレーチーズ、
あずき生クリーム、チョコスペシャル、喫茶店"山脈"風甘口苺スパ、喫茶店"山脈"風甘口抹茶小倉スパetcetc……。
 様々な具が入ったクレープがどんどん消費されていく。
 まさに満悦そのものな笑みを浮かべるスバル。
 髪を金髪に染め、ハンチングキャップを被ってはいたが、昼食時のスバルを知ってる者なら否定の仕様が無かったであろう。
 まあ、エリオ達が移動したらティアナが教えてくれるからその心配は無いが……。
 ちなみに購入したクレープ屋台は、以前エリオとキャロからそこのクレープが美味しかったと聞いていたので、場所が同じデパートと聞いて楽しみにしていたのだ。

「うんうん、やっぱ労働の後に食べる甘いのは最高よね〜〜〜」

 恐るべき事に、スバルは懐の心配も無いので屋台のメニューを全て選んでいた。
 今回の作戦を聞かされていた段階で、自分達の預金口座にちょっとした金額が振り込まれていたのだ。
 当然送金主は二重三重のペーパーカンパニー(勿論はやてのコネではなく機動一課が非公式に公的に使っているシステムの一つ)を通してわからなくしてある。
 そして、見事成功した暁には同じ金額がまた振り込まれる"らしい"意味に取れる発言を、はやては最後に言ったのだ。
 つまり前金と報酬。それと当然口止め。
 ちなみにスバルが夕食を満喫している場所は、中央に洒落た噴水が見える屋内広場である。
 周りを取り囲むように軽食屋がならび、買ったものを広場のテーブルで飲食できるようになっている。
 スバル達追跡チームの待ち合わせも此処だった。
 追跡は三部構成で成り立つ。
 行き返りの車中の盗聴はヴァイス。
 食品コーナーの盗聴はティアナ。
 衣類コーナーの盗聴はスバル。
 食品と衣類の振り分けは、ティアナ曰く「あんたが食料品売り場に行ったら、美味しそうな食べ物に目移りしちゃってエリオ達を見失っちゃうでしょ」だそうで。
 こんな感じで初めの頃は決まっていたのだが、ティアナはバイクで一人で移動するよりもヴァイスの運転する車に相乗りしたいと言ったのが切っ掛けで、色々と変更が起きた。
 その変更を決めたのが、ティアナ達よりも先に到着したスバルが地下総合食料品売り場を偵察し、その壮絶な繁盛具合を確かめた後のことだった。
 映像記録を撮って、ティアナに会い次第、意見具申をして自分の案を通した。
 混雑した中に、離れられないカップル二人組みを行かせるよりは単独の私のほうが都合が良い、と。
 あと、ティアナとヴァイスを二人きりにさせて比較的目立たなそうなのはブティック関係のほうが良いと思ったのもあるし、なにより二人で服を選ばせるのもデートになると思ったからである。




 こう見えても、シューティングアーツの使い手はパートナーの幸せを本気で考えているのだ。
 しかし、六課施設から出発する前、ヴァイスと一緒に居たいと素直に言えないティアナが変てこな理由を思いついては言うのを繰り返すのを見ていて、楽しくて面白いと思うと同時にちょっと羨ましくなり……最後に何故かとても悲しくなってしまったことは心の内に秘める。
 スバルが何枚目になるかわからないクレープをモグモグゴックンしてふと思う。

(……これってひょっとして……やけ食い?)

 そう思ったのは、クレープの残りが二個になり、そのうちの1個、喫茶店"山脈"風おしるこスパ入りクレープを齧り付いた時だった。
 一瞬、エリオ達の後を追い、エスカレータで上に向ったティアナとヴァイスの後姿を思い出した。
 口の動きが止まった。
 スバルの報告を聞いてエスカレータに乗った後、軽口を叩きながら腕を絡め合わせて密着する二人の姿。
 ……涙が滲み出てくる。
 スバルは一口食べたクレープを置き、ハンカチで両目に溜まった涙を拭う。
 私がティアとヴァイスさんのこと応援してるん……だからって……あんまり見せ付けないでよォ〜〜…。
 また涙が溢れる。今度はボロボロとこぼれるが、ハンカチを持った手は停まっている。
 実は、スバルは一人きりになると、時々発作的に泣いてしまうようになってしまったのだ。
 原因は良〜くわかっている。
 訓練校以来の付き合いがあるパートナーに彼氏ができてしまったからだ。
 ティアナがヴァイスと一緒にいる時間が増えたせいで、スターズ分隊フロントアタッカーとセンターガードの心の距離が、微妙に疎遠になってしまった。
 スバルの脳裏に、あの日の記憶が蘇る。



 もう何日前だか覚えていないある晩、ふとスバルが目を覚ますと、もう一つのベッドにはパートナーの姿がなかった。
 お手洗い?とも思ったら、自分自身もトイレに行きたくて起きた事に気付く。
 のそのそと女子トイレに入って用を済ませて自室に戻ったとき、中に誰も居なかった。
 トイレに誰も居なかったのに、部屋に戻っても誰も居ない。
 トイレまでは、ほぼ一本道で行けるのに、すれ違わなかった。
 少し覚醒した頭でスバルは考えた。
 また自主トレしてんのかなと思い、明日というより今朝の早朝錬は休みでも無茶しないでと一言言いたくてティアナの姿を捜しに行った。
 この前一緒に特訓した屋外に出る。
 雲ひとつ無い夜空。大小二つの満月があたりを照らす。
 スバルは寝ぼけ眼で、僅かながら聞こえる音に向かい歩く。
 木々が邪魔して近づくまで見えなかったというのもあるが……その時どうして声も掛けず、足音も忍ばせたのか今もって解らない。
 林の中に動いてる人影を視野に入れたことで、寝ぼけていた頭は完全に覚醒した。




「ウソ……」

 思わずつぶやいた声を飲み込む。
 スバルは目の前で繰り広げられている光景を信じられないように見つめた。

「あっ…あんっあんっあんっやッやんッあっあっあっあンッッ……んっんっんっふぅっ……ふぁああッ!」
「うっ……うっ……ウッ……うっうっうっうッうックゥッ!」

 二人の人影が交じり合っていた。
 一体化した肉体から漏れ聞こえて来る、とろけるような甘い声が、15歳の少女の頬を無条件に火照らせる。
 頬の次に、顔も頭も胸も秘部も余す所なく桜色に染まっていき、熱を持つのがスバルは良くわかった。
 お似合いのカップルだとかルキノさんが言ってたのをスバルは思い出した。
 愛し合う行為を、生でその目で始めて観て、ゴクッと唾を飲み込む。
 スバルも無知ではない。学校では友達とドラマのお色気シーンをネタに顔を真っ赤にして笑いながら話したりもした。
 だがスバルの目に映るのは違った。月光が照らし出す二人の肉体は神秘的であり、あまりにも凌辱的であった。
 全裸の身体に浮かんだ珠のような汗がキラキラとダイヤモンドのように輝く。

「うッうッうッふ…うッウッウッうッウッ……うお………ッッ!!」
「ンッやあああァ…………やあ、も、もっと…ゆっくり……あっ…あっああっあっあっあんッあんっアッッ!!」

 最後に短く、しかし高めの嬌声を出し17歳の少女が達した。
 少女を支えながら貫いている青年が重く呻くのと、ほぼ同時だった……。
 ビクンッと大きく震え、少女の身体が仰け反る。
 それを支える青年の身体は、臀部をビクビクとヒクつかせていた。
 ドクッドクッドブッ……。
 スバルの耳に、信じられない鈍い噴出音が入る。
 すごい……中に出されちゃってるんだ……。
 少女の長く艶やかなロングヘアが、身体の動きに合わせて、まるでスローモーションのように振り乱れるように見えた。
 ファサアァ…、と空中に舞う黒髪は、月明かりによって、えも言われぬ美しさをスバルに与える。
 腰の上まで伸ばした黒い髪が、汗で湿った身体にまとわりつく様は、スバルが到着する前に激しい動きをしていたことを物語っていた。
 二人が繋がる接合部と思われる辺りから、地面にポタリポタリと雫が落ちるのがスバルに良く見えた。
 雫が落ちた先の土には、大量の液体が染み込んだであろう大きめな黒い円が出来上がっていた。
 そこに今の射精で少女の秘唇から溢れ出てこぼれる。
大地に吸収しきれない白濁した液体が、奇妙な模様を作った。

 青年は少女の柔らかそうな大腿部を両手でガッシリ支え、少女は青年の首に腕を回している。
 少女の足は、直立する青年の腰をシッカリと挟んでいた。
 青年の肉体は、立ったまま少女の全体重を持ち上げて行為を行えるだけあって引き締まっていた。
 スバルにとって青年の身体つきは、業務で見せる態度では信じられるものではなかった。
 いつもはやて部隊長の斜め後ろに控えている姿と、少女を駅弁スタイルで責め上げる姿が一致しない!
 裸を見たことがあるのは、女性陣のみだから仕方が無いといえば仕方が無いが。
 少女は上半身をさっきの絶頂でぴくつかせながら反らしているが、下半身はシッカリ青年のと密着させていた。
 天を向いた少女の顔は、大きな眼鏡の下の目を瞑って眉を八の字にし、目尻から涙を流して実に気持ち良さそうな表情をしていた。
 開いた口の端からツーと涎がたれる。
 大きく仰け反っているせいで普段は前髪で隠れているおでこを露出させていた。
 それはスバルの全く知い彼女の顔。



「ハァーッ、ハァーッ………シャーリー……」
「ハァ……ハァ…んゥ……グリフィス……」

 男は荒く、少女は儚げに呼吸をし、そして確かめ合うように互いの名前を呼んだ。
 スバルはルキノの話しを思い出した。二人は幼馴染であると……。
 あの時はそんな少女コミックスじゃあるまいしと言って、自分は笑っていた。
 職場でそういう男女な関係というものも、一切うかがう事はなかった。
 良くて時々、ティアナとヴァイス陸曹が中むつまじく話し合ってるのを目にした事がある程度だ。

 機動六課の通信主任とデバイスマスターを兼ねる才女、シャリオ・フィニーノが反らしていた姿勢を戻し、直立する男にしがみ付く様に密着する。
 愛称はシャーリーと公言する17歳の、豊かな胸が青年の厚い胸板に押しつけられる。
 チュ…

「ん…」

 自分からキスをして感じるシャーリー。
 キスをされた機動六課交替部隊責任者にして部隊長補佐を務める、偉大な提督の息子、グリフィス・ロウランが幼馴染の口内に侵攻と攻撃を開始する。
 舌が絡み、縺れ合う。
 ピチャ…チュル……。
 スバルは眼鏡を"掛けていない"グリフィスの顔が怖いように感じた。
 どこか、カミソリのような怜悧な感じがする。
 紅く上気し、トロンと蕩けたシャーリーの顔とは全く正反対だ。
 眼鏡を外したグリフィスの目が、細まる。
 シャーリーが強く瞼を閉じて呻く。

「んぐゥ……ッッ!」
 ジュッジュルッ。

 シャーリーの口に唾液が溜まったのを見計らい、グリフィスが一方的に吸いだしたのだ。
 ゴクリ、とグリフィスが17歳の幼馴染の分泌物を飲み込む。
 液体だけでは終らない。

「フッ…んンッん……」
 ズルゥ……。

 グリフィスはシャーリーの舌を吸着し、唇の外に伸ばす。
 少女のピンクの艶やかな舌が、グリフィスに咥えられている。
 先っぽだけ咥えてズルズルと飲み込んでいったり、またその逆を行う。
 グリフィスがシャーリーの舌に与える前後運動は下半身にも影響を与える。
 いまだに剛性を保った勃起を、先ほど放たれた精液と彼女自身から溢れ出す愛液でぬめった膣壁が締め付けをはじめる。




 扇情的すぎる光景に、スバルもまた己で己の唾を飲み込む。
 
 チュポ……
 散々もてあそんだ舌を、ようやく解放する。
 舌の交合を惜しむかのように、シャーリーとグリフィスの間に、月光で反射しきらめく銀色の糸が掛かった。
 潤んだ瞳をした眼鏡っ娘を見て、グリフィスは唇の端っこがキュウッと歪ませた。
 恋人の瞳を見つめながら、薄い唇が開き、短い呪文を詠唱する。
 
「……?…グリフィ…キャッ!」

 突然青年の首に巻いていたシャーリーの腕が解けた。
 見えざる力で、少女のスレンダーな腕をYの字に広げ、そのままゆっくりと少女の上半身が後ろに倒されていく。
 驚きと恐怖に目を見開くシャーリー。目尻から涙が流れる。
 
 眺めているスバルは何が起こったの理解した。
 シャーリーの二の腕に、光量を落とした紫色のバインドが巻きついていた。
 バインドの光で鈍く灯され、かえって17歳の少女の裸体を妖しく彩る。
 ハァハァとシャーリーの息が恐怖と期待感で荒くなる。
 "櫓立ち"
……今風に言うと駅弁スタイルで緊密に繋がっていただけに、両手の自由が利かなくなるだけで、落ちるかもしれないという恐ろしさがこみ上げる。
 スバルからも、シャーリーが危なっかしそうに見えてしまう。
 そんな幼馴染の恋人の顔を眺めるグリフィスは……薄く笑っていた。
 
 とうとうシャーリーの身体が、見えないテーブルに横たわったように水平になる。
 足にもバインドが巻きつかれて拘束していた。
 伸ばされた足だが、それでもピッタリと互いの腰は繋がっていた。
 肉体の間隔が開いたおかげで、グリフィスがシャーリーのお椀の状の見事なオッパイに手を添えることができた。

「…!…はッ」

 絶頂の余韻が残る身体。その状態で胸を揉まれたためにシャーリーは目を閉じて喘ぐ。
 バインドが動き、シャーリーの身体がゆっくりと地面に降ろされる。
 静かに降ろされたことで、シャーリーの特徴的な、長い黒髪が扇状に広がった。
 そんなシャーリーに被さる様にグリフィスは上になり、腰を動かしはじめる。
 さっきとは違い、グリフィスは無言のためシャーリーの苦しそうに発せられる声だけがスバルの耳に入る。
 それはシャーリーが感じている事を意味していた。

「ん…、あ…、…は…、あ…う」

 グリフィスの腰の動きに合わせ、シャーリーの乳がプルンと揺れる。
 青年が少女の右胸を掴むと、少女の出していた声が高まった。



「ん…!んん……!」
「……!!」

 その変化を知ったスバルは、歯をかみ締め、声にならない声を挙げてしまった。
 それを無視するかのように目の前の行為は続く。
 シャーリーは涙を流し、新たに分泌し始めた愛液をグリフィスのモノにまとわりつける。
 出入りを繰り返す男性の勃起がテカテカきらめくのを見て、スバルは思わず思ってしまった。

(美しい…胸にせまっちゃう……。愛、憎悪、苦痛、快楽、生、死、全てがあそこに……。これが人間。これがSEX)

 シャーリーの揺れる胸から、玉となった汗が飛ぶ。
 それを、スバルの頭は見えない手でギリギリと掴まれたように固定し、見ていた。
 グリフィスは一度スバルを見たあと、彼女に見せ付けるためにシャーリーの身体を動かした。
 シャーリーの右足首を掴んで開かせる。
 スバルに向けて横になったシャーリーの身体。足は開かれ繋がっている所がスバルに丸見えになる。
 グリフィスは容赦なく、さらに加速した挿入を続ける。
 スバルの脳に、根元まで入れられてはカリ首まで出され、また挿入れられる光景が焼き付けられる。
 グチュ…ジュブ…
 スバルの耳にも挿入のたびに立つ水音が良く聴こえた。
 攻めらよがる少女にも変化が訪れはじめた。頭の中に、白く弾けるものが顕れはじめる。
 その変化を感じ取ったグリフィスはシャーリーを起き上がらせ、再び駅弁スタイルに持っていく。

「ふあ……ッ!」

 向かい合わせたシャーリーの首筋と右肩に舌を這わせ、数日前まで無垢だった少女の気持ちを高ぶらせる。

「………あッ」

 なおも続くピストン運動と、愛する人から舐められた行為でシャーリーの頭の中に大きく白いものが弾けたのを実感した。
 スバルは、青年の舐めるという行為で少女が達したことが、その発せられたわかった声色でわかってしまった。
 グリフィスはシャーリーが絶頂にイッても手を緩めない。
 少しシャーリーの身体を反らせ、男なら誰しもがしゃぶりつきたくなるような豊満な丘の頂にあるピンクの乳首を口に含む。
 クチュ。
 口内で丹念に舌で転がしながら、時々チュッと強めに吸う。
 もし17歳の少女のオッパイからミルクが出るなら、とっくに恋人に授乳させていておかしくない執拗さであった。
 いや、今のシャーリーならグリフィスに自分のことを感じてもらいたくってミルクを飲んでもらう事を望むだろう。

「は…」

 少女は達してしまったため、その喘ぎ声はかすれ、途切れ途切れにしか出せなくなっていた。
 スバルは吸われた後の乳首が、その存在を主張するように勃起しているのを見た。
 グリフィスは、シャーリーの両手足にかかるバインドを操作し、繋がったまま正面体位から後背位に変えた。
 激しいピストン運動を開始するグリフィス。バックから愛液という潤滑液であふれたシャーリーの膣内をグロフィスの勃起が蹂躙する。
 コツン、コツンと亀頭が少女の子宮の扉をノックする。

「あ……はあ…ん!」

 接合部から、グリフィスの出し入れの度に精液交じりの愛液が滴る。
 幼少の時から連れ添った恋人に、強引に攻められて感じている17歳の少女の証が、太ももを伝わり大地に新たな染みを作る。

「いや……あ…あん…あん……やああぁ!」

 愛液だけにならず、汗と涙がグリフィスの動きによって飛散する。
 それは月光によって煌いた。
 キレイと思ったスバルをよそに、シャーリーはまた絶頂に近づく。

「……!…ふ…んん…!」

 ガクっと頭を垂らして、声にならない鼻声でよがる。
 恋人が一方的に与える激しい動きは、少女の自慢の長い髪を旗のようにはためかせた。
 震わせながら頭を上げたシャーリーは、パニック状態になってガチガチと歯を合わせるスバルを見つめた。

「…い、やぁあ…」

 大地に着いたシャーリーの足が快感でガクガクと震えはじめる。
 足から、そして遂に少女の身体全体が震える。
 少女の身になにが起きても挿入運動を緩めないグリフィス。

「あ、ああ!…………ス、スバル…見ないでェ……」

 バックから突かれて絶頂に達する直前の少女が、涙を流して自分達を見つめる年下の少女に訴えた。
 スバルは、そこでようやく自分のことは先輩達に最初から知られていることに気づいた。
 膝の力が抜き、ペタンと尻餅をつく。
 シャーリーがお風呂で自慢するロングヘアの数本が、汗と涙と涎で濡れる本人の顔にへばりつく。
 眼鏡と髪が、少女の淫らなアクセサリーと化す。
 昨日の夜のお風呂では、キャロとヴィヴィオが一生懸命に、かつ優しくシャーリーの髪を洗っていたのをスバルは思い出してしまった。
 特にキャロはシャーリーの豊かなロングヘアが好きだった。
 お風呂上りには丁寧にドライヤーで乾かしてあげていたのもキャロだった。
 自分も髪を伸ばしたいなと言っていたのを思い出した。
 キャロの思いを穢してしまった気がして本格的に泣き出してしまったスバル。
 そんなスバルを冷徹に見つめ続けるグリフィスは、幼馴染を頂に昇らせるラストスパートに入った。
 バインドでシャーリーの身体を上げ、立位後背位という通常では不可能な体位に持っていく。
 拘束されたシャーリーの身体をまさぐるグリフィスの手。
 左の胸を掬い上げる様に揉みながら、残る手の指をシャーリーの口元に持って行きしゃぶらせる。
 しゃぶらせるのに飽きたらしく、しゃぶらせていた唾液まみれの指でシャーリーの顔を固定し、その唇に自分の舌を入れ、ディープキスをした。
 スバルに見せつけるためか、唇は重ねず、わざと隙間を開けて淫らな舌を動かす。
 その間も腰の動きは止めない。
 卑猥な音を立てて舌を絡ませながら、様々な技法で胸と乳首をいじりながら、真下から17歳の少女の子宮口を突き上げる。
 シャーリーは、もう喘ぎ声も出せない。
 突然ビクンとシャーリーの体が大きく震えたかと思うと、スバルの耳に、あの粘ついた液体が凄まじい勢いで膣内に吐き出される独特の音が入った。
 スバルは滝のように涙を流しながら耳を塞いだが、それでも何故か聴こえてしまった。
 ドグッ…ドグッ…ビュグッ…ドグン……



(シャーリーさんの膣内に……グリフィスさんの精液が出してる音が聞こえちゃう………いやあああぁ……)

 それからどのくらい経ったかわからない。
 とにかくグリフィスの膣内射精は長く続いた。
 シャーリーとグリフィスが舌を離したとき、ツーと銀色の橋がかかった。
 そのままシャーリーはバインドに導かれるまま大地に横たわった。
 長い髪を乱し、恍惚とした表情でゆっくりとした息遣いをするシャーリーの姿。
 グリフィスの太さに開いたままの秘唇から、ゴプッと精液が噴き出した。
 しばらく直立してその幼馴染の痴態を眺めていたグリフィスは、ようやく動き出した。
 その目に剣呑さは消えていた。
 シャーリーを愛おしそうにお姫様抱っこしたグリフィスが隊舎へと歩き出す。
 スバルの横に来たとき、グリフィスは日中の業務と同じ柔らかい声で言った。

「ナカジマさん。ランスターさんでしたらヘリ格納庫にいますよ。行くかどうかは貴方しだいですが……」

 一部始終をスバルは見続けた。
 いや、見続けてしまった……。
 そしてスバルは選択することになる。

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目次:エリキャロ
著者:224  ◆Nw9Ad1NFAI

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