[401] どっかのゲリラ兵 ◆QCnUms2uBE sage 2007/10/12(金) 23:16:13 ID:VcpUNom1

ナンバーズの研修室で居眠りをぶっこいていたゲンヤは、ふっと目を覚ますとそれこそ研修対象どころかギンガにすら見捨てられ起こされなかった現実に、わずかながらショックを受けた。
ふぁー、っとあくびをしながら、まあこんなもんか、と達観人らしく納得する。
さて行くか――、と動こうとした瞬間にようやくすぐ隣りでじーっと見つめるいつも通り後ろで細く髪をまとめたディエチに気づいた。
「お、お?」
なにごとかと激しくびくっとするが、まだじーっと見つめてくる。
「…なんだい、えーっと…ディエチの嬢ちゃん」
正直この子達の名前を覚えるのはゲンヤにとっては一苦労であったが、スバル、ギンガの半ば妹のようなものと言われては
うっかりと間違えようものなら娘2人にクロスシフトでユニゾンアタックである。
「おっちゃん!」
「…まあ確かにおっちゃんだが、なんだい?」
あぐらをかいたまま仕方なさそうに乾いた笑いのゲンヤに、何の遠慮もなく不倫愛人よろしく抱きつきながら唇を重ねる。
驚きながらも、やらせたいようにさせていると、結構長い時間があってから離れた。そこはそれ、そこらのの若造とは違い、いつも通り話しかける。
「…どうしたい。大丈夫かい?」
「あのね…なんかもやもやっとしてさ…私達の存在がなんていうか、わかんない」
「そーいわれても困るがな。俺にどうしろってんだ」
「少し…抱きしめて欲しい」
「まあ、いいけどな…」
割と娘っぽく抱きしめるゲンヤであったが、対象の方はそうでもなかったらしく、再び口を結び付けられる。どこで教わったのか、舌で激しく求めてから、潤んだ瞳でさらに愛撫を欲しがった。
「もっと…触って」
「むー」
半ば仕方なく胸に触ると、頬が上気し、息遣いも荒くなっていく。
「うん…これだ…多分…あっ…」
手の感触が物足りなかったのか、上半身をあっさりと脱ぎ捨てると自ら手を乳房に導く。ここまでくるとさすがのゲンヤも悪乗りを止められなくなってくる。
激しく再び求められる口づけに答えながら、服の裾から陰部に手を滑り込ませた。
「あはっ……ああっ」
未知の快感によいしれながら、身をよじって全てを脱ぎ去ると、腕と指に陰部をこすりつけるディエチ。
「わたし……できてる?」
「あ、ああ…」
「よかった…」
ぐちゃぐちゃと音をたてながら、しっかりとした指の動きに身を委ねていく。ある程度すると、うっとりした瞳が言わずもがなでじっと見つめてきた。
「んー、こういうのは専門じゃないんだがな…」
下着をズボンごと降ろして、そのままディエチを柔らかい草の上に押し倒す。全裸の彼女は、それこそそこらの少女と全くといっていいほど変わりがなかった。
「…いいのかい?」
「おねがい」
「むう」
ゆっくりと繋がっていくと、しっかと首を掴まれる。
「ぁ…ふ……」
ゆっくりと動き始めると、すぐに溢れ出た液体が淫靡に響きを放ち始めた。
「あっ……ん……」
ぐちゃ、ぐちゃ
「ああ……よかった……わたしのからだも……ちゃんと使える」
「嬢ちゃん…」
熱い吐息に導かれるまま、だんだんと腰の動きが激しくなっていく。
ぐちゃぐちゃぐちゃ…
うっとりとした表情を加速させながら、快感に浸っていくディエチ。
「あー、あー……い、あ……あっ」
「くっ」
じゅ、じゅ、じゅっと繰り返すうちに脈動の大きくなった膣に、おっちゃんも堪えきれずはじけた。
「うおっ…」
「ぁぁあっ!」
びゅるびゅると遠慮なく注ぎ込まれて、草を掴みながら下の人も震え、そして満足して力を抜いた。
 色々と後始末を終えて、しばらく寄り添ってから、ようやくディエチが口を開く。
「ほんとは……私達が……ギンガのお母さんとか殺しちゃってさ……なんか申し訳なくて」
「なんだい、そんなこと。今更だろうが」
「うん……でもさ……なんか、その恩返しとかしたくて」
「全く、それにしたって、もうちっとかんがえろ。一応、その…女の子なんだからな」
ぐりぐりっと頭をすると、うん、と割と嬉しそうに微笑んだ。

後でうっかり口を滑らせたディエチが、ノーヴェとウェンディにぬけがけしやがってー!ぬけがけはひどいっすー!と言われつつ、
父さん――、と怒りでふるふると震えるギンガから脱兎の如くゲンヤが逃げ出すのは、そう遠くない未来のことであった。


著者:どっかのゲリラ兵

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