[541]ユーノの八神家訪問<sage>2007/07/21(土) 00:42:39 ID:vHcLI2/u
[542]ユーノの八神家訪問<sage>2007/07/21(土) 00:43:25 ID:vHcLI2/u
[544]ユーノの八神家訪問<sage>2007/07/21(土) 00:44:13 ID:vHcLI2/u
[545]ユーノの八神家訪問<sage>2007/07/21(土) 00:46:10 ID:vHcLI2/u

それからユーノが目を覚ましたのは、数時間後の事だった。
「う……うーん…」
「あ、やっと起きた。大丈夫やった?」
(はやて?…そうだ、僕は脱走に失敗して…)
「しかも、せっかく準備したお風呂が無駄になってしもた…」
(あははは………)
ユーノは苦笑いするしかなかった。
「そ、それにしても…フェレットがユーノ君やったなんて…」
(……へ?)
ユーノは自分の身体を見た。なんとフェレットの姿ではなく、元の人間の姿に戻っているのだ。どうやら気絶した後、ザフィーラに喰われたりした(自ら突っ込んだ)精神的ダメージにより、本来解けないはずの変身が戻ってしまったらしい。
(えええええーーーー!?)
「部屋に戻ってみたら、フェレットがいのうなって、代わりにユーノ君がいるんやもん。びっくりしたわぁ」
はやてが本当に驚いた様子で話した。
「え、えと、実は、はやてと話そうと思ってきたら、ヴィータに捕まって、それで流れに流されて…」
ユーノは淡々と今までの経緯を話した。


「そうやったんか…でも、流れでとはいえ、私を騙したんやから責任とってもらうで」
「そ、それはもちろん。なんでもするよ」
ユーノは必死に訴えた。
「ほー。なんでもするん?」
はやてが上目づかいでみてきた。そんなはやてにドキッとする。
「う、うん。何でもするよ」
「そんなら、お願いがあるんやけど…………ユーノ君に……してほしいんよ」
「何?よく聞こえなかったんだんだけど」
「せやから…ユーノ君にキスしてほしいんよ!恥ずかしいから何度もいわせんといて!」
頬を朱色に染めながらはやてがいった。
「えええええーー!?え、えと、あの、その…」

二人とも顔を真っ赤にして黙り込んでしまう。
「…………」
「…………」
「…な、なにゆうとるんやろ私。ユーノ君にはなのはちゃんがいるんやもん。無理にきまっとるよね」
「そ、そんな事ないよ!こんなチャンス滅多にないし、むしろ喜んで……い、いやそうじゃなくて、確かになのはのことはかわいいと思うけど、で、でも、なんでもするって約束したし…」
ユーノは危うく本音が出そうになり、ヒヤッとした。
これ以上自分が解答側にまわっていると余計なことを喋ってしまいそうだと思い、はやてに質問をまわす。
「そ、それよりも、はやてはいいの?僕なんかで」
「私は別にかまわへんよ。私は…ユーノ君が好きやから…」
はやての顔が一気に赤くなる。 「あわわ…いってもうた。ほんまに今日はどないしてもうたんやろ。なんか変な感じや」
はやてがいつもより積極的な原因はユーノが起きる30分前のシャマルにあった。




−−−−30分前−−−−−−

「はやてちゃん、紅茶飲もうと思うんだけどはやてちゃんもいる?」
「うん。お願い」
はやての横では、リインとヴィータがP◯2の某格闘ゲームに白熱している。ちなみにリインはいつまで寝てんだと、数分前にヴィータにたたき起こされたばかりで、まだ寝ぼけ気味である。

その様子を横目に見つつ、紅茶の準備をしながらシャマルは会話をつづけた。
「それにしても、フェレットがユーノ君だったなんてね」
「ほんまに。びっくりしたわ」
「はやてちゃん、こんな機会滅多にないんだから思い切って押し倒しちゃえば?ユーノ君の事、好・き・なんでしょ?」
「そ、そんなことあらへん!ユーノ君はただの知り合いで職務仲間で友達なだけや!」
(そんなこと言って、ごまかすのが下手なんだから…ここはひそかに応援しなくちゃね)
そんな妄想全開な事を考えながら、シャマルは隠し持っていた媚薬をはやての紅茶に混ぜるのであった。
「はい、はやてちゃん」
「ん、ありがとな。リインもいる?」
「はい!後でもらいま……ああっヴィータちゃん!話してるときに攻撃するのはなしです〜!」
「なしもくそもあるか!油断するのがわりーんだ」
「う〜〜っ!もっかい勝負です!」
「おう、何度でもかかってこい!」
      :
      :
      :
−−−−−−−−−−−−−


まさかあの時呑んだ紅茶に媚薬が混ぜられていたなど微塵にも思わないはやてはどんどん顔を朱くしながらもじもじしている。

「はやて……」
はやての告白や、挙動をみて、ユーノの中にある淫獣の本能が沸き上がって来た。
(そうだよ。これははやてが望んだことなんだ。自分の私利私欲のためなんかじゃない。うん、違うぞ。
確かに、顔真っ赤にしてもじもじしちゃって、マジ萌えるし、バリアジャケットの甲冑なんて、明らかに誘ってるほどにスカート短すぎで、下にいたら中が見えそうだと思って、何度現地にいる連中が羨ましいと思ったことか。
それに、キスしてほしいってのははやてのお願いだし…)
いろいろと悶絶しながら淫獣脳を働かせ暴走を始めるユーノ。そして、
「はやて…」
「ふぇ!?な、なに?ユーノく、んむっ!?」
はやての唇を一気に奪う。突如口を塞がれたはやては、抵抗のしようがない。いや、それ以前にしようとも思わないようだが。
「っ…んん!…ふぁっ…ゆ、ユーノく…んっ…!」
どうしたらいいかわからず戸惑うはやて。それを理解したのか、ユーノははやての舌を搦め捕り、愛撫していく。まるで自分のエロス心…ゲフンゲフンッ、愛情を注ぎ込むように。
部屋にくちゅくちゅと唾液の混ざり合う音が響く。
「ん…む……」
徐々にはやての眼がトロンとしてきた。
この機を逃すまいと、そのままはやてをベットに押し倒し、服に手をかけ……

……………………………………


その日、二人は2階から降りてくることはなかった。

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目次:フェレットユーノin八神家(仮題)
著者:sakura(っ´▽`)っ ・・・

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