182 名前:貴方の生き様に心打たれた 1 ◆6BmcNJgox2[sage] 投稿日:2009/03/07(土) 11:08:41 ID:t/brRoUg
183 名前:貴方の生き様に心打たれた 2 ◆6BmcNJgox2[sage] 投稿日:2009/03/07(土) 11:09:18 ID:t/brRoUg
184 名前:貴方の生き様に心打たれた 3 ◆6BmcNJgox2[sage] 投稿日:2009/03/07(土) 11:09:49 ID:t/brRoUg
185 名前:貴方の生き様に心打たれた 4 ◆6BmcNJgox2[sage] 投稿日:2009/03/07(土) 11:10:34 ID:t/brRoUg
186 名前:貴方の生き様に心打たれた 5 ◆6BmcNJgox2[sage] 投稿日:2009/03/07(土) 11:11:08 ID:t/brRoUg
187 名前:貴方の生き様に心打たれた 6 ◆6BmcNJgox2[sage] 投稿日:2009/03/07(土) 11:11:55 ID:t/brRoUg
188 名前:貴方の生き様に心打たれた 7 ◆6BmcNJgox2[sage] 投稿日:2009/03/07(土) 11:12:25 ID:t/brRoUg
189 名前:貴方の生き様に心打たれた 8 ◆6BmcNJgox2[sage] 投稿日:2009/03/07(土) 11:12:59 ID:t/brRoUg
190 名前:貴方の生き様に心打たれた 9 ◆6BmcNJgox2[sage] 投稿日:2009/03/07(土) 11:13:41 ID:t/brRoUg
191 名前:貴方の生き様に心打たれた 10 ◆6BmcNJgox2[sage] 投稿日:2009/03/07(土) 11:14:19 ID:t/brRoUg
192 名前:貴方の生き様に心打たれた 完 ◆6BmcNJgox2[sage] 投稿日:2009/03/07(土) 11:15:40 ID:t/brRoUg

軌道拘置所に拘束されていたジェイル=スカリエッティの処刑がついに決定した。
しかし、処刑の前には相手に悔いを残さず死んでもらおうと、出来る範囲内で
相手の願いを適えてやるのが管理局の流儀である。それは相手が例えスカリエッティに
対してでも変わらない。そこで早速スカリエッティに処刑前にやりたい事を聞く事にしたが…
彼の要求は余りにも意外すぎる物だった。

「エース・オブ・エースの高町なのはとSEXをしたい。」
「良いだろう。どうせ彼女はエース・オブ・エースとして名が売れてるのを
利用して彼方此方で男作ってやりまくってるだろうしな。今更お前とやった所で
どうと言う事はあるまい。人生最期の一時として精々楽しむが良かろう。」

その話を聞かされたなのはは戸惑った。誰が悲しくてジェイル=スカリエッティと
SEXをしなければならないのかと! しかし…悲しいかな…彼女も時空管理局と言う名の
組織の歯車の一つに過ぎない。だからこそ…上からの命令には逆らえなかった…。

軌道拘置所内にて、スカリエッティを収監している一室になのはが訪れていた。
その際、『オンナとしての高町なのはでは無く、魔導師としての高町なのはとSEXしたい』
と言うスカリエッティの要求により、なのははバリアジャケットを装備していた。
しかしレイジングハートは無い。バリアジャケット以外は全くの丸腰だった。

「やあ来てくれたね高町なのは君!」

普段の彼らしからぬ笑顔でなのはを迎えるスカリエッティだが、なのはは彼を睨んでいた。

「まず最初に教えて頂戴。何故私なの? 私と貴方は今まで大した関わりは無かったはず。」
「ふむ…やはりそこが気になるか。いや、私も最初は君など眼中に無かったのだがね…。
君達がレリック事件とかJS事件と呼ぶ騒動において私が敗れて、ここに閉じ込められた後で
ゆっくりと考えている中で少し考え方が変わって来たのだ。」

そして、スカリエッティは部屋に置かれていたベッドに腰掛けつつ語り始めた。

「私が遺伝子操作を初めとする生命の研究をやっていたのは、より完璧な生命に近付きたかったからだ。
神は不完全な生命しか作れなかった。だからこそ、私が完璧な生命を作ってやろうと考えていたのだが…
高町なのは君…君は私の考えの全てを否定してしまった。だってそうだろう? 私の作った戦闘機人や
聖王の器さえ…神の作った不完全な生命の一つであるただの人間でしか無いはずの君に敗れ去ったのだ。
だからこそ私は君に対して興味が沸いた。君を研究する事こそが完璧な生命に近付くヒントだと思ったのだ。」

偉そうに語るスカリエッティだが、なのはの表情は変わらない。

「でも…貴方はもうこれ以上科学者としての活動は研究は出来ない。」
「うむ。その通りだ。しかももう直ぐ処刑される身と来ている。しかし、それでも
処刑される前にせめて君の肢体をこの身で調べてから処刑されたい物だ。」
「調べる?」

スカリエッティの言葉になのはは疑問を持つが、そこで彼はさらに語り始めた。

「通常SEXとは有性生殖生命体の雄雌が子孫を残す為に行われる行為だが…私にとっては
もう一つの意味がある。と言っても、俗人達がやっている様な単純に快感を得る為では無く…
コミュニケーションの為だ。私と君の肢体を重ね合わせ、密着させ、SEXを通して
君の何たるかを…私は学びたいのだよ。でなければ死んでも死にきれん。」
「!!」

なのはは驚愕した。スカリエッティは単なる下心でなのはとのSEXを求めているのでは無かった。
互いの肢体を重ね、密着させて行うと言う意味でのコミュニケーション的観点でなのはの肢体について
調べようとしていたのだ。

「やっぱり…SEXしなければ…ならないと言うの?」
「別に大した事はあるまい? どうせ君はエースと言う肩書きや己の美貌を武器に
色んな場所に男を作ってやりまくっているんだろう? 上層部相手に枕営業をやっていたりも
するのだろう? なら今更SEXフレンドが一人増えた位…。」
「そんな事はやってない!!」
「そう恥かしがらずとも良いでは無いか。分かってる。私は分かってるよ。」

顔を真っ赤にして否定するなのはに対し、スカリエッティは笑うのみである。

「それはそうと、早くこっちに来たまえ。このベッドに横になって…共に愛し合おうでは無いか。
私も処刑されるまでの残された時間を有意義に使いたいのだよ。」
「く…何が愛し合おうよ…。」

なのはは不本意ながら…スカリエッティの手招くまま、彼のベッドに寝そべった。
なのはとしてはスカリエッティと愛し合う等死んでも嫌だが…管理局において上からの命令は絶対なのだ。

「何を怖がっているのかね? 君程の美貌を持つ女ならSEX等何度もやっているだろう?
さあ、私も君のSEXフレンドの一人に入れてくれ。」
「く………。」

なのはは何も言えなかった。きっと否定した所で信じてもらえるはずが無いのだから。
そしてスカリエッティはまず最初にバリアジャケットの上からなのはの豊満な乳房を揉み解しつつ、
なのはの太股を掴んで脚を大きく広げた。

「ふふふ…見れば見る程美しい。私が今まで作って来た作品が霞む程…。」

なのはの大きく開かれた両脚の間に自分の身体を潜り込ませる形でなのはを抱いたスカリエッティは…
次になのはの唇を奪った!

「んん!」
「何を驚いている。君程の美女ならば色んな所に男を作って接吻等幾らでもやっているであろう?」
「んんんん〜…。」

スカリエッティの考えと違い、なのはが誰かと唇を合わせるのは今回が初めてだった。
なのはは…ファーストキスをスカリエッティに奪われたのだ!
しかし、スカリエッティが行ったのはただ唇同士を合わせる程度の物では無かった。

「ん…ん…ん…ん…。」
「んぁ…んぁ…んぁぁ…。」

唇のみならず、舌同士を絡め合わせて来る。まるでなのはの口の中全てを調べんばかりの行為であった。

「んぁぁぁ………。」

やっと唇が離れても…二人の舌と舌の間を…粘り気の強い唾液の糸が架け橋のごとく引いていた。

「中々上手だななのは君。流石は色んな男と関係を持っているだけの事はある!」
「ちが…私は…そんなんじゃ…。」

なのはは目から涙を流しながら首を左右に振り、否定しようとするがスカリエッティは
構わずなのはの乳房を上下左右に揉み解していた。

「そんな恥かしがらずとも良い。私は別に気にはしていないんだよ。例え君が
エースとしての肩書きや美貌を持って色んな所に男を作って日々やりまくっている
ヤリマンビッチだったとしても…私は全然気にはしていないのだよ。」
「だから違う! 私にはそんな男の人なんていないし…ヤリマンでもビッチでも無いよ!」

なのはは必死に拒否したかった。しかしいくら拒否しても…スカリエッティは信じてくれないのだ。

「正義の時空管理局員が嘘を付いても良いのかな?」
「嘘じゃない! 本当! 本当なの! 私は…。」

スカリエッティはなのはが必死になっているのが面白いらしく、なのはが目から涙を流して
拒否すれば拒否する程面白がって乳房を上下左右に揉み解すのである。
だが、そろそろ年貢の納め時らしかった…

「さて、ではそろそろやろうか? なのは君。私と君の肢体と肢体のコミュニケーションで
思う存分愛を語り合おうでは無いか。」
「え!? あああ!!」
スカリエッティはなのはのスカートに手を入れ、真っ白なパンティーを脱がした。
そして間髪入れずになのはの太股を掴み、前へ押し上げながら左右に大きく広げた。

「いっ嫌ぁ! 嫌嫌嫌ぁぁぁ!!」
「何故そうまで嫌がる? 君程の女ならSEXなど別に…。」
「嫌ぁ!!」

なのはの嫌がり様にはスカリエッティも呆れる程だったが、スカリエッティの処刑の前に…
と言う上からの指示故に…なのはが彼とSEXしなければならない事はどうにもならなかった。
それを思い出したなのはは、歯を食いしばって黙り込んだ。

「く…。」
「お? 突然大人しくなったな。よし、ならば行こうか?」

スカリエッティは優しく微笑みながらなのはの膣口へ己の一物をグイッと押し当てた。

「私が君にとって何人目の男になるのかは分からないし…私の短小な男性器なんて、恐らく
幾多の男と交わって来たであろうヤリマンな君に満足してもらえないだろうが…いざっ!」

スカリエッティは力を込め、なのはの膣口へ己の一物…そのカリを一気に押し込んだ。
その直後…

「痛ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
「な…何ぃぃぃぃ!?」

部屋中になのはの悲痛な絶叫が響き渡ると共に…スカリエッティもまた信じられないと言った
顔で驚愕していた。恐らく、彼の人生の中でこれ程の驚きは無いと思える程の驚き様である。
何故ならば…

「な…なのは君!! き…君は…ほ…本当に処女だったと言うのかい!?」
「だから!! だからさっきから何度も言ってたじゃない!! うぁぁぁぁぁ!!
一体何が悲しくて…何が悲しくて貴方みたいな時空犯罪者に処女をあげなきゃならないのよ!!」

スカリエッティの一物のねじ込まれたなのはの膣口からは真っ赤な血が流れ出ていた。
彼ははなのはを『エースの肩書きと美貌を利用して色んな所に男を作ってやりまくっている
ヤリマンビッチ。枕営業だって何でもござれ。』と思っていた様だが…実際は違った。
なのはは紛れも無い…処女だったのだ! しかし…そのなのはの処女も空しく
スカリエッティの一物に貫かれてしまった。

「は…はは…と言う事は…私が君の初めての男になるわけか…。これは傑作だ!
こんな面白い話が他にある物か! ハッハッハッハッハッ!!」
「く…うぅ……。」

大声を張り上げて笑うスカリエッティと、破瓜の痛みをじっと耐えるなのは。
その光景は余りにも悲痛だった。しかし、スカリエッティが笑えばその分彼の肢体が動き、
一物がなのはの膣内で暴れ回る。処女であるが故にスカリエッティの一物を強く締め付ける
なのはの膣は、一物の動きに合わせて動かざるを得なかった。

「さあなのは君! それでは改めてやろうでは無いかぁ!」
「んぁぁ!」

スカリエッティは自分の一物を一気になのはの膣奥までねじ込んだ。そしてなのはの膣肉が
彼女の意思に反してスカリエッティの一物の全てをキュッと引き締めるのである。

「んぁぁぁぁぁぁ!!」
「どうだ? 私の男性器の味は! だが、これは終わりでは無い! むしろ始まりなのだ!
さあ! これから残る時間の全てをかけて共に愛を語り合おうでは無いか!」

そして…スカリエッティは再びなのはの唇を奪った。

それからどれだけの時間が経過しただろうか…。スカリエッティはなのはの膣口を
激しく突き上げ続けていた。

「はっ! はっ! はっ! はっ! はっ! はっ!」
「んぁ! あっ! あっ! あん! はん! ふぁ!」

二人は全身が汗だくになってもなお身体を激しく突き動かしていた。最初の頃は二人とも
ちゃんと服を着ており、特になのはの方はバリアジャケットだったのだが…SEXと言う名の
激しい運動の中で知らず知らずの内に着ていた服は脱げて行き、今や二人とも全裸になっていた。
当然なのはの髪を結んでいたリボンは外れ、長い髪が振り乱されていたし、乳房を保護していた
ブラジャーも外れ、その二つの豊満な乳房がまるで千切れ飛ばんばかりの勢いで上下左右に揺れていた。

「はっはっはっはっ! すっかり堕ちたな! 最初はあんなに嫌がっていたと言うのに
今や私とのSEXを楽しんでいるでは無いか!」
「んぁ! あっ! あっ! あー!」

なのはは感じていた。しかし、スカリエッティとのSEXによる性的快感にでは無い。
彼とのSEXを通じて伝わって来るスカリエッティの想い…生き様…信念…記憶…
彼の持つ様々な思念を感じていたのだ。

「(あ…感じる…SEXを通して…彼の想いが…直接脳に伝わって来るのを…感じる…。)」

スカリエッティが己の一物をなのはの膣奥目掛け突き上げれば突き上げる程、
彼の思念がなのはの子宮を超え、脳にまで伝わって来る。それはなのはの脳裏に
映像として映し出す程にまで強い物だった。

「(あっ! 感じる…彼の想いを…感じるぅぅぅぅぅ!)」

なのはは目を閉じ、一心不乱にスカリエッティの突きに合わせて腰を…全身を突き動かし…
互いの汗まみれになった肢体を重ね合わせ…密着し合い…その柔らかな膣肉で
スカリエッティの一物の全てを力一杯包み込みながら…彼の想いを感じ取った。

なのはは薄暗い部屋の中に一つだけ置かれた大きな培養槽に満たされた
培養液の中で眠る小さな男の子の姿を見た。そして、それが誰であるかは直ぐに分かった。

「まさか…この子…スカリエッティ!?」

彼こそ幼き日のジェイル=スカリエッティ。今は亡き最高評議会のメンバー達の手によって
アルハザード技術を使って科学者となるべくして作られた異能の天才児…。

身体の培養が完了し、培養槽から出されて早々…まだ生まれて間も無い赤ん坊も同然だと言うのに、
瞬く間に様々な科学知識を吸収して行く。異常とも言える頭脳…技術…センス…。
それは彼を作った最高評議会メンバーも驚きを隠せ無い程だった。

「まだ小さいのにあんなに凄いなんて……それに比べて私は…。」

高度な技術によって人為的に作られた者であるとは言え、幼き頃から異能ぶりを発揮していた
スカリエッティに、なのはも思わず敬服せざるを得なかった。そして、小学生の頃、
皆が苦手としていた算数が人より出来ただけで少し得意になっていた自分が小さく見えて来たのだ。
しかし、その間もスカリエッティは己の一物でなのはの膣を激しく突き上げており、
その度に彼の想いがなのはの中へ伝わっていた。

時は流れ、立派な青年になっていたスカリエッティの異能・天才ぶりはますます磨きがかかり、
様々な技術開発を行って行くのだが…その中で彼は遺伝子操作や質量兵器等の研究を始める。
その為、彼は時空犯罪者として指名手配される事になるが…彼にも強い信念があった。

彼の行って来た事は結果的には悪事になるが、決して悪事を成す為に違法研究を始めたわけでは無かった。
彼が『この研究を進めれば、いずれ人々の生活を良くするに違い無い』と考えた彼なりの正義が
たまたま管理局にとって悪と定められている事であるだけの話だったのだ。

管理局の執拗な追跡を受けるスカリエッティ。しかし彼は己の信念を曲げずに研究を続けた。
その為には灯台下暗し的に、今は亡き管理局地上本部中将のレジアスとも取引をし、
プロジェクトFや戦闘機人計画等を進める等…危ない橋を幾つも渡って…辛い事も
沢山あったが…彼がくじける事も…信念を曲げる事も無かった。

結果的には管理局が『JS事件』と名付けたロストロギア・レリックにまつわる一連の
騒動によってスカリエッティは管理局に捕まる事となった。しかし…それでも彼は
己の信念を曲げなかった。そして軌道拘置所に収監された後も、彼は寝ても冷めても
自分の正義を信じ、技術者として新たな研究のプラン等を頭の中で巡らせていた。
無論、もう直ぐ処刑されると言う状況になってもなお、彼は一切狼狽する事無く、
新たな科学技術の発展と、それに伴い人々の暮らしを良くすると言う想いを持ち続けていた。

「ジェイル=スカリエッティ…これが…彼の……。」

敗北とは倒される事を指すのでは無く、心を折り、信念を曲げる事だとするならば…
スカリエッティは今なお敗れてはいないのかもしれない。そう思うと…なのはは…
不思議と彼の強い意志…強い信念…困難にも負けない折れない心を持ち続ける彼に
知らず知らずの内に惹かれて行った。

「そして…私は…こんな凄い人と…スカリエッティと…SEXをしている…。」

スカリエッティは全身をバネにして己の一物をなのはの膣へ激しく突き上げ続けていた。
だが…そこで彼はなのはとのSEXを通じてある物を感じ取っていた。

「(う…感じる…感じるぞ…これは…なのは君の…想いか?)」

スカリエッティもまたなのはとのSEXを通じて、なのはの心…想い…思念を感じ取っていた。
そして彼はある光景を見る。明るく真っ白な清潔感溢れる部屋の中…母親と思しき美しい女性の
お腹の中から一人の赤ん坊…女の子が誕生する様を…。だが、スカリエッティにはその赤ん坊が
誰なのかが良く分かった。

「まさか…この赤子は…なのは君か!?」

そう。スカリエッティの見た赤ん坊の正体はまだ生まれたばかりの高町なのは。
クローンでも遺伝子操作でも無く、自然な方法で母親のお腹の中から生まれたごく普通の女の子だった。

「こ…これが…私の最高傑作達をことごとく屠った管理局のエース・オブ・エース…高町なのは君の
幼き日の姿だと言うのか!? ただの…本当に何処にでもいるような…ただの子供では無いか!?」

スカリエッティは驚きを隠せなかった。父親も母親もただの人間。そしてなのは自身も特にこれと言った
特技らしい物は無く、むしろ運動は人より下手な方だった。管理局のエース・オブ・エースに
この様な過去がある等…スカリエッティには余りにも衝撃的であったが…

そこでなのはに転機が訪れる。異世界から来た不思議な喋るフェレット・ユーノとの出会い。
そして魔法の力に目覚め、ジュエルシードにまつわる騒動に関わって行く。
まだ9歳だと言うのに…実戦に次ぐ実戦を繰り返し…なのはは立派な戦闘魔導師として成長して行った。

「何と言う事だ…。かつて私が知り合い…技術協力もしたプレシア=テスタロッサが
起こしたジュエルシード事件によって、彼女が魔導師として覚醒したと言うのならば…
彼女をエースにしたのはこの私であるも同然では無いか!」

スカリエッティはまたも驚愕した。なのはの過去を知る事によって、自分のした事が
結果的に自分の首を絞める事になったと言う事実を知ってしまったのだ。しかし、不思議と彼には
悔しさやなのはに対する憎しみは湧いてこなかった。むしろ…

「だが…それにしても凄い…。別に事前に魔法の教育の類は一切受けていないと言うのに…
血筋の中に優秀な魔導師がいるワケでも無いのに…たった9歳でこれだけの力を持つとは…
素晴らしい…何と素晴らしいのだ彼女は!! それに比べて私は…。」

スカリエッティはなのはの力に驚きを隠せなかった。平凡な両親の間に生まれた、ただの人間で
ありながらプロの魔導師顔負けの力を見せるなのはは彼にとって余りにも素晴らしい物だった。
それに比べ、例え天才と呼ばれようとも、所詮人為的にそういう風に作られただけに
過ぎない自分が小さく思えて来たのだ。

わずか9歳でありながら、ジュエルシード事件と夜天の魔導書事件と言う世界そのものの存亡に
関わる程だった大規模な事件を戦い抜いたなのはの力はスカリエッティを驚かせた。
その後、スカリエッティが作ったガジェット?型によって瀕死の重傷を負わされ、
もう二度と飛ぶ事は愚か、歩く事さえ出来ないと思われる程にまで追い込まれたが…
長く苦しいリハビリの果てに復活した彼女の不屈のど根性もまた彼を感心させる程だった。

「凄い…何と凄いのだ…なのは君は…私のせいだとは言え…あそこまで酷い傷を負わされても
なお…立ち上がる…。私にあんな真似は出来るだろうか? 嫌…恐らくは出来ないだろう。
どうせ自分の記憶を受け継いだクローンを別に作って…そっちに全てを任せて自害するに決まってる…。
だが…なのは君は違った。たった一度きりの人生だからこそ…彼女は力一杯もがいたと言うのか?」

なのはがスカリエッティの強い想いや生き様に惹かれた様に、スカリエッティもまた
なのはの生き様に惹かれていた。そして、彼は知る。なのはの強さの秘密は、魔力でも、
戦闘テクニックでも無い。如何なる困難にも負けない…折れない心なのだと…。

「そして私は…こんなにも凄い女性…なのは君と…SEXをしているんだ…。」

SEXを通じてスカリエッティの想いを垣間見たなのはは…途端に彼を死なせたくなくなった。
スカリエッティの強い想い…困難に負けず、曲げない信念こそが未来への希望…。
何時の時代も信念を曲げない者。強い志を持つ者が未来を作り上げて来た。
彼はここで死なせるべき人間では無いと思い始めて来たのだ。しかし、現実は無情である。
なのはが幾らエース・オブ・エースの名を欲しいままにしようとも、管理局と言う組織の中の
歯車の一つに過ぎない。だからこそ、なのはは彼を救う事は出来ない。

「(ごめんね…。だからせめて…処刑される前に…悔いを残さない様に私がこの肢体で貴方を
精一杯気持ち良くさせてあげるから…。貴方が知りたがっていた私の肢体の全てを…教えてあげる…。)」

なのはは激しいSEXによって憔悴した肢体に鞭を打ち、力を振り絞って
己の膣肉でスカリエッティの一物を力一杯包み込んだ。

「お! おお!? また締りが良くなったでは無いか!? どんな風の吹き回しなのか!?」
「あっ! あっ! あは! んはぁぁぁ!」

今度はなのはの方から腰を激しく振り始めた。今まではスカリエッティに突かれるまま
嫌々腰を動かしていたなのはだが…今は違う。今度は自分から腰を動かしていた。
これこそ本当のSEX。どちらかに主導権があるのでは無い。男は女の為に…女は男の為に…
肢体を重ねあい…愛し合う。なのはとスカリエッティの…真なるSEXが今やっと始まった。

「はっ! はっ! はっ! はっ! はっ!」
「んぁ! あぁ! んぁ! あぁ! んぁ!」

二人のSEXはなおも続いた。スカリエッティが一物でなのはの膣を突き上げれば…
なのはも膣肉でスカリエッティの一物をキュッと締めつつも押し返す。
それら一連の動作をしながら…同時に何度も口付けをし、舌を絡ませ合うのだ。

今やなのはにとって…スカリエッティに処女を奪われてしまった事など…どうでも良くなっていた。
むしろ彼の様な、どんな困難にも負けない強い信念を持つ男性に処女を捧げられて良かったと
思えて来ていたのだ。

「よし…そろそろ出すぞ。良いな? 出すぞー!」
「出してー! 中に出してー! 貴方の想いの全てを…私にぶつけてぇぇぇ!!」

ついに二人のSEXは最高潮に達し…スカリエッティの強い想いの詰まった
濃く大量の精液がなのはの膣内へ向けて…ぶちまけられた。

一時し…SEXを終えた二人は一糸纏わぬ姿のまま寄り添うようにベッドで横になっていた。
そして、なのははSEXが余程疲れたのか…スカリエッティの胸の中で眠っていた。

「なのは君…君とのSEXは実に素晴らしい物だったと思う。君との一時は冥土の土産にするに
相応しい物になったよ。私達がもっと早く出会えていれば…もしかしたら良き夫婦になれて
いたのかもしれないが…今更悔やんでも仕方が無い。私はそろそろこの世と言う舞台を去ろうと思う。
そして、あの世と言う観客席から君の残りの人生を見守る事にしよう。」

スカリエッティは静かな寝息を立てているなのはの唇へもう一度キスをすると…
ベッドを降り、脱ぎ捨てられた服を着て処刑台へと向かって行った。

数時間後…目を覚ました後でなのははスカリエッティが処刑された事を知った。

「そっか…ジェイルは…処刑されたんだね…。それだけの事をして来たのだから…仕方ないよね…。」

淡々と言うなのはだが…何故だろう…なのはの目には涙が浮かんでいた。
まるで失ってはいけない物を失ってしまった様な…その様な目でなのはは遠くを見ていた。

翌日からまた何時もの様に若手魔導師達に教導をする毎日が始まった。全てが今までと
何も変わらないごく普通の日常がただただ続いて行く。しかし…一つだけ違う事があった。
それは…なのはのお腹の中で…スカリエッティの強い想い…困難にも負けず、折れない心を
受け継ぐ新たなる命が芽生えつつあった事だ。

スカリエッティはSEXの際、自分の精液をなのはの膣内へ直接放出していたのだ。
妊娠する可能性は管理局としても想定出来ていた。だからこそ、こんな形で処女を散らせて
しまったなのはに対する責任を取るのも踏まえて、何時でも堕胎出来る準備をして来たのだが…
なのははそれを頑なに拒否した。

「嫌! 堕胎なんて嫌! 絶対に嫌だからね!」
「どうしてですか!? 相手は時空犯罪者ジェイル=スカリエッティの子供なんですよ!」

まるでお腹の子を守らんばかりに自分の下腹を両手で押さえ、堕胎を拒否するなのはに
皆は困惑するばかりだった。

「確かに一度出来てしまったからには…命は命。それを堕胎する事はある意味殺人になりますが…
ですが相手はジェイル=スカリエッティの子なので…。」
「嫌! 堕胎なんて絶対にしない! 私はこの子を産む! 絶対に産んで育てるから!!」

なのははスカリエッティの子を産むつもりだった。しかし時空管理局員と言う立場上それは許されない。
それを知ったなのはは…直ちに辞表を提出した。

「管理局員だからこの子を産む事が許されないなら私は管理局を辞める! こんな所辞めてやる!
そしてこことは違う何処か静かな所へ行って…この子を産んで…育てるから!」

無論皆はなのはを説得しようとしたが…聞かなかった。そして、なのはは直ちに荷物を纏めて
局を出ようとしていたのだが…そこでフェイトが新ソニックフォームで立ちはだかっていた。

「なのは! 考え直して! 今ならまだ間に合う! 直ぐに局に戻って堕胎して!!」
「嫌だよ。例えフェイトちゃんの頼みでもそれは聞けないよ。」
「どうして!? どうしてなのはが! よりにもよってスカリエッティの子供なんか!
相手は時空犯罪者! 私達の敵なんだよ!?」
「それを言ったらフェイトちゃんだって…元々は私の敵だったじゃない…。」
「………!!」

フェイトはなのはの考えが解せなかった。しかし…なのはは下腹を優しく摩りながら言うのである。

「フェイトちゃんは…もう直ぐ処刑されるって状況に立たされたとしたら…平常心を保てる?
私は無理だよ。多分錯乱して何も考えられないと思う。でもあの人は違った。
もう直ぐ処刑と言う状況に立っても…あの人は自分の想いを…信念を曲げずに
自分の出来る事を…信じる道を…私の処女膜もろともに貫き通した…。確かにあの人が
して来た事は決して許されない事だし、現にもう処刑されてしまったけど…私はあの人の様な
強い志を持った男性とSEX出来た事を誇りに思ってる。そう。私はジェイルの生き様に
心打たれたの。彼の様な強い想いや信念こそ未来への希望…あの人の血は絶やしちゃいけない。
だから…彼の血を引く唯一の存在…この私のお腹の中の子供は…私が命に代えても守って…産む!
彼の子供に恥じない様な立派な子に…育てて見せる。それに、どうせ皆はこの子が
あの人の再来になると思ってるんだろうけど…勘違いしないで欲しい。この子は彼が
ナンバーズのあの娘達に仕込んだ様なクローンじゃない。その半分はこの私の血も受け継いだ
私の子供でもあるの。私は…シングルマザーでも構わない。」

その時のなのはの目は真剣だった。彼女は完全にスカリエッティの強い想い…生き様…
折れない心に絆されていたのだ。だが…それがフェイトには腹立たしかった。

「なのはぁぁぁぁぁぁぁぁ!! スカリエッティの子供なんて絶対に産ませない!!
彼の血を次の世代にまで残したら…どんな災いの種になるか分からない!! だから今ここで
なのはを止める!! なのはのお腹を切り開いても…スカリエッティの血は絶対に絶やす!!」

フェイトはバルディッシュザンバーを構えた。だが…なのはに戸惑いの色は無かった。

「まだ分からないかな〜。フェイトちゃんも一度あの人とSEXすれば今の私の気持ちが
分かるはずだよ。もっとも…あの人はもう処刑されてこの世にいないけど…。」
「なのはぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

フェイトはなのはへバルディッシュザンバーを大きく振り下ろした!
が…決着は余りにもあっけない物だった。何となのはがフェイトの一撃を軽くかわし、
その脳天をレイジングハートで叩き倒していたのだ。

「そ…そんな…。」
「SEXもした事の無い処女生娘が…SEXを経験し、子を産む覚悟と決意を固めた今の私に勝てると思う?」

なのはは強くなっていた。スカリエッティとのSEXは考え方のみならず…
なのはの全てを一回りも二回りも大きく成長させていたのだ。

「さようならフェイトちゃん…フェイトちゃんと出会って…今までは楽しかったけど…
私には新しい目標が出来ちゃったから…。この子を産んで…一人前に育てるって目標が…。」

フェイトを退けたなのはは局を去って行くが…まだ障害は残っていた。
他の時空管理局員もまた…スカリエッティの血を次代へ残す事を許さず、
なのはを取り押さえて堕胎させようと待ち構えていたのだ。

「例えスカリエッティの血を引いていると言えど、他の何処の馬の骨とも分からない女と
作った子供とかなら大して問題は無いだろうが…実際に奴の子を孕んでいるのは
エース・オブ・エースの高町なのはだ。どんなバケモノが生まれて来るとも分からない。
だからこそ…ここは絶対に食い止めなければならない。」

戦闘態勢を取って待ち構える武装局員達に対し、なのはもまたバリアジャケットを装着し、
己の下腹を優しく摩った。

「ちょっと揺れるけど…我慢してね…ママは絶対に貴方を守ってあげるからね…。」

高町なのは、たった一人の戦いが今始まった。

「次回予告!! 管理局の大部隊を辛くも退けたなのは! しかぁし! 管理局の追手は
倒しても倒しても次々に送り込まれる! かつての親友フェイトも今や最大の敵!
そして日に日に育って行くお腹の子供! 迫る追手と流産の恐怖!
もうダメかもしれない…なのはがそう悟った時! スカリエッティの遺産の封印が解かれる!
それは本来ナンバーズの胎内のスカリエッティクローンの出産・育成の為、地下に
建設させられていた秘密施設! なのはの胎内にいる子供が持っていたスカリエッティの
遺伝子に反応し起動した秘密施設はなのはを受け入れ、そこでなのはのお産が始まる!
次回! ジェイル=スカリエッティjr誕生の巻! お楽しみに〜!」
「………………………………。」
「こんなんでどうよ!」

なのはは呆れて声も出なかった。説明しよう。今までのは全て嘘。スカリエッティが
一体何を考えたか軌道拘置所内でせっせと作った紙芝居だったのである!!

「何が悲しくて私が貴方なんかとエッチして子供作って…あろう事か管理局まで裏切らなきゃならないの?」
「いや…だからさ…そりゃぁリアルじゃ君は無限書庫の司書長とさんざやりまくってるんだろうけどさ…。
そういう明らかに定められた者同士の恋愛は確かに王道だが…私がこうして作った紙芝居の様な
思い切った身分違いの愛…なんてのもまた違った意味での王道では無いか?」

額から汗を流しながら問うスカリエッティに対し、なのははニッコリと微笑んだ。」

「残念だけど無いよ。」
「あ! 待ってくれたまえ! 君が生まれた子供を乳母車に乗せての逃避行『子連れ悪魔編』とか
色々考えてるんだぞ。待ってくれたまえよー!」

軌道拘置所の面会室で哀しき声が響き渡る中、なのはは悠々と軌道拘置所を後にした。

                  めでたしめでたし


著者:◆6BmcNJgox2

このページへのコメント

紙芝居だったかい!?

0
Posted by ねくすと 2014年03月24日(月) 00:10:19 返信

紙芝居かよ!?
まあ、確かになのはのイキ乱れる姿は見たいのは分かる。

0
Posted by 名無し 2012年10月25日(木) 16:57:43 返信

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