529 名前:司書長は女の子 その4[sage] 投稿日:2009/01/24(土) 00:04:00 ID:Octk9OVe
530 名前:司書長は女の子 その4[sage] 投稿日:2009/01/24(土) 00:05:31 ID:Octk9OVe
532 名前:司書長は女の子 その4[sage] 投稿日:2009/01/24(土) 00:07:31 ID:Octk9OVe
533 名前:司書長は女の子 その4[sage] 投稿日:2009/01/24(土) 00:08:34 ID:o9j4bJpj
534 名前:司書長は女の子 その4[sage] 投稿日:2009/01/24(土) 00:09:31 ID:o9j4bJpj
535 名前:司書長は女の子 その4[sage] 投稿日:2009/01/24(土) 00:10:39 ID:o9j4bJpj
536 名前:司書長は女の子 その4[sage] 投稿日:2009/01/24(土) 00:11:20 ID:o9j4bJpj

「司書長は女の子 その4」

意中の女性の家で、向こうから誘われてシャワーを浴びる。その行為の意味は、つまるところ……。
カラスの羽のように真っ黒な髪をお湯で濡らし、クロノ・ハラオウン提督は非常に気まずいやら嬉しいやら複雑な気分になっていた。
彼女は先にシャワーを浴びたという、ただその事実だけで鼻血が出そうだ。喉を鳴らして身体を折り曲げると、身体の隅々にまで石鹸の泡を行き渡らせ、洗い抜いていく。
そしてお湯の勢いを強くして……洗い流した。ついさっき、漸く本来の性別を自分に教えてくれた少女は、ただじっと濡れた瞳で青年を見るだけ。
それがいけなかった。その視線にクロノはやられてしまい、今こうして言われるがままにシャワーを浴びている。
シャワーの激流を浴び終えると、彼はいよいよ冷静な思考になっていく。お湯で火照った身体は互いに準備万端―――

「―――って何のだ?」

声に出して、自分の不埒な思考に突っ込みを入れてみる。
いや、考えてみればすぐわかる。年頃の少女と家に二人きり、お互い好き合っていて、女の子のほうからシャワーを誘ってきたのだ。
これは、ひょっとしなくても―――そういうことなのだろうか。

「参ったな……」

クロノ・ハラオウン青年は情事に慣れてなどいない。勿論、中々に凛々しい男である彼に“そういう”誘いが無かったわけではないが、
いかんせん真面目一筋な彼はそんなことなど気にも留めずに生きてきた。であるからして、今回のユーノからの誘いにどう応じたものか思案しても、答えなどでない。
彼とて気づいてはいた。この状況では、“断る”という行為がどれだけ彼女を傷つけるのかを。それは酷い拒絶と同じだ。
だがしかし、堅物の彼には六歳年下の少女とそう言う行為を“する”などというのは、まるで想像していなかったことだった。
自分は二十一歳。本当の性別が異性だと分かったユーノ・スクライアはまだ十五歳の少女なのだ。
避妊具も持ち合わせていない自分がどうするべきなのか、クロノは判らなかった。
答えを持ち合わせないまま彼は、シャワールームを出て洗面所で身体についた水滴を拭き取る。
ふと、自分がこのまま何もせずに出て行ったら彼女は何というのだろう、と思った。
きっととても悲しそうな顔をして、それでも微笑んで見送るのだろう。
そういう娘だから。

「まあ、あんまり考えていても仕方ないか」

そう呟くと、バスタオルを腰に巻いて結び、二階へと続く階段を登る。ユーノの待つ部屋の前まで歩くと、ドアをノックするか迷って数瞬立ち止まった。
引き返すのならば今だけだ。ああ、でもきっと自分は……彼女と、結ばれたいのだ。そうこうしているうちに、ギィ、と音を立ててドアが開く。
やや開いたドアの隙間には、長い金髪を背中で纏めた――予備のリボンだ――緑眼の華奢な少女が立っていた。

「クロノ……? どうしたの?」

真っ白な肌が眩しい、ほぼ半裸の格好。下着を身につけているとはいえ、彼女の瑞々しい肢体が惜しげもなく曝されている。
健康的な色の肌は体温の上昇でほんのりと朱に染まり、何とも言えず艶やかだった。
その姿にごくり、と唾を飲み込みながらも、努めて平静を装ってクロノはぶっきらぼうに言った。

「いや、何でもない。服着ないと、風邪引――」

すっ、と彼女は近づいてきて、ふんわりと甘いような良い匂いがして。
静かにユーノは、その薄い唇でクロノの唇を塞いでいた。
つまり、軽い接吻。柔らかな唇の感触に驚いていると、ユーノは顔を離して真剣な顔で告げた。

「クロノ……僕なんかでいいのかな? クロノにはもっといい人がいるんじゃ――」

ユーノの顔に見惚れていたクロノは、崩壊しかけた理性を何とか保って言った。

「君が良いんだ」

そう言うと彼は屈み込んで、ユーノの何処か頼りない背中と膝の裏側に手を回して抱き上げた。
羽のように軽々とは行かなかったが、それでも鍛えている男のクロノからすれば随分と軽い。
下着姿で所謂“お姫様抱っこ”されている状況というのに、思いのほかユーノは慌てた。
その肌が真っ赤に染まり、心臓は鼓動を早鐘のように打ち鳴らし続ける。

「わ、ちょ、クロノ?!」

そのまま寝室に入る――カーテンで締め切られた室内は灯で照らされていて、大きめのベッドと小さなテーブル以外は簡素な部屋だった。
ぼそり、と簡潔に感想を言う。

「良い部屋だな」

「あ、うん、ありがとう……って降ろしてー! いくら何でもこれは……」

「いやか?」

「……ううん。でも、ちょっと恥ずかしいかも」

そのまま、下着姿の彼女をベッドの上に降ろすと、クロノ自身もベッドの上に腰を下ろした。
ふと、腰をベッドの端に下ろしたクロノの横顔に目を向けると、ユーノは息を呑んでいた。
思いのほか逞しい愛する人の身体に、少女の肉体が疼いた。お腹の辺りが熱くなり、心臓の高鳴りは止まらず―――
―――気づけば、そっと右手をクロノが腰に巻いたバスタオルへ伸ばしていた。彼が反応するよりも早くそれを取り去って、股間の茂みを露わにする。
そこには、硬く張り詰めた浅黒い怒張が一本、ぴんと真っ直ぐに上を向いて自己主張していた。どくどくと脈打つそれに釘付けになると、そっと右手をそれにあてがう。
クロノは突然の行為に吃驚した様子で、やけに彼にしては高い声を上げた。

「お、おい!」

ユーノは頬を上気させて、愛する人の「男」を握りしめる。
びくん、と一際大きく反応した“それ”に、自身も興奮しながら熱い息を吐く。
くちゃり、とユーノの股間から音が立ち、熱い体液が滲み出ていた。

「うわぁ……クロノ、すごく大きいね。それに……硬くて熱いや」

「そんなこと一々言うな! ……いや、その……僕は女性との経験が無くて……こういうのどうしたらいいかわからないんだが――」

にこりと彼女は微笑み、クロノの男を握る手に優しく力を込めた。
びくり、とクロノの身体が震えた。得も言われぬ感覚―――自分で握るのとはまったく違う感触だった。
それをどうとったものか。

「大丈夫、僕に任せて……まずは、手と口で“して”あげるね」

そう言うと、少女はその可憐な唇を男根へ口づけた。
柔らかな唇の感触を最も敏感な亀頭で味わうことになったクロノは、身体を強張らせて呻いた。

「う……ユ、ユーノ、止めるんだ……こんなの、っ――!」

鈴口に舌先が入り込み、内側をほぐすようにたっぷりの涎が舌で塗りたくられた。むず痒い感覚にクロノは声にならない声を上げ、ベッドのシーツを握り締めた。
金髪を頭の後ろでお下げに纏めたユーノは、頬を赤く染めて青年の肉棒にむしゃぶりつく。
ちろちろと舌で裏筋を舐めると手でしごき、嬉しそうに口に含んで唾液と舌で包み込んでいった。
その度にクロノが呻くのが、何とも言えず愛しかった。やがて先走りの奇妙な味がユーノの口中に広がり、舌に舐め取られていく。

「……んふぅ……ちゅぴっ……ん……」

「くっ、うぅぅ……ユーノ、もういいから……」

「んむぅ…………クロノは、こう言うの嫌い?」

クロノを上目遣いに見上げて、少女は淫らな行為を中断してそう言った。
そして彼が答えを言う前に唇を亀頭に付け、ぢゅううううう、と音を立てて啜った。
このバキュームに瞬間、クロノの怒張は限界を迎え、白濁液が凄まじい量吐き出され、ユーノの口腔を穢した。
この三週間、溜まり溜まった精液が勢いよく噴き出し、粘液質なそれが舌の上に広がる。

「んはぁっ……んぐ、ん……んんっ」

ごきゅごきゅと少女の白い喉が鳴り、異臭を放つ精液が事も無げに飲み干された。
射精の昂ぶりに我を忘れていたクロノは、漸く己が何をさせてしまったかに気づき、気まずい思いに捕らわれる。
淫猥なことをさせているというのに、ユーノの姿は一種幻想的な美しさがあり、それが彼の鼓動を高鳴らせる。
その姿に見惚れていると、口元についた白い雫を唇に押し込んだ彼女が、上目遣いにこちらを見上げていることに気づいた。

「ん……すごい量だね。吃驚しちゃった」

妖艶とすら云える微笑みに、再び己の愚息が硬度を取り戻すのを感じながら、クロノはぎこちなく答えた。

「あ……ごめん。我慢できなかった」

「ううん、気にしないで……」

クロノがほっと息をつきかけた瞬間、淫らな匂いが部屋に広がった。その匂いに彼の男根はますます硬度を増し、反り返った凶器へ変わる。
自身のそれのあまりに正直な反応に戸惑っていると、ユーノが脱ぎ終えたブラジャーとパンツを床に脱ぎ捨て、全裸でクロノに熱い視線を送った。
彼女の日焼けしていない、真っ白な肌が眩しくて、クロノは思わずごくりと喉を鳴らした。胸の双丘の頂点、ピンク色の蕾は硬く尖り、男に触れられるのを待ちわびていた。

「ねえクロノ……」

ユーノは仰向けに寝そべると、自ら足を大きく広げ、股間の金が覆う茂みを惜しげもなく曝した。
そこは細い筋のような可愛らしい割れ目だったが、股を伝い落ちるように多量の蜜が溢れ、ひくひくと男のモノを待ち望んでいるかのように蠢いていた。
初めて見る女性器に唾を飲み込むクロノ・ハラオウン青年は、ぞっとするほど甘い声を聞く。

「……それより今度は、こっちに、ね」

両手の指で女性器を横に押し広げ、とろりと蜜が溢れるそこをクロノに見せつけた。
クロノの中の“オス”は、その扇情的なあられもない姿に酷く興奮していたが、崩壊しかけていた理性は妙にドキリとした。
言わば冷や水を浴びせられるかのような感覚。有り体に言えば、クロノ・ハラオウンは生まれて初めて行う行為に、怖じ気づいたのである。
そのまま青年は数秒間フリーズし、火照った身体を持て余したユーノが、信じられないくらい甘く囁いた。

「もう我慢できないでしょ? ほらぁ……好きにしていいからぁ……ね?」

その声に漸くのろのろと動き出したクロノは、浅黒く張り詰めた怒張を何とか入れようとした。
だが、ぬめり気のある愛液が絶えず溢れているそこに、挿入しようとはするものの滑り、危うく後ろの穴に入りそうになったりしている。
熱く張り詰めたそれが肛門に当たるのを感じ、慌てたユーノはそっと右手を秘所に伸ばし、熱い液体が溢れるその肉ひだを改めて左右に開く。
その際に何とも言えない快楽が脳に届き、思わず「ん……」と声をもらす。それから、羞恥に頬を染め、切ない声で言った。

「あっ……そこ、じゃなくて……ほら……ここだよ?」

もう、自制なんて出来なかった。クロノは熱い液体が絶えぬ少女の秘所に男根を近づけ、ユーノ自身の指によって左右に開かれた筋の中心に、
ゆっくりと自重をかけて沈み込んでいく―――くちゃり、と愛液に男根が濡れていき、ついに少女の秘所にクロノのモノは侵入した。
熱い。途轍もない熱を持った肉の中に、今やクロノの分身は埋まっていた。ゆっくりと肉の塊が熱い肉の間を貫いていく。
青年は生まれて初めて味わう、女性器のもたらす快楽に恍惚とした表情で呟く。

「くっ……凄く……熱いな、溶けてしまいそうだ……」

肉棒がみちみちと肉穴を押し広げていく。
硬い剛直によって秘所を貫かれる感覚に、少女は蕩けた表情を見せた。

「あ……んんっ…………く、くろのぉ……」

まるで何かをねだるように、ユーノは緩んだ表情で薄い唇の間から舌を出した。
生まれたままの姿でベッドに横たわり、クロノと股間で繋がっているという事実に、嬉しそうに頬を染めて。
クロノはもう迷わなかった。自分と彼女の間には今やなんの障害もないと感じることが出来た。
だから―――本当に恥ずかしそうに舌を出したユーノの唇に、優しくそっと口づけ、舌と舌を絡める情熱的な接吻を交わした。
互いに舌を絡め、相手の唾液一滴すらもったいないと言わんばかりに唾を飲ませあう、そんなディープキス。

「ん……んぐ、んふ……ちゅぱっ」

舌を絡め終えると、クロノはユーノの口腔から己のそれを引き抜く。銀の糸を引く二人の唾液の混合液を、彼女は潤んだ瞳で嬉しそうに見つめる。
何だかその視線に彼もまた嬉しくなったとき、股間の接合部――男根が少女を貫いている――の肉壁が、きゅっと締まった。
熱い肉壁に包まれていた肉棒への堪らない感覚に、クロノは呻き、反射的に腰を突き出す。

「っっ……!」

ぎゅる、と膣肉が亀頭に抉られた。
偶然性感帯を擦ったそれに、ユーノが嬌声をあげた。

「んはぁっ! ん……気持ちいい、かな?」

「ああ……なんて言うか、すごいな……お前の中、熱くて、ドロドロだ」

彼女の細いくびれた腰を両手でガッシリと掴み、引き寄せるようにして男根を膣に突き立てた。
ぐりぐりと肉が抉られるような衝撃に、ユーノの口から悲鳴みたいな声がもれ、雄々しい亀頭がもろに子宮口の周辺、性感帯に直撃した。
突き抜けるような感覚が脊髄を駆け抜け、脳に伝わり、その感覚に痺れて喘ぐ。

「んぅぅぅ、ふぁっ!」

「あ、ごめん……強すぎたか?」

「ううん……逆……その、気持ちよくって……僕……父さんに……抱かれてたから、身体がすぐ疼いちゃうんだ。
…………ごめん、いやらしいよね、こんな子」

潤んだ瞳でそう自虐する少女の唇に、クロノはそっと己の唇を重ねた。
本当に優しいキスだった。それからユーノの髪を手で梳いてやりながら、クロノは笑った。

「馬鹿、そんなの気にするな。僕はお前がいいと思ったんだ」

「……ありがとう、クロ―――はぁん!」

可愛らしい喘ぎが洩れた。クロノが何気なく動かした股間の剛直が、彼女の最も感じる場所に当たったのだ。

「うん? そこが“いい”のか?」

漸く、熱く絡みついてくる肉の感覚に慣れたクロノは真顔だったが、脳天へ響くような快感に悶えるユーノの顔を見て、悪戯心が芽生えた。
そっとお椀型の両の乳房に顔を近づけて、犬が仕留めた獲物へするようにピンと立った乳首を舐めた。

「ひゃぃっ!」

年頃の少女らしい余分な肉のない身体と自身の筋肉質なそれを重ね、乳首を口に含み、コロコロと舐め転がすと、ユーノの身体が面白いように跳ねた。
背筋は反り返り、口からはだらしなく涎がベッドのシーツに向けて垂れ流されている。交わっている少女の痴態に反応し、青年のそれは大きさを増した。
己の膣内での男の変化に、少女は戸惑いながら頬を朱色に染め、上目遣いにクロノを見た。

「お、大きくなってる……?!」

「くぅっっ!」

クロノは一度腰を引き、半ば肉ひだに飲み込まれていた男根がにちゃにちゃと音を立てて引き抜かれていく。
その過程で彼女の膣が収縮し、引き抜かれる剛直を止めようとする。その感覚にクロノは、己のペニスがユーノと一体化したのではないかと錯覚した。
甘く喘ぎ熱い息を吐いて、己の愛液塗れになった青年の愚息を目にした少女は、感極まって泣き始めた。
ポロポロと零れる涙に吃驚し、青年は問うた。

「ど、どうしたんだ?!」

「ご、ごめん……だってうれしくて……僕なんかが、クロノと一つになれるなんて……」

ふっ、とクロノは微笑むと、優しくユーノの額にキスをした。
彼女の顔が真っ赤になった。ドキドキと胸が苦しくて、でも嬉しい。

「バカだな、そんなに泣く奴があるか……」

涙でグシャグシャになった顔も綺麗だ―――そう思いながら、クロノは半ば引き抜いた怒張を、男を逃すまいとしているユーノの膣肉に叩きつけた。
腰を勢いよく突き出し、じゅぷっ、と愛液が飛沫を上げるほどの速さで肉棒を子宮口に到達させた。
雄の精子を求めてパクパクと口を開けていたそこに、クロノの亀頭は上手い具合にぶつかり、ユーノに嬌声を上げさせる。

「んあぁぁぁ! んひぃ、だめ、そこだめぇ……!」

「ここか?」

悪びれた様子もなく、クロノは男根をごりごりとユーノの性感帯へ押しつけ、抉るように肉で肉を蹂躙。
ユーノの身体が弓なりに反り返り、一際大きく跳ねて膣肉がビクビクと痙攣した。
絶頂に達したことを知らせるように、愛液がじわじわと止めどなく溢れ出していく。

「ああぁぁぁぁ!」

「……っっ!」

その刺激にクロノも呻き、己の射精感が高まっていくのを感じた。目の前にいる愛しい少女は、絶頂の快楽に蕩けきった表情で荒く息をついている。
出したい。胎内射精したい、という欲求がクロノの中で巻き起こるが、強固な彼の自制心がそれをはね除けた。

(って何を考えてるんだ僕は……いくら何でも、妊娠の可能性がある行為なんて早すぎる……)

そう思い、気を抜くと出してしまいそうな下半身に力を込めて男根を引き抜こうとした―――そのときだった。
ユーノの真っ白な細い足がクロノの腰に絡みつき、強い力で彼の腰を固定してしまったのである。
そのときに彼女の膣により深くクロノの怒張ははまり込み、熱く吸い付いてくる媚肉によって途轍もない快楽を味わった。

「う、あ……ゆ、ユーノ、足をはなしてくれ。このままじゃ……出てしまう……」

しかし、ユーノは腰に絡めた足を退かそうとはせず、それどころかクロノの頭を自分の乳房の間に抱き寄せた。
性交の興奮にうっすらと汗ばんだそこは、酷く懐かしいような匂いがして、それだけの股間の怒張が発射されそうになる。

「ぬいちゃやぁぁ……」

涙を浮かべた顔での、懇願だった。

「……こ、子供が出来るかもしれないんだぞ、いいのか?」

自分でも吃驚するくらい、上擦った声だったと思う。予期しない答えだったから。
何とか彼女の腕から逃れてそう言うと、ユーノはとても透き通った表情で、熱に浮かされたように言った。
その瞳は潤み、口からは絶えず熱い吐息が出ている。

「良いよ……産むから……クロノの赤ちゃん、産むから……クロノの精液なかに出してぇ……」

と、ユーノの髪をお下げに結んでいたリボンが解け、彼女の長い金髪がふぁさあ、と額に掛かった。
クロノの中で、何かが切れた。掴みかかるように少女の乳房を荒々しく揉みながら、腰を幾度も打ち付け、亀頭がごりごりと子宮口にめり込んでいく。
ユーノは腰で響く粘っこい愛液の泡立つ音と、自身の喘ぎ声を聞きながら何度も絶頂を迎えていた。

「んぅ、ふぁぁあ、あ、あ、あ、あ、んひゃぁ!」

「僕が忘れさせてやる! お前の過去も何もかも―――悲しいことは全部! だから―――」

瞬間、クロノの身体がぶるりと震えた。ゾクゾクとした快感が駆け上がってくる。
雄の本能―――子種を吐き出し、雌を孕ませるという行為に、脳が興奮していた。
クロノは思いの丈をぶちまけながら、勃起した男根をユーノの子宮口にねじり込んだ。

「―――僕が、お前を護るからっ!!」

パクパクと精子を求めて開ききった子宮口に擦り付けられた亀頭から、白濁した灼熱の液体が勢いよく吐き出された。
ドロリとした感触、熱く子宮壁に張り付くようなそれが、びゅるびゅるとユーノの胎内に流れ込んでいく。
胎内射精の快楽に、クロノはぶるぶると身体を震わせ、ユーノの肉壁が一滴残さず搾り取ろうとする精液を、どくどくと流し込んだ。
ユーノが焦点の合わない瞳で虚空に視線を飛ばしながら、蕩けた声で言った。

「ふぁぁぁぁあ……出てるぅ……クロノのせいしぃ……」

じんじんと熱の籠もった子宮のある辺り、下腹部を両手で撫でながら、恥ずかしそうにユーノは微笑んだ。

「……できるといいな……赤ちゃん」

むくり。何かが立ち上がる。
クロノの息子は、まだまだ元気だった。

「……ユーノ!」

「ふぁ!」

…………二人の夜は、まだまだ続くようです。


前へ 次へ
目次:司書長は女の子
著者:シロクジラ ◆bsNe6z3qW2

コメントをかく


「http://」を含む投稿は禁止されています。

利用規約をご確認のうえご記入下さい

メンバーのみ編集できます