[322] 助ける者助けられる者 1 ◆6BmcNJgox2 sage 2007/11/20(火) 22:27:19 ID:oO9XUW3B
[323] 助ける者助けられる者 2 ◆6BmcNJgox2 sage 2007/11/20(火) 22:29:06 ID:oO9XUW3B
[325] 助ける者助けられる者 3 ◆6BmcNJgox2 sage 2007/11/20(火) 22:30:58 ID:oO9XUW3B
[326] 助ける者助けられる者 4 ◆6BmcNJgox2 sage 2007/11/20(火) 22:32:53 ID:oO9XUW3B
[327] 助ける者助けられる者 5 ◆6BmcNJgox2 sage 2007/11/20(火) 22:34:00 ID:oO9XUW3B
[328] 助ける者助けられる者 6 ◆6BmcNJgox2 sage 2007/11/20(火) 22:35:38 ID:oO9XUW3B
[329] 助ける者助けられる者 7 ◆6BmcNJgox2 sage 2007/11/20(火) 22:36:44 ID:oO9XUW3B
[330] 助ける者助けられる者 8 ◆6BmcNJgox2 sage 2007/11/20(火) 22:37:23 ID:oO9XUW3B
[331] 助ける者助けられる者 9 ◆6BmcNJgox2 sage 2007/11/20(火) 22:38:12 ID:oO9XUW3B

ある日キャロが一人で街を歩いていた時、突然数人の不良学生にカツアゲされそうになった。
既に機動六課で訓練を受けていたし、レリック事件などの実戦を乗り越えた彼女であるが、
「不良」と言う存在にそれとはまた別の怖さを感じ、動けなかった。
何よりも彼女は召喚魔導師であって本人の戦闘力など無きに等しい事が大きい。
かと言ってフリードに蹴散らさせたりしても、その時は過剰防衛だと言われて
キャロが世論から叩かれてしまうかもしれない。この場合どうすれば良いのか…
キャロは恐怖に打ち震えていたのだが…
「待てぇぇぇ!!」
そこをエリオが割って入り、キャロを守るべく不良達の前に立ちはだかったのである。
当然エリオと不良数人の喧嘩になった。不良は大人気なく不良御用達のナイフなどの
凶器を使って平然と襲ってくるが、かと言ってエリオはストラーダを使う訳には行かない。
追い払う事には追い払えたが…それでもエリオは怪我をしてしまった。
「エリオ君…ありがとう…でもどうしてそこまでしてくれたの…? 私なんかの為に
怪我までして…。私が素直にお金を渡していればエリオ君も怪我しなかったのに…。」
「馬鹿を言っちゃいけないよ! そんな事したらあいつ等図に乗ってまた
キャロをカツアゲに来てたかもしれないじゃないか! それに…僕が怪我をしたからって
君が気を病む事は無いよ…。僕は君を守るって決めたから…。」
「う…うん…。」
キャロは一瞬でも素直に不良にお金を渡した方が良いのではと考えた自分が恥かしかった。
自分の為に怪我までしたエリオの姿を見ていると…ますますそう考えてしまうのである。

それから数日、先のキャロを守る為に負ったエリオの傷も無事に癒え、エリオとキャロは
今度は二人で街を歩いていた。と、そこでエリオはトイレに行きたくなったのであった。
「あ、ごめんキャロ。ちょっとそこのトイレに行って来て良いかな?」
「うん良いよ。でも早くしてね。」
キャロも笑顔で了解し、エリオはトイレへ走った。

「う〜トイレトイレ!」
今トイレを求めて全力疾走しているこの僕は、時空管理局に勤務しているごくごく普通の男の子。
強いて違う所を上げるとするならば、プロジェクトFとか言うので生み出されたって事かな〜。
名前はエリオ=モンディアル。
そんなワケで僕は近くの公園のトイレにやって来たのだ。
ふと見るとベンチに一人の若い男が座っていた。
ウホッ! いい男…
ハッ! そう思っていると、突然その男は僕の見ている前でツナギのホックを
はずし始めたのだ………
「やらないか?」

エリオがキャロから離れて十分も経過したと言うのに、エリオは戻って来る気配は無かった。
「エリオ君トイレ遅いな〜。」
気になってキャロはエリオが向かったと思われるトイレまで走っていたのであったが…
「こ…これは!?」
何とトイレの前のベンチの前にエリオのストラーダが落ちていたのである。
そしてベンチには…
『ウホッ! 素晴らしい男達参上!』
と書かれた札が一枚置かれていた……………………

周囲に人がいない事を良く確認して見た上で、エリオがいると思しき男子トイレに
こっそり忍び込んで見たが…エリオの姿は無かった。その他にも周囲を探し回ったが
結局エリオの姿は無し。一体何処に行ってしまったのか…キャロには全く分からなかった。
だが、エリオがストラーダを置いて何処かへ行ってしまうとは思え無い。
結局キャロはストラーダとベンチの上に置かれていた『ウホッ! 素晴らしい男達参上!』と
書かれた札を持って帰るしかなかった。

帰った後も結局エリオが帰ってきたとかそう言う話は聞かず、エリオが
一体何処へ行ってしまったのか心配だった。だが、そこでキャロはある事実を知る事になるのである。
それは何者かに10歳前後の少年達が何者かに拉致されていると言う事件であった。
しかも美少年と評判の少年ばかりがである。ミッドチルダでもそう言う犯罪は少なからずあるが、
普通は少女とかのが狙われやすい。なのに何故少女では無く少年ばかりが狙われるのか…
全くの不可解だった。だが、キャロはある事に気付くのである。
エリオが行方不明になったのは…この謎の連続少年誘拐犯にさらわれたのでは無いのかと…

キャロは慌ててストラーダと『ウホッ! 素晴らしい男達参上!』の札を持って局へ走った。

「これは『ウホッ! 素晴らしい男達』の札じゃないか! 一体どうしたんだ!?」
局に到着した際にたまたま出会ったクロノはキャロの持っていた札を見てその様に驚いていた。
「知ってるんですか!? これを知ってるんですか!?」
キャロは慌てるあまり、まるで食って掛からんばかりにクロノに質問をしてしまう。
「まあ落ち着け落ち着け。とにかく話なら向こうで聞こう。」
「は…ハイ…。」
クロノは何とかキャロを落ち着かせ、別の部屋へ案内し、念の為にフェイトも呼んでいた。

「エリオが大変な事になったと言うのは本当ですか!?」
フェイトはそう慌てて飛んで来た。そして既に部屋の中にいたキャロとクロノの二人と共に
話の本題へ入ったのである。
「つまり…君がエリオと一緒に街へ行った際にエリオがトイレに行って、その際に
トイレ前のベンチにストラーダと『ウホッ! 素晴らしい男達参上!』と書かれた札が
落ちていたんだね?」
「それで…エリオは行方不明になったと…。」
「ハイ…。」
クロノの質問にキャロは頷き、その目には涙が浮かんでいた。
「ごめんなさい…私がちょっと目を離した隙にこんな事になってしまって…。」
「キャロは悪くないよ。だから気を病まないで…。」
フェイトはキャロの頭を優しく撫でて慰める。
「教えてください! この『ウホッ! 素晴らしい男達参上!』の札の意味を!」
「うむ…。実は…ここ最近起こっている連続少年拉致事件の現場にもこれと同じ札が落ちているんだ。」
「え!?」
「そして…これと全く同じ手口の事件が十年以上前にもあったんだ。」
クロノはこうして…その十年前にもあった同じ手口の事件も交えて説明を始めたのだった。

「彼等は…美少年が好きな男達なんだ…。つまり…同性愛者集団って事さ…。」
「同性愛者…? 男なのに…男の人が好きなんですか?」
「ああ…勿論『LIKE』と言う意味での好きでは無く『LOVE』と言う意味での好き。
それが同性愛者と言う連中なんだ。」
クロノの説明した事をキャロは頭の中で精一杯想像してみた。
確かに男同士の『LIKE』は男の友情と言うまさにさわやかな印象しか無いが…
男同士の『LOVE』となると…うぉええええええ!!
案の定キャロは吐きそうになってしまった。
「うっ! うおえええ!」
「キャロ大丈夫!?」
慌ててキャロの背中を摩るフェイトだが、キャロは涙目になって叫んだ。
「男同士でそんな事するなんて絶対可笑しいです!」
「ああ可笑しいさ。でも…連中はそうは思わない。連中は男女の愛こそが邪道だと考えているからな…。」
「そんな…。」
彼等の恐ろしさにキャロは驚愕するしか無いが、それ以上の恐怖を目の当たりにする事となる。
「じゃ…じゃあ…彼等にさらわれたエリオ君は…男の子達はどうなっちゃうんですか?」
「彼等に掘られるのさ…尻を…。」
「え…? それ一体どういう事ですか…?」
これはキャロにはちょっと理解し難い物があり、首を傾げてしまった。
「まだ子供のキャロには分かり辛いか…。つまりな…尻を掘るって言うのはな…
連中は…さらった少年達の尻の穴に…自分達のチンポをぶっ刺すんだよ。」
「…………………………………!!!」
「…………………………………!!!」
クロノが正直に説明したと同時にキャロもフェイトも自分の尻を押さえ、声にならない無言の
叫び声を上げていた。要するにクロノが説明した通りの事を想像したのであろう。
「で……でも……連中の手口に詳しいね………。」
尻を押さえながら何気無くそうクロノに訪ねるフェイトであったが、直後にクロノの顔が赤くなった。
「そ…それは…じ……実は………昔……実際に連中に捕まって………。」
「え…………。」
クロノの告白にフェイトは開いた口が塞がらなかった。
何とクロノもかつて彼等に捕まった経験があったと言うのである。
「そりゃもう恐ろしい……この世の物とは思えない光景だった……僕は連中に裸にされて………
連中が自分の怒張したチンポを僕の尻の中に…アッ―――――――――――――!!」
「え!? しっかりして!」
よっぽどトラウマになっているのか、突然叫び出したクロノにフェイトは慌てるが…
「あの時は幸い味方に救助されて助かったけど…それにしても本当に………気持ち良かったな………。」
「うぁ―――――――――――!!」
顔を赤くしながら言うクロノにフェイトは頭を抱えて泣き叫ぶしか無かった。
そしてキャロはと言うと…………
「そんなの可笑しい! 可笑しいです! 浣腸なんて………。」
真っ青になりながらキャロは叫ぶが…そこでキャロの脳裏には恐ろしい光景が浮かんだ。
そう…それは同性愛者な男達にエリオが尻を掘られてしまうと言う全くこの世の物とは
思えぬ壮絶な地獄のごとき光景であった。
「嫌ぁぁぁぁぁ!! このままじゃエリオ君のお尻が掘られちゃう!! フリードォ!!」
「ああ! キャロ待ちなさい!」
キャロはフェイトの静止も聞かず、召喚したフリードの背に乗り、何処かへ飛んでいった。
「エリオ君待ってて! 今度は私がエリオ君を助ける番だからね!」
キャロはストラーダとエリオを繋いでいると思われる魔力反応を頼りにフリードを飛ばせて行った。

ミッドチルダの奥地にそれは存在した。『ウホッ! 素晴らしい男達』のアジトにして
ホモの総本山、そして同時にホモを養成する機関も兼ねた『ホモ養成所』である!
そこには『ウホッ! 素晴らしい男達』によって様々な世界から拉致された美少年達の姿もあり…
「アッー!」
と、筋肉ムキムキマッチョな男達によって尻を掘られていた。
こうして彼等に見も心もウホッ! な同性愛精神を叩き込んで行くのが彼等
『ウホッ! 素晴らしい男達』の使命であると…彼等は考えていた。
そうしている間にもホモ養成所の各地で…
「アッー!」
と言う尻を掘られた美少年達の喘ぎ声が響き渡る。
ホモ養成所には当然エリオの姿もまたあった。そこで彼は衣服を剥ぎ取られて全裸にされた
状態で、『ウホッ! 素晴らしい男達』の創設者にして総大将、そして『ホモ養成所』の
所長でもあるのだが、外見的にはちょっと悪っぽい自動車修理工風のいい男にしか見えない
『イベ』と言う男の前に差し出されていた。
「今まで様々な美少年を抱いて来たが…エリオ君、君はそれ以上の素晴らしい逸材だと俺は感じ取った。
だから俺はあの時直々に君の前に姿を現したのだ。」
そう、あの時エリオが公園のトイレへ走っていた際に、トイレ前のベンチに座っていた男こそ
イベであり、またエリオをさらったのも彼であった。
「ここで修行を積めば君は俺の後継者になる事だって夢では無いぜ。」
「嫌だぁ! ホモになるなんて嫌だぁ!」
全裸姿でエリオを抱くイベにエリオは必死に抵抗していたが、イベの力は強く、動けなかった。
「まあそう言うな。男同士の愛こそ真の愛の形と言う事を俺が教えてやろう…。」
イベは一度エリオを離すと、またも彼に問い掛けた。
「所で俺の金玉を見てくれ。コイツを見てどう思う?」
「凄く……大きいです………。」
「嬉しい事言ってくれるじゃないの…。」
もはやそう言うしか無かった。どう考えても否定しようが無い程にまでイベのモノは巨大だったのだから…

それから三十分もした頃だろうか…キャロを乗せたフリードはホモ養成所の上空にまで到着していた。
「見付けた! ここからエリオ君の魔力反応が…ってキャァ!」
思わずキャロは目を背けてしまった。無理も無い。何しろ下では数多の美少年達が
ムキムキマッチョな男達に尻を掘られて…
「アッー!」
と喘ぎ声を上げ、挙句の果てには完全にガチホモに堕ちてしまったと思われる
美少年同士で尻を掘ったりと言うまさに阿鼻叫喚の地獄絵図が繰り広げられていたのである。
これはキャロには余りにも刺激が強すぎる。
「こ…怖いよ…でも…エリオ君がホモにされちゃうのはもっと嫌! 行くよフリード!」
キャロの掛け声にフリードも吼えた。そしてさらに………
「ヴォルテェェェェェェル!!」
なんとヴォルテールまで召喚し、一気にホモ養成所へ突入をかけたのであった。
「待っててね! エリオ君! 今助けるからね!」

その頃…イベの部屋では恐ろしい事が起こっていた。
「アッー!」
「良い声出してくれるじゃないの。」
時既に遅し…エリオはイベのモノによって尻を掘られてしまっており、
頬を赤くしながら苦痛とも快感とも取れる喘ぎ声を上げていた。
しかも…ただ掘っただけでは無かった……
「アッ! アッー! 僕…も…もう……。」
「何だこれくらいで! まだ序の口じゃないか!」
三十分前に浣腸されたエリオの尻は、イベのモノによって栓をされながら
強い排泄感に耐えていたのである。

イベの部屋ではイベによるエリオへの個人授業が行われていたが…他の場所では大騒ぎになっていた。
「大変だー! 女だ! 女が侵入したぞー!!」
「殺せ! 八つ裂きにしろ! 女人禁制の聖地を汚した女を殺せぇ!!」
『ウホッ! 素晴らしい男達』はもはや説明不要な程に同性愛者な男達によって
組織されている。そんな彼等にとって女性と言う存在が忌むべき物である事は言うまでも無いだろう。
だからこそ彼等は女性に対して容赦はしない。そしてホモ養成所に突入したキャロを
本気で八つ裂きにして殺す気で掛かっていたのであった。
しかしフリードとヴォルテールがそうはさせない。
二頭の巨龍はキャロを守りつつ男達を蹴散らして行ったのであった。
エリオを助けると言う目的の為に…………

「エリオ君! ってキャァァァァ!」
イベの部屋にまで突入する事に成功したキャロであったが、そこで繰り広げられていた
惨状に思わず目を背けてしまった。無理も無い…既にエリオは…
「アッー!」
イベによって尻を掘られていたのだから…。しかも前述した通り、掘るのに先立って
イベはエリオの尻にイチジク浣腸をぶち込み、その後で己のモノによって尻に栓し、
エリオはのべ三十分もの間強い排泄感に耐えていたのであった。
「ら…らめぇぇぇ…僕……もう限界だよぉぉ!」
「よーし! 一気に出しちまえ!」
ついにイベは己のモノをエリオの尻から引き抜いた。それと同時に………

            ブリブリブリブリブリ!!

「嫌ぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
キャロの絶叫が響き渡った。無理も無い。何しろエリオのその小さな身体の何処に
そんな物が詰まっていたのか? と突っ込みたくなる位にまで物凄い量の脱糞をかましていたのだから…
「嫌ぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!! みんな吹っ飛んじゃえぇぇぇぇぇぇ!!」
大好きな男の子が男によって尻を掘られ、あろう事か脱糞まで見せ付けられたキャロが
心に負った傷は余りにも大きい。もはや冷静な判断など不可能になったキャロは
次の瞬間、ヴォルテールへ周囲の無差別殲滅命令を出していた…………

『ウホッ! 素晴らしい男達』と『ホモ養成所』はこの日、壊滅した。
残念ながらイベは消息不明であるが、他の『ウホッ! 素晴らしい男達』は御用となり、
美少年達も解放された。当然エリオもキャロによって救助される事になるのだが………
これでめでたしめでたしとは行かなかった………。
この時の事が原因によってエリオは塞ぎ込み、部屋に閉じこもってしまったのである。
無理も無い。男によって尻を掘られ、あろう事かド派手な脱糞までかます光景を
最も見られたくない相手…キャロに見られてしまったのである。
その精神的ショックと心に負った傷はキャロのそれなど比較にならないだろう。
エリオの負った心の傷に関して…フェイトも一応は心配に思っていたが、
かと言って何かする訳では無く、放っていた。
「今エリオの心の傷を癒す事が出来る者がいるとするなら…一人しかいない…
それは私じゃなくて…あの子だけだから………。」

自室に閉じこもり、ベッドで不貞腐れていたエリオの所に一人の訪問者の姿があった。
「エリオ君…入るよ…。」
「キャロかい? 悪いけど帰ってくれないかな…。」
今のエリオは例えキャロが相手であろうともまともに会う気にはなれなかった。
何よりもキャロに自分の恥かしい光景をモロに見られてしまったのだから…
「エリオ君…元気出してよ…。」
「無理だよ。僕はもう終わったんだよ。人として…男として終わってしまったんだ…。」
「どうして?」
エリオはより深く布団に潜り込みながらキャロの問いに答えた。
「実は…とても気持ちよかったんだ…。」
「え!?」
「イベさんにお尻を掘られた時……ウンチ出した時……とっても気持ちよかったんだ…。
頭の中でどんなに否定しようとしても……否定出来ないくらい…気持ちが良かったんだ…。」
「!!」
エリオの告白にキャロは驚愕した。
「僕はイベさんにお尻を掘られた時点でホモになったのかもしれない…。いや…もしかしたら
最初から潜在的にホモの気を持っていたのかもしれない…。そう認めざるを得ない自分が恥かしくて…。
だから…終わったんだ…。僕は…人としても…男としても…。だからキャロ…帰ってくれないかな?
例え頭の中で君を受け入れようとしても…一度ホモの味を刷り込まれた身体が拒絶するかもしれないから…。」
エリオは布団にもぐりこんだままキャロへそう言っていたが…キャロは帰らなかった。
キャロとしても何が起ころうとも帰るわけにはいかない。エリオを助けると決めたのだから…
「エリオ君の意気地無し!!」
キャロは目から涙を飛び散らせながらそう叫んでいた。
「たった一度お尻を掘られたくらいでどうしたって言うの!? それに…何でもクロノ提督も
昔、子供の頃に連中に捕まってお尻を掘られてしまった事があったって言ってたけど…
ホモに走る事無くちゃんと社会復帰出来たんだよ! エリオ君だって…。」
「……………。」
かつて『ウホッ! 素晴らしい男達』に捕まり、ホモ養成所で尻を掘られたクロノが
ホモに走る事無く無事に社会復帰出来たのは現妻であるエイミィの頑張りが強いのだが、
それと同じ様に、エリオが完全にホモになってしまうか…社会復帰出来るか否かは
エリオ自身だけじゃなく、自分の頑張りも必要だとキャロは考えていた。
「それでもダメなら……私にも考えがあるよ………。」
「え? わ! 何をする!?」
キャロはフリードに命じてエリオを強引に布団から出し、外へと連れ出して行った。

エリオを人気の無い森の奥深くに連れ出したキャロは、ある物を手に持って見せていた。
「エリオ君…これが何だか…分かる?」
「え!? これは!!」
キャロが手に持っていた物。それは『イチジク浣腸』だった…。
「エリオ君…今から起こる事…目を背けずに全部見てね…。」
「え…。あああ!!」
何と言う事であろうか…キャロはエリオの目の前でイチジク浣腸を自分の尻にねじ込んだのである。
そうすれば当然物凄い排泄感がキャロを襲う…。
「アッ…凄……アッ――――――――――!!」
「キャロ――――――――――――!!」

                ブリブリブリブリブリ

やってしまった…。キャロはエリオの目の前でド派手な脱糞をかましてしまったのである。
彼女の小さな身体の何処にそんな物が詰まっていたのか!? と叫びたくなる程の
大量の便が地面へぶちまけられ、エリオは愕然とするしか無かった。
「キャ……キャロ…………。」
「フフフ……これでお相子だね………。」
開いた口が塞がらないエリオとは対照的にキャロは笑いながら何処からか出した
トイレットペーパーで尻を拭いていた。これこそキャロのエリオに対する最後の切り札だった。
キャロがエリオの脱糞を見てしまったからエリオはショックで塞ぎ込んでしまったのだから…
その心の傷を癒すには今度は逆にエリオに自分の脱糞を見せるしかないじゃないか! …と…
ぶっちゃけキャロにとっても凄まじく恥かしい。だが…このままエリオがホモに堕ちてしまうのは
それ以上に嫌。エリオを助ける為ならば…女なんて喜んで捨てる事が出来る覚悟が彼女にはあったのである。
「馬鹿だな…キャロは……本当に馬鹿だよ………僕なんかの為に……こんな事までして……
君はミッドチルダ……いや……全次元世界一の大馬鹿女だよ!!」
エリオが発したその言葉…一見するとキャロを馬鹿にしている様にも聞こえるが…
エリオの目には涙が浮かんでいた。
「ほら……見てよ……もう男相手にしか勃たないって思ってた僕のチンポが………
君が余りにも馬鹿過ぎて………勃って来ちゃったじゃないか!!」
「エリオ君…………。」
キャロの想いはエリオに通じていた。キャロの頑張りによってエリオは脱ホモを成し遂げたのである。
それから、キャロとエリオは人気の無い森のど真ん中で全裸となる事で自然と一体になり、抱き合っていた。
「エリオ君…。」
「キャロ………。」
二人の唇がゆっくりと触れ合い、ついにはエリオの元通り女性に対する性欲で怒張する事が
出来る様になったモノが…キャロの尻へ当てられた。
「え!? ダメェ! そっちは出したばっかりで汚いよ!」
「汚くなんかない! キャロのお尻…綺麗だよ!」
「アッ――――――――――!!」
脱ホモを成し遂げてもホモ養成所でイベに尻を掘られた名残は残っていたのか、
エリオは怒張したモノをキャロのソレでは無く尻の方にねじ込んでいた。
そして……森の中でキャロの甲高い声が響き渡った。

「う〜トイレトイレ!」
今トイレを求めて全力疾走しているこの僕は、無限書庫の司書長をしているごくごく普通の男の子。
強いて違う所を上げるとするならば、遺跡発掘に興味があるって事かな〜。
名前はユーノ=スクライア。
そんなワケで僕は近くの公園のトイレにやって来たのだ。
ふと見るとベンチに一人の若い男が座っていた。
ウホッ! いい男…
ハッ! そう思っていると、突然その男は僕の見ている前でツナギのホックを
はずし始めたのだ………
「やらないか?」
                     おわり


著者:◆6BmcNJgox2

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