[163] 傷を嘗め合った末… 1 ◆6BmcNJgox2 sage 2007/11/19(月) 00:04:18 ID:yiw8XLow
[164] 傷を嘗め合った末… 2 ◆6BmcNJgox2 sage 2007/11/19(月) 00:07:41 ID:yiw8XLow
[165] 傷を嘗め合った末… 3 ◆6BmcNJgox2 sage 2007/11/19(月) 00:10:33 ID:yiw8XLow
[166] 傷を嘗め合った末… 4 ◆6BmcNJgox2 sage 2007/11/19(月) 00:12:20 ID:yiw8XLow
[167] 傷を嘗め合った末… 5 ◆6BmcNJgox2 sage 2007/11/19(月) 00:13:57 ID:yiw8XLow

ある日、はやてはヴォルケンリッターの皆に何気無くこう質問していた。
「なぁ…もし仮にウチが誰かと結婚して子供が生まれたとするやん。
そしてその子が立派に成長して…ウチに万が一の事があったりした時には…
その子に夜天の主の座を引き継がせるなんて事は出来へんのかな?」
「え………。」
「主はやて…何故にそういう質問を…。」
突然の意外すぎる質問にヴォルケンリッターの皆は唖然としていた。
「だってウチかて何時までも生きられる訳やあらへんし…考えといた方がええと思ってな…
で…実際どうなん? そういう事は可能なん?」
「さ…さぁ…主が世襲したと言う実例はありませんから…可能かもしれませんし…
不可能かもしれません…。いずれにせよあまり期待しない方が良いのでは無いかと…。」
「そうか…やっぱ上手く行かへんのやな〜…。」

はやてとて立派に女の子であるからして、異性に興味を持ち、その異性と結ばれて
子孫を残して行きたいと考えるのは至極当然。そして人がいつかは老いて亡くなるのだからこそ
子孫を残していく様に、自分が万が一亡くなる時には、いつか誰かと結ばれれば生まれるであろう
自分の子供に夜天の主の座を引きついてヴォルケンリッター達を引っ張って行って欲しいと
考えていたのであった。
「じゃあ…ウチが死ぬ時が皆の死ぬ時なんか…それはそれで寂しいな〜…。」
「そんな事はありません。主はやてを守って死ねれば本望です。」
「はやてと一緒に死ねるなら寂しくなんか無いよ!」
皆はそう言うが、やはりはやては寂しげだった。

それから数日、はやてはなのはとフェイトから大切な話があると言われて部屋まで呼ばれた。
「一体どうしたんや?」
「実は…大切な話があるの…。」
「それはさっきも言うたやん。一体どう大切なんや?」
笑いながら言うはやてだが、なのはとフェイトの二人は真剣だった。
「実はね…。」
「え!?」
次の瞬間、はやての目の前でなのはとフェイトがお互いの唇を合わせていた。
「え? え? これ一体どういう事や?」
一体何が起こったのか理解出来ないはやてを尻目に、なのはとフェイトは
お互いを強く抱きしめ合い、舌を絡め合わせていた。そして十秒もした後で
二人の口から唾液が糸を引かせながら離し、はやての方を見たのだった。
「見ての通り…私達がこうして愛し合ってるって事を教えたかったの…。」
「え? 何やて…そんな…おかしい…おかしすぎや…。」
「どうして?」
「だって二人とも女の子同士やん! 女の子同士でそんなの…おかしい!」
何と言う事か、二人はガチレズだったのである。それにははやても引くしか無いのだが…
「何を言ってるの? はやてちゃんだって私のおっぱい何度もモミモミしたじゃない?」
「キャア!」
いつの間にかになのはがはやての背後から両乳房を握り締め、揉み解していた。
「そ…それはただのジョークやん! でも二人がやってるのは明らかにおかしい!」
「おかしくないよ。だって今からはやても私達と一緒になるんだから…。」
「!?」
次の瞬間だった。今度はフェイトがはやての正面から唇を奪ったのである。
「んんんん!!」
はやては必死に抵抗しようとした。しかし、後からなのはに、前からフェイトに挟まれた
サンドイッチ状態にされたはやては全く身動きが取れなかった。
「んぁぁ…。」
「どう? 女の子同士の愛も良い物でしょ?」
はやての唇から離したフェイトが口から唾液の糸を伸ばしながら言うが、
はやての目には涙が浮かんでいた。
「嫌や嫌や! そんなんおかしい! 女の子同士でこんな事するなんて絶対おかしい!
こういうのは普通は男の子とするもんや!」
「おかしいのははやてだよ。男なんて女の子を性欲を満たすだけの道具か子供を産む機械くらいにしか
考えてないじゃない。そんなんなら女の子同士で愛し合う事の方がよっぽど健全だよ。」
「違う! そんな事あらへん! そりゃ中にはそんな事する酷い人もいるかもしれへんけど…
全部が全部そんなワケあらへん! じゃなきゃウチかてお父さんとお母さんの間に生まれてへん!
みんなだってそうや! それぞれにお父さんとお母さんがおって! その二人が愛し合った結果
生まれて来たんや! なのはちゃん達だってそうやろ!?」
はやては目から涙を飛び散らせながら必死に主張するが…
「はやて残念…私はお父さんとお母さんの間に生まれてないよ。だって私はクローンだから…
私は試験管の中で生を受けたんだよ…。」
「!!」
そうだった。確かになのはは父・士郎と母・桃子の間に生まれてきてはいるが、フェイトは
プレシアの実娘・アリシアのクローンに過ぎない。そこを忘れていたはやては一瞬絶望した。
「だから…もう男の事なんか忘れて…私達と一緒に愛し合おう?」
「嫌やぁぁ!」
はやてが必死に抵抗を試みるのも空しく、なのはとフェイトの二人に押さえ込まれながら
そのまま手近にあったベッドの上へ押し倒されてしまってた。
「さ〜はやて…はやての綺麗な裸を見せてよ…。」
「嫌や! やめや! やめや! おねがいやぁ!」
なのはがもがくはやての身体を押さえつけ、フェイトがはやての着ていた服を脱がそうとしていたが…
「いい加減にせぇ!!」
ついに切れたはやては次の瞬間フェイトの顔面を蹴り飛ばし、自分を押さえつけていたなのはの顔にも
拳を一発入れていた。そして脱がされかけていた服を整えながら怒りと悲しみの混じった物凄い形相で
ベッドから這い出るのである。
「二人とも頭どうかしとる! 女の子同士でそんな事するなんて正気の沙汰やあらへん!
おまけに二人だけで勝手にやるって言うんならともかく…何でウチまで巻き込むんや!
ウチはそんな女の子同士でやるなんてまっぴらごめん! もう絶交や!!」
そう叫びながらはやては部屋を飛び出した。
「そんな…そんな…二人とも…何であんな事になってもうたんや!」
はやては涙を流しながら廊下を物凄い勢いで走り続けていた。確かになのはとフェイトの
二人がとても仲が良い事は知っていたが、それは親友と言う健全な仲だと思っていた。
だからこそあそこまで性的に愛し合う程の仲にまで発展するなど思いも寄らなかった。
「なのはちゃんとフェイトちゃんの大馬鹿野郎ぉぉぉぉ!!」
ショックと怒りと悲しみの余り、周囲の目も気にせずにそう叫ぶはやてであったが…
「その通りだよ!! 畜生!! なのはとフェイトの馬鹿野郎ぉぉぉぉぉ!!」
「ええ!?」
突然はやての叫びに賛同する様に何者かが叫び、それにははやても驚くのだが、
そこには真っ青な顔で涙を流しまくるユーノの姿があった。
「ユ…ユーノ君…一体どうしたんや…?」

はやてはユーノに詳しい話を聞いた。
実はユーノもなのはとフェイトがガチレズだった事を知らされ、ショックで
立ち直れない所まで来ていたのだと言う。特にユーノは真剣になのはを愛していた分
凄いショックだったそうな…。
「畜生! 奮発して飛びきり上等な結婚指輪も買って…プロポーズの練習も沢山して…
いざなのはにプロポーズしてみたら断られた挙句に実はフェイトとレズだって…?
ふざけんなぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
あのユーノがここまで乱暴な言葉使いになる程だからその悲しみは想像を絶する。
そして同じくなのはとフェイトに裏切られたはやてもその気持ちは痛い程分かった。

それから、はやてはユーノを自室に招待していた。
同じくなのはとフェイトに裏切られて心に大きな傷を負った者同士で
今夜は自棄酒でもしようと言う事になったのである。
ちなみにヴォルケンリッターの皆は出払っている。
「まったく酷いよなのは! 確かに二人が仲良いのは知ってたけど…あくまでも
親友って健全な仲だと思ってたのに…まさかあそこまで愛し合うなんて…
女の子同士でそんな事やるなんて絶対おかしいよ!」
「そやそや! ウチなんかその仲間に入れられかけたんよ! レイプされかけたんよ!
同じ女の子にレイプされるなんて男にレイプされる以上に屈辱や!」
完全に酒が回って真っ赤になっていた二人はなのはとフェイトの二人がいない事を良い事に
二人をボロクソに罵倒しまくり、自然と意気投合して行った。
「やっぱり同性でそういう事するなんて絶対に可笑しい!」
「そやそや! やっぱり女は男と結ばれてこそ意味があるんや!
そりゃウチかてユーノ君とクロノ君の801とか想像した事あるよ…けどな、
そういうのはあくまでも想像やから楽しいんや! 本当にそういう事やられたらマジ引くわ!
なのはちゃんとフェイトちゃんがやってた事もいっしょや! あんなん女の子同士で
本当にやられたらほんま引いてまうわ!」
「なのはとフェイトの馬鹿野郎ぉぉぉぉぉぉぉ!!」
「なのはちゃんとフェイトちゃんなんか死んでまえぇぇぇぇ!!」
二人は酒をかっくらいながらその様に叫びまくっていたのだが…
「畜生! 畜生! 畜生ぉぉぉぉぉぉぉ!!」
「え!? キャァァァァァァァァァァァ!!」
酒に酔った勢いもあるだろうが、ユーノは悲しみと怒りのあまりはやてに飛びかかり、
ベッドに押し倒していたのである。
「畜生! 畜生!」
「あ! ユーノ君落ち着きぃ…って嫌ぁ!」
ユーノは手慣れた手付きではやてのスカートを脱がし、下着を下ろし
はやてが抵抗する間も無く己の巨大なモノをはやてのソレへ押し付けていた。
「わぁ! ユーノ君のオ○ンチン…ごっつ大きいわ…ってそんな感心しとる場合やあらへん!
お願いやユーノ君! 早まるのはやめてって…あああああああああ!!」
ユーノに押し倒されながらも何とか説得を試みていたはやてであったが…時既に遅し。
ユーノの巨大なモノははやてを破瓜させていた。
「嫌ぁぁぁぁぁぁ!! 痛い! 痛い! 痛い! オマ○コ引き裂けてまうぅぅぅぅ!!」
激痛に顔を歪ませ、目から涙を浮かばせるはやてであるが、ユーノは構わず突きまくった。
「畜生! 畜生! なのはの馬鹿野郎! なのはの馬鹿野郎ぉぉぉぉぉ!!」
「うああああ!! いだぁぁぁぁ! おねがいやぁぁぁぁ! ほんま洒落にならへん!
ほんまにウチのオマ○コ裂けてまうぅぅぅぅぅ!!」
はやてがどんなに泣き叫んでもユーノはやめなかった。と、その時である…
「!?」
はやてはある物を感じた。それはユーノの悲しみと言う思念。
ユーノがどれだけなのはを愛しながらも叶わなかった悲しみと言うなの思念が
はやてのソレを突き上げるモノを通してはやての中に流れ込んできていたのである。
「ユーノ君…そうなんやな…。」
はやてはなおも一心不乱に突き続けるユーノの身体を優しく抱いた。
「ウチとやりたいんなら…それでもええよ。ウチの事をなのはちゃんと思って存分にやりぃ?
ちょっと位痛くても…我慢するわ…。」
はやてはもうここまで来たのだからと…ユーノとのSEXに付き合うつもりだった。
「そうや…これが正しい行為なんや…女の子同士でやるなんて邪道や!
こういうのは異性でやってこそ意味があるんや!」

今のユーノが正気では無い様に、はやてもまた正気では無いのかもしれない。
しかしそれでも良かった。ガチレズに堕ちてしまうのに比べればずっと良いと…はやては考えていた。
そう考えれば考える程…先程まであんなに痛く苦しい物だったユーノの突きが…
とても心地よい物に感じて来るのであった。

「あっ! あっ! アアッ! アアン! イアァ!」
「はっ! はっ! はっ! はっ! はっ!」
床には二人が先程まで着ていた服が脱ぎ捨てられ、ベッドの上で
全裸になったユーノとはやての二人が汗だくになって抱き合い、
何度も何度も何度も何度も身体を突き動かしていた。
「ユーノ君…もうなのはちゃんの事を何時までも考えてても仕方あらへん…。
なのはちゃんの代わりは…ウチが勤めたる!」
「もうそんな事は今更どうだって良いよ! 君はなのはの代わりなんかじゃない!
僕は君と言う存在が好きになったんだ! なのはの代わりとかそんなんじゃなくて…
あくまでもはやてとして…僕と…結婚して欲しい…。」
「ハイ…。」
お互いの心の傷を嘗め合うがごとく…
一晩中抱き合い続けた結果…二人は真剣に愛し合うようになっていた。
そしてついには結婚にまで事が発展するのである。

はやてとユーノが結婚と言う皆の想像の遥か斜め上を行く展開に管理局は震撼した。
何しろそれまで付き合ってるとかそういう話題が殆ど無かった仲故に
まさかの電撃結婚に管理局の下っ端から上層部までの誰もが驚愕し、ある者はぶっ倒れ、
またある者は発狂し、またある者は失禁をかました物であった。

なお、はやてと結婚する際にはヴォルケンリッターが一番の障害になると言われているのだが…
ユーノの時はさほど問題にはならなかった。そりゃ何処の馬の骨とも分からない様な男ならば
ヴォルケンリッター達は全力で反対していたか、その男に襲い掛かったりしていたであろうが、
ユーノは何処の馬の骨とも分からぬ男では無い。無限書庫司書長と言う肩書きと実質的な実力も
高く評価されている肩書きと実力を兼ね備えた有能な男である事はヴォルケンリッター達も
認めていた。精々はヴィータが…
「はやてを泣かしたらぶっ殺すかんな!」
と言っていたくらいであろうか…。まあそんなこんなで二人はあっさり結婚してしまった。

しばらく時は流れ…

「それじゃあ行ってくる。」
「今日もお仕事頑張ってな〜。」
はやて=Y(八神)=スクライアは仕事に出かける夫ユーノを見送っていた。
そして彼女の若干膨らんだお腹の中にはユーノの子供もいた。
二人は真剣に幸せな夫婦になっていたのであった。

一方、なのはとフェイトは行方不明…
風の噂では同性結婚が認められている世界に行ったとかそういう話も聞くが…真意は不明だ。
だがいずれにせよユーノとはやての二人にとってもうどうでも良い事であった…。
                  おわり


著者:◆6BmcNJgox2

このページへのコメント

ユーノ×はやてっていうのもありだな!!

1
Posted by なのはの演出やりたい 2013年05月06日(月) 22:59:39 返信

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