117 名前: ◆K17zrcUAbw [sage] 投稿日:2008/10/09(木) 05:17:13 ID:dQiV+IFC
118 名前: ◆K17zrcUAbw [sage] 投稿日:2008/10/09(木) 05:18:40 ID:dQiV+IFC
119 名前: ◆K17zrcUAbw [sage] 投稿日:2008/10/09(木) 05:19:38 ID:dQiV+IFC
120 名前: ◆K17zrcUAbw [sage] 投稿日:2008/10/09(木) 05:20:52 ID:dQiV+IFC
121 名前: ◆K17zrcUAbw [sage] 投稿日:2008/10/09(木) 05:22:09 ID:dQiV+IFC
122 名前: ◆K17zrcUAbw [sage] 投稿日:2008/10/09(木) 05:24:12 ID:dQiV+IFC

温泉。
温かいお湯に体をつける至福の時。
この時ばかりは疲れも忘れて体を温める。
誰が考え出したのかは知らないが、素晴らしいものだ。
さらに目の前に広がるこの広大な景色が心を癒してくれる。
エリオは湯船の中で考えた。
(これが一人だったらなんだけど…ね)
ちらりと気付かれぬよう隣に目をやる。
同じく肩までお湯につかり、ほけ〜としている少女が一人。
彼女はキャロ、紛れもなくエリオの彼女である。
彼はルーテシアとの許嫁の約束を破棄し、絶賛キャロと健全なお付き合い中である。
そう、健全な。
しかし、エリオは悶々としている。
(なんで混浴なんだ!?)
現在、浴場にはエリオとキャロしかいない。
そして彼らを隔てるのは体に巻かれたタオル一枚のみ。
正直、エリオは気が気ではなかった。
少しでも気を緩めてしまえばストラーダがセットアップしてたちまちキャロにスピーアアングリフをしてしまいそうなのだ。
エリオは下半身に血を送るまいと必死で意識を集中する。
しかし、エリオも男の子。
ストラーダは上がったり下がったりを繰り返して落ち着いてくれない。
(くっ……鎮まれっ…僕のストラーダッ…!!)
無論、キャロには気付かれぬようにうまくガードはしてあるし、顔だっていつもの爽やかスマイル。
とにかくキャロが先に上がってくれるのを待つしかないのだ。
エリオは長湯を覚悟する。
これはエリオとキャロの我慢合戦なのだ。
先に動いた方の負け。
(それでも僕は我慢しなくちゃいけないんだっ!!)
エリオの心に堅い決意という名の鎖が巻かれた。
しかし、そんな決意は長くは持つはずもない。
この天然娘の前ではたこいと程でしかないのだ。
『エリオ君?』
『はわっ!ななななに?キャロ』
不意に声を掛けられて慌ててしまう。
しかし、すぐに冷静さを取り戻してキャロの方を向く。
これがいけなかった。
(タオル巻いてナイィィィィッ!!)
なんとキャロは事前に聞いていた、『湯船にタオルをつけてはいけない』というルールを律義に守っていた。
水面から見える小さなキャロの胸にストラーダが反応する。
『はぅあっ!!』
『エ、エリオ君!?』
のぼせていた事も影響し、盛大に鼻血を噴出すエリオ。
たちまちお湯が真っ赤に染まっていく。


そんなエリオを心配してキャロがエリオに近付いていく。
(こないでぇぇぇぇっ!!)
と口に出せるはずもなくエリオは必死で湯船から這い出る。
鼻血を噴出したおかげでストラーダはすっかり待機状態に戻り、エリオは急いでタオルを腰に巻く。
『大丈夫?』
『う、うん…大丈…ぶぅぅぅぅぅぅっ!!』
無論大丈夫ではない。
前述の通りキャロはタオルを巻いていない。
そしてエリオを心配して一緒に湯船から上がっている。
エリオの目の前にはキャロの幼き一本筋がくっきりと見えている。
これで再び鼻血を噴出して気絶すればよかったのだが、作者の都合で血は全てエリオのストラーダへ供給され、フォルムドライで臨戦態勢に入っていた。
タオルを押し上げてビクビクと痙攣するストラーダにキャロがついに気付く。
『あ…エリオ……君』
『ち、違うんだキャロ!!僕はそんな……』
キャロの視線に慌ててストラーダを手で隠す。
しかし、とても10歳とは思えぬそのサイズを隠しきれるはずもなく、手の間からひょっこりと顔を出している。
『その…保健で習ったよ?…男の人はみんなそうなるって…』
『う…うん……そうなんだ……』
キャロはエリオをフォローしているつもりではある。
しかし目はストラーダに釘付けである。
正直、興味はつきない。
『えっと…私、エリオ君の……見たいな?』
『えぇぇぇぇぇぇっ!!!』
突然の申し出に思い切り叫んでしまうエリオ。
しかしキャロの視線はまだストラーダ。
慌ててエリオは背を向ける。
『だだだだめだよ!!僕達まだ子供なんだし……』
『でもユーノ先生と事務のなのはさんは私達くらいの時にはやってたって…』
(あの二人なに教えてるのぉぉぉぉ!!)
心の中で勤務中でもいちゃつく二人を恨む。
キャロはペタペタとエリオの背後に接近、そしてエリオの背中にぺたりと体をくっつけた。
これにはエリオもたまらず叫んでしま…わずに肩を震えさせる。
キャロの小さな双丘が背中に柔らかな感触をもたらす。
『キキキキャロ!?』
『お願い……エリオ君の見たいの………私のも見せてあげるから』
『!?』
キャロの発言に心が揺れ動く。


エリオだってすぐに目をそらしたものの、キャロの体には興味がある。
やはりエリオも思春期の男の子なのだ。
ごくりと生唾を飲み込む。
(え……じゃぁ、僕のを見せればキャロの体を……いやいやいや、僕達はまだ子供なんだ!!そんなこと…)
一瞬不埒な事を考えたがすぐに振り払う。
しかし、エリオの頭には一瞬見えたキャロの一本筋が焼きついていた。
(キャロの……キャロの…キャロ……の)
現在、エリオの頭の中では理性と本能が互角の戦いを繰り広げている。
しかしエリオの理性は強く、本能を徐々に押していった。
(やっぱりダメだ!ちゃんと言わなきゃ…)
『キャロ……やっぱり』
そこまで言った時だった。
『私……エリオ君になら…何されてもいいよ……』
『ストラーダァァァァァッ!!』
本能の思わぬ増援に理性の兵はたちまち倒されていった。
タオルをキャストオフ、すぐさまフォルムドライでキャロにスピーアアングリフで突撃する。
『エリオ君!!』
『キャロ!キャロォォォォッ!!』
凄まじい勢いでキャロを組み敷き、覆いかぶさる。
キャロの一本筋を無理矢理押し広げて勢いよく進入するストラーダ。
初めて感じる激痛に耐えながらキャロはエリオのストラーダを受け入れる。
血が出ようとお構いなしのエリオは激しく腰を打ち付ける。
『キャロ!!キャロ!!』
『エリオ君!!好き、大好きっ!!』
快楽の波に飲まれ夢中で交わる二人。
エリオもキャロも底なしと言わんばかりに抜かずの絶頂を迎え続けた。
『キャロ!!イクよっ!!』
『来てっ!!エリオ君の全部ちょうだいっ!!』
エリオの腰がソニックムーブ真っ青の加速を見せる。
そしてキャロも自ら腰をブーストアップし、ついに最高潮に達する。
『貫けぇぇぇぇぇっ!!』
『あぁぁぁぁぁぁぁっ!!』
とどめの紫電一閃を派手にぶちまけ、二人は果てた。

『僕は……僕は…』
部屋の隅で体育座りのまま陰鬱オーラを撒き散らすエリオ。
彼はとてつもない罪悪感に襲われていた。
理性を失い、ストラーダフォルムドライでスピーアアングリフ、さらにキャロの中で紫電一閃連射。
我に返った時には時すでに遅し。
自身の放出した白濁した液体と純潔の証を失った赤い血がキャロを包んでいた。


慌てて体を洗い流してすぐさま部屋に担ぎ込んだ。
現在は疲れ果てて静かに寝息をたてている。
(勢いとはいえ……あんな事をしてしまうなんて…)
頭にフラッシュバックされるのはただ横たわるキャロの姿のみ。
情事の内容など夢中で覚えていなかった。
エリオは覚悟を決めた。
キャロを傷つけてしまったのだ、タダで済むわけはない。
最低でも別れがやって来るだろう。
学院にもいられない。
二人の関係を認めてくれたルーテシアに会わせる顔もない。
(……死のう)
自殺衝動にかられ、ストラーダに手を伸ばす。
守るべき者を守れずしてなにが騎士か。
エリオはストラーダを起動し、喉元へその刃を向ける。
『ごめん、キャロ』
『ううん……エリオ君は悪くない』
不意に後ろから抱き付かれる。
キャロがエリオの手をそっと握り、ストラーダをおろす。
『だから…こんなことしないで…』
キャロの優しい言葉にエリオは震えた。
『だけど…僕は君を』
『いいの……私、エリオ君が初めてでうれしかったよ』
キャロは泣いていた。
無理矢理された事を怒ってはおらず、むしろ罪悪感を抱いていた。
『私があんなこと言わなければ……エリオ君があんなことしなかったんだよね?』
全ては自分に原因がある。
キャロはその事でエリオが苦しんでいるのをわかっていた。
エリオはキャロの方を向く。
『それでも僕は……』
キャロを傷つけた。
そう言おうとしたが、言えなかった。
キャロの唇の感触が伝わる。
『私、エリオ君の事大好きだよ……だから…』
『キャロ…』
キャロがゆっくりと着ていた浴衣を脱ぐ。
一糸纏わぬ姿となりエリオに抱き付く。
『今度は…ちゃんとしよ?』
『キャロ……』
そのまま倒れ込み愛しそうに互いに唇を重ねる。
ゆっくりと舌を絡ませて貪る。
エリオはそのままキャロの秘部に指を這わせる。
『ん……』
『キャロ……今度はちゃんと愛するから…』
ゆっくりと指を差し入れていく。
すでに溢れんばかりの愛液で濡れている。
『エリオ君……いいよ』
寝そべったキャロが足を開いてエリオを誘う。
すでにエリオのストラーダはキャロをロックオンしている。
『キャロ、いくよ!』
『来て、エリオ君!』
そしてキャロの幼い秘部をストラーダが貫く。



『私に感謝してほしいものね…』
隣室でガリューとトランプを広げて溜め息をつくルーテシア。
実はこの温泉、アルピーノカンパニーが新たにオープンするリゾート施設なのである。
そのオープン前のモニターにルーテシアは二人を招待したのだ。
無論、あの浴場にはルーテシアもコッソリ紛れ込んでいたために、エリオとキャロの強姦紛いの情事も全て知っていた。
さらに今、隣室ではエリオとキャロが、
『エリオ君のストラーダすごいよぉ!!』
とか
『あぁ!!キャロ、今度は紫電一閃イクよっ!!』
とか言ってるもんだから悶々として気が気ではない。
次第にこめかみがひくつくのを見てガリューは少し距離を取る。
ゆっくりとルーテシアが立ち上がり部屋を出ようとする。
行き先は隣の部屋だ。
『…離してガリュー』
流石にまずいとガリューが必死で止めるがお構いなしのルーテシア。
ガリューを引きずりながら二人が励んでいる部屋の扉に手を掛ける。
そして、扉を開けてしまった。
『エリオ君ーっ!!』
『キャロォォォォッ!!』
いきなり飛び込んできたのはエリオがキャロに覆いかぶさって必死に腰を振っている光景だった。
ちょうどのタイミングで絶頂した二人は息を荒げて倒れている。
『エリオ……キャロ…』
『っ!?』
声を掛けられルーテシアの方を向く二人。
慌てて浴衣を羽織るもルーテシアの目は冷ややかだった。
『二人とも……』
『い、いや…これは、その』
『……ずるい、私も交ぜて』
『はぃぃぃぃっ!?』
正直ルーテシアは我慢出来なかった。
元許嫁が隣の部屋でストラーダをキャロに突き刺しているのを想像してもう股間はグショグショ。
自分の着ていた浴衣を脱ぎ捨て二人に歩み寄る。
『ちょちょ…待ってよ!!』
『私だって…エリオの事……まだ』
『ルーちゃん…』
まだ諦めきれていない。
キャロはルーテシアの寂しげな(実際は発情した)瞳を見て全てを察した。
『ルーちゃんも好きなんだよね』
『うん……』
『待ってよ、話が全然見えないんだけど』
ただならぬ雰囲気にエリオは二人をなだめる。
このままでは二人がエリオを巡る争いに発展しかねない。
しかし、実際はエリオの予想を裏切る結末を迎える。
『それじゃ、一緒にしよっ!!』
『なに言ってるのぉぉぉぉ!!』


あろうことかキャロはルーテシアも交えて続きをすると言い出した。
これにはエリオとルーテシアも驚く。
キャロは目を輝かせながら話を進める。
『やっぱり私だけが愛してもらうのは不公平だよ!!だから一緒にエリオ君に愛してもらおっ!!』
『キャロ……』
エリオとの愛もルーテシアとの友情も捨てる事が出来ないキャロは二人で一緒にエリオと付き合う事を進言した。
ルーテシアはキャロの手をとり涙を流す。
『ありがとう……キャロ』
『私、エリオ君もルーちゃんも大好きだよっ!!』
『私も二人が好き…』
『あの…僕に選択肢はないんですか?』
女同士の友情を確かめる二人に取り残されたエリオは頭を抱えてしまう。
『それじゃあ早速……エリオ君!!』
『エリオ……』
発情した雌二人がエリオに迫る。
目が本気だ。
エリオはずざざざと後に退く。
しかし壁にぶつかり追い詰められてしまう。
『だめだよ逃げたら』
『いや待ってよいきなり言われても僕はちょそこ違うお尻アッーーーー!!!』
この日、キャロとルーテシアは友情を深めた。
この日、エリオは大切な何かを失った。
『エリオ……すごかった(つやつや)』
『エリオ君激しすぎるよぉ(つやつや)』
『………僕に幸せは来るのでしょうか(げっそり)』



目次:召喚少女リリカルキャロ
著者:◆K17zrcUAbw

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