魔法少女リリカルなのは、 〜伝説の傭兵〜

[343]37564<sage> 2006/05/26(金) 17:24:57 ID:Gku0faWS
[344]37564<sage> 2006/05/26(金) 17:27:23 ID:Gku0faWS

「くっ……貴様!そこへ名折れ!!
私が叩切ってくれる!」
男の言葉に激怒したシグナムが男に向かってジャンプし、レヴァンティンをカートリッジロードさせた。

「おい、シグナム!「勝手に飛び出すな!」って言ったのお前だろ!」
「シグナム、落ち着け!!」

仲間が静止の声を上げたが今のシグナムには届かなかった。
「紫電!一閃!!」
すると、レヴァンティンの刀身に炎が包み込みシグナムは電灯の上に居た男に切りかかった。

しかし、シグナムが切ったのは公園の電灯一つだった。
「いや〜、危ない危ない」
「!」
シグナムが声のした方を見るとベンチに座ってる男の後ろにさっきまで電灯の上に立っていた男が居た。

「は、早い!?」
「ほ、ほんまや!」
(フェイト、今の動き見えたか?)
それぞれが驚いているとクロノがフェイトに見えたか念話で聞いた。
(うん…僅かだったけどなんとか、追いつけるかは自信ないけど)
フェイトがそう返した。

「話の途中でいきなり攻撃とわね〜」
すると、シグナムの攻撃をかわした男がフードの誇りを掃いそう言った。
「まっ、仕方ありませんよ」
すると、ベンチに座っていた男が喋り出した。
「騎士は頭の足りない野蛮人の集団ですからね〜。特にベルカの騎士は、」

「き、貴様!」
「テメー、もう一度言ってみやがれ!」
それを聞いたシグナムやヴィータがそう怒鳴ると、
「おやおや、聞こえませんでしたか?何度でも言いましょう。
『ベルカの騎士は頭の足りない馬鹿の集団で
戦闘しか能の無くそのくせ古臭い騎士道とか持っている時代遅れな奴』っと言ったんですよ」
「き、き、貴様!!!」
「ぶっ殺す!!!」
その言葉を聞いたシグナムとヴィータは武器を振り回しベンチの男に突っ込んだ。

二人の攻撃でベンチは粉々に壊されたが座っていた男は噴水の上、
もう一人は別の電灯の上に移っていた。
「(掛かりましたね)ほらほら、如何しました?鈍間な騎士さん♪」
すると、男はシグナムとヴィータを挑発する様に手を叩きながら市街地に飛んで行った。
「待て!」
「待ちやがれこのヤロー!!」
二人は男を追って行った。

「ちょ!待ちって二人とも…もーーーー!!!」
はやてが静止の声を上げたが頭に血の上った二人には届かなかった。
「クロノ君、なのはちゃん、そっちは任すわ。
ヴィータとシグナムが心配や、行くでシャマル、ザフィーラ!」
「了解よ、はやてちゃん」
「御意」
「おい、はやて、僕はまだ許可を出して無いぞ!!」
クロノがそう言ってはやてを止めようとしたがはやて達はアッと言う間に市街地に飛んで行った。

「…たっく、はやてもヴィータ達の事言えないぞ」
クロノがそう言うと、
「大丈夫だよ、クロノ。敵は一人、向こうは5人。普通に考えて負けは無いと思うけど…」
横に居たユーノがそう言った。

「やれやれ、俺の相手はお前等か、見事にガキばかりだな」
すると、電灯の上に立っていた男がそう言った。

「子供だと思って侮らないで、…前の時の様にはいかない!」
フェイトがバルディッシュを構えそう言った。すると、
「待ってください!私達は貴方達と戦うつもりはありません。話を聞いてください」
なのはは、フェイトの前に立ちそう言った。
「な、なのは?」
これにはフェイトも少し驚いたがなのはと戦った時の事を思い出しフェイトはバルディッシュを
納めた。
「ほう、話し合いか…あの赤い服のガキがハンマーを振り回すのが話し合いか?」
すると、男は最初にヴィータが攻撃した事を聞いた。
「そ、それは…ヴィータちゃんは感情的になりやすいから…」
すると、なのははヴィータの攻撃を感情的で流そうとした。
尤もはやてのご飯を食べ損ねたからとはなのは達も知らなかった。
「やれやれ、感情的ね〜、なら此処でお前等と戦うのも感情的か?山田花子」
「………あの〜、もしかして私の事ですか?」
暫く目が点となっていたなのはがそう聞くと男は首を縦に振った。  
「私の名前は高町なのはです!!た・か・ま・ち・な・の・は!!!」
「ああ、じゃそっちの金髪のガキが山田花子か?」
「…私はフェイトだけど…」
「じゃお前か?」
「あたしはアルフだ!」
「じゃお前だ」
「僕はユーノです。ついでに言うと男です」
「よし、消去法でいってお前だな」
「僕はクロノだ」
「…ちっ、面倒だな。お前等全員「山田花子」に改名しろ」
「お断りします。…って言うかそれだと苗字も変わってるし」
なのはが低調に断りを入れると、
「兎に角、君を「局員暴行」の容疑で逮捕する。
おとなしく従えば裁判の時に有効になるぞ」
そう言ってクロノが降伏するよう言うと、男は「断る」と言った。
「嫌だね。如何してもって言うなら力ずくでやってみろよ」
そう言うと男は飛行魔法で空に上がった。
「くっ、やっぱりこうなっちゃうのかい」
「しょうがないよ、アルフ。行こ」
(今度は前の様には行かない。此処には兄さんやユーノ、なのはも居るんだし)
フェイトは心の中でそう呟いた。

こうしてなのは達管理局と謎の人物との戦いが火蓋を切った。

「あっ、言い忘れてたが俺が勝ったらお前等全員の名前「山田花子」な!」

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目次:魔法少女リリカルなのは、〜伝説の傭兵〜
著者:37564

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