776 名前:アルカディア ◆vyCuygcBYc [sage] 投稿日:2011/07/26(火) 00:22:49 ID:Ao4XdoO6 [2/7]
777 名前:鉢の花2 ◆vyCuygcBYc [sage] 投稿日:2011/07/26(火) 00:24:41 ID:Ao4XdoO6 [3/7]
778 名前:鉢の花3 ◆vyCuygcBYc [sage] 投稿日:2011/07/26(火) 00:25:56 ID:Ao4XdoO6 [4/7]
779 名前:鉢の花4 ◆vyCuygcBYc [sage] 投稿日:2011/07/26(火) 00:26:57 ID:Ao4XdoO6 [5/7]

 陽光眩しい春の日、妖艶な一人の美女が颯爽と白い門を潜った。
 門に記された名は、『老人介護施設 海鳴園』
 ホットパンツからすらりと長い足を覗かせ、ハイヒールの靴音も高らかに歩く姿は、静かに末期を待つ老人達の住居には似つかわしくない精気に溢れている。
 ぴっちりとしたノースリーブをシャツを、たわわな胸が押し上げ、彼女の歩みに合わせて左右に揺れていた。
 扇情的なその姿を、守衛は己の職務を忘れて、嘆息を漏らしながら視線で追いかけた。
 すらりと通った鼻筋に、鋭角なサングラス。
 およそ日本人離れした体格と容貌が、彼女が西洋人であることを克明に告げていた。

 魅惑的な肢体より人目を惹きつけるのは、燃え上がる炎のような、赤く美しい髪。
 彼女は、そのその髪を片側に太く編んで、肩に垂らしていた。
 その肉体を見せ付けるかのような挑発的な服装の彼女であったが、その髪型と、それを纏めるウサギを模した髪飾りが妙に子供っぽく、アンバランスな印象を与えた。

 彼女はホームに入ると、迷いのない足取りで一室へ向かい、扉を開いた。
 人差し指に引っ掛けるような仕草でサングラスを外し、チャーミングなウインクを一つ。

「ハァイ、おじいちゃん達、元気だった?」

 普段どおりの穏やかな日々を過ごしていた老人達が、一斉に色めき立った。

「おお、びーたちゃんじゃないか!」
「みんな、びーちゃんじゃ! びーたちゃんが来たぞ!」

 ある老人はよたよたとした足取りでベッドから起き上がり。
 ある老人は車椅子を急旋回させて。ある老人はふらつく体を杖で支えながら。

「よぉーう来たのぅ、びぃーたちゃん。またおっぱい大きぅなったんじゃないかい?」
「また志賀の爺さんはそんな助兵衛なことばかり言うて。びーたちゃんが怒って帰ってしもうてもしらんぞい」

 まるでアイドルでも迎えるように、老人達は彼女を取り囲んだ。
 部屋の奥。
 トロフィーでも飾るかのように、一枚の写真が額に飾られて鎮座している。
 その中で、まだ10歳になるかなからないか、という幼い彼女は、右手でゲートボール大会の優勝杯を抱え、左手で高らかにクラブを掲げていた。

「それにしても、びーたちゃんは来るたびに綺麗になるのう」

 老人達は、孫娘を見守るような瞳で彼女を愛でる。
 へへ、と彼女は照れくさそうに鼻の下を擦った。

「爺ちゃん達の元気そうじゃん」
「おう! びーたちゃんの顔を見たお陰で、また寿命が1年ばかり伸びたわい!」
「儂なんて、ここ暫く腰が立たんようになって、尿瓶の世話になりよったんじゃが、びーたちゃんの顔を見たら……ほれ!」

 ベッドの端に腰掛けた老人が嬉しそうに布団を叩く。

「これで、アッチの方の立ち上がるようになってくれるようになってくれれば、文句無しなんじゃがのう……」

 口惜しそうに首を振るその禿頭を、隣の老人がぴしゃりと叩いた。

「加藤さんや、今日はもう助兵衛な話はなしじゃ!」
「権藤さんは堅苦しいのう」
「いいよいいよ。あたしは気にしないからさ」
「ところでびーたちゃん、もうカレシはできたかい?」
「あはは。残念ながらまだまだそういうのは先の話になりそう。色々と忙しくてさ」
「かあーっ、勿体無いのぅ。びーたちゃんぐらいの別嬪さんなら、男なんぞよりどりみどりじゃろうて」
「びーたちゃんがどこぞの馬の骨のものになるのも口惜しいがのう……」

 老いて尚盛んな老人達に、彼女は苦笑するばかりである。

「時に宇都宮の爺さん、さくら棟の甲斐の婆さんとは上手く行ったのかい」
「はっはっ、ばっさりと振られたわい。50年経っても、心は死んだ旦那のものだと、けんもほろろに振られてもうたわい」
「はっはっは、そりゃあ、死んだ旦那は若いままじゃからのう。梅干のように萎びたあんたじゃ分が悪かろうて」

 老人達のコイバナにうんざりしてきた彼女は、強引に話題を変えることにした。

「ねえ、あれは何……?」

 指差した先には、奇妙に捩じくれた枝ぶりの、小さな鉢植があった。
 猥談交じりの談笑をしていた老人達の動きが、一瞬だけ止まった。

「……それは、今村さんの盆栽じゃ」
「今村さんって、いつもマンシューの話をしてくれた人でしょ。
 あれ? 今日はいないみたいだけど、どこか出かけてるのかな?」

 短い逡巡の後、老人の一人が口を開いた。

「今村さんなら、満州に行ったわい」
「へええ! いつも体を治して、マンシューに戦友の骨を拾いに行くんだって言ってたもんね!
 良かった、夢が叶ったんだ!」

 軽い調子で答えた彼女に、老人が苦笑しながら、遠くの空を眺めながら呟いた。

「ああ。今頃満州の地で存分に戦友達と語らっとる頃だろうよ。遅くなって済まんかった、と、謝っとるだろうなあ」

 その横顔を見て、その真意に気づけぬ程彼女は愚鈍でもなかった。

「……そっか、今村の爺ちゃん……」
「最後まで、仲間の骨を掘りに行くって言うて買ったスコップを撫でてたなあ。大往生じゃったよ」

 これが初めてではない。
 この老人達との付き合いは10年を越えるが、その間には幾人も見送ってきたのだ。
 彼女は微かに顔を曇らせる。親しくしている人間との今生の別れ。
 それは、とてもとても淋しいことだ。例え幾度別れを経験しようと、それは絶対に変わらない。
 しかし、彼女の中の冷めた部分が、この別れを当然のものと受容する。
 ヒトとして産まれて来たなら、老いを経て死という終わりを迎えるのは当然の話。誰もに平等に訪れる当然の理。
 そう、ヒトであるなら当然の定。

「なあ、この盆栽、びーたちゃんが貰ってくれんか?」

 不意に、老人がその鉢植えを差し出した。

「いいの? あたしなんかが貰っちゃって? 今村さんの形見じゃないの?」
「なに、びーたちゃんが貰ってくれれば、今村さんも本望じゃろうて。
 この盆栽はのう、こう、根っこが張っちょるじゃろ?
 これを、『根付く』が『寝付く』に通じるちゅうて、嫌うちょる者も居るからの。
 形見分けしようにも今村さんには親類が居らん。いつまでもここに置いちょくわけにはいかんので、扱いに困ちょったとこじゃ」
「……うん、そういうことなら有難くいただくよ」

 彼女は受け取った盆栽をしげしげと眺めた。
 見れば見る程おかしな形である。幹は捩子くれて地を這い、龍のようにとぐろを巻いている。
 一つ、素朴な疑問を口にした。

「ねえ、この盆栽、どのくらいの大きさに育つの? うちの庭に入りきるかな?」

 老人達が、どっと笑った。
 一人がささくれ立った松の幹を撫でながら、目を細めて答えた。

「びーたちゃん、盆栽というのは、上手く育てれば大きくならないものだよ。
 何年経ってもずっと変わらない同じ姿を楽しませてくれる。それが、盆栽というものさ」



     ◆




 彼女は自室の机の上に丁寧に盆栽を置き、どさりと身をベッドに投げ出した。

「疲れた……」

 己のたわわな乳房を抱え上げるように持ち上げる。

「肩は凝るし、重たいし、歩くと揺れるし……マジ邪魔だわこれ。
 シグナムやシャマルは、よくずっとこんなもんをつけっぱで平気な顔してられるな。
 あー、疲れた。やっぱ慣れない格好なんてするもんじゃないな、マジ」

 ベッドに倒れこんだ彼女の体が、淡い光に包まれた。
 そして、もぞり、とベッドに脱ぎ捨てられた衣服の山が蠢く。
 脱皮する昆虫のように、成人女性の衣服の中から、10歳に行くか行かなかというような少女が這い出てきた。
 彼女は億劫そうに衣服を脱ぎ捨て、ぶかぶかのブラジャーを投げ捨て、足に引っかかっていたレースのショーツを子供っぽい仕草で蹴り脱いだ。
 幼い裸身を晒した彼女――守護騎士ヴィータ――は、ようやく楽になったとばかりに猫にように伸びをした。
 箪笥から、お気に入りのサクランボのバックプリントのパンティと、ぴっちとしたスポーツブラを取り出し、身につけていく。
 馴染みの老人達を慰問するのは嫌いではない。
 だが、その度に慣れない変身魔法を使って齢相応の外見を繕わねばならないのは悩みの種だ。

「やっぱ、これがあたしだよな」

 鏡の中では、少女がにっこりと幼い笑顔を浮かべている。
 魔法文明が受け入れられているミッドチルダなら、こんなややこしいことをしなくて済むのに。
 そうは思うものの、自分の成長を我が孫のことのように喜ぶ老人達の笑顔を思い出すと、悪い気はしない。
 次に海鳴に戻った時にも、また会いに行こう。そう考えるヴィータだった。

「さーて、おやつ、おやつっ♪」

 久々に海鳴の家に戻った八神家だったが、今日は皆、夫々の友人と久闊を叙すため外出中だ。
 ――――丁度、先ほどのヴィータのように。
 ヴィータが一番乗りで帰宅したところだったのだ。
 今この家にはヴィータ一人っきり。思いっきり羽を伸ばすことにした。
 菓子棚からスナックを取り出し、テレビをつける。
 丁度、好みのアニメ番組が放送中だった。
 冷蔵庫から、アイスクリームとミルクセーキを取り出し、子供っぽい仕草で口に運んだ。

『……行ってしまったわ……円環の理の向こう側に……』
「あはははははっ!」

 駄菓子を口に運びながら、アニメを見てけらけらと笑う姿は齢相応の少女のそれだ。
 しかし、彼女の経てきた年月は常人では想像もつかない壮絶な戦いの日々である。

「あははははははっ!」

 ぼんやりと、アニメを眺めながら、ヴィータは老人達の事を思う。
 生物としては盛りをとうに過ぎ、後は死に向かうばかりの筈の老人達。
 それでも、彼らは生きていた。
 全力で、目標を持って、日々前に進もうとしていた。
 無くなった今村さん―――叶わなかったとは云え、体を治して満州に行くという大願を抱いていた。
 老いらくの恋を楽しんでいる老人達もいた。
 皆、前に進んでいた。老いて尚―――成長していた。

「……あはははは、はは……」

 ずっと、意識しまいとしてきたことがある。
 守護騎士達は、生まれながらに完成された戦士である。
 戦乱の世の戦いの日々――そして、最後の夜天の主、八神はやてによって、平穏を知り、仲間を得た。
 だがそれは、新たな機能を獲得してわけではない。戦乱の世にあって使われなかった機能が顕在化しただけの話。
 彼らは、生まれた時から何も変わらない。
 勿論、経験から物事を学習することはあるだろう。長く時を過ごせば、思い出も増えていくだろう。
 能力に応じた役職に就いたこともあった。後進の指導もした。
 それでも――彼らは、生まれながらに完成された存在。
 本質的に、成長というものをしない存在なのである。

 ヴィータの趣味、嗜好。
 10年という時間は、少女の嗜好を大人のそれに換えるには十分過ぎる程だ。
 幼少の頃に好んだ駄菓子の類から、一人前の大人の好む食事へと。
 しかし、未だにヴィータはピーマンが苦手だ。魚のワタも苦手であるし、寿司屋では玉子ばかりを注文する。
 彼女は子供として完成された存在。大人以上の力を持とうと、社会的に一人前と認められようと、その精神は生まれた時のまま変わらない。

 ―――彼女達守護騎士はそのことを知りつつも、話題に挙げることは無かった。
 彼女達の主、八神はやてが、そのことを問題視せず、変わらない彼女達を許容してくれているからだ。
 ならば、彼女達が口を挟むべき必要など、微塵もない。

 だが、ヴィータは老人達を思うとき―――変わっていく人間の友人達を思う時。
 どうしようもない寂寞が胸中を吹き抜けるのを感じるのだった。





     ◆



「なあ、喧嘩買ってくれよ」


 帰りにアイスクリームでも買って帰ろうか?
 そう訊ねるような気軽な口調で投げかけられた親友の言葉に、高町なのは返答を詰まらせた。

 ヴィータは何時もと変わらぬ調子で、頭の後ろで腕を組んでなのはの返答を待っている。

「ヴィータちゃん、どういう、こと?」
「ほらさ、そう言えばあたし達ってさ、出会った時はあんなに激しくバトったのにさ、結局決着はつかず仕舞いだったじゃん。
 ここらで一度、きちんと白黒つけとくのもいいかな、って」

 なのはは訝しげな瞳でヴィータを見やると、笑顔で答えた。

「やだよ。ヴィータちゃん、嘘ついてるもん。
 何でいきなりそんなこと言い出したの? ヴィータちゃんが冗談でそんなこと言うような人じゃないのは知ってるよ。
 きっと、何か理由があるんだよね。聞かせて欲しいな。お話」

 ヴィータは薄く笑った。

「ああ、決着をつけときたい、なんてのは嘘だよ。
 あたしはシグナムのようなバトルマニアじゃない。なんの役にも立たねえ喧嘩をする趣味はねえ。
 ……それでも、今日ばかりは無性におまえと喧嘩してえ気分なんだよ」
「教えて、欲しいな」
「あたしに勝ったら教えてやる。別に命の取り合いをするわけじゃねえ、すぐ終わる唯の模擬戦だ」

 ヴィータは笑いながら―――思いつめた瞳で、グラーフアイゼンを抜いた。



   ◆

「はは、やっぱりこうなったか、ははは」

 訓練場に大の字に身を投げ出して、ヴィータは笑った。
 その外見通りの齢相応の少女のような、屈託の無い笑いだった。

「そうだよなあ、やっぱりこうなるよなあ。
 ……あたしは喧嘩の勝ち負けには拘らない主義だが―――やっぱり、負けるってのは悔しいもんだよなあ、なのは」

 心配そうに己の顔を覗き込むなのはに、ひらひらと手を振る。
 ヴィータは負けた。全力を尽くして戦い、高町なのはに完敗した。

 互いの手の内は知り尽くしていた。実力も拮抗していた。
 ヴィータとなのはの戦いは、互いの技を一手ずつ引き立てあうような――――まるで決闘と呼ぶより、演舞と呼んだ方が相応しいような美しい闘いだった。
 もし観客がいたなら、誰もがその素晴らしい技の応酬に見惚れていたに違いない。

 だからこそ。
 僅かだが、確実に実力差が明らかになっていった。
 届かない。
 初めて出会った時には、自分が勝っていた。
 機動六課結成時には、まだ実力は拮抗していた。
 だが今は――――僅かになのはが勝っていた。
 一手ごとにヴィータは追い詰められ、ついには地に倒れた。
 ヴィータは諦観の笑みを浮かべていた。互いの手の内を知り尽くした戦友だからこそ―――。
 それは、分かり切った結末だった。

「わたしの勝ちだよ、ヴィータちゃん。約束通り、お話、聞かせてね」
「ああ、お前の勝ちだよ、なのは」

 守護騎士達は成長をしない。
 勿論、新しい戦術を学ぶことも、技を工夫することもできる。
 デバイスの改良などで、強くなる余地はいくらでもある。
 それでも、本体のパラメーターは決して変わらない。
 この闘いでなのはが勝利したということは―――今後、ヴィータがなのはに勝ることはないということだ。

「どんどん強くなってくなあ、おまえ。本当に凄いぜ」

 それに、ヴィータは掛け値無しの賞賛を送った。

「どうして、喧嘩しよう、なんて言ったの?」

 ヴィータは悪戯げに笑った。

「なに、海栗の塩辛を旨そうに食ってるお前が羨ましくてね。ちょっとちょっかい出してやろうと思ったんだよ」
「ヴィータちゃん、」

 ふざけないで、と言おうとして、なのはは言葉を詰まらせた。
 ヴィータの透き通った表情には一切の虚飾なく、全てを語り尽くしたわけではないにせよ、それが真実の一端であることを示していた。

「本当に、そんなことで喧嘩しようなんで言ったの? 変だよ、ヴィータちゃん……」
「変だよなあ、あたし。本当に、変だよなあ……」

 ヴィータは羨望を籠めてなのはを見上げる。
 分かるまい。
 日々成長し、大人の女性へと脱皮していくなのはを見つめるのがどれだけ辛かったか。
 ふと、パーティで自分だけが、昔と同じようにロリポップを齧っているのに気付いた時、どれほどの疎外感を味わったか。
 戦友が自分を追い越して成長していくのが、どれだけ羨ましいことだったのか。
 全て飲み込んで、ヴィータは空を仰いだ。







 そして、ヴィータは今日も自室の天井を仰ぐ。
 枕元にはのろいうさぎの縫ぐるみ。
 変わっていく時代。成長していく人々。
 その中で、自分とこの部屋はずっと変わらない。嗜好の変化というものがないから、模様替えすることも稀なのだ。
 そんな自室だが、最近小さな変化があった。
 机の上の松の鉢植え。今村さんの形見の盆栽。

『盆栽というのは、上手く育てれば大きくならないものだよ。
 何年経ってもずっと変わらない同じ姿を楽しませてくれる。それが、盆栽というものさ』

 老人の言葉が蘇った。
 ―――盆栽でもいいか。
 そう思った。ずっと変わらない自分。変われない自分。
 だが、そんな自分を必要としてくれる人がいる。剣として役立てる場所がある。

 これ以上、何を望むことがあるだろう。
 単なる夜天の書の守護プログラムに過ぎなかった自分が、ヒトであるかのような幸福を手にしている。
 是ほどの僥倖が、一体他に有るだろうか?

 彼女は満ち足りていた。




 ……それでも。

 窓の外を覗くと、隣の空き地に大輪の向日葵が咲き乱れていた。

 ―――思う存分に伸びて、自分の花を咲かせてみたい。

 そう願ってしまうのは、少女として作られた彼女の、どうしても消し去れない悲しい性だった。


著者:アルカディア ◆vyCuygcBYc

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