[135]殆ど某アニメのパロですスマソ ◆6BmcNJgox2 <sage>2007/08/22(水) 11:10:32 ID:GRYrs4r0

ユーノはなのはに対してついにプロポーズする決意を固めていた。
確かに初めて会ってから10年間ずっと仲良くして来た仲だが、
それもまだ友達と言う枠組みでしか無かった。しかしこれからは違う。
正式にユーノはなのはにプロポーズしてさらにその上の領域へ昇ろうとしていたのである。
だが…実際になのはに対してプロポーズするには余りにも勇気が足りなかった。

やっぱりそういう普通なら歯が浮いてしまう様な事を直接なのはに対して告白すると言うのは
かなり恥かしいし、勇気だっている。それに仮に告白出来たとしてもなのはがOKして
くれるとは限らない。逆に断られるかもしれない。未だにユーのを友達としか
認識していないなのはならあり得る話だ。そこが怖い。恥かしさの上に断られるかもしれない
恐怖心がユーノの正直な告白を邪魔していた。

「あ〜あ〜…誰もいない一人で…なら普通に言えるのにな〜。」
これは誰だって、どんな言葉だってそうだろう。
誰もいない状況なら安心して発する事が出来ても、誰かいる様な状況では
恥かしくてとても言える様な状況じゃない。しかし、このまま何もしないと言うのも
それはそれで苦しくて仕方が無いので、その心苦しさを紛らわす様に
周囲に誰もいない事を確認した後で再び一人告白の練習を始めるのであった。

「なのは、正直に言うよ。僕は君が好きだ。でも【ライク】と言う意味での好きじゃない。
好きは好きでも【ラブ】と言う意味の好き…。僕は君を愛しているんだ…。
だから…僕と…結婚してくれないか?」

周囲に誰もいないからこそこの様な事が正直にキッパリと言う事が出来る。
だが実際になのはに対してこのセリフを言うとなると話は別になるから
ユーノもほとほと困り果てていたのだが…。

「良いよユーノ君! 結婚してあげる!」
「え…。」
突然なのはが何故か近くにあったトイレから出てきてそう返事をした。
これにはユーノも焦った。確かにいずれはなのはに対して告白する事が前提で
言っていたのだが、実際になのはに聞かれるのは非常に恥かしかったからである。
と言うか何でトイレから出てきながらそう返事するねん。

ぶっちゃけこれが二人の結婚の最大のきっかけになるワケだけど…
トイレ越しのプロポーズなんて前代未聞過ぎてあんまり人には言えない話。
でもかなり後になって「こぼれ話」とか言って週刊誌に掲載されたりするから
世の中恐ろしいったらありゃしない。まあこのお話で何が言いたいのかと言うと、
「壁に耳あり障子に目あり」いつ何処から誰に聞かれたり見られたりしているのか
分からないと言う事。皆も気をつけような。
                      おわり

著者:◆6BmcNJgox2

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