[366]無限書庫に何故かエロ同人ある件 1 ◆6BmcNJgox2 <sage>2007/08/25(土) 15:51:33 ID:25rhRrT+
[367]無限書庫に何故かエロ同人ある件 2 ◆6BmcNJgox2 <sage>2007/08/25(土) 15:53:06 ID:25rhRrT+
[368]無限書庫に何故かエロ同人ある件 3 ◆6BmcNJgox2 <sage>2007/08/25(土) 15:54:51 ID:25rhRrT+
[369]無限書庫に何故かエロ同人ある件 4 ◆6BmcNJgox2 <sage>2007/08/25(土) 15:56:21 ID:25rhRrT+
[370]無限書庫に何故かエロ同人ある件 完 ◆6BmcNJgox2 <sage>2007/08/25(土) 15:57:46 ID:25rhRrT+

次元世界と言う奴は実に色んな世界があるわけであるが、その中の一つに
「魔法少女リリカルなのは」と言うアニメが放送されている世界も存在するのである。
そしてその世界に一人の男がおり、机に向かって何かをやっていた。
「なのはタン…ハアハア…。」
何やら怪しげな独り言を言いながらペンを片手に何かを描いている。
どう見てもなのはと思しき女の子のキャラクターが触手に纏わり付かれて
エロい事をさせられている内容の漫画を描いていたのである。
「ハアハア…なのはタン…我ながらエロい物が出来た…これは抜ける…。」
実はこの男は同人漫画家で、こうやって「魔法少女リリカルなのは」の
エロ同人を製作していたのである。
「よし出来た! 今度のコミケはこれ決まりだ!」

と、その世界ではあくまでもただの同人誌が完成した程度の事で終わっていたのだが、
これが後に遠い遠い異次元に存在するミッドチルダを震撼させる事件を起こすとは
誰も想像も出来なかった。

さて、場はミッドチルダ時空管理局内の無限書庫に移るワケである。
なのは達の活躍がアニメとして放送されている世界の存在を知らない彼等は
ごく普通に自分達なりの生き方をしていたりするのだが…そんな時にそれは起こった。

「あ〜忙しい忙しい。」
無限書庫の司書長をしているユーノは今日もまた無限書庫での仕事に勤しんでいた。
そして彼はある本棚から一冊の本を発見するのである。
「あれ…? この本は初めて見るな…ってえええ!?」
その本を見たユーノの精神に激震が走った。
「な…なのは!?」
表紙に思い切りなのはが触手に纏わり付かれている絵が描かれており、
余りの衝撃に思わずユーノは鼻血を噴出してしまった。
そう、その本は「魔法少女リリカルなのはと言うアニメが放送されている世界」で、
一人の同人漫画家が執筆したエロ同人誌だったのであった。
色んな世界の書物を網羅する無限書庫には勿論こう言う本さえ集まって来るのである。

「ウソ…そんな…なのはが…触手に巻かれてあんな事やこんな事が…。」
ユーノは思わず仕事も忘れてそのエロ同人誌を読みふけった。
その内容はユーノにとって余りにも衝撃的であった。
なのはがグロテスクな触手によって全身に纏わり付かれ、バリアジャケットも
破られ、脱がされ、剥がされ、殆ど全裸も同然の状態で体中の
穴と言う穴を犯されてしまい、その果てに失禁する描写まであったのである。
「そんな…なのはが…なのはが…。」
密かになのはを愛するユーノなだけにこのエロ同人誌の内容は怒るべき所かもしれない。
しかし…不覚にもユーノは勃起してしまっていた。

「う…うっ…なのは…なのは…うっ!」
気が付くとユーノはそのエロ同人誌で一発抜いていた…
それが故にやっと冷静さを取り戻すのだが…そこで自らの過ちに気付くのである。
「はっ! ぼ…僕は何て事を…。」
ユーノは気まずかった。自分がなのはのエロ同人で抜くなど…
これはなのはを愛するが故に逆に許されない事だと考えたのだ。
「僕は何て事をしてしまったんだ! ごめんなのは!」
ユーノは必死で叫んだ。なのはがその場にいないのに叫んだ。
だが…慌ててその同人誌を本棚の奥へ隠そうとした時にとんでもない事実を目の当たりにする。
「これは…はっ!!」
なんとその本棚には他にも様々ななのはのエロ同人誌が置かれているでは無いか。
そう、それもまた「魔法少女リリカルなのはと言うアニメが放送されている世界」の人間が
作った同人誌だったのである。
「こんなの見てはいけない! なのに…体が勝手に…あああああああ!!」
広大な無限書庫にユーノの絶叫が響き渡った。

「ハァ…ハァ…ハァ…。」
まるで何かに憑り付かれてしまったかの様に恐ろしい速度で仕事を終わらせていた
ユーノは自室に帰っていた。そして彼の自室にはかなりの数の本の束が置かれている。
それ全てがなんとユーノが無限書庫から調達して来たなのはのエロ同人誌だったのである。
「ハァ…ハァ…なのは…。」
まず最初の一冊を手に取りページを捲った。
「うわ…凄い…。」
しょっぱなからユーノにとって衝撃的な内容だった…
それはなのはが時空犯罪者に捕まってしまい、三角木馬に跨がされるなどの
拷問を受けると言う内容の同人誌だった。股に鋭く尖った鋭角を食い込まされ、
苦痛とも快感とも取れる何ともいえない表情で喘ぐなのはの姿に
ユーノは不覚にも鼻血を噴出していた。
「うおお! 一冊目でこれなんて…全部読んだら一体僕はどうなってしまうんだ!?」
ティッシュ紙で両鼻を塞いで鼻血を止め、ユーノはさらに二冊目の本を手にとった。
「あああああ!!」
二冊目もまたユーノにとって刺激が強すぎた…
何故ならなのはが輪姦陵辱されてしまう内容の同人誌だったのだから。
「うおおおお!! 死ぬ!! 僕を殺す気かぁぁぁぁ!!」
同人誌の中での話とは言え、体中の穴と言う穴を犯されていくなのはの姿に
ユーノは思わず鼻に栓をしていたティッシュを吹き飛ばす程の鼻血を噴出していた。

ユーノは三冊…四冊と同人誌を読んで行った。
確かにエロ同人でも全部が全部陵辱ものなどでは無く、中には良い話系の同人も沢山あった。
特になのは×ユーノの和姦ものの同人などユーノは思わず涙する程の物だったのである。
「あ〜…良い話だった〜…。こんなに泣いたのは久し振りだ…。さ〜て次っと…。」
ユーノは涙を吹きながら新たな同人誌に手を伸ばすが…
「ハイ、ユーノ君。」
「ありがとう。って…え…。」
ユーノは硬直した。突然自分に同人誌を渡してくれた親切な人がいたが…それは一体誰だ?
恐る恐るその方向に顔を向けてみたが…そこにはなんとなのはの姿がいるでは無いか。
「あ…なのは…。」
「ユーノ君…これ…な〜に?」
なのはは同人誌…それもなのは陵辱ものを手に取り、ユーノを疑いの目で見つめていた。
「あ…その…それは…。」
「おかしいな…どうしちゃったのかな…。読書に夢中なのは分かるけど…
この本に描かれてるのって…どう見ても私なんだよ…。
普段私の前では特に何でもないって態度をとってるふりで、隠れてこんな本読むなら
何でもないって態度の意味無いじゃない…こんな本読んじゃダメだよ…。
ねぇ…私の言ってる事…私の考え方…そんなに間違ってる? 少し…頭冷やそうか…。」
次の瞬間にはなのはの指先から放たれた魔砲がユーノを飲み込んでいた。
「この本…没収させてもらうからね…。」
ユーノは同人誌を全て没収されてしまった。だが…部屋を去る時の一瞬…
なのはの目からは涙が流れていた事がユーノにも見えていた…。

「酷いよ! 酷いよユーノ君! 信じてたのに…ユーノ君だけは信じてたのに…。」
自室に戻った後、なのはは大声を出して泣いていた。
確かになのはだって男がこの手の本に興味を持つ事は否定しない。
しかし…ユーノから没収した同人誌の様に無理矢理になのはが強姦輪姦陵辱される様な
内容の本にユーノが興奮していた事が許せなかった。周囲から男はケダモノだと
言われてもても…ユーノだけは紳士だから絶対そんな事は無いと信じていたなのはにとって…
これは裏切られた気分だったに違いない。
「酷い…酷いよユーノ君…。もうユーノ君なんか大嫌い!!」
なのはは目から涙を流しながらそう叫び、その場に蹲ってふて腐れていた…。
だが…それから何分か経った頃だろうか…涙も何とか引いて、
ある程度冷静さを取り戻した時(?)の事である。ふとなのはの目にユーノから
没収した大量の同人誌が映った。そしてなのはの手は無意識の内にその同人へ伸びていたのである。
「べっ別に興味があって読もうとしてるわけじゃないよ! ユーノ君はこの本のせいで
おかしくなっちゃったんだから…そんなユーノ君を更生させるにはやっぱりこの本を
読破して研究するしか無いよね! 血清を作るのも毒そのものが必要みたいに…。」
と、誰かいるワケでも無いのになのはは勝手にそのような独り言を言って
同人誌のページを開いていた。

「うわっ! こんな事までするの〜?」
早くもなのはは顔を真っ赤にさせながら興奮してしまった。
なのはが一冊目に手を取ったのは「ユーノ×クロノ」の801ものの同人誌だった。
クロノが公園のトイレに行くと、ベンチにユーノが座っていて
「ウホッ いい司書長!」
「やらないか」
とか言ってトイレでホモセックスしてしまうと言うとてつもない内容だった。
「うそ〜…男の子同士でこんな事しちゃうなんて〜…。」
なのはの胸は熱くなり、息も荒くなっていた。なのはにとって相当なカルチャーショックだったのだから。
「は〜凄かった〜…。それじゃあ次…ってこれも凄いよ!」
二冊目に手に取った同人誌は一冊目とは対照的に「フェイト×なのは」の百合ものだった。
フェイトが妙に積極的で、なのはをベッドに押し倒してあんな事やこんな事をやってしまうのである。
これもなのはにとって刺激が強すぎた。まさか女同士でもこんな事をするとは…
「フェイトちゃんはこんな事しないよ! でも…。」
その同人誌を読んでいると…現実でもフェイトが自分にこんな事をしてしまいそうでなのはは
怖くなってしまった。だが…一口にエロ同人と言っても全部が全部アレな内容の物では無かった。
「うわぁ…これ…泣ける…。」
エロ描写を交えながらも何だかんだで感動する良い話系の同人誌も中にあったし…
「これ…私とユーノ君…?」
特になのはにとって衝撃的だったのが「なのは×ユーノ」の同人誌だった。
しかもその時になのはが手にとって読んでいたそれはエロも絵もストーリーも
上質な物で、なのはとユーノの二人が苦難を乗り越えながら最終的には結ばれ…
果てには子供も出来ると言う内容だった。
「はぁ…現実もこんな風に上手くいけば良いのに…。」
口ではユーノとは別に何でも無いとは言っていても…潜在的には
ユーノと結ばれたいと言う気持ちを持っているなのはにとってこの同人に
描かれた自分自身とユーノがとても羨ましかった。
「さてと…それじゃあ次々…。」
気を取り直して新たな同人誌に手を伸ばそうとした時…
「ハイ、これだよなのは。」
「あ、ありがとう。」
誰かが自分に新たな同人誌を渡してくれた。だが…それは一体誰だろう…と思って顔を向けた時…
「ゆ…ユーノ君!?」
なのはは愕然とした。何故ならそこにはユーノの姿があったのだから。
「おかしいな…どうしちゃったのかな? 僕から同人誌を没収したのは分かるけど…
これを読んではいけないって言ったのはなのはなんだよ。
僕の前でだけ注意する振りをして…隠れてこっそり没収した同人誌を読んでるんじゃ
没収した意味無いじゃないか…。読んじゃダメだよ…。
ねぇ…僕の言ってる事…僕の考え方そんなに間違ってる…? 少し頭冷やそうか…。」
「キャア!」
次の瞬間ユーノのチェーンバインドがなのはを雁字搦めに縛り付けていた。
それもSMの時に使用されるエロい縛られ方である。

「アッ! ユーノ君…ごめんなさい…だから…やめてぇ…。」
「ダメだよ…僕だって怒る時は怒るんだから…ちゃんと頭冷やしてもらわないと…。」
ユーノはチェーンバインドでなのはの大きく膨らんだ両乳房を根元から縛り上げ、
また股間にもチェーンバインドを強く食い込ませていた。
「アッ! く…苦し…。」
「ダメダメ…苦しいと思うけど…なのはに裏切られた僕の心はもっと苦しいんだよ…。
何なら…この同人誌に描かれてる様な事してあげようか?」
「アッ! ダメェ…。」
ユーノはなのはが触手に纏わり付かれる内容の同人誌を手に取っていた。
それと同時にユーノのチェーンバインドがまるで生物の様に動き回り、
なのはの身体を締め上げながらなのはの体中を這い回り始めたのである。
「アッ! 嫌! あぅ…。」
なのはは最初の頃こそ苦しそうな顔をしていたのだが…次第に諦めたのか…
はたまた観念したのかは分からないが…とにかくユーノの顔を微笑みながら見つめた。
「そ…そうだよね…ユーノ君を裏切ったのは私だもんね…。ユーノ君がHな同人誌を
読んで興奮してたのを注意して…没収までしたのに…。その没収した同人誌を私が読んで
興奮してたんじゃ…世話無いよね…。ユーノ君が怒っちゃうのも無理は無いよ…。
ごめんなさい…。だから…ユーノ君の好きにして良いよ…。」
「うん…。やっぱり素直が一番。そんな素直な君が僕は大好きだよ…。」
「ユーノ君…。」
ユーノはなのはを縛るチェーンバインドをかすかに緩ませながらなのはに近付き、
唇を奪った。しかしなのはは抵抗する素振りは見せない。しっかりとユーノの唇を受け入れ、
お互いに舌を絡ませあった。
「ユ…ユーノ君…。」
「なのは…。」

こうして…二人はどんどん怪しい仲へと進展して行く事になるのである。めでたしめでたし…

あれ? 結局管理局は震撼しなかったぞ…。まあいいか?
                おわり

著者:◆6BmcNJgox2

このページへのコメント

まさか、リリカルなのはの同人誌が、本物のなのはの世界に存在するとは、驚きました。

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Posted by 名無し 2012年07月19日(木) 09:58:24 返信

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