592 名前: ◆bi8/V/6HZA[sage] 投稿日:2009/03/17(火) 22:12:30 ID:rGdMKqFI
593 名前:儚い羊たちの祝宴 ◆bi8/V/6HZA[sage] 投稿日:2009/03/17(火) 22:14:17 ID:rGdMKqFI
594 名前:儚い羊たちの祝宴 ◆bi8/V/6HZA[sage] 投稿日:2009/03/17(火) 22:15:20 ID:rGdMKqFI
595 名前:儚い羊たちの祝宴 ◆bi8/V/6HZA[sage] 投稿日:2009/03/17(火) 22:16:28 ID:rGdMKqFI
596 名前:儚い羊たちの祝宴 ◆bi8/V/6HZA[sage] 投稿日:2009/03/17(火) 22:17:30 ID:rGdMKqFI
597 名前:儚い羊たちの祝宴 ◆bi8/V/6HZA[sage] 投稿日:2009/03/17(火) 22:18:19 ID:rGdMKqFI
598 名前:儚い羊たちの祝宴 ◆bi8/V/6HZA[sage] 投稿日:2009/03/17(火) 22:19:03 ID:rGdMKqFI
599 名前:儚い羊たちの祝宴 ◆bi8/V/6HZA[sage] 投稿日:2009/03/17(火) 22:19:40 ID:rGdMKqFI
600 名前:儚い羊たちの祝宴 ◆bi8/V/6HZA[sage] 投稿日:2009/03/17(火) 22:20:33 ID:rGdMKqFI

ルーテシアが来た。

彼女は重罪人。
本来は早々簡単に釈放されたりはしない。
だが正しい社会性を学べない環境で育ったこと。
犯行動機となる情報が操作されていたこと。
そして何よりレアスキル保持者を長期間投獄しているのはもったいない、罪は能力を活用することで償わせるほうが有益である判断されたのである。
では何処に配備するか?
重罪人であるため信用は無く、万一暴れた時に物的、人的被害が小さい地区、撃破できる戦力を保有している部隊と言うことで、ド田舎でありJS事件で彼女を捕縛したエリオとキャロが所属する部隊に送られることとなった。



「ごめんねルーちゃん、この部屋二人で使うには狭いんだよね」
「ううん、わたしは平気。わたしの方こそ邪魔でしょ?」
この管理世界は土地だけは余っているので、隊員全員、大して広くは無いが個室が与えられている。
だが彼女は基本的に単独行動は禁止であり、監視と言う名目でキャロと同室となった。
「そんな事無いよ、ルーちゃんが良いならあたしは一緒でむしろ嬉しいな。
 さ、ルーちゃん今日はこのベット使って」
キャロは今朝まで自分が使っていたベットのシーツを新しいものに交換し、ルーテシアをうながす。
「え? キャロはどこに寝るの?」
「ん? あたしはどこでも眠れるから大丈夫よ、ルーちゃんのベット届く明後日までのことだし、それにしても段取り悪いよね」
事も無げに言うキャロにルーテシアが慌てる。
「そんなの駄目だよ! わたしが床でもどこでも寝るよ!」
「う〜ん…」
声は小さいが語気は強い。
ここで譲り合いの説得も面倒だなと折衷案を出す。
「じゃ一緒に寝ようか、ちょっと狭いけど」
「ぇ?…うん、わたしなんかと一緒でいいなら」
「じゃそうしよう、
 あ、それとルーちゃん!」
キャロはビシッとルーテシアを指差し、
「?」
「今後『わたしなんか』なんて言い方禁止!」
「え? でも…」
「『はい』は!」
「…はい」
「よろしい。じゃ今日はすることもないし、もう寝ようか」
「うん」

ライトを消してふとんに潜ると、狭いベットでは自然と体のどこかが触れ合う。
常夜灯だけの暗がりの中で語らう取りとめも無い会話をしていると、やがてルーテシアはこれまでの事を語り始めた。
再会した母親との生活の事。
ナンバーズとの事。
ゼストの墓参りをした事。
アギトと面会しようとしたら今のロードと一緒に謹慎処分を受けて会えなかった事。
ルーテシアは意外と饒舌だった。
だがこれまであまり人とコミニケーションを取ることが無かったからだろう、声は小さく、語彙は少なく、話が前後して決して分かりやすくはない。
だがキャロには初めて会った時の、冷たい壁の無い声を、ただ聴いているだけで心地よかった。



それから一週間が経った。

「…ん?」
何がキッカケか、ルーテシアが夜中にふと目を覚ますと、隣に寝ているはずのキャロが居なかった。
ちなみにルーテシア用に届いた二段ベットの上段は初日から荷物置き場に成り果てている。
トイレかと思ってしばらく待っていたが一向に帰ってこないので、探してみることにした。



「ん…キャロ…ルーを一人にして良いの?」
キャロはルーテシアの監視役と言うことになっているので、基本的に目を離してはいけない。
にもかかわらず彼女は一人で恋人のエリオの部屋で、ベットに寝転ぶ彼の投げ出した足の間に全裸でうずくまり、パンパンに腫れ上がったペニスに舌を這わせていた。
ちゅぱ…
口を離し、手でさすりながら、
「大丈夫だよ、良く寝てたし、それにルーちゃんが何か悪いことすると思うの?」
「いやそんな心配はして無いけど、もしバレたらキャロが怒られるよ」
「もーエリオ君は杓子定規だなー、ルーちゃんは良い子だ、ってみんなもう知ってるよ」
最初はJS事件の主力の一角である彼女はかなり敬遠されていた。
中には露骨に怖がっている職員も居たが、この一週間の健気な職務態度と、儚げな雰囲気ですっかり軟化していた。
ちょろいと言えばちょろい。
「それにもし悪いことするなら…ちゅ…ちゅぱ…エリオ君の方かなぁて」
「なんで…んっ、ボクが…?」
「だってルーちゃん来てからコッチ、全然相手してあげられなかったから……エリオ君、自分でしちゃうんじゃないかなって」
「……して、ないよ、」
「ん、じゃぁご褒美に」
キャロはうれしそうに立ち上がり、湧き出す蜜でヌラヌラと光る秘裂を自らの指で見せ付けるように広げ、
「全部、ココで受け止めてあげる」



(何してるの? この二人!?)
『っん……あぁ!! はんはぁあん! ェ…エリオくん、んん!』
『キャロ、キャロ!!』
エリオとキャロは、一糸纏わぬ全裸で絡み合っていた。
仰向けで大きく脚を開いているキャロ、
キャロの脚の間で太ももを抱え、激しく腰を振るエリオ。
エリオの肉の槍を飲み込んでいるキャロ。
その様子をルーテシアは隊舎中に放ったインゼクトからオクラレタ映像をモニターしていた。
デバイスは持って無いがそれくらいは出来る。
探していたキャロは、エリオの部屋で、エリオのベットで、エリオの下で、涙を流しながら激しく悶えている。
しかしその声に苦痛の響はない、
『あん! ふあ! はぁあん!!』
ヌチャ グチャ ニュチャ 
パン パン パン
それどころか幸せそうですらある。
『ふにゃぁ! エ…エリオくぅん』
チュゥ チュパ
繋がったまま固く抱き合い、唇をむさぼるように吸いあう二人。
「っん」
今まで聞いたことの無いキャロの甘ったれた声を聞いているうちに、ルーテシアの体は熱く疼き耐え難いものとなり、
「ん……んんっ…」
両手をそっと、パジャマの上から胸に這わせた。
(キャロ……けっこうおっぱいおっきいんだ…)
普段、一緒に風呂に入ることがあっても得に観察したことは無かったが、
エリオに揉まれ、吸い付かれるキャロの胸は、はっきりと乳房と呼べるだけのふくらみと柔らかさが見て取れる。
それに比べルーテシアの胸は、触るとその下の肋骨の存在が分かるくらい薄い。
「同い年なのに……ズルいよ…ああ…っあン! ぅあっ…ああぁン! だめ! こんなことしちゃだめなのにぃ!」
その未発達の胸でも、親友たちの痴態に当てられ、触れば触るだけ発生する甘い感覚でルーテシアをかき回す。
しかしそれはどこか表面的な快楽で物足りない。
彼女の右手は本能にいざなわれるように、半ば無意識に下へ下へと下りていき、パジャマのズボンの中へ、更にショーツの中へ侵入し、
「きゃう!?」
薄い恥毛をかき分けた指の先が興奮で腫れ上がったクリトリスに触れ、全身を走る電撃のような感覚に反射的に手を引くが、
「ハァ…ハァ…ハァ…はぅん…」
今度はおそるおそる、だがハッキリと意思を持って再び指を触れさせる。
「ああッ! ぅんッ はぁん! だめ…こんなことしちゃ…ダメなのにぃ…」
言葉とは裏腹に、じっとりと潤んだ秘部を弄る細い指の動きは激しさを増し、狭い膣穴から溢れる蜜でネットリと濡れる。
すべりの良くなった指が幼く固い膣を少しずつほぐし、徐々に胎内へと侵入する。
ルーテシアの細く肉づきの薄い脚が大きく広がり、つま先が伸び腰を浮かせる。
「あん! んー! ふんー!!」
快楽と苦痛のない交ぜになった異物感に腰は暴れ、獣じみたうめき声を上げるが、指は決して離れようとしない、
「だめなのに…こんなことしちゃ……とまんない、とまんないよぉ…」
むしろ潜り込む指の本数は増え、深くなっていく。
『ッキャロ…ボクッ…イく…出るッ…!』
『あたしも! あたしもイっちゃう! あぁッ! エリオ君! 中に! 中に出してぇ!!』
エリオとキャロの極まった声を聞き、
ビクン!
ルーテシアの突然身体が硬直し、ねじれ飛び跳ねる。
『んッ! あッ!? あぁああーー!!』
『ぅ! っくぅ!!』
「―――あッ あッ あぁああぁ!」
キャロとエリオ二人の声と、ルーテシアの声が重なる。
……
初めての絶頂による硬直が解け、全身から力が抜け、意識が朦朧となったためにインゼクトとのリンクが不安定になり揺らぐ画像の中で、
『はぁ…はぁ…エリオ君…抱っこ、だっこうぉ』
『うん』
ぎゅっと抱き合い、優しい口付けを交わす親友二人の姿を見、
とても寂しくなった。



シャ―――――
翌日の夕方、ルーテシアは仕事を終え個室でシャワーを浴びていた。
いつもならキャロと大浴場に行くのだが、昨日の今日ではとてもそんな気分になれない。
それどころか今日一日、二人の顔をまともに見ることも出来なかった。
あの二人の仲が良いのは知っていた。
それは微笑ましくもあったが、まさかあんなことをするほどの関係だったとは想像もしていなかった。
「キャロ…エリオ…」
ポツリとつぶやく、と、
「なに?」
「ッ!?」
思わぬ返事に振り向くと、そこには扉を少し開け、頭だけをシャワー室に突っ込んでいるキャロが居た。
「ルーちゃんどうしたの? お風呂場で待ってたのに」
「えと…今日は…その…」
シャワー室に入ってきたキャロは、当たり前と言えば当たり前だが、タオル一つ纏わぬ全裸だった。
昨晩、エリオと触れ合い、抱き合っていた肌。
良く見れば所々、赤い虫刺されの跡の様なものも見える。
カ―――
高潮する顔を隠すためシャワーを強めそむける。
「ルーちゃーん」
「きゃぁ!?」
キャロはルーテシアが視線をそらした隙を突いて背後から抱きついた。
つつましながら、二つの柔らかなふくらみが背中に当たる。
それぞれの頂点の突起もはっきりと感じられた。
「ちょっとキャロ!? 何? ふあッ!」
キャロの右手が胸を、左手が股間を撫でる。
「ちょっとや…やめ…って!」
ふー…
「きゃん」
キャロの息吹が耳をくすぐり、
「ルーちゃんさー、夕べ、あたしとエリオ君がエッチしてるの、インゼクト使って覗いてたでしょ」
ギクリ
耳元で囁かれた言葉に思わず体を硬直させる。
「ッな…なんできゃぅ!?」
キャロの指がルーテシアの襞をなぞる。
「なんで、って今朝から露骨に様子変だったし、それに、お布団の中、エッチな匂いしたしね」
カー
ルーテシアの頬がみるみる紅潮する。
「下着替えたくらいじゃ駄目よー。
 それはそれとしてルーちゃん」
耳元で囁かれていたキャロの蜂蜜のように甘く粘っこい声が、鋭いものになる。
「ルーちゃんはあたしたちに無断で魔法使っちゃ駄目なんだよ」
キャロの愛撫から逃れようとしていたルーテシアの動きがピタリと止まる。
「もしあたしが隊長に報告したら、ルーちゃんまた収容所行きかなー?」
「いや! そんなきゃあ!?」
慌てて振り向こうとした瞬間、キャロの指に上半身と下半身の突起を捻られ、鋭い叫びがタイル張りのシャワー室に反響する。
足から力が抜ける。
キャロに抱きしめられてなければ床に突っ伏していただろう。
「だからこれは、おしおき、分かった?」
「……はい」
「よろしい」
ガチャリ
不意にシャワー室から脱衣所への扉が開く音がし、
「あー疲れたー…」
「やっと終わったねー」
「肩痛い…」
「あんたは年寄り臭いことを」
「明日の休みは一日寝て終わちゃいそう」
先輩職員たちがドヤドヤとそれぞれ向こう三軒両隣の個室に入っていった。
「キャロ・・・今はッッッッ!??」
不安げに声をひそめるルーテシアの膣の中に、キャロの指が無遠慮に侵入する。
ルーテシアは反射的に口を手で強く塞ぎ、歯を食い縛りこみ上がる嬌声を押さえ込み体をよじって逃れようとするが、キャロはガッチリと抱きしめはなさない。
口から手を離せば声が漏れ、手で口を押さえている限り抵抗も出来ないダブルバインド。
「んっ! んっっ!! んんぅう!」
ただ弄ばれるだけのルーテシアの中に二本目の指が侵入すると、彼女の体は激しく痙攣し、胎内の指を締め上げる。
「……ルーちゃんイっちゃった?」
脱力し、肩で息をするルーテシアが落ち着くのを待って声をかける、が、
「ルーちゃん?」
彼女はガックリと首をたらし、気を失っていた。
「寝ちゃったんだ……」
キャロは指についた蜜を舐めながら、
「さて、と」
とつぶやいた。



「で、何で僕の部屋?」
「こっちの方が近いから」
「何メートルも違わないと思うけどな? しかもそんな格好で男子棟に入ってくるんじゃないよ」
エリオは自室の扉を蹴る音がしたので開けてみると、そこにはバスタオルを巻いただけのキャロが、やはりバスタオル一枚のルーテシアを背負って立っていた。
「ルーちゃんのぼせちゃってね、ちょっと休ませてあげて」
キャロはルーテシアをベットに下ろす。
「じゃあたしお風呂場に着替え取って来るね」
「何度手間?」
キャロは部屋から出ていったかと思うと、再び扉を開け、
「エリオ君、あたしがいないからって、ルーちゃんにイタズラしちゃ駄目だよ?」
「しないよ!」
と今度こそ出ていった。
のぼせたんならあおぐくらいしたほうが良いのかとノートであおいで風を送る。
(ん?)
ルーテシアの手首に見慣れたブレスレットのようなものが見える。
(デバイス? ケリュケイオン? でもルーはデバイス支給されてないし、キャロと合わせたアクセサリーか?)
良く見ようとしたが、
「……ぅ、う〜ん……」
「あっ!?」
風に反応したのか、ルーテシアが寝返りをうった拍子に、バスタオルがはだけ、白い肌の一部があらわになる。
「……」
先ほどキャロにはああ言ったが、エリオだってヤッパリ男の子、自分の部屋の自分のベットに、裸とあんまり変わらない美少女が寝ていれば気になるし、意識がないとなればイタズラ心も湧いてくる。
さわ…
流石に肌に直接触るのは気が引けたので、
まだタオルに隠れている側に触れてみる。
「ぅゎ硬っ…」
別に筋肉質だというわけではない、そういう意味では体力のあるキャロの方が筋肉量は多いだろう、何と言うか、柔軟性がないと言うか、女の子の体っぽくないと言うか、
(そういやキャロも最初はこんな感じだったような?)
それが何度も関係を結ぶ内にほぐれていった。
(ボクが…そうしたのかな?)
そう考えると気恥ずかしくもあり、どこか誇らしくもある。
(ルーも、そうなるのかな……って何考えてるんだボクは!?)
渾身の精神力でルーテシアから手を引っ剥がすと同時に、
「ただいまー」
キャロが着替えを抱えて帰ってきた。
「っお おかえり! って何その格好」
「え? さっきと同じだけど?」
確かに先ほどと同じバスタオル一枚の姿だ。
「いや、着替え取りにいったんなら着てくれば良いのに」
「やールーちゃんとエリオ君を二人っきりにすると危ないかなーって急いできたから、エリオ君、ルーちゃんに変なことして無いでしょうね?」
「してない! してないよ?」
「ふ〜ん」
キャロは持ってきた着替えをルーテシアの寝ているベットへと置き、ルーテシアの手を取る。
「?」
「ケリュケイオン」
「え?」
ルーテシアの手首に巻かれていたブレスレットが輝き、グローブ形となってキャロの手にはめられる。
普段なら同時にバリアジャケットも装着されるのだが、今回はデバイスだけ起動させたらしい。
「ケリュケイオン、リピート」
「え!?」
デバイスには航空機のフライトレコーダーの様に状況を記録する機能がついている。
自意識の強いインテリジェントデバイスの中にはマスターに無断で、事後承諾もなしに勝手に記録し、何年もたってからのメンテナンスでサルベージされることがたまにある。
だがブーストデバイスであるケリュケイオンにはそこまでの自我は無い。
つまりここで再生されている映像、
エリオがルーテシアを撫で回している映像はキャロが事前に記録を命令しておいたということである。
「っ…っ…っ…!」
「ふ〜〜ん」
「いや…あの……その…これは、ねぇ?」
(顔見れない…)
「まーねー…エリオ君も男の子だからねー…しかた無いのかもねー…エリオ君の浮気者〜」
「……ごめんなさい」
「こっち見なさい」
「はい」
「ほら」
はら…
キャロはルーテシアの肌を隠しているバスタオルを剥ぎ取った。

「っぶ! っな!? 何してんの!!?」
などと言いつつも、その白く輝く、だがどこか生気に欠ける石膏像のような肌に目が奪われる。
「え? エリオ君、ルーちゃんの裸が気になるんでしょ? ほら、ルーちゃんオッパイぺったんこなのにあそこの毛は結構しっかり生えてるんだよ」
「え!?」
思わずルーテシアの脚の付け根に目を向けると、そこには確かに髪の毛よりも若干薄い目の色をした、体毛が茂みと呼んでさしつかえない程度に覆っていた。
エリオでもやっと最近産毛のようなものが生えてきた程度であり、キャロにいたっては未だに全くの無毛であるにもかかわらず、
(個人差のあることだとは聞いたことあるけど、こんなに違うんだ…)
「なーんか癪だから剃っちゃおっか」
「何言い出すかなこの子は!!?」
無邪気にケラケラ笑いながら、だが若干マジな目でえらい事を言う。
「ルーちゃん…可愛いよねぇ」
「キャロ?」
唐突にキャロの様子が一変する。
エリオにとってはベットの上で、腕の中で見慣れた顔となる。
彼女は自身の肌を隠すバスタオルも外してベットに上り、ルーテシアの脚を開き、
「ちょっとキャロ!?」
ちゅ
その中心に口をつけた。
「ん…」
それに反応してルーテシアがうめき、体をよじる。
ちゅ ぺちゃ ぺちゃ
まるで水を飲む猫のような仕草で舐める。
「っ…っあ! ん、ぅん! あ? なに? あん!」
「あ、ルーちゃん起きた?」
目を覚ましたルーテシアは、自分のももの間、付け根の中心に顔をうずめる親友に驚き、逃れようとするが、
ぴちゃ
「はん!!」
抵抗する力はキャロの舌に舐めとられてします。
「あん! はぁん…ぃゃ…いやぁ…!」
全裸の美少女二人が攻め、もだえる様子にエリオは激しい興奮を覚え、部屋着のズボンを持ち上げる。
それを目の端に捕らえたキャロは顔を上げ、エリオに言葉を投げかける。
「ねぇ、エリオ君もおいでよ、一緒にルーちゃんでと遊ぼう」
(今、で、って言ったよな?)
自分もあの肌に指で触れ、舌を這わせたいという欲求にかきたてられるが、ギリギリで理性と良心が歯止めをかけた。
「キャ、キャロ、やめなよ…嫌がってるだろ」
「え?」
キャロはキョットーンとし、ルーテシアの秘部とエリオの顔を見比べ、人差し指と中指をまとめて、無造作に膣へと差し込む。
「っんあ!!」
軽く蠢かせてから引き抜き、エリオの鼻先へ突きつけ、
「嫌がってるように見える?」
その指は広げると糸を引くほどネットリと蜜で濡れていた。
「えい」
「む!」
キャロはいきなりその指をエリオの呆けた口の中に突っ込む。
「あはははは」
キャロは屈託のなく笑いながらルーテシアに覆いかぶさると、天使のような笑顔で悪魔のように囁く。
「ルーちゃん本当に嫌? 嫌ならもうやめる。あたしルーちゃんに嫌われたくないし」
ルーテシアは真っ赤になっている顔を手で覆い隠し、荒い息を吐く口からか細い声で応えた。
「……いや」
更に小さい声で続ける。
「やめちゃ……ぃゃ」
少年の理性など脆いものである。



ちゅぱ ちゅる ちゅぅう
「っあ! ああん!! や! やぁん!」
「ふふ、さっきまであんなに及び腰だったのに、そんなに夢中になっちゃって。
 エリオ君、ルーちゃんのそこそんなに美味しい?」
ルーテシアを背後から抱きかかえているキャロが、脚の間に全裸の体を置き、その中心を口で攻めているエリオに言葉を投げる。
「エリオ君って、普段は『ボクは紳士です』みたいな顔してるけど、結構ケダモノだよねぇ」
(くっそう…後で覚えてろよ…)
自分でもそういう面がある自覚があるだけに何も言い返せず、羞恥で耳まで赤らめるが、口は放さず、むしろ舌の動きを更に激しくした。
(さっきキャロの指を口に入れられたときにも感じたけど、結構味、違うんだな……)
鼻先にさわる柔らかな体毛の感触も新鮮だ。
(そういやフェイトさんってどうなんだろ?)
お姉さん風を吹かすフェイトには一方的に抱かれるだけで、こちらにほとんど何もさせてくれない。
「いや! あん! だめ…それだめぇ!!」
口では拒絶の言葉を上げながらも、エリオの顔を自身の中心に押し付けるように太ももで挟み、腰は持ち上げ、手で抱きこむ。
「んー! ふぅー!!」
「ほら、ルーちゃんイっちゃえ」
今までは胸をたださわさわと撫でていただけの指で、ピンと尖った乳首を捻る。
「!!!!!!ッッッ」
「むぅ!?」
ルーテシアは激しく痙攣し、のけぞり、エリオの口の中へ吹き出す潮を注ぎ込んだ。



「あのさ…キャロ」
漏れた先走りで濡れ、限界まで膨張している肉槍で、半失神状態で力を失い、大きく広げられた脚の中心でひくつくルーテシアの秘唇を狙いながら、彼女の背後から興味深げに視線を向ける恋人へ問う。
「ん? なに?」
「本当に良いの? ボクがルーとこういうことするの?」
「え今更?」
(まぁそうなんだけどさぁ)
「んー…知らない人としてたら殺すけど、ルーちゃんなら良いよ」
(あれ? なんか今物騒な単語が聞こえたぞ?)
「ルーちゃんだけ仲間はずれも可哀想だし、それに…」
ガブ
キャロがルーテシアの首筋に甘噛みと言うにはやや強い力で噛みつく。
「あん!」
それが気つけになったかルーテシアの瞳に光が戻り、膣口が蜜を吐き出す。
「今止められたらルーちゃんだって困るよねぇ?」
ルーテシアはシャワー室で、このベットの上で、指と口で弄られ失神するほどの絶頂に叩き込まれた。
が、それはあくまで表面的な感覚であり、胎の奥の奥、舌も指も届かない所が耐え難いほどの熱さと飢えを訴えている。
それがどうすれば満腹になるのか、彼女は知識でも本能でも知っていた。
キャロの顔とエリオの顔、そしてその下で自分に向けられる肉の穂先に目を向け、
「お願い…あたしも、キャロと同じにして…」
と小さな声で、だがハッキリと訴え、エリオも吹っ切れる。
「うん、分かった。
 じゃぁ、いくよ!」
エリオは手で肉槍の角度を調整し、まず先端を膣口にはめ込み、
「ッん!」
みちぃぃ ぷつん
「ッッ!!!」
乙女は薄いゴムの膜破るような破瓜の衝撃に声にならない叫びを上げのけぞる。
出来るだけほぐし、充分濡らしたつもりだが、それでも半分も入らない内に進まなくなる。
(狭っ!?)
「ルー、大丈夫?」
彼女は瞳に涙をためながらも、健気に微笑を返した。
「…大丈夫……だから…つづけて……」
(そういわれても…)
「ちょっと待って」
ルーテシアを抱えながら見守っていたキャロが呑気な声で二人を制止し、ルーテシアの下腹部、丁度エリオの先端の上辺りをケリュケイオンを装着した手でさすり、
ポァ
温かいピンク色の魔力光で包み込む。
治療魔法である。
ルーテシアはみるみる痛みが引いていくのを感じた。
エリオは肉壁のこわばりが解けていくのを感じる。
破瓜の痛みは女の子にとっては重い意味がある痛みだが、単純に怪我としてみれば生爪を剥いだほうがよほど重傷である。
治療はさして難しくない。
「ルーちゃん、大丈夫?」
「うん……もう、痛くない」
「ん、よかった」
「あっ!?」
不意に、ルーテシアの体がビクンと跳ねる。
「どうしたの?」
「エ…エリオが…」
「え?」
「いや、そのぉ…」
ルーテシアの膣内に挿しこまれていたエリオの肉槍も治癒魔法の影響下にあり、活性化され、一回りほど肥大化した。
加えて感度も増してしまい、そのため、
「ルー、ごめん!」
頭では優しくしようと思っているのに、下半身はその意思を無視し、奥へ奥へと無理矢理侵攻して行く。
「っあぁ! あぁぁ!! だめ! なに!? んあああ!」
破瓜の痛みが消え去り、今までの指や舌での愛撫とは比較にならない暴力的な快楽に全身を貫かれる。
(なに!? なにこれ!! 怖い!)
だが腕をエリオの背に回し、脚は腰に巻きつけ、腰は浮き上がる。
最初は遺物を押し返そうとするように締めつけていた膣肉もほぐれ、むしろ奥へ引っ張り込むように蠕動する。
ぐちゃ ぐちゅ ぐちょ
「ルーちゃん気持ちいい? エリオ君のオチンチン気持ち言い?」
キャロが背後から二人の間に腕を差し込み、左手で胸を、右手でクリトリスをこね回しながら、快楽に涙を流すルーテシアへ問う。
「きもちいぃ…きもちィィょぉんぅ!」
だらしなく半開きにし、端からよだれをたらし舌をはみ出させた口にエリオが吸い付き、舌を絡める。
「ぅん んん」
(好き、これ好きぃ)
ルーテシアも積極的に舌を差し出し、唾液を交換する。
「ぷはっ! ルー! ボクもう…」
「きて! エリオきて!! 中に出してぇ!!」
エリオは腰を抱えなおし、先端を一番奥の子宮口へはめ込み、
びゅぐぅ びゅる どく どくぅ
大量の精液を注ぎ込む。
「!!! あぁ! ああああ!!」
(熱い! あついぃ!!)
そのままルーテシアの意識は白く塗りつぶされた。
「はぁ…はぁ…はぁ…」
キャロは気を失ったルーテシアを愛しげに撫でながら、肩で息をするエリオの結合部を目を向ける。
まだ治癒魔法の副作用が残っているのか、意識を飛ばしながらも男の精を逃すまいと蠢く膣肉に反応してかいささかも衰えた様子は見えない。
「じゃぁエリオ君、次はあたしね」



「…はい … … えぇ …」
「…ん?」
エリオはキャロの話し声で目を覚ました。
誰かと通信しているようだ。
体を包むルーテシアの柔らかで温かな重さの心地よさに再び眠りに落ちそうになるが、
『じゃぁ、またね』
「はい」
聞き覚えのある声に再び意識が浮上する。
見れば直ぐ横で、ベットに全裸で腰掛通信モニターを開いているキャロと、そのモニターに映る愛する保護者が見えた。
「では、お待ちしてます、フェイトさん」
ッン
独特な音を残して通信が終了する。
「キャロ…」
「あ、エリオ君おはよう」
「今何時? どれくらい寝てた?」
「んー三時間ぐらいかな?」
キャロは仰向けのエリオに抱きついていて眠っているルーテシアの頭を優しい表情で撫で、
「くす、だらしない顔、かぁわい」
エリオの胸にこぼれたヨダレをふき取る。
確かに普段のやや陰のある表情とはまるで違う、幸せそうなほうけた顔だった。
「最初はあんなに恥ずかしがってたのに、あんなに腰振っちゃって、可愛いなぁ」
あの後、キャロを抱いている間に目を覚まし、再び三人で交わった。
最後はエリオに跨り、自分から腰を振り、精を注ぎ込まれると同時に倒れ、そのまま二人とも寝入ってしまい今に至る。
「あ、そうだ、いまフェイトさんから通信あってね、週末に来るって、
 でね、皆で『遊ぼう』ってさ」
キャロにフェイトに、それとルーテシア……
「死ぬかな…」
「死ぬかもね」


おしまい。


前へ 次へ>?
目次:二人の参考書
著者:◆bi8/V/6HZA

このページへのコメント

キャロ・ルー・フェイト・エリオの交わりが早く見たいです

0
Posted by うんにゃ 2010年08月19日(木) 09:49:06 返信

コメントをかく


「http://」を含む投稿は禁止されています。

利用規約をご確認のうえご記入下さい

メンバーのみ編集できます