魔法少女リリカルなのはA’s −変わりゆく二人の絆−

[115]640 ◆CaB8KPh.gs <sage> 2006/05/11(木) 01:17:28 ID:KhYXLYQ9
[116]640 ◆CaB8KPh.gs <sage> 2006/05/11(木) 01:18:47 ID:KhYXLYQ9
[117]640 ◆CaB8KPh.gs <sage> 2006/05/11(木) 01:19:47 ID:KhYXLYQ9
[118]640 ◆CaB8KPh.gs <sage> 2006/05/11(木) 01:20:59 ID:KhYXLYQ9
[119]640 ◆CaB8KPh.gs <sage> 2006/05/11(木) 01:21:39 ID:KhYXLYQ9
[143]640 ◆CaB8KPh.gs <sage> 2006/05/13(土) 00:10:14 ID:NN2rSrLC

服を肌蹴、殆ど下着姿も同然の二人は、互いの唇をゆっくりと重ねあわせていく。

「ん・・・む・・・」
「ふぁ・・ゆ・・・の、くん・・・」

それは、唇と唇だけの、軽い親愛のキスではなく。

「んん・・・」
「んぁ・・・ん・・・」

まるで二人が互いに抱く想いのように深く、深く絡み合う、
濃厚な恋人同士の口付けであった。



魔法少女リリカルなのはA’s −変わりゆく二人の絆−

Epilogue−2 心と身体の繋がる時(前編)



交替でシャワーを浴びて寝室へと戻ってきたなのはを出迎えたのは、
頭上の照明が落とされ、わずかな灯りだけの茶色い空気に満たされた空間。

ベッドに座ったユーノが、氷の入ったコップに水を用意して、待っていた。
横に座って喉の奥に通したそれは湯上りの火照った身体に、とても気持ちがよかった。


 *     *     *


それからのことは、よく憶えていない。
寄り添う身体の密着面積が徐々に増えていき───気がつけば二人、貪るように相手の唇を求めていて。
重なる唇と、絡まりあう舌。
そこから溢れ、零れ落ちる唾液が垂れて、二人の顎に幾筋もの軌跡を残して寝間着へと無色の染みを作っていく。

ユーノが後ろに回って、背中越しに抱き寄せてくれる間もなお、二人の舌遣いは止まることなく。

「ん・・・ん・・・」
「あん・・・ふっぁ・・・あ」

全身の表面を包み込むようなやさしいユーノの両腕と、粘膜から直接身体の奥底まで響いてくる激しい舌のぬくもり。
愛しき人が与えてくる二通りの熱くさえある温度に、なのはは思わず陶酔の表情で目を閉じる。

──なんて、不思議な感覚。

キスしているだけ、口と口を合わせているだけなのに、どうしてこんなにも幸福で気持ちいいのだろう。
手を繋ぐより、見つめあうより。
ずっとずっと、素敵な感覚が身体を満たしているのがはっきりとわかる。

夢見心地のなのはは、いつの間にか寝間着を脱いだユーノが
自分の服のボタンに手をかけて外していくのに対しただ、成すがままにされていた。

「ん・・・ぁ、なの、は」
「ふぁ・・・?」
「そろそろ・・・」

だから、彼が口を離した時はちょっぴり、名残惜しかった。
糸を引いて遠ざかる彼の唇を、なのははぼんやりした頭でじっと、見つめてしまう。

「なのは?」
「・・・あっ。ご、ごめん・・・なんか、すごくぼんやりしちゃって・・・」
「い、いや・・・うん、その・・・」
「・・・」
「・・・」

そして、お約束。

顎の下から滴る唾液。
ピンク色に上気したお互いの頬。
そして裸同然になりつつある、己の服装。

ちょっとしたことで改めて自分達の状況、していたことに気付き俯いて赤面する辺り、まだまだな二人であって。

(・・・・あれ?)

そんななのはが腰のあたりに何かが当たっている異物感になかなか気付くことができなかったのは、無理なからぬこと。

(何?なんか・・・硬くてあったかいものが・・・)

「?」

ちらと振り返ってみるが、そこにはユーノがいるだけ。だとしたら一体何が?

「っあ・・・!!」
「???」

───わかった。わかってしまった。

漫画的な表現ならばおそらく今ちょうどなのはの頭からは「ぼんっ」という音を立てて煙が噴き出ているはずだ。

察するに、なのはの腰に当たっているそれはつまり───・・・ユーノ、自身。

(わ、うわっ、どうしよう)

話には聞いていたけれど、実際にそれが大きくなって、自分に当たっているのだ、今からこれが自分と一つになるのだと
考えると、パニックになってしまう。
どうしようもこうしようもないということがわかっていても、だ。

「・・・なのは?」
「あ、うん、あの、えと、ふあ、あ、あの・・・」
「・・・やっぱり、嫌だった?」
「あ、ち、違うの。あの、おしりにその・・・ユーノくん、のが・・・」
「・・・・あ」
彼自身、夢中でそのことに気付いていなかったらしい。
言葉を濁すなのはに、ようやく事態を理解し、いくぶん収まりかけていた顔の赤みを
再びなのはのくらいにまで一気に上昇させる。

半裸のままで、何をやっているのだろう。
慣れていない二人だから、仕方ないといえば仕方ないが。

「・・・ユーノ、くん」
「ごめん、こればっかりは生理現象だからどうしようも」
「・・・・・うん」
「続けても・・・?」
「・・・・」

ユーノの問いに、なのははこくりと頷いた。
乱れた着衣は辛うじて、胸の頭頂部を隠していて、実に中途半端な位置に残っている。
せっかく、ここまできたのだ。これで終わるのは、なしだろうと思う。
自分も、彼も。

「わかった・・・ん」
「ん・・・ふ・・・んむ・・・」

そして、二人の交感は再開される。
唇は互いを塞ぎ。

続きであるが故に、先刻までとは異なっていて。
唇だけだったその繋がりを、ユーノの両手も求めていた。

右の掌は、殆どむき出しになったなのはの右の乳房をやさしくその中に収め。
もう一方の左手は、下着越しに大事な部分をなぞるべく、指先を三角地帯へと重ねていく。

「んんっ・・・・!!」

すごく熱くなったそこを、やさしくなぞられ。下着の布の擦れる感触にむず痒さを感じ、
なのはは塞がった口から声を漏らし身悶えする。

一回、二回。
縦の筋に沿って動くユーノの指の動きに合わせ、なのはの腰もまた少しずつ前後していく。

「ん・・・ぁ、んぁっ!!んんむ・・・ぁあぁぁっ・・・」

気持ち、いい。
下着の上から、愛する人に大事な部分を弄られるというその行為がどうしようもなく、気持ちいい。
開始前の緊張など、快楽によってどこかへ吹き飛んでしまっていた。

「っぷ、は・・・」
「っぁ・・・ゆ、のく・・・?っ!!あ、ぁ、んああぁぁっ!!」

更に。
口付けを解いた彼の唇に、充血しつんと尖ってきた胸の先端が吸い込まれ、
なのはは悲鳴にも似た歓喜の声をあげる。
揉みしだかれていたときも気持ちよかったけれど、その比ではない。

「ぁ、んあ、や、そこ、うんんぁ、だめ、ぇ・・・」

乳首の周囲、先端を舐められ、しゃぶられ。
租借されて、その度に頭の中が真っ白になって意識が飛んでしまいそうになる。
口をつけられていないもう片方も右手で乳首をくりくりと弄られ、
同じくらいに感じていた。
どうにかなってしまいそうだった。そのくらいになのはは快楽に酔いしれていた。

「───あ・・・」
「・・・・?・・・」

酔いしれて、いつの間にかショーツが膝下、
片足にひっかかる程度にまで引き摺り下ろされていることに、神経が反応しなかった。

そして、羞恥が脳までたどり着く間もなく。

「っあ!?や、ん!!ひ、あ、んぁぁぁぁぁっ!!??あぁぁっ!?」

既に濡れ始めていた恥丘をユーノの指先によって揉み解されていく。
腰が砕け、一瞬閉じかけた両足はだらしなく開いて。
守るもののないそれは両の乳首と共に鋭敏な快楽の波を身体中に発信する。

(あ・・・っぁ・・・気持ち・・いい・・よ・・・)

「っぷ、は・・・なのは・・・どう・・・?」
「・・・ち・・・いぃよぉ・・・ーノく・・・ひぁん・・・もち、ひい・・・」

口の動きを阻害するものは、もうないはずなのに。
なのはは溢れてくる涎を吸うことができなかった。
そんなことまで、とてもとても意識が回りはしない。

「そう・・・気持ち、いい・・・?」

碌に、返事もできない。
好きな人に身体をまさぐられ、舐められ、しゃぶられるという行為は、
初めてであるが故、慣れていないが故にあまりに気持ちよすぎて。
まだまだ未成熟な性の少女はただ頷き、想い人の指に合わせてぎこちない腰の動きをみせるので手一杯だった。
自身の腰を圧迫している恋人の怒張のことなど、とうの昔に意識の外に吹き飛んでいた。

「・・・いっちゃいそう?」
「っは・・・ふぁ、あ、あぁ、あぁ、あぁぁ・・・」

───い、く・・・?

「・・・大丈夫、だよ。イっても。大丈夫」

イく。
なのはは回らない頭、快楽でとろけてしまった脳で、その言葉の意味をぼんやりとまさぐった。

ああ、そうか。
これが、イくってことなんだ。

それは話には聞いていたけれど、こんなに気持ちのいいものだったなんて。

「っあ!!ああああああぁぁんんん!!」

やさしく抱き寄せる、その手つき。その声とは逆に、上り詰めかけたなのはを急かすかのように、ユーノの責めは激しくなる。
上辺をなぞるだけだった股間の指は、いつしか内部の領域にまで進行し、
出入りと表面への愛撫を執拗に繰り返す。
胸への手つきもなのはが痛がらないよう配慮した強さでありながら、苛烈さを増し、
吸う、舐める、甘噛みといった中に時折、しびれるような感覚を生じさせる強く歯を立てたものがまざるようになってきた。

「あ!!あ!!そん、な、はげし、い、ユーノ、く・・・!!んはぁぁぁっっ!?」

もう、言葉はいらない。
なのはを一気に絶頂まで押し上げるべく、ただ無言にユーノは愛撫を繰り返す。
やさしく、そしてはげしく。
愛する者へと、悦びを味あわせるために。

「っ・・・・!!!!あ、だめ、あ、あ、だ、い、や、ああああああああぁぁぁぁぁぁっ!!!!」

なされるがまま、なのはは腰をゆすり、荒い息を吸っては吐いて。
涎を垂らし、涙目でその想いを享受する。

生まれてからこれまで得てきた、どんな快楽よりもそれは気持ちよかった。
だから、身体は素直にそれを貪った。

(あ・・・あ・・・イく・・・あ・・・ユーノ、くん・・・!!)

快楽に対する抗体のないなのはが達するのに、それからさほど時間はかからなかった。

「あん!!あ、はあん!!あは、ああぁっ!!い、あ!!いぁああああああぁぁぁぁぁぁっっっ!!??」

ユーノの歯が一際強く乳首へと立てられ、突き入れられた指が、一層深くまで進み、わずかな痛みを与えると同時に。
その痛みと快楽が交じり合い、なのはをはじめての絶頂へと迎え入れた。

頭が、視界が、真っ白になって。
身体の中でなにかがはじけるような快楽が、深く深く、全身のあらゆる感覚を貫いていく。

「はあ、あ!!はあああああぁぁぁぁぁぁん!!!!あぁぁぁっ!!!」

本当に、その愉悦は底が見えないほど深くて。
気がついたときには腰の下のシーツとユーノの左手がなのはの吹いた潮によってぐしょぐしょになっていた。

「・・・っは、ぁ、はぁ、はぁ、はぁ・・・」

そんな光景にも、絶頂の余韻に肩を上下させて浸るなのはには、ひどく非現実的なものに思えたけれど。

「なのは、大丈夫・・・?」
「っあ、は、う、うん・・・だいじょ・・・ひゃん、ぶ、だよ・・・ちゃんと、気持ち、よかった・・・」
「そう・・・よかった」

ユーノの笑顔が、薄暗い部屋でも眩しかった。

だけど、これで終わりではない。
ユーノがよくても、自分がまだ何もしていない。してあげられていない。
きっと彼は自分のことを思ってくれて、先に気持ちよくなれるようしてくれたのだ。

なら、今度はこちらの番だ。
若干はっきりしだした頭で、そのようになのはは考える。

そして呼吸が乱れたまま、なのはは身体を裏返してユーノのほうへと向き直る。

「・・・なのは?」
「・・・足、開いて?」
「え?」

下着一枚のユーノの怪訝な表情も、なんのその。
なのはは無理矢理に彼の足を割って開き、その股間を押し上げている怒張へと手を伸ばす。

「・・・今度は、こっちの番だよ」

下着から引き抜いた逞しい男根を手に笑うなのはの表情は、無邪気な少女のそれでなく。
どことなく妖艶で誘うような、ひどく大人びた、そんな笑みであった。

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目次:魔法少女リリカルなのはA's −変わりゆく二人の絆−
著者:640

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