◆第7話 「運命(さだめ)」

「何のことだか分からないのですよ (にぱっ)」
「?」
「にぱーっ」
「赤坂は恐がりなのです」
「もう…」
「これで今夜 赤坂がする事は何もないのですよ」
「もう電話を探しても手遅れの時間なのです」
「それが良いのです」
「病院への帰り道は分かりますですか?」
「そっちは反対方向なのですよ」
「にぱー」
「迷子の赤坂のために ボクが案内するのですよ」
「早くするのです〜」
「♡」
「そー (はぁはぁ)」
「今日は忙しい日なので きっとボクの事なんて忘れているのですよ」
「いいのです」
「こうやって赤坂とおしゃべりする方がおもしろいのです」
「赤坂だって病院を抜け出しちゃいけないのですよ (にぱっ)」
「みーー」
「そんなのズルイのです〜」
「にぱ−」
「………」
「今日はお祭りの日なのですよ」
「雛見沢で唯一で一番のお祭り…『綿流し』のお祭りです」
「祭りなんて名ばかりのつまらないものなのです」
「…見ますですか? (にぱっ)」
「赤坂…」
「孫…無事に見つかって良かったのです」
「良かったのです」
「これで赤坂は東京へ帰れるのですよ」
「…赤坂が生きてこの村を出られる確率は 決して高くありませんでした」
「ボクは赤坂に死んで欲しくないのです」
「だから 生きて村を出る事ができて嬉しいのです」
「感謝した方がいいのですよ」
「ボクは命の恩人なのです」
「ね?」
「つまらないお祭りです」
「ずっと大昔からあったお祭りなのですよ」
「すっかり忘れてしまったのです」
「………」
「あと5 6年もすると…」
「村中の人が総出でやってきて ちゃんと儀式もある立派なお祭りになるのですよ」
「赤坂!」
「景色の良い所で少しお話するのです (にぱっ)」
「こうして眺めると この村ものどかそうに見えるのです」
「……」
「ボクには詳しい事はよく分からないのです (にぱっ)」
「でも 孫を助けたのは赤坂ですよ」
「よく頑張ったのです♡」
「何がですか?」
「くすっ」
「これから毎年」
「平和が?」
「この村に?」
「血生臭い事が起きるのに?」
「私ね…」
「あと何年かすると 殺されるの」
「とっても不愉快なことだけど…」
「それは多分 決まっている事なの」

Menu

漫画

ひぐらしのく頃に

ひぐらしのく頃に 番外編

心癒し編

昼壊し編

ひぐらしデイブレイク Portable


アニメ

ひぐらしのく頃に

鬼隠し編

綿流し編

祟殺し編

暇潰し編

目明し編

罪滅し編

ひぐらしのく頃に 解

厄醒し編

皆殺し編

祭囃し編

ひぐらしのく頃に 礼

羞晒し編

賽殺し編

昼壊し編

ひぐらしのく頃に 煌

罰恋し編 〜喜〜

ひぐらしのく頃に 番外編

猫殺し編


音楽

ひぐらしのく頃に シリーズ

管理人/副管理人のみ編集できます