◆第2話 「やっぱりキーパーソン」

『私 古手梨花があずかる古手神社の至宝』
『フワラズの勾玉』
『二百年間 天空に封じられていたその至宝は』
『ついに封印が解け この地に落下してきた…』
『その結果――』
「………」
「あの様子からして レナが赤の勾玉を持っているのは確かだわ!」
「このままではマズイわね…」
『よりによってレナが あの勾玉を拾うとは』
『フワラズの勾玉 その力は――』
『縁結び!』
『勾玉には赤と白の二つが存在していて』
『赤の勾玉を持つ者は 白の勾玉を持つ者を好きになってしまう』
『つまり赤の勾玉を持っているレナは』
『白の勾玉を持っている人の事を好きになってしまうのだ!!』
「羽入!レナがどこに勾玉を持っているか確認してきて!」
「今は話が通じなさそうだし 強引にでも奪いとらなきゃ」
『神様である羽入の姿は人間には見えない』
『勾玉を確認したら取り戻す作戦を考えよう』
「ひィィッ!!」
「なっなによ!」
「どうしたの!?」
「なッ なんですって!?」
「か…体の中って何よ…」
「口から入ったとでも言うの?」
「ムチャクチャじゃない…」
「どうする?」
「ローブローでも打ち込んでみる?」
「それとも下剤でも…」
「?」
「…は」
「あの勾玉は服用可能でレナに消化吸収されたって事?」
「はあ!?」
「じゃあ何! レナはずっとこのままなの!?」
「?」
「ふぅん…紅白揃えてね…」
「………」
「で 白の勾玉はどこにあるの?」
「じゃあダメじゃない!!」
「探すったって…雛見沢には二千人の村人がいるのよ!?」
「……」
「あ・ん・たぁ…」
「元はと言えば あんたが作ったマジックアイテムでしょ!!」
「なんとかしなさいよ!! なんて はた迷惑な神様なのっ!!」
「あらぁ いい事聞いたわ!!」
「じゃあ この激辛キムチを―――」
「ふにゃん!?」
「…………みぃ?」
「みぃ〜♪」
「みぃ〜〜〜〜!!」
『……まぁ とぼけても仕方ないか』
『ここは大人しく白状して協力を仰ごう』
「はいなのです」
「フワラズとは「不和知らず」に通じるという」
「ありがたぁ〜い縁結びの宝物なのですよ」
「オヤシロさまは縁結びの神様でもあるのですよ (バカ神ですが)」
「はいです」
「相手が子供でもお年寄りでもお構いなしなのです」
「ましてや相手が家族持ちなら色々と惨劇なのです」
「しかも拾うだけでなく 食べても作用しますので」
「通りがかった狗さんが食べたら 大変な事になるのです」
「沙都子は汚れてないのです」
「この方向だと あそこに向かってると思います」
「魅ぃはそのネタがお気に入りなのです」
「(…ったく なんであの男はぼんやりしてるクセに いつの世界でもキーパーソンなのか!)」
「あんた どんなエロアイテム作ってんのよ!」

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