データの再利用

学校ホームページを運用されている人なら、思ったことありませんか?
「このページのこの部分、ほかのページでも使ってるよな。コピペはそんな苦になるわけではないけれど、一つのデータを複数で参照できたらいいのにな」

ページ丸ごと他のページでも利用したいのであればインラインフレームを利用すればよいかもしれません。
でも、例えば千秀小トップページにあるトピックス。あれはページの一部分です。でもこれを「過去とぴ」というページで再利用しています。もちろん再利用性を踏まえて、ソースのたった1行をコピペすればよいだけに作成してあるのですが、それでもサイトマップ上、各ページの階層が異なるために、画像のパスを修正しなくてはなりません。
これが、一つのデータを入力しただけで、両方のページに反映されてくれる方法はないかなと。

そういうことができるのが、データベースなわけです。
データそのものはHTML上にあるわけではなくて、HTMLに埋め込まれたPHPなどが読み込んでくれるわけです。

データベースが使えない、CGIが許可されない自治体ではどうしたものか。それが悩みです。
で、データベースに近いものとして、XMLを考えています。
RSSのソースを見てみると分かると思いますが、同じものが繰り返されているんですね。ある箇所が一つの記事のまとまりになっていて、それを追加していくだけ。RSSにはデータしかなく、HTMLの文書構造もありません。
このデータを取り出すのに、XSLTという、これまたXMLで書かれたスタイルシートを作ります。これでXMLのデータをHTMLとして成型します。XSLTにはHTMLの型しかなく、データは一つのXMLファイルです。XSLTファイルが二つあれば、一つのデータを二箇所から取り出すことができるわけです。
「え?XSLTっていうファイルを作らなくちゃいけないんだったら、結局作る量は一緒じゃん!」
って思われる方もいるかもしれません。でも、それは最初だけ。
XSLTは、HTMLのテンプレートだと考えてみてください。だから一度作ってしまえば、それ自体をいじくる必要はもうないんです。
一つのデータを3ページで再利用していたとして、それを100日続けたとします。
HTMLを編集する回数は300回ですよね。
では、データは一つのXMLに記述することにし、XSLTを3つ作り、それを100日続けたとします。
編集する回数は、XSLT作成の3回+XMLの編集100回で、合計103回。
どうですか?違いが分かったと思います。
当然、技術的なことを考えると、最初のXSLTをつくんのに何時間つかうんだ!ってことになるかもしれませんが、
XSLTを作ってしまえば、テンプレートを与えるのと同じことだから、他の教員などがHTMLを意識する必要がなくなります。
で、まだ試してはいないのですが、データ型のXMLはエクセル2003で作成することができます(このテンプレートも作ってやる必要がありますが^^;)。

つまり整理すると
エクセルを開いた状態=ブログの新規記事作成画面
エクセルで保存=記事保存
できたXMLをFFFTPでアップロード=(サーバーがデータベースに保存)

ほとんど同じ様な作成レベルにしてやることができるのではないかと。

XMLは古いブラウザではサポートされていないというのが致命的なんですが、どこまで後方互換性を保つかは、アクセシビリティの問題ですね。
とりあえず、私がXMLの勉強をし、千秀小HPでテストしてみます。
結果はまた報告しますので、検討はその後かな?!
2005年12月04日(日) 12:17:12 Modified by web_encounter




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