マカロフ PMM-12

英語正式名称	Pistolet Makarova Modelnijilovanyj-12　(PMM-12)
ロシア語正式名称	Пистолет　Макарова Модернизированный-12（ПММ-12）
カタカナ読み名称	ピストレット・マカロヴァ・モデルニジロバニ（PMM-12）

時代背景

　従来のソ連で使用されて来たマカロフPMの性能向上を図ったイジェブスク造兵廠が改良したものがこのマカロフPMM-12である。
　ロシア製兵器のルールともいえるが、銃器名称の記号に「M」が入っている場合、それは「近代化、発展型、改良型（Modified）」を意味する事が多い。AKMやAK-74M、そしてこのマカロフPMM-12のように名称の後に来る「M」はロシア語でモデルニジロバニ（Модернизированный）の事である。

銃器特性

　マガジンがダブルカーラム仕様に改良され、従来のマカロフの8発に比べ、12発となった。まさにハイ・キャパシティな弾丸装填が可能となったタイプがこのマカロフPMM-12だ。リアサイトの改造にも手を施し、AK-47のような可動式となり、大型なそのリアサイトからの標準は格段に向上したと言っていいだろう。
　威力を増した新型弾薬の採用 (9mmパラの15%増し程度)、ハイプレッシャーカートリッジに対応するためスライドを従来より角張った大型の物にし、チャンバーに螺旋状の溝を入れて薬莢がチャンバーに食い込んで抵抗が掛かるように改良された。シルエットは東ドイツのマカロフに似ている。

設計者	ニコライ・フェイドロビッチ・マカロフ
製造所	イジェブスキー・メカニチェスキー・サボド（イジェブスク造兵廠／現イジェマッシ社）
主な使用国	旧ソ連及び輸入国

口径	9㎜×18（マカロフ弾）
全長	165㎜
重量	740g
装弾数	12発

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カテゴリ：辞書 > ピストル

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2007年04月10日(火) 15:17:30 Modified by spetsnaz_net

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