タマフルたまり場

タマフル番組スタート以前の2007年1月27日にTBSラジオで放送された1時間番組。
プロ野球中継オフシーズンの単発特別番組枠で
出演はメインに宇多丸、アシスタントに古川耕の二人。
ナレーションは浦口直樹(TBSアナウンサー)、担当ディレクターは橋本吉史。

TBSラジオの次期レギュラー・パーソナリティー起用への登竜門的番組として知られる、
ラジオワールド枠での放送ということでタマフル制作へのプロトタイプ的番組と考えられている。

番組構成は二部からなり、
前半は世界一速い十大ニュースとして話題のニュースを題材に世相を論じ
後半は女性アイドル冬の時代〜Perfume論を展開した。
前半は第三会議室的、後半はBUBKA連載のマブ論的と
しゃべり手としての宇多丸の得意ジャンル二つを組み合わせたスタイルで構成。
特に後半のPerfume論はタマフルでのアイドルとそのファン的距離感の演出ではなく
アイドルの歴史を大きく振り返った上で、Perfumeの位置づけを
サウンド、歌詞、プロダクションワークから批評的に論じたもので
一般の音楽リスナーへブレイクする直前の彼女たちをアイドル評論家として的確に紹介した。

タマフルでのエンターテインメント色は希薄で
宇多丸と古川耕によるブラスト公論的な批評性が前面に出た内容とあって
単発の番組としては興味深い内容であったが
土曜夜のレギュラー番組としてのタマフルへ向けては様々な見直しが必要な内容であった。

ブログ公論より　前から思ってたけどTBSラジオ最高番組収録報告
ライムスターブログより　うん、ボクも前から思ってたけどTBSラジオって最高だよね番組収録報告