カンヒザクラ     Cerasus campanulata

科目:バラ科
漢字表記:寒緋桜


R6.2.24 小石川植物園     (植栽)

【コメント】
中国南部、台湾に自生するサクラの原種。沖縄の石垣島や久米島で見られるものは外部から持ち込まれ野化した可能性が高いと言われている。名前は寒い時期から濃紫紅色の花を咲かせることに由来。別名には緋寒桜(ひかんさくら)、台湾桜(たいわんざくら)、緋桜(ひざくら)、旧暦の正月あたりに咲くことから元日桜(がんじつざくら)などがあるが、緋寒桜(ひかんさくら)は、エドヒガンの別称であるヒガンザクラと混同しやすいことで寒緋桜(かんひざくら)が正式名称となった。
本種と日本産の桜との交雑により早咲きのカンザクラ系統や花色の濃い園芸品種が生まれている。
花は中輪の一重咲きで、釣り鐘状の下向きに閉じたような半開きの形で咲き、濃い紫紅色の花弁を付けるのが最大の特徴。
なお、学名の種小名 campanulata は「カンパニュラの様な」と言う意味で、キキョウ科ホタルブクロ属(Campanula、カンパニュラ)の花が下向きに咲くことになぞられて名付けられており、中国語でも「鐘花櫻花」と呼ばれる。


【撮影記】
R6.2.24 小石川植物園

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